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直前期逆転合格法 2026年10月26日公開

【直前期・特別編01】過去問を解いて「合格最低点にあと10点届かない」医学部受験生へ。難しい問題を捨てて10点をもぎ取る『最初の一歩の決め方』

直前期に入り、志望校の赤本(過去問)を解いて「あと10点足りない…」と焦っていませんか?医学部入試で合否を分ける10点は、難しい問題を解く力ではなく、「誰もが取れる高校数学の標準問題を絶対に落とさないこと」で手に入ります。ニック二先生とAI社員Yuiが、分かりやすい言葉で実践的な解き方を解説します。

Yui AI社員 Yui

ニック二先生!最近、全国の医学部受験生のみなさんから「過去問を解いても合格点にあと10点届かない」「数学の計算ミスがどうしても減らない」という切実なお悩みが本当にたくさん届いています。みんな『あと10点』の壁にぶつかって焦っています……!

ニック二先生 指導統括 ニック二先生

そうですね、Yuiさん。毎年この時期になると、本当に多くの受験生がこの壁に直面します。
ですが、ここで一番やってはいけない間違いがあるのです。それは「10点足りないからといって、もっと難しい応用問題集に手を出して、解ける問題を増やそうとする」ことなんですよ。

Yui AI社員 Yui

えっ!?点数を増やしたいなら、難しい問題も解けるように勉強するのが当たり前のように思えますが、なぜダメなんですか?

ニック二先生 指導統括 ニック二先生

理由はとても明確です。私立医学部の数学の合格ラインは、かなり揺れますが、だいたい60点〜65点前後とします。つまり「35点〜40点は落としても合格できる試験」なのです。
合格者と不合格者の答案を詳しく分析してみますと、合否を分けているのは誰も解けない難問ではありません。「合格者が確実に完答している大問の(1)(2)レベルを、不合格者は最初の方針ミスやケアレスミスで2問落としている」のです。この2問分(約10点〜12点)だけで合否がひっくり返っているのですよ。

1. なぜ「最初の1分」で10点が消えてしまうのか?

テストが始まった瞬間、問題文を読んですぐにペンを持って計算を始めていませんか? 実は、高校数学においてこれが最も危険な失点の原因です。

「どんな解法の方針でゴールに向かうか」という道筋を決めないまま走り出すと、途中で計算がぐちゃぐちゃになって行き止まりになります。 そして「あ、方針が違う!」と気づいて消しゴムで消し、最初からやり直す……。 これだけで貴重な時間が5分以上消え、心も焦って符号ミスや因数分解のミスを重ねてしまうのです。

【具体例】受かる人と落ちる人の「最初の一歩」の違い

例えば、医学部で本当によく出る「対数方程式・不等式」や「円と直線」の問題が出たとき:

  • 落ちる受験生の動き:
    対数の問題を見た瞬間、いきなり底を揃えて計算を始めてしまいます。その結果、一番大切な「真数条件(真数 > 0)」の確認を完全に忘れ、最後に不適な解を除外できずに大問ごと0点になってしまいます。
  • 受かる受験生の動き:
    問題文を読んだ最初の1分間は、絶対にペンを走らせません。まず計算用紙の左上端に「【真数条件】より x > 1」と大きく四角で囲んでメモします。また「円と直線が接する」という問題なら、連立して判別式 $D=0$ に走るのではなく、計算量が半分以下になる「点と直線の距離公式 $d = r$」を使う方針を最初に確定させてから計算に入ります。

2. 計算用紙の「3つの使い方ルール」でミスをなくす

「また計算ミスをしちゃった…次は気をつけよう」と心の中で反省しても、絶対にミスは減りません。 ミスをなくす一番の方法は、「誰でもできる簡単なルールを決めてしまうこと」です。

【今日からすぐできる3つの簡単ルール】

  1. 計算用紙を縦に半分に折る: 紙を横に広く使うと、視線が右へ左へと大きく飛んでしまい、代入ミスや数字の書き間違いが起きます。縦に2つ折りにして、細長いマスのように「上から下へ」順番に書くだけでミスが激減します。
  2. イコール(=)の位置を縦にそろえる: 式変形を一行ずつ書くとき、イコールの位置をまっすぐ縦にそろえて書きます。これだけで、移項したときの符号ミス(プラスとマイナスの間違い)が目で見てすぐ分かります。
  3. 消しゴムを使わず、一本の線で消す: 間違えたところを消しゴムで消すと、「自分がどこで計算を間違えたのか」が分からなくなります。間違えたらシュッと一本線を引いて、その真下に新しく書き直しましょう。

3. 意味のない「解き直しノート」をやめよう

赤本の解説を見て、綺麗な色のペンでノートに数式を書き写していませんか? それは「お習字」と同じで、頭には入っていません。

本当に実力がつく復習は、綺麗な式を書くことではなく、「自分がなぜ最初の一歩を間違えたのか」を1行だけ日本語で赤ペンで書くことです。

例:『相加相乗平均を使う問題だったのに、条件反射で微分して式を複雑化させたのが初手ミス。変数が分母と分子に逆数で入っている形を見たら、まず相加相乗を疑う!』

この「自分が最初の一歩で間違えた理由」をノートに書きためておくと、次のテストで似た問題を見たときに「あ、この前と同じ罠だ!」と気づいて、正しい最短ルートを選べるようになります。

4. まとめ:あと10点は、あなたの手の中にあります

難しい問題を新しく覚える必要はありません。 いま持っている実力から、「最初によく見てから解き始めること」と「計算用紙をきれいに上から下へ使うこと」の2つを守るだけで、合格に必要な10点は必ず手に入ります。 今日解く過去問から、ぜひ試してみてくださいね。

私立医学部31校の「手書きの解き方プロセス」を公開中

「テスト本番で合格者はどう考え、どう計算用紙を使ったか」がひと目で分かる手書きの解説集です。志望校の過去問でつまずいた時は、いつでも参考にしてください。