数えるのは「質量数の和」の種類。$^{37}$Cl の個数を $j$($0\le j\le4$)とすると、塩素4個の質量数の和は $140+2j$。炭素の質量数は 12 か 13。
📌 このページの使い方
- 過去問集をお持ちの方:本番と同じ時間で解き、答え一覧で採点してから解説へ
- お持ちでない方:各小問の「どういう問題か」を読めば、問題の中身がそのまま分かります
- 最後にそっくり類題セット(PDF版あり)を60分で解き、初見でも同じ解き方ができるか確かめる
※ 著作権に配慮し、入試問題の本文・図は掲載していません。選択肢の番号は本番のマークシートとの対応を示すためのものです。※ 記述の大問は、答案の一例を載せています。
⚠️ 問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。(迅速に確認・更新いたします)
LINEで誤りを連絡3分で分かる 2026年度の順天堂大の化学
- ✅ 2科目で120分(化学は1科目分)。大問Ⅰはマーク式(第1問〜第3問)、大問Ⅱは記述・計算式です。
- ✅ 第1問は8つの小問(解答番号1〜8)。同位体の数え方、燃焼、気体のグラフ、錯イオンの立体異性体、凝固点降下、溶解度(質量パーセント濃度・モル濃度・水和物の析出)と、理論・無機の基礎が1問ずつ並びます。1問1〜2分で答えが決まるものが多く、取りこぼしたくない所です。
- ✅ 第2問は食塩水の電気分解(イオン交換膜法)。電極反応の空欄補充、エンタルピーの計算(反応(III)(VI))、イオン交換膜を使わない場合の副反応までを、表の数値で一気に解く構成です。
- ✅ 第3問は有機化学の推理(エステルW)。「4つのエステル結合」「炭素数20」から、X・Y・Zの物質量比、構造、モル質量、燃焼量、異性体の数までをつなげます。
- ✅ 大問Ⅱは記述・計算。酢酸アンモニウム水溶液のpH、緩衝作用、メタンの燃焼とヘンリーの法則、中和後のpHと、平衡の式の使い分けが問われます。
化学 60分の立ち回りマップ
2科目120分を化学60分・もう1科目60分として配分した場合のTMPSの目安です。
本番の答え一覧(採点用)
解説を読む前の採点用です。数字は解答番号、記号は選択肢の番号です。計算の答えはすべて、数値計算で独立に確かめています。
第1問(解答番号1〜8)
第2問(解答番号1〜9)
第3問(解答番号1〜8)
大問Ⅱ 記述・計算(答案の一例)
※ 検算:第1問〜第3問の選択肢はすべて、同位体の組合せ・八面体の立体異性体・エステルの結合パターンを総当たりで数え、濃度・エンタルピー・pH・ヘンリーの法則の値を数値で解いて確かめ、一致しました。
採点したら → 30秒の得点診断へ第1問 理論・無機の小問8問 ── 1問ずつ独立、確実に
同位体・燃焼・気体・錯体・凝固点降下・溶解度の順。1問1〜2分が目安です。1つずつが独立なので、詰まったら次へ進みましょう。
問1 (解答番号1)四塩化炭素の質量数の和の種類
塩素に $^{35}$Cl と $^{37}$Cl、炭素に $^{12}$C と $^{13}$C の同位体があるとして、正四面体形の四塩化炭素 CCl$_4$ には「質量数の和」が違う分子が何種類あるかを数える。
- ①〜⑥から、質量数の和が異なる分子が何種類あるかを選ぶ(選択肢は 4, 5, 8, 10, 16, 20)
塩素側は2ずつ、炭素側の違いは1なので重ならない。合わせて$5+5=10$ 種類。(正四面体なので $^{35}$Cl・$^{37}$Cl の並べ方の違いは、質量数の和には影響しない。)
問2 (解答番号2)完全燃焼で生じる二酸化炭素の物質量
分子式の炭素数だけで決まる、最速の1問。
- ①〜⑥から、1 mol を完全燃焼させたときに生じる CO$_2$ の物質量が最も多い物質を選ぶ(CH$_4$、CH$_2$O、C$_2$H$_5$OH、CH$_3$CHO、CH$_3$COCH$_3$、CH$_3$COOH)
完全燃焼では炭素はすべて CO$_2$ になるので、1 mol あたりの CO$_2$ は炭素の数。CH$_4$:1、CH$_2$O:1、C$_2$H$_5$OH:2、CH$_3$CHO:2、CH$_3$COCH$_3$:3、CH$_3$COOH:2。最大は3のアセトン。
問3 (解答番号3)理想気体の関係を表すグラフ
縦軸・横軸の組合せが違う6つのグラフが並ぶ。①は $V$–$P$、②は $P$–$1/V$、③は $T$–$V$、④は $V$–$T$、⑤は $P$–$V$、⑥は $V/RT$–$P$。
- ①〜⑥の6つのグラフから、1 mol の理想気体の関係を正しく表すものを選ぶ($P_1<P_2<P_3$、$T_1<T_2<T_3$)
状態方程式 $PV=RT$(1 mol)を、各グラフの縦軸と横軸で書き直して、グラフの形(直線か、双曲線か、水平か)と温度・圧力が大きいときの位置の2点を確かめる。
6つのグラフの判定
- ①($V$–$P$):$V=\dfrac{RT}{P}$ は反比例。直線ではない ✕
- ②($P$–$\dfrac1V$):$P=RT\cdot\dfrac1V$ は原点を通る直線で、傾きは $RT$。$T$ が大きいほど傾きが急(上)なのに、図は $T_1$ が一番上 ✕
