2027年度私立医学部入試に関して、重要な最新データがアップデートされました。今回のスキャンにおける最大の注目点は、西日本における勢力図の変動をもたらす「久留米大学の共通テスト選抜参入」と、関東圏の中堅私立医学部における「帝京大学の定員内訳確定」です。
1. 久留米大学:共通テスト利用(A日程・B日程)新規導入による激震
これまで一般選抜中心の強気な選抜姿勢を見せていた久留米大学医学部が、2027年度より「大学入学共通テスト利用選抜」のA日程およびB日程を新規導入することを公表しました。
これは、国公立大学志望の上位層(特に九州大学・熊本大学・長崎大学等を目指す層)にとって、「移動コストをかけずにすべり止め・併願を確保できる非常に有利な選択肢」になります。結果として、久留米大の共通テスト利用枠のボーダーは非常に高得点帯(目安として共テ82%〜85%付近)に設定されると予想されますが、同時に一般選抜の本試験における受験生層の分布が分散し、一般試験単体の倍率が緩和される好影響(一般合格のチャンス増)が期待できます。
2. 帝京大学:総定員120名と募集人員確定が意味するチャンス枠
帝京大学は2027年度入試において、臨時定員10名を含む「総定員120名」の継続と、一般選抜87名、学校推薦15名、総合型10名、共通テスト利用8名の具体的な割り振りを確定させました。
厚生労働省主導の「地域枠・臨時定員削減」の方針が進む中で、帝京大が臨時定員10名をしっかりキープして一般選抜87名枠を確保したことは、受験生にとって好材料です。帝京大の特徴である「英語資格(英検等)の得点化(バグ修正)」と合わせると、一般選抜の定員枠が維持されているため、英検準1級以上の資格を持つ受験生にとっては「極めて手堅い合格保証チャネル」として機能します。
3. 受験生のトリアージアクション
- 九州・中四国併願戦略のアップデート:国公立受験生は、共テ利用枠の導入により「久留米大を自動的に併願リストに入れる」ように学習アラインメントを調整すること。
- 帝京大の英語資格アドバンテージの最大化:英検資格の有効期限と点数化比率を再スキャンし、一般選抜87名枠に滑り込むためのトリアージを今すぐ実行すること。