1・2:脂質の粒子(膜に包まれた粒子)は、細胞が膜で包み込んで取り込むエンドサイトーシスで、樹状細胞に取り込まれます(エキソサイトーシスは細胞の外へ出す側)。3:活性化した樹状細胞は、T細胞が集まるリンパ節へ移動します。4:mRNAからタンパク質を合成する(翻訳)場所はリボソームです。
📌 このページの使い方
- 過去問集をお持ちの方:本番と同じ60分(理科2科目で120分)で解き、答え一覧で採点してから解説へ
- お持ちでない方:各小問の「どういう問題か」を読めば、問題の中身がそのまま分かります
- 最後にそっくり類題セット(PDF版あり)を60分で解き、初見でも同じ解き方ができるか確かめる
※ 著作権に配慮し、入試問題の本文・図は掲載していません。解答番号(1〜38)は、本番のマークシートとの対応を示すためのものです。※ 選択肢の番号は赤本のページから読み取って決めています。用語で決まる小問や、図を読んで決めた箇所は、スクリプトでは確かめられないため「要確認」を付けています。
⚠️ 問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。(迅速に確認・更新いたします)
LINEで誤りを連絡3分で分かる 2026年度の東北医科薬科大の生物
- ✅ 全3大問・解答番号1〜38、すべて解答群から選ぶマーク式。理科2科目で120分なので、生物には60分を使う想定です。
- ✅ 第Ⅰ問は、COVID-19 mRNAワクチンと免疫(14問)。文章の空欄に、細胞や分子の名前を入れていく形式です。注射されたワクチンが樹状細胞に取り込まれ、キラーT細胞・ヘルパーT細胞・B細胞・形質細胞・記憶細胞へと話がつながります。免疫の流れが頭に入っていれば、ほぼ即答できます。
- ✅ 第Ⅱ問は、転写調節(12問)。前半は転写開始複合体・クロマチンの語句と、原核・真核の比較。後半は、3つのタンパク質A・B・Cが遺伝子zの転写をどう制御しているかを、レポーター実験・ウェスタンブロット・ゲルシフト・変異体の4つの実験から考察する問題です。
- ✅ 第Ⅲ問は、聴覚・前庭感覚(12問)。耳の構造の図、音の知覚の仕組み、そして3人の患者のオージオグラムから難聴の種類を判断し、補聴器の種類を選びます。
- ✅ 差がつくのは第Ⅱ問の後半(23〜26)と、第Ⅲ問のオージオグラム(34〜38)。どちらも「実験の結果を並べて、何が言えるかを決める」問題なので、用語を覚えているだけでは決まりません。


60分の立ち回りマップ
本番は理科2科目で120分。生物には60分を使う想定で、TMPSの目安を示します。解く順番と「捨てどころ」をセットで覚えておきましょう。
本番の答え一覧(採点用)
解説を読む前の採点用です。解答番号と、選ぶ選択肢の番号・その内容を並べました。赤本に解答編が無かったため、全38問をTMPSで自力で解いています。第Ⅱ問 問3の実験の考察と第Ⅲ問 問3の検査結果は、読み取ったデータから結論を導くスクリプトで確かめましたが、用語で決まる小問は検算できないので「要確認」を付けています(下の注記)。
第Ⅰ問(1〜14)
第Ⅱ問(15〜26)
第Ⅲ問(27〜38)
※ 検算:第Ⅱ問 問3(23〜26)と第Ⅲ問 問3(34〜36)を、読み取ったデータから結論を導いて確認し、すべて一致しました(verify_tmpu-2026-biology_honban.py、ALL OK)。公開されている解答は参照していません。
第Ⅰ問 mRNAワクチンと免疫 ── 流れで語句を埋める
COVID-19 mRNAワクチン(脂質の粒子でmRNAを包んだもの)が筋肉に注射されてから、スパイクタンパク質がつくられ、免疫細胞が活性化し、抗体と記憶細胞が残るまでを、空欄14か所(1〜14)で追う問題です。選択肢は語句3セット(問1:1〜4、問2:5〜11、問3:12〜14)です。
問1(1〜4)ワクチンが取り込まれるまで
筋肉に注射されたワクチンが、ある細胞に取り込まれて活性化され、その細胞が別の場所へ移動し、取り込んだmRNAからスパイクタンパク質がつくられるまでを、語句で埋める。
- 1:脂質の粒子が、細胞に取り込まれる仕組み(方法)
- 2:取り込む細胞
- 3:活性化した2が移動する先
- 4:mRNAが翻訳される場所
問2(5〜11)T細胞とB細胞の活性化
細胞内でつくられた抗原は、ある分子上に提示されて、感染細胞を殺す細胞を活性化する。細胞外へ出た抗原は、別の分子上に提示されて、別のT細胞を活性化し、さらにB細胞を活性化する。この2つの流れを区別して答える。
- 5:スパイクタンパク質が細胞表面に提示されるときに一緒に提示される分子(細胞の内部でつくられた抗原用)
- 6:T細胞が抗原を認識する受容体
- 7:ウイルスに感染した細胞を殺す細胞
- 8:外から取り込んだ抗原が提示される分子
- 9:7の増殖を助ける細胞
- 10:B細胞がもつ、スパイクタンパク質を認識する受容体