- ③($T$–$V$):$T=\dfrac{P}{R}V$ は直線で、傾きは $\dfrac PR$。$P$ が大きいほど急なのに、図は $P_1$ が一番上 ✕
- ④($V$–$T$):$V=\dfrac{R}{P}T$ は原点を通る右上がりの直線で、水平線ではない ✕
- ⑤($P$–$V$):$P=\dfrac{RT}{V}$ は双曲線。$T$ が大きいほど上側。図は上から $T_3,T_2,T_1$ ○
- ⑥($\dfrac V{RT}$–$P$):$\dfrac V{RT}=\dfrac1P$ は温度によらず1本の曲線。3本に分かれない ✕
問4 (解答番号4)八面体の立体異性体の数
金属Mの化合物 MCl$_3\cdot6$H$_2$O を水に溶かし、硝酸銀水溶液を十分加えたが沈殿しなかった。M$^{3+}$ を中心とする正八面体の錯イオンで、配位子の立体配置の違いは何種類か。結合距離は配位子によらず等しい。
- ①〜⑥から、八面体の立体配置の種類の数を選ぶ(選択肢は 1〜6)
① 配位子を決める:AgCl の沈殿がない → 塩化物イオンはすべて M$^{3+}$ に配位している。M は6配位なので、Cl$^-$ 3個と H$_2$O 3個。錯イオン(正確には錯体)は $[\mathrm{MCl_3(H_2O)_3}]$。
② 八面体 $Ma_3b_3$ の立体異性体:同じ配位子3個が同じ面の3つの頂点に並ぶ(fac体)か、3つが一周するように並ぶ(mer体)かの2通り。どちらも鏡像と重ね合わせられるので、鏡像異性体はない。総当たりで確かめても 2 種類。
問5 (解答番号5)硫酸ナトリウム十水和物の凝固点降下
硫酸ナトリウム十水和物 5.0 g を水 100 g に溶かす。水の凝固点を 0.0℃、モル凝固点降下を 1.86 K·kg/mol、完全に電離するとして、凝固点を求める。
- ①〜⑥から、水溶液の凝固点(℃)に最も近い値を選ぶ($-0.15$ 〜 $-0.84$)
① 物質量:Na$_2$SO$_4\cdot10$H$_2$O のモル質量は $142+180=322$ g/mol。$n=\dfrac{5.0}{322}=0.01553$ mol。Na$_2$SO$_4$ は Na$^+$ 2個と SO$_4^{2-}$ 1個に電離するので、溶質粒子は 3 倍の $0.0466$ mol。
② 溶媒の質量:結晶水もそのまま溶媒(水)になる。$100+0.01553\times180=102.8$ g $=0.1028$ kg。
問6 (解答番号6〜8)硫酸銅(II)の溶解度
硫酸銅(II) CuSO$_4$ は 20℃で水 100 g に 20.2 g 溶ける。(c)では 60℃で水 100 g に $A$ g 溶けるとし、CuSO$_4$ のモル質量を $M$、水を $m$ とする。
- (a) ①〜⑥から、20℃の飽和水溶液の質量パーセント濃度(%)を選ぶ(解答番号6)
- (b) ①〜⑥から、$4.00\times10^{-2}$ mol/L の水溶液 1.00 L をつくるのに必要な飽和水溶液の質量(g)を選ぶ(解答番号7)
- (c) ①〜⑥から、60℃の飽和水溶液 100 g を20℃まで冷却して五水和物 $x$ g が析出したとき、20℃の水溶液中に溶けている硫酸銅(II)の質量を表す式を選ぶ(解答番号8)
(a) 飽和水溶液 $100+20.2=120.2$ g に CuSO$_4$ が 20.2 g。
(b) CuSO$_4$ のモル質量は $63.5+32+64=159.5$ g/mol。必要な CuSO$_4$ は $4.00\times10^{-2}\times1.00\times159.5=6.38$ g。これを含む飽和水溶液の質量は
(c) 60℃の飽和水溶液 100 g に溶けている CuSO$_4$ は $\dfrac{100A}{100+A}$ g。析出した五水和物 $x$ g に含まれる CuSO$_4$ は、$\dfrac{M}{M+5m}$ 倍で $\dfrac{Mx}{M+5m}$ g。残った分が20℃の水溶液中の溶質。
第1問:小問の型と着眼点
| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 同位体の数え方 | 質量数の和を書き並べ、重なりを確かめる |
| 問2 | 燃焼 | CO$_2$ の mol = 炭素数 |
| 問3 | 気体のグラフ | 式を縦軸=(横軸の式)に直す |
| 問4 | 錯体の立体異性体 | 配位している Cl$^-$ の数 → fac/mer |
| 問5 | 凝固点降下 | 粒子数 × 結晶水つきの溶媒 |
| 問6 | 溶解度 | 溶質÷溶液、水和物は $\dfrac M{M+5m}$ 倍 |
🩺【自己診断】第1問で手が止まった人への処方箋
- 問1数が合わない → $^{37}$Cl の個数 $j$ を0〜4で動かして、質量数の和を表にする
- 問3グラフが選べない → 式を「縦軸=…」の形に直して、傾きの大小と直線・曲線の別だけ決める
- 問4種類の数が分からない → 配位子が3個ずつの八面体は fac と mer の2通りだけ、と覚える
