TMPS生物道場 国際医療福祉大 生物2026
2026年度 一般選抜 全4大問 計40問計算問題はスクリプトで検算そっくり類題セット

国際医療福祉大学
医学部 生物
2026年度 解答・解説

問題文は掲載できませんが、
解説を読むだけでどんな問題かもわかる!

さらに、そっくり類題PDFを見れば、実際の問題イメージもわかるよ!

各小問を「どういう問題か」から説明し、考え方を1つずつ解説。最後に、本番と同じ4大問の構成で作ったそっくり類題セット(全問解答つき)で、2026年度を丸ごと演習できます。

Sora先生
解説:Sora先生(TMPS医学館) / 更新:2026.10.17 / 読了 約40分

📌 このページの使い方

  1. 過去問集をお持ちの方:本番と同じ60分(理科2科目で120分)で解き、答え一覧で採点してから解説へ
  2. お持ちでない方:各小問の「どういう問題か」を読めば、問題の中身がそのまま分かります
  3. 最後にそっくり類題セット(PDF版あり)を60分で解き、初見でも同じ解き方ができるか確かめる

※ 著作権に配慮し、入試問題の本文・図は掲載していません。解答番号(1〜40)は、本番のマークシートとの対応を示すためのものです。※ 用語・知識で決まる問題と、図を読んで決めた箇所は、スクリプトでは確かめきれないため「要確認」を付けています。

⚠️ 問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。(迅速に確認・更新いたします)

LINEで誤りを連絡
SUMMARY

3分で分かる 2026年度の国際医療福祉大の生物

Yuiちゃん
Yuiちゃん
知識問題が多くて、覚えることが多そうです…。
Sora先生
Sora先生
確かに知識問題は多いけど、「消去法で1つずつ誤りを探す」型が大半だよ。1問1.5分と思って、迷ったら先に進もう。
Yuiちゃん
Yuiちゃん
計算や図の問題はどうしたらいいですか?
Sora先生
Sora先生
計算は数も式も短いので、時間を残して確実に取ること。図は「縦軸と横軸が何か」を先に言葉にするのがコツだよ。
STRATEGY MAP

60分の立ち回りマップ

本番は理科2科目で120分。生物は60分を目安にします。時間はTMPSの目安です。

60分の時間配分。第1問16分、第2問14分、第3問15分、第4問15分
図A 60分の使い方(TMPS作成)
🧭 おすすめの解く順番
第2問 → 第4問 → 第1問 → 第3問(見直しは各大問の最後の1〜2分)
第2問・第4問は知識と短い計算で取りやすいので先に。第1問・第3問は実験の読み取りで時間を使うので、あとに回します。
ANSWERS

本番の答え一覧(採点用)

解説を読む前の採点用です。計算で決まる問題はスクリプトで再計算し、知識・図の読みで決めた問題は下に「要確認」として分けています。

第1問(解答番号 1〜10)

1:②2:⑧3:⑥4:③5:③6:③7:⑤8:①9:②10:①

第2問(11〜20)

11:⑦12:⑥13:③14:⑤15:④16:⑧17:⑤18:③19:⑥20:④

第3問(21〜30)

21:①22:④23:⑥24:⑤25:①26:②27:⑦28:⑤29:⑤30:③

第4問(31〜40)

31:②32:①33:⑧34:⑥35:①36:④37:⑥38:⑥39:④40:④
⚠️ 要確認(スクリプトでは確かめきれない箇所):第1問6(選択肢①の扱い)・7(ポンプの動作の順序=知識)・9(実験図の読み)、第2問15(消去法で残る選択肢)、第3問24(実験の図の読み)・28(波形の図の読み)、第4問39・40(図の曲線と直線の交点の読み。交点は約195で、選択肢のうち最も近い180を選んでいる)。知識や図の読みで決めているため、断定せずに「要確認」としています。

※ 検算:計算で決まる問題(第1問8、第4問33・38・39・40)はスクリプトで再計算し、一致しました。第2問の胚葉の対応、第3問の実験の表の読みも、集合・数値の整合をスクリプトで確かめています。

採点したら → 30秒の得点診断へ
第1問 / 目標:16分(問1〜問10、解答番号 1〜10)

第1問 細胞と膜輸送 ── 知識は消去法、計算は式を書いて

文章1は膜・細胞小器官・細胞骨格・タンパク質の知識、文章2はチャネルとポンプ、イオンの個数の計算、輸送体の速度の比較です。知識は1問1分、計算は式を書いて確実にが基本です。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第1問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標16分(文章1の6問は計7分、文章2は計9分)。問8の計算と問10の穴埋めは確実に取る。
⚠️ 損切り・警戒ライン問7(ポンプの動作の順序)で迷ったら、「Na⁺を出す→K⁺を取りこむ」の流れだけで並べて先へ。問9の実験の読みは、図の縦軸・横軸の確認に1分以上かけない。
💡 初手の思考トリガー知識の文は「誤りの根拠を1つずつ言う」消去法。計算は個数=濃度×体積×アボガドロ定数から書き始める。

問1空欄補充の組合せ(解答番号1)

📝 どういう問題か?

生体のはたらきを述べた文の空欄を、基本知識で埋める問題。

  • 解答番号1:空欄ア・イ・ウに入る語の組合せを、表の8通りから選ぶ

ア「抑制」、イ「血液凝固」、ウ「下げて」の組合せが正しく、表の②にあたります。語どうしの組合せで選ぶ問題なので、1つの空欄だけで決めずに、3つを文の流れに当てはめて矛盾がないか確かめるのが安全です。

🎯 問1の答え
1:②

問2膜の構造と物質の動き(解答番号2)

📝 どういう問題か?

細胞膜(リン脂質の二重層)の構造と、膜の中での分子の動きを問う穴埋め。

  • 解答番号2:空欄エ・オ・カに入る語の組合せを、表の8通りから選ぶ

エは「脂肪酸」(リン脂質の尾部をつくる)、オは「内」(疎水性の尾部は二重層の内側に向き合う)、カは「比較的自由に移動」(流動モザイクモデルで、膜の成分は面内を動ける)で、表の⑧です。

🎯 問2の答え
2:⑧
⚠️ リン脂質の尾部(疎水性)は内側、頭部(親水性)は外側(水に接する側)。向きを逆にすると別の選択肢に引っかかります。

問3細胞小器官についての文(解答番号3)

📝 どういう問題か?

各文の誤りを1つずつ探して消去する知識問題。

  • 解答番号3:細胞小器官についての6つの文から、正しいものを1つ選ぶ(①〜⑥)

正解は⑥(リソソームに関する文)です。ほかの文は、核小体はrRNAの合成とリボソームの組み立ての場であること、葉緑体は藻類にもあること、小胞体でつくられたタンパク質はゴルジ体へ送られること、液胞は一重の膜でできていること、中心体は動物細胞に特徴的であること、といった点で誤りになります。

文の話題判定誤りの根拠
核小体✕つくるのはrRNAで、タンパク質合成の場ではない
葉緑体✕光合成をおこなう生物すべてではない(藻類・シアノバクテリアなど)
小胞体とゴルジ体✕送られる向きは小胞体→ゴルジ体
液胞✕一重の膜
中心体✕動物細胞に特徴的で、被子植物にはない
リソソーム○消化酵素を含む
🎯 問3の答え
3:⑥ 要確認

問4細胞骨格(解答番号4)

📝 どういう問題か?

微小管・中間径フィラメント・アクチンフィラメントの特徴を区別する問題。

  • 解答番号4:細胞骨格についての6つの文から、正しいものを1つ選ぶ

3つの細胞骨格は、太さ・極性・はたらきで区別します。正解は③(中間径フィラメントの文)です。

種類太さ極性主なはたらき
アクチンフィラメント最も細いあり筋収縮、細胞の形・運動、収縮環
微小管最も太いあり紡錘糸、鞭毛・繊毛、物質輸送の線路
中間径フィラメント中間なし細胞や核の形を保つ、機械的な強さ
🎯 問4の答え
4:③ 要確認
⚠️ 「紡錘糸=微小管」「2本鎖のらせん=アクチン」「最も細い=アクチン」「極性がない=中間径」の4点を押さえれば、ほかの選択肢は消せます。

問5窒素を含む物質(解答番号5)

📝 どういう問題か?

物質ごとの構成元素を答える知識問題。

  • 解答番号5:複数の物質のうち、構成元素として窒素を含むものの組合せを選ぶ(①〜⑥)

窒素を含むのは、タンパク質(アミノ酸)と核酸(DNA・RNA、ATPなどのヌクレオチド)です。糖類・脂質は炭素・水素・酸素が中心です。この問題では、A・Dが窒素を含み、正解は③です。

🎯 問5の答え
5:③

問6タンパク質の構造(解答番号6)

📝 どういう問題か?

一次〜四次構造と、二次構造を支える結合を問う知識問題。

  • 解答番号6:タンパク質についての6つの文から、正しいものを1つ選ぶ

二次構造(αヘリックス・βシート)は、ペプチド結合の間にはたらく水素結合で保たれています。これを述べた③が正解です。一次構造はアミノ酸の配列そのもの、pHや温度で立体構造が変わること、といった点でほかの文が崩れます。ただし、ヒトのタンパク質の種類の数を述べた文(①)の扱いは、数値の根拠が教科書で一定でないため、断定せずに消去法の結果として③を選んでいます 要確認

🎯 問6の答え
6:③ 要確認

問7ナトリウムポンプの動作の順序(解答番号7)

📝 どういう問題か?