- 11:スパイクタンパク質を取り込む細胞
| 細胞内でつくられた抗原 | 細胞外から取り込んだ抗原 | |
|---|---|---|
| 提示する分子 | MHC抗原Ⅰ(5) | MHC抗原Ⅱ(8) |
| 認識するT細胞 | キラーT細胞(7) | ヘルパーT細胞(9) |
| T細胞の受容体 | TCR(6) | TCR(6) |
5・7:細胞の中で合成されたスパイクタンパク質の断片は、ほぼすべての有核細胞にあるMHC抗原Ⅰに提示され、TCR(6)で認識したキラーT細胞が活性化されます。8・9:細胞外に出て樹状細胞に取り込まれた抗原は、樹状細胞のMHC抗原Ⅱに提示され、TCRで認識するヘルパーT細胞が活性化されます。ヘルパーT細胞は、キラーT細胞の増殖を促すサイトカインを分泌します。10・11:スパイクタンパク質を認識する受容体はBCR(B細胞受容体)で、これをもつのはB細胞です。
問3(12〜14)抗体産生と免疫記憶
ヘルパーT細胞の働きでB細胞が分化し、抗体を分泌する。また、活性化した細胞の一部は、次の感染に備えて残る。
- 12:B細胞が分化してできる細胞
- 13:12が大量に分泌するもの
- 14:活性化したT細胞やB細胞の一部が、体内に残って再感染に備える細胞
ヘルパーT細胞の助けを受けたB細胞は形質細胞へ分化し、大量の抗体を分泌します。キラーT細胞・ヘルパーT細胞・B細胞の一部は記憶細胞として体内に残り、再感染のときに二次応答を速やかに起こします。

第Ⅰ問:免疫の流れで押さえる型
| 小問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | ワクチンの取り込み | エンドサイトーシスで樹状細胞→リンパ節へ。翻訳はリボソーム |
| 問2 | 2つの経路 | 内側の抗原はMHCⅠ→キラーT。外から取り込んだ抗原はMHCⅡ→ヘルパーT→B細胞 |
| 問3 | 最終産物 | B細胞→形質細胞→抗体。一部は記憶細胞として残る |
🩺【自己診断】第Ⅰ問で手が止まった人への処方箋
- 問1取り込みの語句が混ざる → 「取り込む=エンド、出す=エキソ」
- 問2Ⅰ・Ⅱが混ざる → 内側の抗原はMHCⅠ、キラーT。外から食べた抗原はMHCⅡ、ヘルパーT
- 問3ヘルパーとキラーの役割が混ざる → ヘルパー=助ける(サイトカイン)、キラー=感染細胞を殺す
第Ⅱ問 転写の調節 ── 実験は「単独の結果→組合せ」で読む
前半は真核生物の転写開始と、DNAがクロマチンを形成する様子の語句(15〜21)、原核と真核の遺伝子発現の記述の正誤(22)。後半(23〜26)は、遺伝子zの転写を制御する3つのタンパク質A・B・Cについて、4つの実験の結果から考察を選ぶ問題です。
問1(15〜21)転写開始とクロマチンの語句
真核生物の転写が始まる仕組みと、DNAが高次構造をとることによる転写の調節を、文中の空欄に語句を入れて答える。
- 15・16:転写開始複合体を構成する2つ(小さい番号の選択肢から順に)
- 17:転写開始複合体が結合する塩基配列
- 18:特定の塩基配列に結合して転写量を調節するタンパク質
- 19:DNAが巻きつくタンパク質
- 20:DNAと19が結合してできる構造
- 21:20がさらに折りたたまれてできる高次構造
転写開始複合体はRNAポリメラーゼと基本転写因子からなり、プロモーターに結合して転写を始めます(15・16は選択肢の番号の小さい順にマークするので、RNAポリメラーゼ⑦→基本転写因子⑩)。転写量の調節は、特定の塩基配列に結合する転写調節因子によって行われます。DNAはヒストンに巻きついてヌクレオソームをつくり、さらに折りたたまれてクロマチンになります。クロマチンが凝集している間は、転写に必要な因子がDNAに近づけず転写されません。
問2(22)原核生物と真核生物の遺伝子発現
遺伝子発現の仕組みを、原核生物と真核生物で比べた記述の正誤を判定し、正しい文だけの組合せを選ぶ。
- 22:原核生物と真核生物の遺伝子発現に関する5つの記述(ポリAテール・スプライシング・セントラルドグマ・鋳型鎖・転写と翻訳の場所)から、正しいものを過不足なく選んだ組合せ
a:ポリAテールがmRNAの3′末端に付加されるのは真核生物。原核生物では付加されない → 誤。b:真核生物では、mRNA前駆体のスプライシングが起こってmRNAができる → 正。c:遺伝情報はDNA→RNA→タンパク質(セントラルドグマ)の順に伝達され、真核・原核に共通 → 正。d:転写の鋳型になるのはアンチセンス鎖(mRNAと同じ塩基配列をもつのがセンス鎖)。「センス鎖を鋳型」は誤り。e:原核生物には核膜がなく、転写と翻訳は同じ場所で起こる → 誤。正しいのは b と c。
問3(23〜26)遺伝子zの転写を制御するタンパク質A・B・C