- 問5値がずれる → 溶媒に結晶水を足したか、粒子数を3倍にしたか確かめる
- 問6(c)の式が選べない → 「溶液100 gの溶質」と「水和物中の無水塩」を別々に式にして引く
第2問 イオン交換膜法(食塩水の電気分解)── 空欄は即答、計算は表から
9つの解答番号のうち、空欄補充が7つ、エンタルピーの計算が2つ。空欄補充は1つ20秒、計算は2分ずつが目安です。
設定何を電気分解する装置か
水酸化ナトリウムを、食塩水の電気分解(イオン交換膜法)でつくる。電解槽は陽イオン交換膜で陽極側と陰極側に分かれる。反応(I):$2\mathrm{Cl}^-\to$ [ロ] $+2e^-$、反応(II):$2$ [ ] $+2e^-\to$ [ハ] $+2$ [ ]。表には、H$_2$O(液)、NaCl(固)、NaOH(固)の生成熱と、NaCl・NaOH の溶解熱が与えられる。
- 空欄補充:イオン交換膜が透過させるイオン、反応(I)(II)の生成物、全体の式の空欄、(IV)(VI)の空欄
- 計算:反応(III)の $\Delta H$(ホ)と、反応(VI)の $\Delta H$(チ)
問1〜3 (解答番号1〜3)膜を通るイオンと電極反応
問1 [イ]:陽イオン交換膜は陽イオンだけを通す。陽極側で Cl$^-$ が減るので、電気的なつり合いを保つように Na$^+$ が陰極側へ移動する。陰極側で OH$^-$ と Na$^+$ が NaOH になる。
問2 [ロ]:陽極(酸化):$2\mathrm{Cl}^-\to\mathrm{Cl}_2+2e^-$。問3 [ハ]:陰極(還元):$2\mathrm{H_2O}+2e^-\to\mathrm{H_2}+2\mathrm{OH}^-$。(Na$^+$ は水より還元されにくいので、陰極で出るのは H$_2$。)
問4 (解答番号4・5)全体の反応式と反応エンタルピー
(a) (I)+(II) を 1/2 倍して整理する。$2\mathrm{NaCl}+2\mathrm{H_2O}\to2\mathrm{NaOH}+\mathrm{Cl_2}+\mathrm{H_2}$ の半分は
よって [ニ] はH$_2$O。
(b) 表から、水溶液の生成熱を求める(単体は 0)。
問5 (解答番号6・7)イオン交換膜がないとき
膜がないと、陽極で生じた Cl$_2$ が、陰極側で生じた NaOH と反応する(反応(IV))。
(a) [ヘ] はNaOH、(b) 漂白作用を示すのは次亜塩素酸ナトリウム NaClO(ClO$^-$ が酸化作用をもつ)。
問6 (解答番号8・9)酸素を使う陰極(消費電力の削減)
(a) 陰極の反応を (V) にかえる。(I)の $\dfrac12$ 倍:$\mathrm{Cl}^-\to\dfrac12\mathrm{Cl_2}+e^-$、(V)の $\dfrac14$ 倍:$\dfrac14\mathrm{O_2}+\dfrac12\mathrm{H_2O}+e^-\to\mathrm{OH}^-$。足し合わせると
[ト] はH$_2$O。
(b) (III)と同じ要領で、
(III)の $+223$ kJ より $\dfrac12\times286=143$ kJ だけ小さい(水素の燃焼熱が回収される分)。
第2問:電気分解の型
| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | イオン交換膜 | 陽イオン(Na$^+$)だけが陽極側から陰極側へ |
| 問2・3 | 電極反応 | 陽極 $2\mathrm{Cl}^-\to\mathrm{Cl_2}$、陰極 $2\mathrm{H_2O}\to\mathrm{H_2}+2\mathrm{OH}^-$ |
| 問4 | 反応エンタルピー | 水溶液の生成熱 = 固体の生成熱 + 溶解熱 |
| 問5 | 副反応 | $\mathrm{Cl_2}+2\mathrm{NaOH}\to\mathrm{NaClO}$(漂白作用) |
| 問6 | 酸素陰極 | (V)を 1/4 倍、(I)を 1/2 倍して足す |
🩺【自己診断】第2問で手が止まった人への処方箋
- 問1〜3反応式が書けない → 陽極は酸化、陰極は還元と決めてから、水溶液中のイオンのうち酸化・還元されやすいものを選ぶ
- 問4(b)値がずれる → 溶解熱を足して「水溶液の生成熱」にしたか、H$_2$O の生成熱を引いたか確かめる
- 問5漂白作用が分からない → 塩素+水酸化ナトリウムでできる「次亜塩素酸ナトリウム」と覚える
- 問6係数が合わない → 全体を「NaCl 1 mol」にそろえ、電子の数が合うように倍率を決める
第3問 エステルW ── 数えて絞る推理問題
条件文を読んだら、「官能基の数」「炭素の数」「分子式」の3つを式にする。問1が決まれば、問2〜6は連鎖的に決まります。
設定どういう問題か
炭素・水素・酸素からなる、4つのエステル結合をもつ化合物Wは炭素数20。1.0 mol のWを加水分解すると、X、Y、Z が合計 4.0 mol 得られる。X はベンゼン環に2つの官能基がオルト位にあり、Y・Zは直鎖状で官能基は両末端に1つずつ。Yとシュウ酸をエステル化すると2つのエステル結合をもつ化合物ができ、その分子式はZと同じ。