Na⁺の結合→ATPによるリン酸化→構造変化→放出→K⁺の結合…という流れを並べる知識問題。

  • 解答番号7:ナトリウムポンプが1サイクルで働く過程A〜Eを、正しい順に並べた選択肢を選ぶ(①〜⑥)

順序は「A→E→C→B→D」で、⑤です。流れは、Na⁺が細胞内側で結合し、ATPの分解でリン酸化されて形が変わり、Na⁺が細胞外に放出され、続いてK⁺が結合して元の形にもどり、K⁺が細胞内へ放出される、というものです。この順序は教科書の記述による知識問題で、スクリプトでは確かめられません 要確認

🎯 問7の答え
7:⑤ 要確認

問8Ca²⁺ の個数の計算(解答番号8)

📝 どういう問題か?

「個数=濃度×体積×アボガドロ定数」を使い、流入個数との比を取る計算問題。

  • 解答番号8:細胞内にもともとあるCa²⁺の個数に対して、チャネルを通って流入するCa²⁺の個数を足すと、何倍になるかを選ぶ

細胞内にもともとあるCa²⁺の個数と、流入する個数を、それぞれ求めて比を取ります。数値は問題に与えられたものを使います。

$$N_{\text{細胞内}}=1.5\times10^{-12}\,\text{L}\times9.0\times10^{-8}\,\text{mol/L}\times6.0\times10^{23}=8.1\times10^{4}\ \text{個}$$
$$N_{\text{流入}}=2\times10^{3}\times10^{6}\ \text{個/s}\times10^{-3}\,\text{s}=2\times10^{6}\ \text{個}$$
$$\frac{N_{\text{細胞内}}+N_{\text{流入}}}{N_{\text{細胞内}}}=\frac{8.1\times10^{4}+2\times10^{6}}{8.1\times10^{4}}\approx25.7$$

最も近い選択肢は「約25倍」で、正解は①です。スクリプトで再計算し、25.69と一致しました。

🎯 問8の答え
8:①
⚠️ 「流入した個数÷もともとの個数」(約24.7倍)と、「合計÷もともとの個数」(約25.7倍)を取りちがえないこと。問われているのは何倍になるか=合計÷もとの個数です。

問9パッチクランプの実験の読み取り(解答番号9)

📝 どういう問題か?

電流の記録から、チャネルが「開いたとき」「閉じているとき」を読み、記述の正誤を判断する問題。

  • 解答番号9:パッチクランプ法で、アセチルコリンを加えたときと加えないときの電流の記録(図2・図3)から、正しい記述A〜Fの組合せを選ぶ

図2(アセチルコリンを加えた場合)では、一定の大きさの電流がパルス状に現れ、パルスの幅は一定でなく不揃いです。図3(加えない場合)では電流は流れません。これは、アセチルコリン受容体(リガンド依存性のチャネル)が、リガンドが結合したときに確率的に開閉していることを示します。この読みから、正しい記述はA・C・Fの3つで、②です。図の読み取りに依存するため、断定せず「要確認」としています 要確認

🎯 問9の答え
9:② 要確認
⚠️ 図を見る順番は、①縦軸・横軸、②記録の「基準線」(電流0)、③パルスの高さ(チャネル1個の電流)と幅(開いている時間)。この3点を言葉にしてから記述を判断しましょう。

問10グルコース輸送体(解答番号10)

📝 どういう問題か?

輸送体の速度を比べる話題の穴埋め問題。

  • 解答番号10:空欄キ・ク・ケ・コに入る語句の組合せを選ぶ(輸送体の種類・基質・速度定数の大小・濃度)

キは「輸送体」、クは「グルコース」、ケは「$k_1<k_2$」、コは「低く」の組合せで、①です。輸送体は基質と結合して形を変えて運ぶため、基質の濃度が高いほど速度は上がり、やがて飽和します。速度定数の大小は、与えられた条件文の言い換えを式で比べて決めます。

🎯 問10の答え
10:①
Yuiちゃん
Yuiちゃん
膜輸送の計算で、桁がいくつも出てきて怖いです…。
Sora先生
Sora先生
全部「濃度×体積×アボガドロ」で個数にそろえてしまえば、あとは足し算と割り算だよ。$10^{-12}\times10^{-8}\times10^{23}=10^{3}$ と指数だけ先に足すと、桁を間違えにくいんだ。
Sora先生の総整理表

第1問:6つの型

問型着眼点
問1・2穴埋めの組合せ3つの空欄を文の流れで同時に確かめる
問3・4・6知識の文の正誤誤りの根拠を1つずつ言う(消去法)
問5構成元素窒素=タンパク質・核酸(ATP含む)
問7過程の並べ替えNa⁺結合→リン酸化→構造変化→放出→K⁺
問8個数の計算濃度×体積×アボガドロ。指数を先に足す
問9実験図の読み縦軸・横軸・基準線・パルスの高さと幅
問10輸送体の速度飽和する=輸送体。式で比べる
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第1問で手が止まった人への処方箋

  • 問1・2組合せが決まらない → 3つの空欄を同時に当てはめ、1つでも矛盾する選択肢を消す
  • 問3・4文が選べない → 各文の「誤りの根拠」を1つ言う。言えない文が正解の候補
  • 問6決められない → 二次構造=水素結合、一次構造=アミノ酸配列。2点で絞る
  • 問7順番が出ない → Na⁺を出す→K⁺を取りこむの2段階にして並べる
  • 問8桁が合わない → 個数を先に指数で足し算。倍率は「合計÷もとの個数」
  • 問9図が読めない → 軸・基準線・パルスの高さと幅の順に言葉にする
第2問 / 目標:14分(問1〜問8、解答番号 11〜20)

第2問 生殖と発生 ── 基本を取りこぼさない

配偶子形成と受精、カエルなどの初期発生、胚葉と器官の対応、ショウジョウバエの体節形成とHox遺伝子が出ます。1つ1つは教科書の基本なので、全問取る意識で進めます。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第2問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標14分(文章1の問1〜問6は計9分、文章2の問7・8は計4分、見直し1分)。ここは全問取りたい。
⚠️ 損切り・警戒ライン問5(両生類の胚の文の正誤)で迷ったら、「明らかな誤り」を先に消して、残った1つを選んで先へ。
💡 初手の思考トリガー細胞の数・DNA量の問題は1個の細胞から何個できるかを数える。胚葉は3つの組合せを胚葉ごとに覚える。

問1配偶子の数(解答番号11)

📝 どういう問題か?

1個の一次精母細胞からは4個の精子、1個の一次卵母細胞からは1個の卵(と極体)ができる、という基本の数え方を使う問題。

  • 解答番号11:ある動物の配偶子形成で、精子・卵が何個できるかを答える空欄ア・イを、表の数値の組合せから選ぶ

一次精母細胞1個は減数分裂で精子4個、一次卵母細胞1個は卵1個になります。問題の設定の数を、この比にかけて答えます。正解は⑦(ア:4、イ:1)です。

🎯 問1の答え
11:⑦

問2卵の種類と卵割(解答番号12)

📝 どういう問題か?

卵黄の量と分布による卵の分類を問う穴埋め。

  • 解答番号12:空欄ウ・エ・オ・カに入る語の組合せ(卵の型・卵黄の偏り・卵割の様式・受精の場所)を選ぶ

答えは⑥で、空欄には順に「二」「中」「二次」「輸卵管」が入ります。卵の型の名前と卵黄の偏り方、減数分裂の途中で受精が起こる段階(二次卵母細胞)、受精がおこなわれる場所(輸卵管)を、セットで覚えておきましょう。語句の対応は教科書の知識で決めており、スクリプトでは確かめられません 要確認

🎯 問2の答え
12:⑥ 要確認

問3減数分裂と核相(解答番号13)

📝 どういう問題か?

第一分裂で核相がn(半数)に減ることを軸に、DNA量の変化を追う問題。

  • 解答番号13:減数分裂の各段階での核相・DNA量についての文から、正しいものを選ぶ

減数分裂では、DNAの複製(S期)のあとに分裂が2回続き、第一分裂の終了で核相が $2n\to n$ に半減します。DNA量は、S期で2倍、第一分裂の終了で半分、第二分裂の終了でさらに半分になります。これに当てはまるのが③です。

🎯 問3の答え
13:③

問4ウニの受精(解答番号14)

📝 どういう問題か?

先体反応・細胞膜の融合・表層反応・受精膜の順序を問う問題。

  • 解答番号14:ウニの受精の過程についての文から、正しいものを選ぶ

順序は、①先体反応で卵の膜に達する→②精子と卵の細胞膜が融合→③表層反応でCa²⁺が増え、表層粒が放出される→④受精膜ができて多精を防ぐ、です。この中で、「精子の細胞膜と卵の細胞膜が融合したあとに表層反応が起こる」と述べた文が正しく、⑤です。

🎯 問4の答え
14:⑤ 要確認

問5両生類の胚(解答番号15)

📝 どういう問題か?

胞胚・原腸胚・神経胚の特徴を区別する知識問題。

  • 解答番号15:両生類の発生についての6つの文から、正しいものを1つ選ぶ

正解は④(「原腸胚の胞胚腔は、多層の細胞でおおわれる」)です。ほかの5つの文は、明らかに誤りを含んでいるので消去できます。ただし、この④の言い回しは教科書によって細部が異なるため、「消去法で残る選択肢」として選んでいます 要確認

🎯 問5の答え
15:④ 要確認

問6胚葉から分化するもの(解答番号16・17・18)

📝 どういう問題か?