遺伝子zの上流にGFP遺伝子をつないだレポーター(実験1)、タンパク質の量(実験2、ウェスタンブロット)、DNAとの結合(実験3、ゲルシフト)、変異体の機能(実験4)の4つの結果から、A・B・Cの役割を推測する。
- 23:遺伝子zの転写を促進するタンパク質について、実験1〜3から言える考察として正しい2つ
- 24:遺伝子zの転写を抑制するタンパク質について、実験1〜3から言える考察として正しい2つ
- 25:実験4(C末端側を欠失させた変異体)から、活性化タンパク質の機能ドメインがN末端から並ぶ順序
- 26:がん細胞で遺伝子zの発現が高い理由として最も適切なもの
まず、TMPSが結果を読んだ結論を先に示します(図B)。
単独の結果:Bだけ → DNAに結合する(ゲルシフトでバンドが上へずれる)が、転写は活性化しない。Aだけ・Cだけ → DNAに結合せず、活性化もしない。組合せ:AとBがそろうと、AがBの助けでDNAに結合して転写が強く活性化される。そこにCが加わると、Cはタンパク質Aの量を減らす(ウェスタンブロットでAのバンドが薄くなる、Bのバンドは変わらない)ので、A・B・DNAの複合体が減り、活性化が弱まる。Cは自分ではDNAに結合しない。
23(促進するタンパク質):a(AはCとともに結合)は誤り(A・Cでは結合しない)。b(Aは単独では結合できず、Bの存在下で結合して活性化)は正しい。c(Bは単独で結合できない)は誤り(Bは単独で結合する)。d(Bは結合するが、単独では活性化しない)は正しい。e・f(CがDNAに結合する)は誤り。正しいのは b と d。
24(抑制するタンパク質):a(BがあるとAの量が減る)は誤り(Aの量を減らすのはC)。b(CがあるとAの量が減り、A・B複合体が減る)は正しい。c(BがCを誘導する)は誤り(CはDNAに結合しない)。d(BがAの結合を抑制する)は誤り(BはAの結合を助ける)。e(CはBの結合を阻害せず転写を抑制する)は正しい(Cがあっても、Bの複合体のバンドは残る)。f(CはAの量を変えない)は誤り。正しいのは b と e。
25(実験4):C末端側を欠失させた変異体は、欠失が小さいほど(数字が大きいほど)機能が多く残ります。ある機能が完全に回復する最小の番号が小さいほど、その機能のドメインはN末端に近い。表から、抑制タンパク質(C)との結合が最も小さい番号で完全に回復し、次に転写促進、最後に転写制御領域への結合が回復します。N末端から「抑制タンパク質との結合―転写促進―転写制御領域への結合」の順です。
26(がん細胞):正常細胞でzの発現が低いのは、CがAの量を減らしているためです。がん細胞でzが高発現になるには、A・Bによる活性化が保たれ、かつAがCによって減らされない必要があります。遺伝子aの変異でAがCに結合できなくなると、Aが蓄積して、活性化が続きます(②)。ほかの選択肢は、AがBに結合できない(活性化できない)、Bの量はCの影響を受けない、Cが蓄積する(Aがさらに減る)などで、高発現の説明になりません。


第Ⅱ問:転写の調節で押さえる型
| 小問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 転写の語句 | プロモーターにRNAポリメラーゼと基本転写因子。調節は転写調節因子。DNA→ヒストン→ヌクレオソーム→クロマチン |
| 問2 | 原核・真核の比較 | ポリAとスプライシングは真核。鋳型はアンチセンス鎖。原核は転写と翻訳が同じ場所 |
| 問3 23・24 | 考察の正誤 | 単独の結果で消去。Bは単独で結合、AはBの助けで結合。CはAの量を減らす |
| 問3 25 | ドメインの順 | 機能が完全に回復する最小の変異番号が小さい順=N末端から |
| 問3 26 | 変異と発現 | 活性化が保たれ、かつAがCに減らされない変異 |
🩺【自己診断】第Ⅱ問で手が止まった人への処方箋
- 問1転写の語句が混ざる → 「複合体=RNAポリメラーゼ+基本転写因子。結合先はプロモーター」
- 問2鋳型鎖で迷う → mRNAと同じ配列がセンス鎖。鋳型になるのはその相補鎖(アンチセンス鎖)
- 問3 23・24表が読めない → 単独の列を先に1本ずつ読み、「結合する? 活性化する?」を決める
- 問3 25順序が出ない → 機能が「+++」になる最初の変異番号を、機能ごとに書き出して小さい順に並べる
- 問3 26選択肢が決まらない → 「zが高い=活性化が続く」ための条件(A・Bの複合体が保たれる、AがCに減らされない)を書いて消去
第Ⅲ問 聴覚・前庭感覚 ── 耳の構造と、オージオグラムの読み方
外耳・中耳・内耳の構造の図でア〜オに当てはまる名称(27〜31)、音の知覚の仕組みの正誤(32〜33)、そして3人の患者のオージオグラムから難聴の種類を判断し、補聴器の種類を選ぶ問題(34〜38)です。
問1(27〜31)耳の構造
耳の断面図で、鼓膜、耳小骨、平衡覚に関わる部分、聴覚に関わる部分に付けられた記号に、名称を当てはめる。