- 問1:X : Y : Z の物質量比 問2:Xに関する記述 問3:Yの用途 問4:Zの分子式
- 問5:Wのモル質量 問6:Wの燃焼で生じる CO$_2$・H$_2$O の質量 問7:Wとして考えられる物質の数
問1 (解答番号1)物質量比を決める
① 官能基の数:Wのエステル結合は4つ。加水分解すると、カルボキシ基が4つ、ヒドロキシ基が4つ生じる。X、Y、Z は合計 4.0 mol で、各分子に官能基は合計2つ。
② X の候補:オルト位に2つの官能基をもつ化合物は、フタル酸(カルボキシ基2、炭素8)、サリチル酸(カルボキシ基1・ヒドロキシ基1、炭素7)、カテコール(ヒドロキシ基2、炭素6)。Y は直鎖のジオール(ヒドロキシ基2)、Z は直鎖のジカルボン酸(カルボキシ基2)。
③ Y、Z の炭素数:Y と シュウ酸(C$_2$H$_2$O$_4$)が脱水して2つのエステル結合をもつ化合物は環状エステルで、炭素数は $c_Y+2$。これが Z と同じ分子式なので、$c_Z=c_Y+2$。
④ 総当たり:各 X について X、Y、Z の物質量を整数で動かし、カルボキシ基4つ・ヒドロキシ基4つ・炭素20を満たすものを探すと、X=サリチル酸 2 mol、Y 1 mol、Z 1 mol($c_Y=2,\ c_Z=4$)だけが成り立つ。
問2〜4 (解答番号2〜4)X・Y・Z の正体
X はサリチル酸、Y は炭素数2の直鎖ジオール=エチレングリコール、Z は Y+シュウ酸の環状エステル(エチレンオキサラート C$_4$H$_4$O$_4$)と同じ分子式をもつ直鎖ジカルボン酸で、HOOC–CH=CH–COOH(フマル酸またはマレイン酸)。
問2:Xに関する記述(サリチル酸)
- ①は o-キシレンの酸化 → フタル酸 ✕ ②クメン法 → フェノールとアセトン ✕ ③ポリエチレンテレフタラートの原料 → テレフタル酸 ✕
- ④サリチル酸+無水酢酸(濃硫酸触媒)→ アセチルサリチル酸(針状結晶・解熱鎮痛剤)○
- ⑤トルエンの酸化・還元 → ベンジルアルコール系 ✕ ⑥フェノール+無水酢酸 → 酢酸フェニル ✕
問3:Y(エチレングリコール)の用途
- ①除菌・消毒(エタノールなど)、②電気火災の消火(二酸化炭素など)、④乾燥剤(濃硫酸・塩化カルシウムなど)、⑤制酸剤(水酸化マグネシウムなど)、⑥防腐剤(ホルマリンなど)
- ③自動車エンジンの冷却液(不凍液)○:エチレングリコールは水に混ぜると凝固点が下がる
問4:Z は C$_4$H$_4$O$_4$(HOOC–CH=CH–COOH、$M=116$)。Yとシュウ酸のエステルの式は $\mathrm{C_2H_6O_2}+\mathrm{C_2H_2O_4}-2\mathrm{H_2O}=\mathrm{C_4H_4O_4}$ で一致する。
問5・6 (解答番号5〜7)モル質量と燃焼
問5:W $+\,4\mathrm{H_2O}\to2$X $+$ Y $+$ Z。X(C$_7$H$_6$O$_3$)$=138$、Y(C$_2$H$_6$O$_2$)$=62$、Z(C$_4$H$_4$O$_4$)$=116$。
Wの分子式は C$_{20}$H$_{14}$O$_8$($12\times20+14+128=382$)。
問6:$\dfrac{95.5}{382}=0.250$ mmol。完全燃焼で C は CO$_2$ に、H は H$_2$O になる。
問7 (解答番号8)Wとして考えられる構造の数
Wは、カルボキシ基4つ(X 2つ、Z 2つ)と、ヒドロキシ基4つ(X 2つ、Y 2つ)が1対1でエステル結合したもの。条件は「ひと続きの1分子になる」こと。サリチル酸どうしの自分自身との結合(4員環)は除く。
4つの酸の基と4つのヒドロキシ基の結びつけ方 $4!=24$ 通りを、同じ分子・同等な基の入れかえで同一視し、1つにつながるものを総当たりで数えると、構造は2通り。
2通りの環の並び
- 型1:Z–Y–X–X–(Zへ戻る)。Zの両端が Y と X、X どうしが(酸 ←→ ヒドロキシ基)で結合し、Yの片方が X の酸と結合する
- 型2:Z–X–Y–X–(Zへ戻る)。Zの両端がそれぞれ別の X のヒドロキシ基に、X の酸の両方が Y に結合する
Z の C=C にはシス・トランス(フマル酸型、マレイン酸型)があり、問題文の「幾何異性体を区別する」により各構造が2種類ずつ。
第3問:推理問題の型
| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 官能基と炭素数 | 酸の基=ヒドロキシ基=4、総 mol=4、炭素20 |
| 問2・3 | 化合物の知識 | サリチル酸 → アセチルサリチル酸、エチレングリコール → 不凍液 |
| 問4 | 分子式 | Y+シュウ酸−2H$_2$O = Z の分子式 |
| 問5・6 | モル質量・燃焼 | W + 4H$_2$O → 2X + Y + Z、C → CO$_2$、H$_2$ → H$_2$O |
| 問7 | 異性体 | 構造を総当たり、C=C のシス・トランスを掛ける |