3つの胚葉のそれぞれから分化する器官を、3つずつ選ぶ問題。

  • 解答番号16:外胚葉に由来するものの組合せ
  • 解答番号17:中胚葉に由来するものの組合せ
  • 解答番号18:内胚葉に由来するものの組合せ
胚葉由来するもの(この問題で選ぶ3つ)
外胚葉(16:⑧)水晶体・脊髄・網膜(表皮・神経系・感覚器)
中胚葉(17:⑤)骨格筋・心臓・腎臓(筋肉・血管・骨・腎臓)
内胚葉(18:③)肝臓・腸の上皮・肺の上皮(消化管・呼吸器の上皮と付属器官)

3つの組合せは、「神経・表皮・目の一部は外」「筋肉・血液循環・腎臓は中」「消化管と呼吸器の内側は内」と覚えておけば、6〜8通りの選択肢はすぐ絞れます。スクリプトでも、3つの胚葉の器官が互いに重ならない(集合として排反)ことを確認しました。

🎯 問6の答え
16:⑧17:⑤18:③

問7ショウジョウバエの体節形成(解答番号19)

📝 どういう問題か?

卵の前後軸をつくる遺伝子と、体を細かく区切っていく遺伝子群の順序を問う穴埋め。

  • 解答番号19:空欄キ・ク・ケに入る語の組合せ(母性効果遺伝子と分節遺伝子の順序)を選ぶ

キは「ビコイド」(前方に局在するmRNA)、クは「ギャップ」、ケは「ペアルール」で、⑥です。体の区切りは、ビコイド・ナノスの濃度勾配 → ギャップ遺伝子 → ペアルール遺伝子 → セグメントポラリティ遺伝子の順に、しだいに細かくなります。

🎯 問7の答え
19:⑥

問8Hox遺伝子(解答番号20)

📝 どういう問題か?

誤りを選ぶ問題。「共通祖先のHox遺伝子の数」に注意する知識問題。

  • 解答番号20:Hox遺伝子についての文のうち、誤っているものを1つ選ぶ

誤りは④です。「共通の祖先がもつHox遺伝子は13個である」とする文は誤りで、そう言い切れる根拠はありません。ほかの文は、Hox遺伝子群が体の前後軸に沿った構造を決めること、染色体上の並びと発現の順序が対応することなど、基本事項として正しい内容です。

🎯 問8の答え
20:④
⚠️ 問われているのは誤っているものです。正しい文を選ぶ問題と取りちがえないよう、設問文の「誤っているもの」に丸をつけてから読み始めましょう。
Yuiちゃん
Yuiちゃん
胚葉の組合せ、どうしても混ざってしまいます…。
Sora先生
Sora先生
「外=神経と皮膚と目」「中=筋肉・骨・血管・腎臓」「内=消化管と肺の内側」と3行で覚えよう。肝臓やすい臓は消化管の付属器官だから内胚葉だよ。
Sora先生の総整理表

第2問:発生の型

問型着眼点
問1配偶子の数一次精母細胞1→精子4、一次卵母細胞1→卵1
問2卵の型卵黄の量・分布→卵割の様式
問3減数分裂第一分裂で核相が半減
問4受精の順序先体反応→膜融合→表層反応→受精膜
問5胚の文の正誤明らかな誤りを先に消す
問6胚葉と器官外:神経・皮膚・目/中:筋・骨・血管・腎/内:消化管・肺
問7体節形成ビコイド→ギャップ→ペアルール→セグメントポラリティ
問8Hox遺伝子「誤り」を選ぶ。言い切り表現を疑う
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第2問で手が止まった人への処方箋

  • 問1数が合わない → 1個の母細胞から精子4個、卵1個。設定の細胞数にかける
  • 問3核相が分からない → 半減するのは第一分裂。第二分裂の細胞は染色体数n
  • 問4順序が混ざる → 先体反応→融合→表層反応→受精膜の順に並べ直す
  • 問6器官がどの胚葉か分からない → 外・中・内の3行の覚え方に当てはめる
  • 問7遺伝子の順が出ない → 「大まかから細かく」。ギャップ→ペアルール→セグメントポラリティ
  • 問8「誤り」を選び間違える → 設問文の「誤っているもの」に印をつけ、言い切りの文を疑う
第3問 / 目標:15分(問1〜問10、解答番号 21〜30)

第3問 植物ホルモンと神経 ── 実験の表と図を言葉にしてから選ぶ

文章1は種子の発芽・光屈性・気孔・落葉・草丈など植物ホルモンの知識、文章2はアメフラシの慣れと鋭敏化を調べた実験の読み取りです。実験は「何を変えて、何を測ったか」を先に言葉にするのが基本です。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第3問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標15分(文章1の問1〜6は計7分、文章2の問7〜10は計7分、見直し1分)。問1〜3は基本知識なので秒殺する。
⚠️ 損切り・警戒ライン問4(幼葉鞘の実験)で迷ったら、「先端が光を感じる→オーキシンが影側へ移動→両側とも下へ流れる」の3段階で、各処理がどこを止めるかだけ確認して先へ。
💡 初手の思考トリガー実験問題は「条件の違い」「結果の違い」を1行ずつ書く。条件が1つだけ違う2つの結果を比べるのが基本。

問1種子の発芽とジベレリン(解答番号21)

📝 どういう問題か?

胚でつくられたホルモンが、胚乳の外側の細胞に作用して酵素を合成させる、という流れを問う穴埋め。

  • 解答番号21:オオムギなどの種子の発芽を述べた文の空欄ア・イ・ウに入る語の組合せを選ぶ

アは「ジベレリン」、イは「胚」、ウは「糊粉層」で、①です。胚でつくられたジベレリンが糊粉層に働き、アミラーゼがつくられ、胚乳のデンプンが分解されて発芽が進みます。

🎯 問1の答え
21:①

問2光と重力に関わる受容体(解答番号22)

📝 どういう問題か?

光屈性と重力屈性に関わる語を問う穴埋め。

  • 解答番号22:光の受容体、重力を感じる細胞小器官、およびそのはたらきの組合せを選ぶ

アは「フォトトロピン」(青色光を受容する光屈性の受容体)、イは「アミロプラスト」(デンプンを含み、重力の方向を感じる)、ウは「抑制」の組合せで、④です。

🎯 問2の答え
22:④ 要確認

問3気孔の開閉(解答番号23)

📝 どういう問題か?

アブシシン酸と気孔の閉鎖の関係を問う穴埋め。

  • 解答番号23:乾燥したときの孔辺細胞の変化についての空欄ア・イ・ウの組合せを選ぶ

乾燥すると、アブシシン酸が増え、孔辺細胞からK⁺が流出し、浸透圧が下がって水が出て、膨圧が低下します。孔辺細胞がしぼんで気孔が閉じます。よって(アブシシン酸/K⁺/低下)で⑥です。

🎯 問3の答え
23:⑥

問4幼葉鞘の屈曲の実験(解答番号24)

📝 どういう問題か?

雲母片はオーキシンを通さず、ゼラチン(寒天)は通すことを使って、屈曲の有無を判断する問題。

  • 解答番号24:幼葉鞘A〜Dに、雲母片やゼラチンなどの処理をして光を当てたとき、光の方向に屈曲するものの組合せを選ぶ

この問題の4つの処理は、A:雲母片を縦に差しこんで垂直に分断、B:雲母片を水平に、光側に差しこむ、C:雲母片を水平に、光と反対側に差しこむ、D:先端を切ってゼラチンをはさむ、です。

処理屈曲するか理由
A✕垂直な雲母片が、先端での側方移動を止める
B○光側の水平な雲母片は、影側の下方輸送を妨げない
C✕影側の水平な雲母片が、影側の下方輸送を止める
D○ゼラチンはオーキシンを通すので、輸送は続く

屈曲するのはB・Dで、⑤です。雲母片の入れ方の読み取りは、図に依存する部分があるため「要確認」としています 要確認

🎯 問4の答え
24:⑤ 要確認

問5エチレンと離層(解答番号25)

📝 どういう問題か?

エチレンが離層の形成に関わる仕組みを問う知識問題。

  • 解答番号25:落葉・落果に関わる植物ホルモンのはたらきを述べた文を選ぶ

エチレンは、離層の細胞で細胞壁を分解する酵素の合成を促進して、離層をつくります。これを述べた①が正解です。

🎯 問5の答え
25:① 要確認

問6草丈と植物ホルモン(解答番号26)

📝 どういう問題か?

茎の伸長を促進するホルモンを選ぶ問題。

  • 解答番号26:草丈が高くなる変異体に関わる植物ホルモンを選ぶ

茎の伸長を促進するのは、オーキシンとジベレリンです。問題の条件(草丈が高くなる)に合うのはジベレリンで、②です。

🎯 問6の答え
26:②

問7アメフラシの慣れと鋭敏化(解答番号27)

📝 どういう問題か?

感覚ニューロンと介在ニューロン・運動ニューロンの間のシナプスで起こる変化を問う穴埋め。

  • 解答番号27:慣れと鋭敏化の仕組みについての空欄コ・サ・シの組合せを選ぶ

答えは⑦で、コ「不活性化」・サ「長く」・シ「増加」の組合せです。慣れでは、刺激をくり返すと、シナプス前末端のCa²⁺チャネルが不活性化して、神経伝達物質の放出が減ります。鋭敏化では、別の刺激(強い刺激)を受けると、感覚ニューロンの活動電位の持続時間が長くなり、放出量が増加します。

🎯 問7の答え
27:⑦

問8慣れのときの記録(解答番号28)

📝 どういう問題か?

「何が変わらず、何が小さくなるか」を図から選ぶ問題。

  • 解答番号28:慣れが起こったときの、活動電位とシナプス後電位(EPSP)の変化を表すグラフを選ぶ

慣れでは、シナプス前の活動電位は一定のままで、シナプス後のEPSPがだんだん小さくなります。この組合せを表した選択肢が⑤です。

慣れでは活動電位は一定でEPSPが小さくなり、鋭敏化ではEPSPが大きくなることを示す模式図
図B 慣れと鋭敏化の模式図(TMPS作成・数値は模式)
🎯 問8の答え
28:⑤ 要確認
⚠️ 活動電位が小さくなる選択肢は、慣れの説明(Ca²⁺チャネルの不活性化で伝達物質が減る)と合いません。何が一定で、何が変わるかを先に決めてから図を見ましょう 要確認

問9鋭敏化の実験(解答番号29)

📝 どういう問題か?