- 27〜31:図1にある外耳・中耳・内耳の構造のア〜オに、順に当てはまるものを選ぶ(鼓膜・耳小骨・半規管・前庭・うずまき管などの10語句から)
図を、外耳→中耳→内耳の順にたどります。外耳道の奥で空気の振動を受けるのが鼓膜(ア)、鼓膜の振動を増幅して内耳に伝える3つの骨が耳小骨(イ)。内耳では、回転を感じる3本の環状の管が半規管(ウ)、その根元にあって傾きを感じるのが前庭(エ)、かたつむり状の管で音を感じるのがうずまき管(オ)です。
問2(32・33)音の知覚の仕組み
空気の振動が内耳のリンパ液に伝わって電気信号に変わり、脳で音として知覚されるまでの過程を、部位と記述の正誤で答える。
- 32:耳小骨が増幅した振動が伝わる、内耳の部位(図中の(ウ)(エ)(オ)から選ぶ)
- 33:聴覚についての3つの記述A〜C(音の大小・高低の識別、聴細胞の位置)の正誤の組合せ
32:耳小骨は鼓膜の振動を増幅して、内耳のうずまき管(オ)のリンパ液に伝えます。33:A(ウ=半規管が音の大小を識別する)は誤り(半規管は回転の感覚)。B(エ=前庭が音の高低を識別する)は誤り(前庭は傾きの感覚)。C(音の高低は、興奮した聴細胞の位置で識別される)は正しい(うずまき管の基底膜の、入口側は高音・奥は低音)。よって(誤・誤・正)。
問3(34〜38)オージオグラムの読み方と補聴器
難聴の種類(伝音性・感音性)と、気導・骨導の閾値の関係を使って、3人の患者の聴力検査の結果を解釈する。さらに、補聴器の種類(気導型・骨伝導型)の適応を答える。
- 34〜36:患者A・B・Cの気導・骨導の閾値の図(左右の耳)と、ニュース音声を聞かせながら音読させたときの様子から、最も適切な解釈(右耳の伝音性難聴・左耳の感音性難聴・難聴を装っている疑いなど)
- 37・38:気導型の補聴器が有効な症例、骨伝導型の補聴器が有効な症例
オージオグラムでは、気導(外耳・中耳・内耳のすべてを通る)と骨導(頭蓋骨を伝わって内耳に直接届く)の閾値を比べます。
| 型 | 気導 | 骨導 | 障害の場所 |
|---|---|---|---|
| 正常 | 低い | 低い | — |
| 伝音性難聴 | 高い | 低い(正常) | 外耳・中耳 |
| 感音性難聴 | 高い | 高い(気導とそろう) | 内耳・聴神経 |
| 矛盾がある | 骨導のほうが大きく悪い点がある | 検査の信頼性に疑い |
A(34):左耳は気導・骨導とも低め、右耳は気導が高く(最大音量でも聞こえない周波数がある)、骨導は低い=気導と骨導が大きく離れている → 右耳の伝音性難聴(④)。B(35):左右とも気導と骨導がほぼそろっている=感音性。左耳のほうが閾値が高い → 左耳の感音性難聴(①)。C(36):右耳で、ある周波数では気導だけが高く、別の周波数では骨導のほうが大きく悪い。骨導は気導より悪くなりえないので矛盾があり、しかも、難聴を訴える側の耳に音声を聞かせながら音読させると困難になった(=その耳で聞こえている)ので、難聴を装っている疑い(⑤)。A・Bが音読できたのは、その耳で聞こえていなかったことと一致します。
37・38(補聴器):気導型(音を増幅して外耳道に送る)は、鼓膜や耳小骨の通路が使えて内耳が働いている人に向きます。感音性難聴のBに有効です(②)。骨伝導型(音を増幅して頭蓋骨を振動させる)は、外耳・中耳をバイパスして内耳に直接届けるので、伝音性難聴のAに有効です(①)。Cは偽りの疑いなので当てはまりません。

第Ⅲ問:聴覚で押さえる型
| 小問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 耳の構造 | 外耳(耳殻・外耳道・鼓膜)→中耳(耳小骨)→内耳(半規管・前庭・うずまき管) |
| 問2 | 音の知覚 | 耳小骨→うずまき管。高さは聴細胞の位置、大きさは興奮の強さ |
| 問3 34〜36 | オージオグラム | 気導だけ高い=伝音性。両方高い=感音性。骨導が気導より大きく悪い=矛盾 |
| 問3 37・38 | 補聴器 | 感音性→気導型。伝音性→骨伝導型 |
🩺【自己診断】第Ⅲ問で手が止まった人への処方箋
- 問1部位が結べない → 外耳→中耳→内耳の順に、図の道筋を指でたどる
- 問2半規管と前庭が混ざる → 半規管=回転、前庭=傾き。聴覚はうずまき管だけ
- 問3 34〜36図が読めない → 左右別に、気導と骨導が「離れているか・そろっているか」だけを見る
- 問3 37・38補聴器で迷う → 気導型=通り道が使える人(感音性)、骨伝導型=外耳・中耳を飛ばす人(伝音性)
東北医科薬科大2026型 そっくり類題セット
(全3大問・解答解説つき)
2026年度の本番と同じ3大問・同じ解答番号(1〜38)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。免疫の流れ、オペロンと転写調節の実験の考察、視覚と屈折異常の判断の練習に使ってください。