🩺【自己診断】第3問で手が止まった人への処方箋
- 問1候補が絞れない → X をフタル酸・サリチル酸・カテコールの3通りに分け、官能基の数と炭素数の2式を立てる
- 問2・3知識が出てこない → X = サリチル酸と決めたら、「無水酢酸 → アスピリン」と連想する。Y は不凍液
- 問5加水分解の式が書けない → エステル結合4つ = 水4分子。左辺に $4\mathrm{H_2O}$ を足す
- 問7数え方が分からない → 酸の基とヒドロキシ基に番号をつけ、つなぎ方を書き出す
大問Ⅱ 記述・計算 ── 平衡の式を使い分ける
「何の平衡を使うか」を決めてから数値を入れる。第1問(pH)10分、第2問(気体の溶解)10分が目安です。
第1問水溶液のpH
濃度 $C_\mathrm{am}$ の酢酸アンモニウム水溶液では、酢酸アンモニウムは完全に電離する。加水分解の影響が小さいとして、$[\mathrm{NH_4^+}]=[\mathrm{CH_3COO^-}]$、$[\mathrm{NH_3}]=[\mathrm{CH_3COOH}]$ と考える。酢酸の電離定数 $K_\mathrm{a(ac)}=2.0\times10^{-5}$、アンモニアの塩基の電離定数 $K_\mathrm{b(am)}=2.0\times10^{-5}$、$K_\mathrm{w}=1.0\times10^{-14}$。
- 問1(a) 式(II) の [A]、(b) 式(III) の [B](pH の値)
- 問2(a) [C](言葉)、(b) [D](式)、(c) 理由の論述(18 cm × 5 行)
問1(a) 酢酸の電離 $K_\mathrm{a(ac)}=\dfrac{[\mathrm{H^+}][\mathrm{CH_3COO^-}]}{[\mathrm{CH_3COOH}]}$、アンモニウムイオンの酸の電離 $\dfrac{K_\mathrm{w}}{K_\mathrm{b(am)}}=\dfrac{[\mathrm{H^+}][\mathrm{NH_3}]}{[\mathrm{NH_4^+}]}$。
両辺をかけると、$[\mathrm{NH_4^+}]=[\mathrm{CH_3COO^-}]$、$[\mathrm{NH_3}]=[\mathrm{CH_3COOH}]$ より分数の部分が約分されて、$K_\mathrm{a(ac)}\times\dfrac{K_\mathrm{w}}{K_\mathrm{b(am)}}=[\mathrm{H^+}]^2$。 【答】(A) $[\mathrm{H^+}]^2$
(b) $\mathrm{pH}=-\log_{10}[\mathrm{H^+}]=-\dfrac12\log_{10}\!\left(K_\mathrm{a(ac)}\dfrac{K_\mathrm{w}}{K_\mathrm{b(am)}}\right)$。$K_\mathrm{a(ac)}=K_\mathrm{b(am)}$ なので $[\mathrm{H^+}]^2=K_\mathrm{w}=1.0\times10^{-14}$、$\mathrm{pH}=7.0$。 【答】7.0
問2(a) 酸や塩基を少量加えても pH があまり変化しない働きを緩衝作用という。
(b) $K_\mathrm{a(ac)}=\dfrac{[\mathrm{H^+}][\mathrm{CH_3COO^-}]}{[\mathrm{CH_3COOH}]}$ に $[\mathrm{CH_3COOH}]=C_\mathrm{ac}$、$[\mathrm{CH_3COO^-}]=C_\mathrm{so}$ を入れて $[\mathrm{H^+}]=K_\mathrm{a(ac)}\dfrac{C_\mathrm{ac}}{C_\mathrm{so}}$。両辺に $-\log_{10}$ をとって
$\mathrm{pH}=-\log_{10}K_\mathrm{a(ac)}+\log_{10}\dfrac{C_\mathrm{so}}{C_\mathrm{ac}}$。 【答】(D) $\log_{10}\dfrac{C_\mathrm{so}}{C_\mathrm{ac}}$
(c) 答案例:アンモニウムイオンの酸の電離定数は $\dfrac{K_\mathrm{w}}{K_\mathrm{b(am)}}=5.0\times10^{-10}$ mol/L で、酢酸の $2.0\times10^{-5}$ mol/L よりはるかに小さい弱酸であり、電離して出す水素イオンの量が酢酸に比べて無視できる。さらに混合水溶液は酢酸の電離で pH 5 付近の酸性(水素イオン濃度が高い)であり、アンモニウムイオンの電離平衡はさらに左へ偏って、ほとんど電離しない。
第2問 問1〜3メタンの燃焼と二酸化炭素の物質量