同じ刺激を1回だけ与えた場合と、くり返した場合の違いから、長期の鋭敏化の条件を考える問題。

  • 解答番号29:3つの条件の実験結果(10分後・24時間後の記録)から、考えられることを述べた文を選ぶ

実験では、条件1(刺激が1回)と条件2(刺激をくり返した)の結果から、24時間後まで続く鋭敏化は、1回の刺激では起こらないことが分かります。さらに、条件3の結果から、別の部位の関与が読み取れます。この読みに合う文が⑤です。

🎯 問9の答え
29:⑤ 要確認

問10長期の変化の仕組み(解答番号30)

📝 どういう問題か?

長期の変化に必要なタンパク質の合成の場所を、実験結果から推論する問題。

  • 解答番号30:24時間後・72時間後の変化が、どこで合成されたタンパク質によるかを選ぶ

24時間後に見られる変化は、細胞体で合成されたタンパク質によるもの、72時間後に見られる変化は、神経終末で合成されたタンパク質によるものと考えられます。この組合せが③です。

🎯 問10の答え
30:③ 要確認
Yuiちゃん
Yuiちゃん
実験問題だと、どこから読めばいいか迷います。
Sora先生
Sora先生
「条件の違い」と「結果の違い」を1行ずつ書き出そう。条件が1つだけ違う2つを比べると、その1つの違いが結果の原因だって言えるよ。
Sora先生の総整理表

第3問:植物ホルモンと神経の型

問型着眼点
問1発芽胚→ジベレリン→糊粉層→アミラーゼ
問2受容体フォトトロピン=青色光、アミロプラスト=重力
問3気孔アブシシン酸→K⁺流出→膨圧低下→閉鎖
問4屈曲の実験雲母片は通さず、ゼラチンは通す。先端→側方移動→下方輸送
問5離層エチレン→細胞壁分解酵素
問6草丈伸長促進=ジベレリン(オーキシン)
問7慣れ・鋭敏化慣れ=チャネル不活性化で放出減。鋭敏化=放出増
問8記録の選択活動電位は一定、EPSPは減少
問9・10長期の実験条件の違いを1つずつ比べる
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第3問で手が止まった人への処方箋

  • 問1〜3穴埋めが出ない → ホルモン名と、はたらく場所(胚・糊粉層・孔辺細胞)を線で結ぶ
  • 問4屈曲が判断できない → 先端・側方移動・下方輸送の3段階のどこを止めるか確認
  • 問5・6知識で決められない → 「離層=エチレン」「伸長=ジベレリン」を先に決める
  • 問7・8慣れが分からない → 活動電位は一定、変わるのは放出量とEPSP
  • 問9・10実験が読めない → 条件の違い1行、結果の違い1行を書き出す
第4問 / 目標:15分(問1〜問8、解答番号 31〜40)

第4問 生態系と個体群 ── 計算は秒殺、図は交点で読む

文章1は生物多様性・生物濃縮・外来生物・里山、文章2は個体群の成長と標識再捕法、世代をくり返したときの個体数の収束(図の読み取り)です。計算は2〜3行で終わるので、確実に取ります。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第4問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標15分(文章1の問1〜問5は計7分、文章2の問6〜問8は計7分、見直し1分)。問2(ii)・問7の計算は必ず取る。
⚠️ 損切り・警戒ライン問8(図から収束する値を読む)で曲線と直線の交点が選択肢とずれるときは、最も近い選択肢を選んで先へ。
💡 初手の思考トリガー計算は倍率を順にかける(生物濃縮)、標識再捕法は比例式。図は$y=x$ との交点が収束値。

問1生態系のかく乱とキーストーン種(解答番号31)

📝 どういう問題か?

生態系の安定性に関わる語を問う穴埋め。

  • 解答番号31:空欄に入る語の組合せ(かく乱・キーストーン種・生態系)を選ぶ

答えは②(かく乱/キーストーン種/生態系)です。かく乱の程度が中程度のときに種多様性が高くなる、食物網の上位で生態系全体に大きな影響を及ぼす種がキーストーン種、といった語を結びつけます。

🎯 問1の答え
31:② 要確認

問2(i)生物濃縮の例(解答番号32)

📝 どういう問題か?

食物連鎖を通して濃度が高まる物質の例を問う知識問題。

  • 解答番号32:生物濃縮が問題になった例として正しいものを選ぶ

代表例はDDTなどの、分解されにくく脂肪に蓄積する物質です。これを述べた①が正解です。

🎯 問2(i)の答え
32:① 要確認

問2(ii)生物濃縮の計算(解答番号33)

📝 どういう問題か?

倍率を順にかけていくだけの計算問題。

  • 解答番号33:各段階で濃度が何倍になるかが与えられたとき、最後の生物の体内の濃度(ppm)を選ぶ

最初の濃度5 ppmに、各段階の倍率2倍・20倍・10倍をかけます。

$$5\times2\times20\times10=2000\ \text{ppm}$$

正解は⑧です。スクリプトで再計算し、2000と一致しました。

🎯 問2(ii)の答え
33:⑧
⚠️ 途中の段階の値(たとえば $5\times2\times20=200$)で止めると、別の選択肢に引っかかります。最後の生物まで、すべての倍率をかけましょう。

問3遺伝的多様性(解答番号34)

📝 どういう問題か?

誤りを選ぶ問題。近親交配と遺伝的多様性の関係に注意する知識問題。

  • 解答番号34:生物多様性・遺伝的多様性についての文のうち、誤っているものを選ぶ

誤りは⑥です。「近親交配では、ホモ接合になりにくい」とする文は逆で、近親交配では、同じ遺伝子をもつ個体どうしが交配するため、ホモ接合になりやすく、有害な劣性形質が現れやすくなります。

🎯 問3の答え
34:⑥
⚠️ 「誤っているもの」を選ぶ問題です。ほかの文が正しい内容なので、1つだけ言い切りの向きが逆の文を探しましょう。

問4外来生物(解答番号35)

📝 どういう問題か?

外来生物の例を選ぶ知識問題。

  • 解答番号35:日本で問題になっている外来生物の組合せを選ぶ

この問題では、アレチウリ(植物)とオオクチバス(魚)の組合せが正解で、①です。どちらも特定外来生物に指定され、在来の生態系に大きな影響を与えています。

🎯 問4の答え
35:① 要確認

問5里山(解答番号36)

📝 どういう問題か?

人の手が入った二次林(里山)の特徴を問う知識問題。

  • 解答番号36:里山についての文から、正しいものを選ぶ

里山は、人が燃料や肥料のために木を切り、下草を刈ることで維持されてきた二次林で、手入れが止まると遷移が進みます。この内容に合う④を選びます。

🎯 問5の答え
36:④ 要確認

問6個体群の成長(解答番号37)

📝 どういう問題か?

成長曲線・環境収容力・種内競争を結びつける穴埋め。

  • 解答番号37:個体群の成長曲線についての空欄に入る語の組合せを選ぶ

答えは⑥です。個体数の増加がS字の成長曲線を描き、上限である環境収容力に近づくにつれ、同じ種の個体どうしの競争が強まって増加率が下がります。

🎯 問6の答え
37:⑥

問7標識再捕法の計算(解答番号38)

📝 どういう問題か?

標識つきの割合が全体でも同じ、という比例式で個体数を求め、面積で割る計算問題。

  • 解答番号38:標識再捕法のデータから、個体数密度(匹/km²)を選ぶ

1回目に標識をつけた数56、2回目に捕獲した数63、そのうち標識つきが18です。全個体数を $N$ とすると、標識つきの割合が等しいので次の式が成り立ちます。

$$56:N=18:63\ \Rightarrow\ N=\frac{56\times63}{18}=196,\qquad \text{密度}=\frac{196}{8}=24.5\ \text{匹/km}^2$$

正解は⑥です。スクリプトで再計算し、一致しました。

🎯 問7の答え
38:⑥
⚠️ 全個体数196匹で止めず、面積で割って密度にするところまでが問われています。単位(匹/km²)を見て確認しましょう。

問8世代をくり返したときの個体数(解答番号39・40)

📝 どういう問題か?