印刷して本番と同じように60分で解けます。解答・解説はこのページの下に掲載しています。
※ 東北医科薬科大学の入試問題ではありません。本文・設問・人物・団体(架空)はすべてTMPS医学館が作成したオリジナルで、出典のある引用ではありません。
以下の文章を読み、問1〜問3に答えなさい。
一方、感染した細胞の内部でつくられたウイルスタンパク質の断片は 10 上に提示され、これを 6 によって認識した 11 が感染細胞を破壊する。分化した 9 は 12 となり、大量の 13 を分泌して、ウイルスが細胞に感染するのを防ぐ。活性化した 7、9、11 の一部は 14 として体内に残り、再感染のときに速やかに反応する。
| 空欄 | 解答群 |
|---|---|
| 1〜4 | ① ゴルジ体 ② リソソーム ③ インターフェロン ④ 食作用 ⑤ 樹状細胞 ⑥ ヒスタミン ⑦ リンパ節 ⑧ エキソサイトーシス ⑨ すい臓 ⑩ ミトコンドリア |
| 空欄 | 解答群 |
|---|---|
| 5〜11 | ① BCR ② ヘルパーT細胞 ③ B細胞 ④ NK細胞 ⑤ MHC抗原I ⑥ MHC抗原II ⑦ TCR ⑧ 好中球 ⑨ 血小板 ⑩ キラーT細胞 |
| 空欄 | 解答群 |
|---|---|
| 12〜14 | ① 記憶細胞 ② アレルゲン ③ 抗体 ④ 肥満細胞 ⑤ 形質細胞 ⑥ 抗原 ⑦ マクロファージ ⑧ 造血幹細胞 ⑨ インスリン ⑩ ヒスタミン |
▶ 第Ⅰ問(インフルエンザウイルスと免疫) の答えと解説を見る
第Ⅰ問(インフルエンザウイルスと免疫) の答えと解説
- 1:ウイルスに感染した細胞が分泌し、周囲の細胞に抗ウイルス状態をもたらすのは インターフェロン。
- 2・3:ウイルスを取り込んで抗原提示を行う細胞は 樹状細胞。取り込みの方法は 食作用(食べて取り込む)。
- 4:取り込まれた病原体は、加水分解酵素をもつ リソソーム で分解される。
- 5:取り込んで分解した(細胞外由来の)抗原は MHC抗原II 上に提示される。
- 6:T細胞が抗原を認識する受容体は TCR。
- 7:MHC抗原II上の抗原を TCR で認識して活性化するのは ヘルパーT細胞。
- 8・9:B細胞が抗原を直接認識する受容体は BCR。BCRで抗原を取り込むのは B細胞。
- 10・11:感染細胞の内部でつくられた抗原は MHC抗原I 上に提示され、TCRで認識するキラーT細胞が感染細胞を破壊する。
- 12・13:ヘルパーT細胞の助けを受けたB細胞は 形質細胞 に分化し、大量の 抗体 を分泌する。
- 14:活性化したT細胞やB細胞の一部は 記憶細胞 として残り、二次応答を速やかに起こす。
以下の文章を読み、問1〜問3に答えなさい。
| 空欄 | 解答群 |
|---|---|
| 15〜21 | ① プロモーター ② 調節遺伝子 ③ オペロン ④ RNAポリメラーゼ ⑤ リプレッサー ⑥ オペレーター ⑦ ラクトース ⑧ グルコース ⑨ ヌクレオソーム ⑩ mRNA |
a 真核生物の mRNA には、ポリAテールは付加されない。
b ラクトースが存在するとき、調節遺伝子は転写されなくなる。
c 原核生物では、転写の途中の mRNA にリボソームが結合して翻訳が始まることがある。
d 真核生物では、mRNA 前駆体がスプライシングを受けてから核外へ出る。
e 原核生物では、DNA がヒストンに巻きついてヌクレオソームを形成する。
| 空欄 | 解答群 |
|---|---|
| 22 | ① a ② b ③ c ④ d ⑤ e ⑥ a, b ⑦ b, c ⑧ c, d ⑨ d, e |
(実験1・2)遺伝子wの転写開始点上流の制御領域に、緑色蛍光タンパク質GFPの遺伝子を連結したレポーター遺伝子wを作製した。このレポーター遺伝子wを導入した細胞で、遺伝子p、q、rを表1の条件1〜8の組合せで発現させ、GFPの相対蛍光強度を測定した(表1)。また、各条件でのタンパク質の量をウェスタンブロット法で調べたところ、発現させた遺伝子のタンパク質の量は、他のタンパク質が共存しても変わらなかった。なお、それぞれの遺伝子の発現はお互いのmRNAの発現に影響しない。
| 条件 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 遺伝子 p | − | + | − | − | + | + | − | + |
| 遺伝子 q | − | − | + | − | + | − | + | + |
| 遺伝子 r | − | − | − | + | − | + | + | + |
| GFPの相対蛍光強度 | 1.0 | 4.0 | 1.0 | 1.0 | 12 | 1.2 | 1.0 | 2.0 |