弱塩基 X($\mathrm{X}+\mathrm{H_2O}\rightleftharpoons\mathrm{XH^+}+\mathrm{OH^-}$、標準状態で気体、$K_\mathrm{b(X)}=2.0\times10^{-5}$ mol/L)の炭酸塩 $(\mathrm{XH})_2\mathrm{CO_3}$(96.0 g/mol)5.28 g、メタン、酸素を体積 2490 mL の容器に封入。27℃で全圧 $1.425\times10^6$ Pa。メタンを完全燃焼させ、$(\mathrm{XH})_2\mathrm{CO_3}$ も $(\mathrm{XH})_2\mathrm{CO_3}\to2\mathrm{X}+\mathrm{CO_2}+\mathrm{H_2O}$ のように完全に熱分解させる。メタンと酸素は過不足なく反応した。
- 問1 メタンの完全燃焼の化学反応式
- 問2 初めに封入したメタンの質量
- 問3 発生した二酸化炭素の物質量
問1 $\mathrm{CH_4}+2\mathrm{O_2}\to\mathrm{CO_2}+2\mathrm{H_2O}$
問2 $(\mathrm{XH})_2\mathrm{CO_3}$ は固体で体積は無視できるので、気体は CH$_4$ と O$_2$ だけ。$n=\dfrac{PV}{RT}=\dfrac{1.425\times10^6\times2.490}{8.3\times10^3\times300}=1.425$ mol。CH$_4$ : O$_2$ $=1:2$ で過不足なく反応するので、CH$_4$ は $\dfrac13$ の $0.475$ mol、質量は $0.475\times16=7.60$ g。 【答】7.60 g
問3 $(\mathrm{XH})_2\mathrm{CO_3}$ は $\dfrac{5.28}{96.0}=0.0550$ mol で、CO$_2$ を 0.0550 mol 出す。CH$_4$ の燃焼で 0.475 mol。合計 $0.475+0.0550=0.530$ mol。 【答】0.530 mol
第2問 問4(a)気体の溶解(ヘンリーの法則)と中和後のpH
気体部分の体積を 2490 mL に保ったまま、102.0 mL の純水を注入して 27℃に冷却。CO$_2$ と X の水への溶解度はそれぞれ $5.00\times10^{-2}$、$1.00$ mol/(L·$10^5$ Pa)。
- (i) 容器内の水に溶解した CO$_2$ と X の物質量(ヘンリーの法則を使う)
- (ii) 溶けた CO$_2$ と X が中和反応したあとの水溶液の pH
(i) ① 液体の水の体積:注入した水 102.0 mL と、燃焼で生じた水 $2\times0.475=0.950$ mol、熱分解で生じた水 0.0550 mol(計 1.005 mol $=18.09$ g)。$102.0+18.1=120.1$ mL $=0.1201$ L。
② 気体の分圧:$\dfrac{RT}{V}=\dfrac{8.3\times10^3\times300}{2.490}=1.0\times10^6$ Pa/mol。気体として残る CO$_2$ を $(0.530-x)$ mol とすると、分圧は $(0.530-x)\times10^6$ Pa $=10(0.530-x)\times10^5$ Pa。
③ ヘンリーの法則:溶けた量 $x=5.00\times10^{-2}\times0.1201\times10(0.530-x)$、$x=0.06005(0.530-x)$ より $x=0.0300$ mol。X は全量 $2\times0.0550=0.110$ mol から $y=1.00\times0.1201\times10(0.110-y)=1.201(0.110-y)$ より $y=0.0600$ mol。 【答】CO$_2$ 0.0300 mol、X 0.0600 mol
(ii) CO$_2$ 0.0300 mol が X と中和して、$\mathrm{XH^+}$ 0.0300 mol と $\mathrm{HCO_3^-}$ 0.0300 mol を生じる。X は $0.0600-0.0300=0.0300$ mol 余る。X と $\mathrm{XH^+}$ が等量の緩衝液になるので、$[\mathrm{OH^-}]=K_\mathrm{b(X)}\dfrac{[\mathrm{X}]}{[\mathrm{XH^+}]}=2.0\times10^{-5}$、$\mathrm{pOH}=5-0.30=4.70$、$\mathrm{pH}=14-4.70=9.30$。 【答】9.30
第2問 問4(b)仮にすべての X が溶解したとき
問4(a)の気体の溶解を考えず、X はすべて水溶液中に溶けたとして、中和後の pH を求める。第1問 問1(塩の水溶液)あるいは問2(緩衝液)のうち、適切な考え方を選んで使う。
- (i) CO$_2$ も X と同じ物質量が溶解して中和した後の pH
- (ii) CO$_2$ が X の2倍の物質量が溶解して中和した後の pH
(i) CO$_2$ と X が等量 $n$ なので、中和すると $\mathrm{XH^+}$ と $\mathrm{HCO_3^-}$ が $n$ ずつ(炭酸水素塩の水溶液)。弱酸と弱塩基の塩なので、第1問 問1の考え方。$[\mathrm{H^+}]^2=K_\mathrm{a(ca)}\times\dfrac{K_\mathrm{w}}{K_\mathrm{b(X)}}=4.0\times10^{-7}\times5.0\times10^{-10}=2.0\times10^{-16}$、$\mathrm{pH}=-\dfrac12\log(2.0\times10^{-16})=8-0.15=7.85$。 【答】7.85