親世代の数と次世代の数の関係を表した図から、世代をくり返したときに近づく値(収束値)を読む問題。

  • 解答番号39:最初の親世代の成虫数が50のとき、世代をくり返して収束する成虫数を選ぶ
  • 解答番号40:最初の親世代の成虫数が300のとき、収束する成虫数を選ぶ

世代をくり返しても変わらない値は、次世代の数が親世代の数に等しくなる値です。図で言えば、曲線 $y=f(x)$ と直線 $y=x$ の交点が、その値になります。

曲線と直線y=xの交点が収束値であり、出発点が小さくても大きくても同じ交点に近づく様子(TMPSの例)
図C 交点が収束値(TMPSの例・本番の図とは別の曲線)

本番の図の曲線を、目盛りをもとに読み取って確かめたところ、直線 $y=x$ との交点は約195でした。選択肢にぴったりの値はなく、最も近い180(④)を選びます。50から出発しても300から出発しても、曲線の傾きがゆるやか(傾きの大きさが1より小さい)なので、同じ交点に近づきます。よって39・40ともに④です。図の読み取りは目盛りの精度に依存するため「要確認」としています 要確認

🎯 問8の答え
39:④ 要確認40:④ 要確認
⚠️ 出発点が違っても収束値が同じになるのが、この問題の肝です。50と300で別の選択肢を選ぶのは誤りの典型です。
Yuiちゃん
Yuiちゃん
標識再捕法の式、毎回どっちが分子か分からなくなります。
Sora先生
Sora先生
「標識つきの割合」を2つ並べるんだ。1回目に標識した数÷全体=2回目の捕獲のうち標識つき÷2回目の捕獲数。割合どうしを等しいと置けば、分子・分母で迷わないよ。
Sora先生の総整理表

第4問:生態系と個体群の型

問型着眼点
問1用語の穴埋めかく乱・キーストーン種・生態系
問2生物濃縮倍率を最後の生物まで順にかける
問3誤りを選ぶ近親交配→ホモ接合になりやすい
問4・5外来生物・里山例をセットで覚える
問6成長曲線環境収容力・種内競争
問7標識再捕法割合を等しいと置く。面積で割る
問8個体数の収束曲線と y=x の交点
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第4問で手が止まった人への処方箋

  • 問2桁が合わない → 倍率は最後までかける。途中で止めない
  • 問3誤りが選べない → 近親交配=ホモ接合が増える。向きが逆の文を探す
  • 問6語が出ない → S字曲線→上限=環境収容力→競争が強まる
  • 問7式が立たない → 標識つきの割合を2つ並べて等しいと置く。最後に面積で割る
  • 問8図が読めない → 曲線と y=x の交点を探す。出発点は関係ない
TMPS ORIGINAL

国際医療福祉大2026型 そっくり類題セット
(全4大問・解答解説つき)

2026年度の本番と同じ4大問・同じ解答番号の数(1〜40)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。知識を素早くさばき、計算と実験の読みを落とさない力と、60分の立ち回りを確かめられます。入試問題ではありません。

試験時間の目安 60分(理科2科目で120分)細胞と膜輸送・生殖と発生・植物ホルモンと神経・生態系と個体群
📄 本番形式の問題冊子PDFをダウンロード(全12ページ)

印刷して本番と同じように60分で解けます。解答・解説はこのページの下に掲載しています。

※ 国際医療福祉大学の入試問題ではありません。本文・設問・人物・団体(架空)はすべてTMPS医学館が作成したオリジナルで、出典のある引用ではありません。

類題 第1問 細胞と膜輸送
  • 解答はすべて,選択肢の番号(①〜⑧)を選ぶマーク形式を想定している。
  • 文中の生物名・数値・実験データは,TMPS医学館が作成した架空のものを含む。

次の文章1・2を読み,問1〜問10に答えよ。

【文章1】細胞の構造と,細胞をつくる物質について,問1〜問6に答えよ。

問1 次の文章中のア〜ウに入る語の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 1)
リン脂質は,水になじみやすいア性の部分と,水になじみにくいイ性の部分をあわせもつ。水中では,イ性の部分どうしが内側に集まって二重層をつくる。温度が上がると,膜の流動性はウなる。
アイウ
①親水親水高く
②親水親水低く
③親水疎水高く
④親水疎水低く
⑤疎水親水高く
⑥疎水親水低く
⑦疎水疎水高く
⑧疎水疎水低く
問2 細胞小器官について述べた文として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 2)
① 核小体では,おもにタンパク質の合成がおこなわれる。② 葉緑体は,光合成をおこなうすべての生物の細胞に存在する。③ ミトコンドリアは独自のDNAをもち,内膜にはATP合成酵素が存在する。④ ゴルジ体は,細胞内で合成されたATPを貯蔵する。⑤ リソソームは,二重の膜でかこまれている。⑥ 中心体は,被子植物の細胞にもふつうに存在する。
問3 細胞骨格について述べた文として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 3)
① アクチンフィラメントは,三種類の細胞骨格のうちで最も太い。② 微小管は,チューブリンが重合してできた管状の構造で,紡錘糸の主成分である。③ 中間径フィラメントは,ミオシンとともに筋収縮をおこなう。④ 微小管には極性がなく,両端で同じように伸び縮みする。⑤ アクチンフィラメントは,核の内側を裏打ちして核の形を保つ網目構造をつくる。⑥ 中間径フィラメントは,細胞質分裂の際にくびれ(収縮環)をつくる。
問4 次のA〜Fのうち,構成元素として窒素を含む物質を二つ選んだ組合せとして正しいものを,下の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 4)
A グリコーゲン B ATP C トリグリセリド(中性脂肪) D アミノ酸 E セルロース F コレステロール
① A,B② A,E③ B,C④ B,D⑤ C,F⑥ D,E
問5 酵素について述べた文として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 5)
① 酵素は,反応の前後で変化するため,1回の反応で使い切られる。② 酵素は,反応の活性化エネルギーを小さくする。③ 酵素の最適pHは,すべての酵素で7である。④ 酵素は,反応で放出される熱量を大きくする。⑤ 高温で失活した酵素は,温度を下げると必ず元の立体構造にもどる。⑥ 酵素はすべて核酸でできている。
問6 接眼ミクロメーターの25目盛りが,対物ミクロメーター(1目盛りは10 μm)の10目盛りと一致した。このとき,接眼ミクロメーターの1目盛りはア μm である。また,ある細胞の長径が接眼ミクロメーターで15目盛りであったとき,この細胞の長径はイ μm である。ア,イに入る数値の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 6)
アイ
①2.537.5
②2.560
③437.5
④460
⑤4100
⑥0.46
⑦40600
⑧10150

【文章2】細胞膜を通した物質の輸送について,問7〜問10に答えよ。

問7 次の文章中のア〜ウに入る語の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 7)
ナトリウムポンプは,ATPのエネルギーを使って,Na⁺を細胞のアへ,K⁺を細胞のイへ運ぶ。このように,濃度勾配に逆らう輸送をウという。
アイウ
①外外能動輸送
②外外受動輸送
③外内能動輸送
④外内受動輸送
⑤内外能動輸送
⑥内外受動輸送
⑦内内能動輸送
⑧内内受動輸送
問8 体積 $2.0\times10^{-12}$ L のニューロンの細胞内K⁺濃度は $1.4\times10^{-1}$ mol/L である。このニューロンで,K⁺チャネル $5.0\times10^{4}$ 個が同時に開き,1個のチャネルあたり毎秒 $1.0\times10^{7}$ 個のK⁺が2.0 ミリ秒($2.0\times10^{-3}$ 秒)の間に細胞外へ流出した。流出したK⁺は,細胞内にもともとあったK⁺の約何%にあたるか。最も近い値を,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。ただし,アボガドロ定数は $6.0\times10^{23}$ /mol とする。(解答番号 8)
① 0.06② 0.3③ 0.6④ 1.2⑤ 6⑥ 12
問9 物質XとYが細胞に取りこまれる速度(相対値)を,細胞外の濃度を変えて測定したところ,次の表の結果が得られた。この結果から考えられることとして最も適当なものを,下の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 9)
物質XとYの輸送速度と濃度の関係を表した折れ線グラフ。Xは頭打ちになり,Yは直線的に増える
図 XとYの輸送速度(TMPS作成)
濃度 (mM)1248163264
X の速度0.891.602.674.005.336.407.11
Y の速度0.250.501.002.004.008.0016.0
① Xは,濃度に比例して速度が増すので,単純拡散で取りこまれる。② Yは,濃度が高いほど速度が頭打ちになるので,輸送体で取りこまれる。③ Xは,速度が頭打ちになるので,数に限りのある輸送体を介して取りこまれると考えられる。④ Yは,速度が頭打ちになるので,チャネルを介して取りこまれる。⑤ XもYも,輸送体を介して取りこまれる。⑥ XもYも,単純拡散で取りこまれる。
問10 問9の物質Xについて,濃度を限りなく高くしたときの速度は8.00に近づく。速度がこの最大値の半分になるときの濃度(mM)として最も近い値を,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 10)
① 2② 4③ 8④ 16⑤ 32⑥ 64
▶ 第1問 の答えと解説を見る

第1問 細胞と膜輸送 の答えと解説

問1
③
  1. リン脂質の頭部(リン酸を含む)は水になじむ親水性,尾部(脂肪酸)は水をはじく疎水性。水中では尾部どうしが内側に集まって二重層になる。
  2. 温度が上がると分子の運動が活発になり,膜の流動性は高くなる。よって(親水,疎水,高く)→ ③。
問2
③
  1. ③が正しい。ミトコンドリアは独自のDNAをもち,内膜に存在するATP合成酵素でATPを合成する。
  2. ①は核小体でつくられるのはrRNAで,リボソームの組み立てがおこなわれる。②は原核生物のシアノバクテリアには葉緑体がない。④ゴルジ体はタンパク質の修飾・分泌に関わる。⑤リソソームは一重の膜。⑥中心体は動物細胞と一部の植物(コケ・シダなど)にあり,被子植物にはない。
問3
②
  1. ②が正しい。紡錘糸は微小管でできている。
  2. ①最も太いのは微小管。③筋収縮はアクチンフィラメントとミオシン。④微小管には+端と-端の極性がある。⑤核を裏打ちするのは中間径フィラメントの仲間(ラミン)。⑥収縮環はアクチンフィラメントとミオシン。
問4
④
  1. 窒素を含むのはB(ATPはアデニンに窒素を含む)とD(アミノ酸はアミノ基をもつ)。
  2. A・Eは糖(C,H,O),CとFは脂質(C,H,O)。よって B,D → ④。
問5
②
  1. ②が正しい。酵素は活性化エネルギーを下げて反応を速める触媒。
  2. ①酵素は反応の前後で変化せず繰り返し使われる。③最適pHは酵素ごとに異なる(ペプシンは酸性,トリプシンは弱アルカリ性)。④反応熱は変えない。⑤熱変性は一般に不可逆。⑥ほとんどの酵素はタンパク質。
問6
④
  1. 対物ミクロメーター10目盛りは $10\times10=100$ μm。これが接眼ミクロメーター25目盛りに相当するので,1目盛りは $100/25=4$ μm。
  2. 細胞の長径は $4\times15=60$ μm → ④。
問7
③
  1. ナトリウムポンプはNa⁺を細胞外へ,K⁺を細胞内へ運ぶ。細胞内はNa⁺が低く,K⁺が高い状態に保たれる。
  2. 濃度勾配に逆らってATPを使う輸送は能動輸送。よって(外,内,能動輸送)→ ③。
問8
③
  1. 細胞内のK⁺の数は $2.0\times10^{-12}\times1.4\times10^{-1}\times6.0\times10^{23}=1.68\times10^{11}$ 個。
  2. 流出した数は $5.0\times10^{4}\times1.0\times10^{7}\times2.0\times10^{-3}=1.0\times10^{9}$ 個。
  3. 割合は $1.0\times10^{9}/1.68\times10^{11}\approx5.95\times10^{-3}$,つまり約0.6% → ③。
問9
③
  1. Xの速度は濃度が高くなるほど増え方が小さくなり,一定値(約8)に近づく。輸送体の数には限りがあるためで,③が正しい。
  2. Yの速度は濃度に比例して増え続け,頭打ちにならない。拡散のように,輸送体に飽和がない輸送と考えられる。
問10
③
  1. 最大値の半分は4.00。表でXの速度が4.00になるのは濃度8 mMのとき → ③。
  2. (この濃度が,輸送体と物質の結びつきやすさの目安になる)
類題 第2問 生殖と発生