(実験3)遺伝子w制御領域のDNAに、条件1〜8で発現させたタンパク質を含む核抽出液を加えて反応させ、ゲル電気泳動でDNAの移動度の変化を調べた(ゲルシフトアッセイ)。タンパク質が結合したDNAは移動度が下がり、複合体が大きいほどバンドは上(陰極側)に現れる。結果を表2に示す。
| 条件 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 最も上のバンド(大きい複合体) | 濃 | 薄 | ||||||
| 中位置のバンド | 濃 | 薄 | 薄 | |||||
| やや下のバンド | 濃 | 濃 | 濃 | 濃 | ||||
| 遊離DNAのバンド(最下) | 濃 | 濃 |
(1)実験1〜3の結果から推測される、遺伝子wの転写を促進するタンパク質について述べた考察として、正しい文の組合せを選び、23 にマークしなさい。
a タンパク質Pは単独でも遺伝子wの転写制御領域に結合し、弱く転写を促進する。
b タンパク質Qは単独で遺伝子wの転写制御領域に結合して、タンパク質Pの結合を助ける。
c タンパク質Qはタンパク質Pと複合体をつくって遺伝子wの転写制御領域に結合し、転写を強く促進する。
d タンパク質Pは、タンパク質Qの存在下でのみ遺伝子wの転写制御領域に結合する。
e タンパク質Qは遺伝子wの転写制御領域に結合して、タンパク質Pの結合を妨げる。
f タンパク質Qは単独で遺伝子wの転写を活性化する。
(2)実験1〜3の結果から推測される、遺伝子wの転写を抑制するタンパク質について述べた考察として、正しい文の組合せを選び、24 にマークしなさい。
a タンパク質Rはタンパク質PとQの量を減少させて、遺伝子wの転写を抑制する。
b タンパク質Rはタンパク質Pと同じ領域に結合して、Pの結合を妨げることで遺伝子wの転写を抑制する。
c タンパク質Rはタンパク質Qに結合して、P・Q複合体の形成を妨げる。
d タンパク質Rは単独で遺伝子wの転写制御領域に結合する。
e タンパク質Rはタンパク質Pを分解することで、遺伝子wの転写を抑制する。
f タンパク質Rはタンパク質Pの量を変化させないが、Qの量を減少させる。
(3)実験1〜3で、遺伝子wの転写を活性化するタンパク質はPであることがわかった。このタンパク質Pの機能ドメインの解析を目的に実験4を行った。Pには、転写制御領域への結合、転写促進、そしてタンパク質Qとの結合の3つの機能を担うドメインがある。Pの1〜9の位置から先のC末端側を欠失させた変異型1〜9を作製し、各機能を調べて表3の結果を得た(位置の数字が小さいほどN末端に近い)。このタンパク質のN末端から並ぶ機能的なドメインの順序として適切なものを選び、25 にマークしなさい。
| 変異型 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| 転写促進 | − | − | − | − | − | − | − | + | +++ |
| 転写制御領域への結合 | − | − | − | − | + | ++ | +++ | +++ | +++ |
| タンパク質Qとの結合 | − | + | ++ | +++ | +++ | +++ | +++ | +++ | +++ |
(4)遺伝子p、q、rを発現している正常細胞では遺伝子wの発現は低いが、ある特定のがん細胞では、遺伝子p、q、rのどれかに体細胞変異があり、遺伝子wが高発現している。このがん細胞で遺伝子wの発現量が高くなった理由としてもっとも適切なものを選び、26 にマークしなさい。
| 空欄 | 解答群 |
|---|---|
| 23〜24 | ① a, c ② a, d ③ a, e ④ a, f ⑤ b, c ⑥ b, d ⑦ b, e ⑧ b, f ⑨ c, e ⑩ c, f |
| 25 | ① 転写制御領域への結合―転写促進―タンパク質Qとの結合 ② 転写制御領域への結合―タンパク質Qとの結合―転写促進 ③ 転写促進―転写制御領域への結合―タンパク質Qとの結合 ④ 転写促進―タンパク質Qとの結合―転写制御領域への結合 ⑤ タンパク質Qとの結合―転写制御領域への結合―転写促進 ⑥ タンパク質Qとの結合―転写促進―転写制御領域への結合 |
| 26 | ① 遺伝子pに体細胞変異がおこり、タンパク質PがタンパクQに結合できなくなるため、常にタンパク質Pが蓄積している。 ② 遺伝子pに体細胞変異がおこり、タンパク質PがタンパクRに結合できなくなるため、常にタンパク質Pが蓄積している。 ③ 遺伝子qに体細胞変異がおこり、タンパク質QがタンパクPに結合できなくなるため、常にタンパク質Qが蓄積している。 ④ 遺伝子qに体細胞変異がおこり、タンパク質QがタンパクRに結合できなくなるため、常にタンパク質Qが蓄積している。 ⑤ 遺伝子rに体細胞変異がおこり、タンパク質RがタンパクPに結合できなくなるため、常にタンパク質Rが蓄積している。 ⑥ 遺伝子rに体細胞変異がおこり、タンパク質Rが転写制御領域に結合できなくなるため、PとQによる転写の活性化が常に続いている。 |