(ii) CO$_2$ が X の2倍:X $n$ に対して CO$_2$ $2n$。$n$ の CO$_2$ が X と反応して $\mathrm{HCO_3^-}$ $n$ と $\mathrm{XH^+}$ $n$ を生じ、残る CO$_2$ $n$ は H$_2$CO$_3$ のまま。H$_2$CO$_3$ と $\mathrm{HCO_3^-}$ が等量の緩衝液なので、第1問 問2の考え方。$\mathrm{pH}=-\log_{10}K_\mathrm{a(ca)}+\log_{10}\dfrac{[\mathrm{HCO_3^-}]}{[\mathrm{H_2CO_3}]}=6.40+0=6.40$。 【答】6.40
大問Ⅱ:pH計算の型
| 場面 | 使う式 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 弱酸と弱塩基の塩 | $[\mathrm{H^+}]^2=K_\mathrm{a}\dfrac{K_\mathrm{w}}{K_\mathrm{b}}$ | 酢酸アンモニウム、$\mathrm{XH^+}\cdot\mathrm{HCO_3^-}$ |
| 弱酸とその共役塩基 | $\mathrm{pH}=\mathrm{p}K_\mathrm{a}+\log\dfrac{[\text{塩基}]}{[\text{酸}]}$ | 酢酸+酢酸ナトリウム、H$_2$CO$_3$+HCO$_3^-$ |
| 弱塩基とその共役酸 | $[\mathrm{OH^-}]=K_\mathrm{b}\dfrac{[\text{塩基}]}{[\text{共役酸}]}$ | X + $\mathrm{XH^+}$(問4(a)(ii)) |
| 気体の溶解 | ヘンリーの法則(溶解量 ∝ 分圧) | 残った気体の mol で分圧を出す |
🩺【自己診断】大問Ⅱで手が止まった人への処方箋
- 第1問式が分からない → 酢酸の $K_\mathrm{a}$ の式と、アンモニウムイオンの $K_\mathrm{a}=K_\mathrm{w}/K_\mathrm{b}$ の式を並べて、かけ算する
- 第2問 問2分からない → 気体は CH$_4$ と O$_2$ だけ。$PV=nRT$ で全 mol を出し、$1:2$ で割る
- 第2問 問4(a)ヘンリーの法則で詰まる → 「溶けた分」と「残った分」を $x$ と $(n-x)$ で書き、分圧は残った分から出す
- 第2問 問4(b)式を選べない → 溶液の中身を書き出し、「塩だけ」か「酸とその塩」かで決める
順天堂大2026型 そっくり類題セット
(全4大問・解答解説つき)
2026年度の本番と同じ構成(第1問の8問、電気分解、エステルW、pHと気体の溶解)で、物質と数値を変えたTMPSオリジナル問題です。1問ずつ決めていく力と、条件から数えて絞る力の練習に使ってください。
印刷して本番と同じように60分で解けます。解答・解説はこのページの下に掲載しています。
※ 順天堂大学の入試問題ではありません。本文・設問・人物・団体(架空)はすべてTMPS医学館が作成したオリジナルで、出典のある引用ではありません。
次の各問いに答えよ。〔解答番号 1 〜 8〕 選択肢から一つ選ぶ。
① 5 ② 8 ③ 11 ④ 15 ⑤ 20 ⑥ 24
① CH$_4$ ② C$_2$H$_2$ ③ C$_2$H$_4$
④ C$_2$H$_5$OH ⑤ C$_3$H$_8$ ⑥ CH$_3$COOH
① 温度一定で、体積を2倍にすると圧力も2倍になる。
② 圧力一定で、絶対温度を2倍にすると体積も2倍になる。
③ 体積一定で、27℃から54℃にすると圧力は2倍になる。
④ 温度一定のとき、圧力と体積の積は体積に比例する。
⑤ 0℃、$1.013\times10^5$ Pa で、1 mol の体積は 24.5 L である。
⑥ 分子間力が強いほど、実在気体は理想気体に近づく。
① 3 ② 4 ③ 5
④ 6 ⑤ 8 ⑥ 15
① $-0.62$ ② $-0.83$ ③ $-1.04$
④ $-1.24$ ⑤ $-1.86$ ⑥ $-2.07$
① 9.5 ② 12.6 ③ 15.2
④ 17.7 ⑤ 21.5 ⑥ 27.4
① 5.3 ② 12.0 ③ 21.4
④ 24.7 ⑤ 29.9 ⑥ 38.5
① $\dfrac{(A-x)M}{M+10m}$ ② $\dfrac{(100A-x)M}{M+10m}$
③ $\dfrac{100A}{100+A}-\dfrac{Mx}{M+10m}$ ④ $\dfrac{100^2}{100+A}-\dfrac{Mx}{M+10m}$
⑤ $\dfrac{100A(M+10m)}{100M-10mA}-\dfrac{Mx}{M+10m}$ ⑥ $A-\dfrac{Mx}{M+10m}$
▶ 大問Ⅰ 第1問(小問8問) の答えと解説を見る