次の文章1・2を読み,問1〜問8に答えよ。

【文章1】配偶子の形成と,動物の初期発生について,問1〜問6に答えよ。

問1 ある動物では,1個の精原細胞が体細胞分裂を3回くり返して,8個の一次精母細胞になる。この8個がすべて減数分裂をおこなうと,精子はア個できる。同様に,1個の卵原細胞が体細胞分裂を3回くり返して8個の一次卵母細胞になり,すべてが減数分裂をおこなうと,卵はイ個できる。ア,イに入る数値の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 11)
アイ
①88
②168
③248
④328
⑤3216
⑥3232
⑦1616
⑧82
問2 次の文章中のア〜ウに入る語の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 12)
カエルの卵はア卵とよばれ,卵黄はイ極側に多く分布する。このため,卵割はウ極側で速く進む。
アイウ
①端黄動物動物
②端黄動物植物
③端黄植物動物
④端黄植物植物
⑤等黄動物動物
⑥等黄動物植物
⑦等黄植物動物
⑧等黄植物植物
問3 体細胞の染色体数が $2n=8$ の動物がいる。G₁期の細胞1個あたりのDNA量を2とする。この動物の減数分裂の第二分裂中期の細胞1個について,染色体数と,細胞1個あたりのDNA量(相対値)の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 13)
染色体数DNA量
①21
②22
③41
④42
⑤44
⑥82
⑦84
⑧81
問4 ウニの受精について述べた文として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 14)
① 精子の先体反応は,精子が卵の細胞膜と融合した後に起こる。② 精子が卵の細胞膜と融合すると,卵の表層で表層反応が起こり,受精膜ができる。③ 受精膜は,卵が複数の精子を受け入れるために形成される。④ 受精卵の最初の卵割は,不等割である。⑤ 受精のとき,卵の細胞質の Ca²⁺ 濃度は低下する。⑥ 精子の中心体は受精後すぐに分解され,卵割には使われない。
問5 カエルの原腸胚について述べた文として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 15)
① 原口は,成体では口になる。② 原腸胚期には,胞胚腔が急に大きくなる。③ 原腸の形成にともなって,外胚葉の細胞が内部に入り込み,内胚葉になる。④ 陥入によって原腸ができ,原腸の内壁は内胚葉の細胞でできている。⑤ 原腸胚では,すでに神経管が完成している。⑥ 中胚葉は,胞胚期にすでに器官へ分化している。
問6-1 胚葉から分化する組織・器官について,外胚葉に由来するものの組合せとして正しいものを,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 16)
① 表皮,骨,血管② 脳,骨,すい臓③ 表皮,脳,骨④ 表皮,脳,水晶体⑤ 脳,水晶体,腎臓⑥ 水晶体,腎臓,甲状腺⑦ 表皮,水晶体,気管の上皮⑧ 脳,血管,甲状腺
問6-2 中胚葉に由来するものの組合せとして正しいものを,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 17)
① 骨,血管,すい臓② 骨,血管,腎臓③ 表皮,骨,腎臓④ 血管,腎臓,甲状腺⑤ 脳,骨,血管⑥ 骨,腎臓,気管の上皮⑦ 水晶体,血管,腎臓⑧ 血管,すい臓,腎臓
問6-3 内胚葉に由来するものの組合せとして正しいものを,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 18)
① すい臓,甲状腺,血管② 甲状腺,気管の上皮,腎臓③ すい臓,表皮,気管の上皮④ すい臓,甲状腺,気管の上皮⑤ 脳,すい臓,甲状腺⑥ 骨,すい臓,気管の上皮⑦ 水晶体,甲状腺,気管の上皮⑧ すい臓,腎臓,甲状腺

【文章2】ショウジョウバエの体節形成について,問7・問8に答えよ。

問7 次の文章中のア〜ウに入る語の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 19)
ナノス(nanos)の mRNA は,卵のア端に局在し,その濃度勾配が体の前後軸の形成にはたらく。体節の数や位置を決める分節遺伝子は,ギャップ遺伝子,イ遺伝子,ウ遺伝子の順にはたらく。
アイウ
①前方ペアルールセグメントポラリティ
②前方セグメントポラリティペアルール
③前方ペアルールホメオティック
④前方ホメオティックペアルール
⑤後方ペアルールセグメントポラリティ
⑥後方セグメントポラリティペアルール
⑦後方ペアルールホメオティック
⑧後方ホメオティックペアルール
問8 Hox遺伝子について述べた文のうち,誤っているものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 20)
① Hox遺伝子群は,体の前後軸に沿った構造の違いを決めるのに関わる。② Hox遺伝子群は,染色体上に並んだ順序と,体の前後軸に沿った発現領域の順序が対応することが多い。③ Hox遺伝子の突然変異で,触角が脚に置き換わった個体が知られている。④ ショウジョウバエとマウスのHox遺伝子群は,共通の祖先の遺伝子群に由来すると考えられている。⑤ ホメオボックスは,すべての動物のHox遺伝子で完全に同じ塩基配列である。⑥ Hox遺伝子がつくるタンパク質は,DNAに結合して他の遺伝子の転写を調節する。
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第2問 生殖と発生 の答えと解説

問1
④
  1. 一次精母細胞1個からは精子が4個できるので,$8\times4=32$ 個。
  2. 一次卵母細胞1個からは卵が1個(と極体)できるので,$8\times1=8$ 個。よって(32,8)→ ④。
問2
③
  1. カエルの卵は,卵黄が植物極側に偏っている端黄卵。卵黄が多いと卵割が進みにくいので,卵割は卵黄の少ない動物極側で速く進む。
  2. よって(端黄,植物,動物)→ ③。
問3
④
  1. 第一分裂で相同染色体が分かれるので,第二分裂の細胞の染色体数は $n=4$ 本。
  2. DNA量は,S期で $2\to4$,第一分裂の終了で $4\to2$ に半減しているので,第二分裂中期は2のまま(各染色体は2本の染色分体)。よって(4,2)→ ④。
問4
②
  1. ②が正しい。精子と卵の細胞膜の融合が引き金となり,表層反応で受精膜ができて,ほかの精子が入れなくなる(多精拒否)。
  2. ①先体反応は卵の膜と融合する前。③受精膜は複数の精子の侵入を防ぐ。④ウニの初期の卵割(第1・2卵割)は等割。⑤Ca²⁺ 濃度は上昇する。⑥精子由来の中心体が卵割で使われる。
問5
④
  1. ④が正しい。
  2. ①カエルは新口動物で,原口は肛門になる。②原腸が広がるぶん,胞胚腔は縮小する。③内胚葉は植物極側の細胞に由来する。⑤神経管ができるのは神経胚。⑥器官の形成は神経胚期以降。
問6-1
④
  1. 外胚葉からは表皮・脳・水晶体ができる → ④。
  2. 骨・血管・腎臓は中胚葉,すい臓・甲状腺・気管の上皮は内胚葉に由来する。
問6-2
②
  1. 中胚葉からは骨・血管・腎臓ができる → ②。
問6-3
④
  1. 内胚葉からは消化管とそれに付属する器官(すい臓),甲状腺,呼吸器の上皮(気管の上皮)などができる → ④。
問7
⑤
  1. ナノスmRNAは卵の後端に局在する(前端に局在するのはビコイドmRNA)。
  2. 分節遺伝子は,ギャップ遺伝子→ペアルール遺伝子→セグメントポラリティ遺伝子の順に,体をしだいに細かく区切る。ホメオティック遺伝子は,分節遺伝子の働きのあと,各体節の特徴を決める。よって(後方,ペアルール,セグメントポラリティ)→ ⑤。
問8
⑤
  1. 誤りは⑤。ホメオボックスはよく保存された配列だが,動物によって配列に違いがある(完全に同じではない)。
  2. それ以外はすべて正しい。
類題 第3問 植物ホルモンと神経