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第Ⅱ問(オペロンと転写調節) の答えと解説
- 15:まとめて転写される遺伝子群の単位は オペロン。
- 16・17:RNAポリメラーゼが結合する塩基配列は プロモーター。結合するのは RNAポリメラーゼ。
- 18・19:リプレッサーが結合して転写を阻止する部位は オペレーター。結合するタンパク質は リプレッサー。
- 20:リプレッサーの遺伝子は 調節遺伝子。
- 21:誘導物質として酵素の合成を引きおこすのは ラクトース(の代謝産物)。
- a:真核生物の mRNA には、3′末端にポリAテールが付加される。→ 誤
- b:調節遺伝子は常に転写され、リプレッサーはつくられ続ける。→ 誤
- c:原核生物は核膜がなく、転写と翻訳が同じ場所で進むので、転写途中の mRNA に翻訳が始まることがある。→ 正
- d:真核生物では、核内で mRNA 前駆体のイントロンが除かれる(スプライシング)。→ 正
- e:ヌクレオソームをつくるのは真核生物。→ 誤
- 正しいのは c と d。
- 実験1〜3の読み取り:Pだけ(条件2)では、DNAに結合してGFPが4倍になる。Qだけ(条件3)ではDNAに結合せず(遊離DNAのまま)、活性化もしない。PとQがそろう(条件5)と最も大きい複合体ができて12倍になる。Rだけ(条件4)でもやや下の位置に結合する。Rが共存すると(条件6・8)、Pの複合体が減り、GFPも下がる。タンパク質の量はどの条件でも変わらない。
- 23:a Pは単独でDNAに結合し(中位置)、GFPが4倍になる → 正。b Qは単独では結合しない → 誤。c P・Q・DNA の最も大きい複合体で12倍になる → 正。d Pは単独でも結合する → 誤。e Qが結合を妨げる根拠はない → 誤。f Qは単独では活性化しない(1.0) → 誤。よって a と c。
- 24:a タンパク質の量は変化しない → 誤。b Rは単独でDNAに結合し(やや下のバンド)、共存するとPの複合体が薄くなる=競合 → 正。c Qに結合する根拠はなく、Rは自分でDNAに結合している → 誤。d Rは単独でDNAに結合する(条件4・7) → 正。e 量は変わらず、分解の根拠はない → 誤。f Qの量は変わらない → 誤。よって b と d。
- 25:変異型の数字が大きいほど、C末端側が長く残る。機能が最初に完全になる位置が小さい順がN末端からの順。Qとの結合は変異型4で完全(+++)、DNA結合は7で完全、転写促進は9で完全。N末端から「Qとの結合 → 転写制御領域への結合 → 転写促進」。
- 26:正常細胞で低いのは、Rが制御領域に結合してPの結合を妨げているため。がん細胞で高いのは、Rが制御領域に結合できなくなり、PとQによる活性化が続くため。
視覚について、以下の問1〜3に答えなさい。
| 空欄 | 解答群 |
|---|---|
| 27〜31 | ① 角膜 ② 強膜 ③ 虹彩 ④ 毛様体 ⑤ チン小帯 ⑥ 水晶体 ⑦ 網膜 ⑧ 盲斑 ⑨ 黄斑 ⑩ 脈絡膜 |
(1)遠くの物体を見ていた状態から、近くの物体に視線を移したとき、図1の(ウ)の厚さはどのように変化するか。正しいものを選び、解答欄の 32 にマークしなさい。
(2)視覚について述べたA〜Cの文の正誤の組合せとして、正しいものを選び、解答欄の 33 にマークしなさい。
A (イ)は、瞳孔の大きさを変えて網膜に届く光の量を調節する。
B (オ)は、視細胞が最も多く分布し、最も高い視力をもたらす。
C 錐体細胞は、弱い光の下で主にはたらき、明暗を識別する。
| 空欄 | 解答群 |
|---|---|
| 32 | ① 厚くなる ② 薄くなる ③ 変化しない |
| 33 | ① 正・誤・誤 ② 誤・正・誤 ③ 誤・誤・正 ④ 正・正・誤 ⑤ 正・誤・正 ⑥ 誤・正・正 ⑦ 正・正・正 ⑧ 誤・誤・誤 |
(1)視力に不安を訴える患者A、B、Cについて、水晶体を最も薄くした状態(調節をしない状態)で遠方を見たときの像の位置と、眼軸長、近点を調べた(表4)。A、B、Cについて最も適切な診断はどれか、解答欄の 34〜36 にマークしなさい。
| 患者 | 年齢 | 眼軸長 | 調節しないときの像の位置 | 近点 |
| A | 18歳 | 26.0 mm | 網膜の手前 | 約 8 cm |
| B | 18歳 | 22.0 mm | 網膜の後ろ | 約 12 cm |
| C | 52歳 | 24.0 mm | 網膜の上 | 約 80 cm |
(2)矯正用のレンズについて、凹レンズの眼鏡が有効なのは症例A、B、Cのどれか、また、毛様体の筋肉と水晶体の弾性の低下による調節力の低下を補うための、近くを見るときの凸レンズ(老眼鏡)が有効なのは症例A、B、Cのどれか、それぞれ解答欄の 37、38 にマークしなさい。