次の文章1・2を読み,問1〜問10に答えよ。

【文章1】植物ホルモンと環境への応答について,問1〜問6に答えよ。

問1 次の文章中のア〜ウに入る語の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 21)
オーキシンは,茎や根のアでつくられ,細胞から細胞へイ的に輸送される。茎では,適度な濃度のオーキシンが細胞の伸長成長をウする。
アイウ
①先端極性促進
②先端極性抑制
③先端無秩序促進
④先端無秩序抑制
⑤基部極性促進
⑥基部極性抑制
⑦基部無秩序促進
⑧基部無秩序抑制
問2 次の文章中のア〜ウに入る語の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 22)
茎に一方向から光を当てると,先端部で,オーキシンが光の当たる側から当たらない側へア。その結果,茎のイ側の細胞がより長く伸びて,茎は光の方向にウ。
アイウ
①移動する光の当たる曲がる
②移動する光の当たる曲がらない
③移動する光の当たらない曲がる
④移動する光の当たらない曲がらない
⑤分解される光の当たる曲がる
⑥分解される光の当たる曲がらない
⑦分解される光の当たらない曲がる
⑧分解される光の当たらない曲がらない
問3 次の文章中のア〜ウに入る語の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 23)
青色光を受けると,孔辺細胞では K⁺ がアする。これによって細胞内の浸透圧がイなり,水が流入して孔辺細胞のウが増し,気孔が開く。
アイウ
①流入高く膨圧
②流入高く体積当たりの糖
③流入低く膨圧
④流入低く体積当たりの糖
⑤流出高く膨圧
⑥流出高く体積当たりの糖
⑦流出低く膨圧
⑧流出低く体積当たりの糖
問4 イネ科植物の幼葉鞘に,右から光を当てた。次のP〜Uの処理をした幼葉鞘のうち,光の方向(右)へ屈曲するものをすべて選んだ組合せとして正しいものを,下の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 24)
P 処理をしない。
Q 先端を切り取って,切り口に何ものせない。
R 先端にアルミニウム箔のキャップをかぶせる。
S 右側(光の当たる側)に,先端から基部の方まで縦に雲母片を差しこむ。
T 左側(光の当たらない側)に,先端から基部の方まで縦に雲母片を差しこむ。
U 先端を切り,切り口に寒天片をはさんで元の位置に戻す。
① P,Q,R② P,S③ P,S,U④ P,T,U⑤ S,T,U⑥ Q,R,T
問5 エチレンについて述べた文として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 25)
① エチレンは気体のホルモンで,果実の成熟を促進する。② エチレンは,果実の成熟を抑制する。③ エチレンは,根の先端だけでつくられる。④ エチレンは,落葉・落果のときの離層の形成を抑制する。⑤ 熟した果実を未熟な果実といっしょに置いても,未熟な果実の成熟は変わらない。⑥ エチレンは,芽ばえの茎の伸長成長を強く促進する。
問6 乾燥しても気孔が閉じず,しおれやすい変異体Mがある。Mに,植物ホルモンを与えて気孔の開き(相対値)を調べたところ,次の表の結果が得られた。Mでは,どのホルモンが不足していると考えられるか。最も適当なものを,下の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 26)
材料乾燥時の気孔の開き
野生型(何も与えない)0.5
M(何も与えない)4.0
M+アブシシン酸0.6
M+サイトカイニン4.1
M+ジベレリン4.0
M+エチレン3.9
M+オーキシン4.0
① オーキシン② ジベレリン③ サイトカイニン④ エチレン⑤ アブシシン酸⑥ フロリゲン

【文章2】ニューロンの興奮と,シナプスでの情報の伝達について,問7〜問10に答えよ。

問7 次の文章中のア〜ウに入る語の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 27)
ニューロンが刺激を受けると,細胞膜のアチャネルが開き,そのイオンが細胞内に流入してイが起こる。その直後に,もう一方のチャネルが開いて膜電位はウに向かう。
アイウ
①Na⁺脱分極再分極
②Na⁺脱分極過分極
③Na⁺再分極脱分極
④Na⁺過分極再分極
⑤K⁺脱分極再分極
⑥K⁺再分極脱分極
⑦K⁺過分極再分極
⑧K⁺過分極脱分極
問8 膝の下をたたくと脚がのびる反射で,刺激を受けた感覚ニューロンの興奮が,脊髄で運動ニューロンに伝わり,筋肉が収縮する。感覚ニューロンの軸索は長さ 600 mm の有髄神経繊維で伝導速度は 60 m/s,運動ニューロンの軸索は長さ 400 mm の有髄神経繊維で伝導速度は 40 m/s である。脊髄のシナプスでの伝達に1.5 ミリ秒かかるとして,刺激から筋肉が興奮し始めるまでの時間(ミリ秒)として最も近い値を,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。ただし,受容器・筋肉での時間は無視する。(解答番号 28)
① 11.5② 15.0③ 20.0④ 21.5⑤ 23.0⑥ 25.0
問9 あるシナプスに強い反復刺激を与えると,シナプス後細胞の興奮性シナプス後電位(EPSP)が大きくなる。この現象を調べるため,次の3つの条件で実験し,結果を表にまとめた。阻害薬は,反復刺激の直前に与えた。この結果から考えられることとして最も適当なものを,下の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 29)
条件刺激前1時間後24時間後
A 反復刺激なし555
B 強い反復刺激51212
C 強い反復刺激+タンパク質合成阻害薬5125
① 1時間後・24時間後の増強には,どちらもタンパク質の合成が必要である。② 1時間後の増強にはタンパク質の合成が必要だが,24時間後の増強には必要ない。③ 1時間後の増強にはタンパク質の合成は必要ないが,24時間後も増強が続くにはタンパク質の合成が必要である。④ 1時間後・24時間後の増強には,どちらもタンパク質の合成は必要ない。⑤ タンパク質合成阻害薬は,反復刺激による増強そのものをまったく起こさなくする。⑥ この結果だけでは,何も判断できない。
問10 同じ種類のシナプスに,弱い刺激を5回くり返し与えたところ,シナプス前ニューロンの活動電位の大きさは変わらないが,シナプス後細胞のEPSPは次の表のように小さくなった(慣れ)。この慣れの原因として最も適当なものを,下の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 30)
刺激の回数12345
シナプス前の活動電位 (mV)100100100100100
シナプス後のEPSP (mV)8.05.03.02.01.5
① シナプス前ニューロンの活動電位が小さくなったから。② シナプス前ニューロンが放出する神経伝達物質の量が減少したから。③ シナプス後細胞の静止電位が大きくなったから。④ シナプス前ニューロンの軸索の伝導速度が遅くなったから。⑤ シナプス間隙の神経伝達物質が増えすぎたから。⑥ シナプス前ニューロンで Na⁺ が流入しなくなったから。
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第3問 植物ホルモンと神経 の答えと解説

問1
①
  1. オーキシンは先端部でつくられ,基部の方向へ一方向に(極性輸送で)運ばれ,茎の細胞の伸長を促進する。→ ①。
問2
③
  1. 光の当たる側のオーキシンが当たらない側に移動し,当たらない側のオーキシン濃度が高くなる。そちら側の細胞が長く伸びるので,茎は光の方向に曲がる。→ ③。
問3
①
  1. 青色光で K⁺ が孔辺細胞に流入し,浸透圧が高くなって吸水する。膨圧が増すと孔辺細胞が湾曲して気孔が開く。→ ①。
問4
③
  1. 屈曲の条件:先端に光が当たること,先端でオーキシンが光の反対側に移動できること,その後オーキシンが両側とも基部へ流れられること。
  2. P:屈曲する。Q:先端がないので成長しない。R:光を感じないので直立。S:光側に雲母片があっても,影側のオーキシンは流れるので屈曲する。T:影側の輸送が止まり,屈曲しない。U:寒天片はオーキシンを通すので屈曲する。
  3. よって P,S,U → ③。
問5
①
  1. ①が正しい。
  2. ②促進が正しい。③植物体のさまざまな部分でつくられる。④離層の形成を促進する。⑤熟した果実から出るエチレンが未熟な果実の成熟を進める。⑥芽ばえの茎の伸長を抑制し,肥大させる作用がある。
問6
⑤
  1. Mは何も与えないと乾燥時にも気孔が開いたままだが,アブシシン酸を与えたときだけ,野生型と同じくらいまで気孔が閉じた。
  2. 他のホルモンでは変化がないので,Mはアブシシン酸が不足していると考えられる → ⑤。
問7
①
  1. 刺激を受けると Na⁺ チャネルが開いて Na⁺ が流入し,脱分極が起こって活動電位が発生する。その後 K⁺ チャネルが開いて K⁺ が流出し,膜電位は静止電位に向かって再分極する。→ ①。
問8
④
  1. 感覚ニューロンの伝導時間は $0.6\ \text{m}\div60\ \text{m/s}=0.010$ 秒 $=10$ ミリ秒。
  2. 運動ニューロンは $0.4\div40=0.010$ 秒 $=10$ ミリ秒。
  3. これに,シナプスでの伝達1.5 ミリ秒を足して $10+10+1.5=21.5$ ミリ秒 → ④。
問9
③
  1. 条件Cでも1時間後のEPSPは12に増えている(Bと同じ)ので,短時間の増強にはタンパク質の合成は不要。
  2. 24時間後は,Bでは12が続くが,Cでは5にもどっている。長く続く増強には,新しいタンパク質の合成が必要とわかる → ③。
問10
②
  1. シナプス前の活動電位は一定なので,①④⑥のようにシナプス前の興奮の伝わり方が変わったわけではない。
  2. それでもEPSPが小さくなるのは,神経伝達物質の放出量が減ったためと考えられる → ②。(シナプス後細胞の感度が変わった可能性は,この表だけでは区別できない)
類題 第4問 生態系と個体群

次の文章1・2を読み,問1〜問10に答えよ。

【文章1】生態系と生物多様性について,問1〜問6に答えよ。

問1 次の文章中のア〜ウに入る語の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 31)
生産者の総生産量から呼吸量を引いた量をアという。アから被食量と枯死量などを引いた量をイという。また,大気中の窒素をアンモニウムイオンに変える窒素固定をおこなう細菌にはウがある。
アイウ
①純生産量成長量根粒菌
②純生産量成長量硝化菌
③純生産量同化量根粒菌
④純生産量同化量硝化菌
⑤現存量成長量根粒菌
⑥現存量成長量硝化菌
⑦現存量同化量根粒菌
⑧現存量同化量硝化菌
問2 ある生態系で,生産者の総生産量が $4.0\times10^{6}$ kJ,一次消費者の同化量が $4.8\times10^{5}$ kJ,二次消費者の同化量が $7.2\times10^{4}$ kJ であった。二次消費者の同化量は,一次消費者の同化量の何%か。最も近い値を,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 32)
① 1.8② 12③ 15④ 18⑤ 20⑥ 30
問3 ある湖で,水中の有害物質Zの濃度は 0.01 ppm であった。Zは,植物プランクトンで水中の200倍,それを食べる動物プランクトンで植物プランクトンの10倍,それを食べる小魚で動物プランクトンの5倍,それを食べる大型魚で小魚の8倍の濃度に蓄積した。大型魚の体内でのZの濃度(ppm)として正しいものを,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 33)
① 4② 40③ 80④ 200⑤ 400⑥ 800⑦ 1600⑧ 4000
問4 生物多様性について述べた文のうち,誤っているものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 34)
① 遺伝的多様性が高い個体群は,環境が変化しても絶滅しにくい傾向がある。② 小さな個体群では,遺伝的浮動によって対立遺伝子が失われやすい。③ 生息地が分断されて個体群が小さくなると,近親交配が増えて,有害な劣性形質が現れやすくなる。④ 生態系多様性は,森林や干潟のように,異なる環境がある多様さをいう。⑤ 種多様性が高い生態系では,ある1種が絶滅しても影響が必ず小さいので,保全する必要はない。⑥ 絶滅のおそれのある種は,レッドリストに掲載される。
問5 日本における特定外来生物の組合せとして正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 35)
① タヌキ,アライグマ② アライグマ,ウシガエル③ ウシガエル,メダカ④ ニホンザル,ウシガエル⑤ メダカ,タヌキ⑥ ニホンアマガエル,アライグマ
問6 遷移について述べた文として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 36)
① 火山の溶岩流の跡では,土壌がもともとあるので,遷移は二次遷移として始まる。② 一次遷移では,先駆種として地衣類やコケ植物が入り,土壌が形成されていく。③ 極相では,陽樹が優占する。④ 森林が伐採された跡で始まる遷移は,一次遷移である。⑤ 遷移が進むと,林床の明るさは増加する。⑥ 極相林では,種の入れかわりがまったくない。

【文章2】個体群の変動について,問7〜問10に答えよ。

問7 次の文章中のア〜ウに入る語の組合せとして正しいものを,下の表の①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 37)
個体数が増えるにつれて,食物不足や生活空間の不足などで増加率が下がる現象をアといい,個体数の上限となる値をイという。このとき,同じ種の個体どうしのウ競争が強まる。
アイウ
①密度効果環境収容力種内
②密度効果環境収容力種間
③密度効果生物濃縮種内
④密度効果生物濃縮種間
⑤適応放散環境収容力種内
⑥適応放散環境収容力種間
⑦適応放散生物濃縮種内
⑧適応放散生物濃縮種間
問8 ある林にすむネズミの個体数を標識再捕法で調べた。45匹を捕獲して標識をつけて放し,十分に時間がたってから60匹を捕獲したところ,標識のある個体が15匹含まれていた。林の面積は0.50 km² である。ネズミの個体数密度(匹/km²)として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。ただし,標識は個体の行動に影響せず,個体の出入りはないものとする。(解答番号 38)
① 90② 120③ 180④ 270⑤ 360⑥ 540
問9 ある昆虫の年1回発生する集団で,親世代の成虫数 $x$ と次世代の成虫数 $f(x)$(どちらも相対値)の関係を調べたところ,次の表の結果が得られた。親世代の成虫数が40のとき,世代をくり返すと,成虫数は最終的にどの値に近づくか。最も近い値を,下の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 39)
親世代の個体数と次世代の個体数の関係を表した曲線。対角線との交点が収束値
図 親世代と次世代の個体数(TMPS作成)
親世代 x20406080100120140160180200
次世代 f(x)40.060.072.080.085.790.093.396.098.2100.0
① 0② 20③ 40④ 60⑤ 80⑥ 100⑦ 120⑧ 160
問10 問9の集団で,親世代の成虫数が200のとき,2世代後(2回くり返したあと)の成虫数として最も近い値を,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 40)
① 60② 70③ 80④ 86⑤ 92⑥ 100⑦ 120⑧ 160
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第4問 生態系と個体群 の答えと解説

問1
①
  1. 総生産量−呼吸量=純生産量,純生産量−(被食量+枯死量など)=成長量。窒素固定をおこなう細菌には根粒菌やアゾトバクターなどがある(硝化菌はアンモニウムイオンを硝酸イオンに変える)。→ ①。
問2
③
  1. $7.2\times10^{4}\div4.8\times10^{5}=0.15$,つまり15% → ③。
  2. (12%は一次消費者の同化量が生産者の総生産量の何%かを求めた値で,引っかけ)
問3
⑥
  1. 濃度は各段階で倍率をかけていく。$0.01\times200\times10\times5\times8=800$ ppm → ⑥。
問4
⑤
  1. 誤りは⑤。ある1種が絶滅すると,ほかの種に大きな影響が及ぶことがある(キーストーン種など)。
  2. それ以外はすべて正しい。
問5
②
  1. アライグマ(北米原産)とウシガエル(北米原産)は,ともに特定外来生物。
  2. タヌキ,メダカ,ニホンザル,ニホンアマガエルは日本の在来種。→ ②。
問6
②
  1. ②が正しい。
  2. ①溶岩流の跡は土壌がない裸地なので一次遷移。③極相では陰樹が優占する。④伐採跡は二次遷移。⑤林冠が閉じて林床は暗くなる。⑥極相林でも小さな更新(ギャップ更新)がある。
問7
①
  1. 個体群密度が増加率に及ぼす影響を密度効果,個体数の上限を環境収容力という。同じ種の個体どうしの競争は種内競争。→ ①。
問8
⑤
  1. 全個体数を $N$ とすると,$45:N=15:60$ より $N=45\times60/15=180$ 匹。
  2. 密度は $180/0.50=360$ 匹/km² → ⑤。(180は面積で割り忘れた値)
問9
⑤
  1. 世代をくり返しても変わらない値は,次世代の数が親世代の数に等しくなる値($f(x)=x$)。表では $x=80$ のとき $f(80)=80$。
  2. $x=40$ から出発すると $40\to60\to72\to\cdots$ と増えて,80に近づく → ⑤。
問10
④
  1. 1世代後は $f(200)=100$。2世代後は $f(100)=85.7$,つまり約86 → ④。
  2. (200から出発しても,80に向かって減少していく)

※ 類題は、本番の解き方の骨格は残しつつ、題材・数値・向きを変えて作っています(例:第1問は膜輸送の速度を表で与えて輸送体と拡散を区別させ、第4問は個体数の収束を表から読ませる形に変えました)。計算で決まる問題は、スクリプトで独立に検算しています。

CHECK

30秒 得点診断

本番の過去問、またはそっくり類題セットを60分で解いた結果を選んでください。次にやるべきことを表示します。

第1問(細胞・膜輸送・10問)
第2問(生殖・発生・10問)
第3問(植物ホルモン・神経・10問)
第4問(生態系・個体群・10問)
FOR PARENTS

保護者の方へ:国際医療福祉大の生物で知っておきたい3つのこと

① 「全範囲から広く」という出題
細胞・発生・植物・神経・生態系と範囲が広く、解答番号は40個。どの分野も、教科書の基本用語を取りこぼさない準備が得点に直結します。
② 知識は「消去法」で時間を作る
1問あたり約1.5分の試験です。迷う知識問題に時間をかけず、計算と実験の読みに時間を回す配分が、点数を安定させます。
③ 秋からは「答案を見てもらう」
理科2科目で120分という配分は、独学では直しにくい部分です。どこで時間を失ったか、第三者の目で見ると最短で伸びます。
FAQ

よくある質問

Q. 国際医療福祉大学 医学部の生物2026年度は、どの順番で解くのがよいですか?

TMPSのおすすめは、第1問(細胞・膜輸送)16分、第2問(生殖・発生)14分、第3問(植物ホルモン・神経)15分、第4問(生態系・個体群)15分の合計60分です。本番は理科2科目で120分なので、生物に60分を使う想定です。1問あたり1.5分が目安なので、知識で決まる問題は迷わず消去法で進み、計算と図の読みに時間を残します。

Q. 問題文が載っていなくても、どんな問題か分かりますか?

分かります。著作権に配慮して問題本文・図は掲載していませんが、各小問の最初に「どういう問題か」として、設定・何を答えるか・解答番号の形をTMPSの言葉で説明しています。

Q. 答えは、どうやって確かめていますか?

計算で決まる問題(イオンの個数比、生物濃縮、標識再捕法、個体数の収束など)は、スクリプトで再計算して確かめています。一方、用語・知識で決まる問題と、図を読んで決めた箇所はスクリプトでは確かめきれないので、ページ内に「要確認」と明記しています。

Q. そっくり類題セットとは何ですか?

2026年度と同じ4大問・同じ解答番号の数(1〜40)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。全問の答え・解説をこのページに掲載し、本番形式の問題冊子PDF(12ページ)も無料で配布しています。

Q. 解説に誤りを見つけたらどうすればいいですか?

公式LINEからお知らせください。確認のうえ修正し、更新日を記載します。

安心安全・継続更新システム

問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。

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