| 空欄 | 解答群 |
|---|---|
| 34〜36 | ① 近視 ② 遠視 ③ 老視(老眼) ④ 乱視 ⑤ 正視(異常なし) |
| 37〜38 | ① A ② B ③ C |
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第Ⅲ問(視覚と屈折異常) の答えと解説
- ア:外から入った光が最初に通る、眼の前面の透明な膜 → 角膜。
- イ:中央に瞳孔があり、光の量を調節する → 虹彩。
- ウ:光を屈折させて網膜に像を結ばせる、厚さが変わるレンズ → 水晶体。
- エ:視細胞が分布し、光を受け取る膜 → 網膜。
- オ:視神経が束になって出ていく部位で、視細胞がない → 盲斑。
- 32:近くを見るとき、毛様体の筋肉が収縮してチン小帯がゆるみ、水晶体は自らの弾性で厚くなって屈折力が大きくなる。
- 33:A 虹彩が瞳孔の大きさを変える → 正。B (オ)は盲斑で視細胞がない。視細胞が最も多いのは黄斑 → 誤。C 弱い光の下ではたらき明暗を識別するのは杆体細胞。錐体細胞は強い光の下で色を識別する → 誤。よって(正・誤・誤)。
- 34:Aは眼軸長が長く、調節しない状態で像が網膜の手前に結ばれる → 近視。
- 35:Bは眼軸長が短く、調節しない状態で像が網膜の後ろに結ばれる。若いので水晶体の厚さを増す調節で補え、近点も正常に近い → 遠視。
- 36:Cは眼軸長が正常で、像は網膜の上(遠くははっきり見える)。年齢が高く、近点が遠い(80 cm)のは、水晶体の弾性と毛様体の調節力が低下したため → 老視(老眼)。
- 37:近視は屈折力が強すぎるので、光を広げる凹レンズで矯正する → A。
- 38:調節力の低下を補う老眼鏡(凸レンズ)が必要なのは、老視の C。(遠視のBも凸レンズで矯正するが、本問は「調節力の低下を補う」ものを問うので C。)
※ 類題は、本番の解き方の骨格は残しつつ、題材と設定を変えて作っています。第Ⅰ問はインフルエンザウイルスと免疫、第Ⅱ問は大腸菌のオペロンと、Pが活性化・QがPを助け・Rが競合して抑制する実験、第Ⅲ問は視覚と近視・遠視・老視の判断です。実験の結論と診断は、データからスクリプトで導いて確かめてあります。用語で決まる小問(1〜22・27〜33)は、スクリプトでは確かめられないため要確認です。
30秒 得点診断
本番の過去問、またはそっくり類題セットを60分で解いた結果を選んでください。次にやるべきことを表示します。
保護者の方へ:東北医科薬科大の生物で知っておきたい3つのこと
よくある質問
Q. 東北医科薬科大学 医学部の生物2026年度は、どの順番で解くのがよいですか?
TMPSのおすすめは、第Ⅰ問(インフルエンザではなく、COVID-19 mRNAワクチンと免疫の語句)12分、第Ⅱ問(転写調節と実験の考察)25分、第Ⅲ問(聴覚・前庭感覚)18分、見直し5分の合計60分です。本番は理科2科目で120分なので、生物に60分を使う想定です。全38問がすべてマーク式で、第Ⅰ問と第Ⅲ問の前半は用語で決まるので先に即答し、時間を第Ⅱ問の実験の読み取りにまわします。
Q. 問題文が載っていなくても、どんな問題か分かりますか?
分かります。著作権に配慮して問題本文・図は掲載していませんが、各小問の最初に「どういう問題か」として、設定・何を答えるか・解答番号の形をTMPSの言葉で説明しています。
Q. 答えは、どうやって確かめていますか?
赤本に解答編が無かったため、全38問をTMPSで自力で解きました。第Ⅱ問 問3の実験の考察と第Ⅲ問 問3の検査結果の読み取りは、読み取ったデータから結論を機械的に導くスクリプトで、選んだ答えと一致するか確かめています。一方、免疫・転写・耳の構造などの用語で決まる小問は、スクリプトでは検証できないため、ページ内に「要確認」と明記しています。公開されている解答は見ていません。
Q. そっくり類題セットとは何ですか?
2026年度と同じ3大問・同じ解答番号の数(1〜38)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。全問の答え・解説をこのページに掲載し、本番形式の問題冊子PDF(6ページ)も無料で配布しています。
Q. 解説に誤りを見つけたらどうすればいいですか?
公式LINEからお知らせください。確認のうえ修正し、更新日を記載します。
問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。
受験生・指導者の皆様からのご指摘を真摯に受け止め、最も信頼できる過去問解説・類題ライブラリーとして随時アップデートいたします。
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