大問Ⅰ 第1問(小問8問) の答えと解説
- Siの質量数は28〜30の3通り、塩素4個のうち $^{37}$Cl の個数 $j=0,\dots,4$ で和は $+2j$。質量数の和は $28+140+2j+\{0,1,2\}$。
- $168$ から $178$ までのすべての整数($j=0\to4$ と Si で $0,1,2$ のずれが重なる)の 11 種類。
- 生じる水は $\dfrac{\text{H原子数}}{2}$ mol。CH$_4$:2、C$_2$H$_2$:1、C$_2$H$_4$:2、C$_2$H$_5$OH:3、C$_3$H$_8$:4、CH$_3$COOH:2。
- 理想気体の状態方程式 $PV=RT$。圧力一定なら $V\propto T$(シャルルの法則)なので②が正しい。
- ①ボイルの法則では圧力は体積に反比例。③絶対温度は 300 K → 327 K で、2倍にならない。④温度一定なら $PV$ は一定。⑤標準状態の体積は 22.4 L。⑥分子間力が小さいほど理想気体に近い。
- 沈殿したのは配位していない Cl$^-$ 1個。残り2個の Cl$^-$、NH$_3$ 2個、H$_2$O 2個が配位して [MCl$_2$(NH$_3$)$_2$(H$_2$O)$_2$]$^+$。
- $\mathrm{M}a_2b_2c_2$ 型の八面体は、幾何異性体 5 種類のうち1つが鏡像異性体の対になるので、鏡像異性体を区別して 6 種類。
- CaCl$_2\cdot6$H$_2$O のモル質量は $111+108=219$ g/mol。$\dfrac{5.0}{219}=0.02283$ mol。粒子は 3 倍で 0.0685 mol。
- 溶媒は $100+0.02283\times108=102.5$ g(結晶水も溶媒になる)。$\Delta t=1.86\times\dfrac{0.0685}{0.1025}=1.24$ K。凝固点は $-1.24$℃。
- $\dfrac{21.5}{100+21.5}\times100=17.7\ \%$。
- 必要な Na$_2$CO$_3$ は $0.100\times0.500\times106=5.30$ g。飽和水溶液の質量は $\dfrac{5.30}{0.177}=29.9$ g。
- 60℃の飽和水溶液 100 g 中の Na$_2$CO$_3$ は $\dfrac{100A}{100+A}$ g。
- 析出した十水和物 $x$ g に含まれる Na$_2$CO$_3$ は $\dfrac{Mx}{M+10m}$ g。残りの溶質は $\dfrac{100A}{100+A}-\dfrac{Mx}{M+10m}$。
水酸化カリウムを塩化カリウム水溶液の電気分解によって製造するイオン交換膜法を考える。電気分解槽の内部は陽イオン交換膜で陽極側と陰極側に分けられ、陽極側では反応(I)、陰極側では反応(II)が起こる。この方法で純度の高い水酸化カリウムが得られるのは、イオン交換膜が イ のみを選択的に透過させるからである。電気分解は 25℃、$1.013\times10^5$ Pa でおこなわれ、極板が溶解する反応は起こらないものとする。必要であれば次の表を参考にしなさい。〔解答番号 1 〜 9〕
K(固) $+\frac12$Cl$_2$(気) → KCl(固) $\Delta H=-436$ kJ
KCl(固) + aq → KCl aq $\Delta H=+17$ kJ
K(固) $+\frac12$O$_2$(気) $+\frac12$H$_2$(気) → KOH(固) $\Delta H=-425$ kJ
KOH(固) + aq → KOH aq $\Delta H=-58$ kJ
反応(I):$2\mathrm{Cl}^-\to$ ロ $+2e^-$ 反応(II):$2\mathrm{H_2O}+2e^-\to$ ハ $+2\mathrm{OH}^-$
① Cl$_2$ ② H$_2$ ③ O$_2$
④ K$^+$ ⑤ Cl$^-$ ⑥ OH$^-$
① KCl ② H$_2$O ③ KOH ④ Cl$_2$ ⑤ H$_2$
⑥ O$_2$ ⑦ H$^+$ ⑧ K$^+$ ⑨ Cl$^-$ ⑩ OH$^-$
① KCl ② H$_2$O ③ KOH ④ Cl$_2$ ⑤ H$_2$
⑥ O$_2$ ⑦ H$^+$ ⑧ K$^+$ ⑨ Cl$^-$ ⑩ OH$^-$
KCl aq $+$ ニ → KOH aq $+\dfrac12\mathrm{Cl_2}+\dfrac12\mathrm{H_2}$ $\Delta H=$ ホ kJ ……(III)
① KCl ② H$_2$O ③ KOH ④ Cl$_2$ ⑤ H$_2$
⑥ O$_2$ ⑦ H$^+$ ⑧ K$^+$ ⑨ Cl$^-$ ⑩ OH$^-$
① $-444$ ② $-222$ ③ $-183$ ④ $-143$ ⑤ $-111$ ⑥ $-79$
⑦ 79 ⑧ 111 ⑨ 143 ⑩ 183 ⑪ 222 ⑫ 444
$\mathrm{Cl_2}+2$ ヘ → KCl $+$ リ $+\mathrm{H_2O}$ ……(IV)
① KCl ② H$_2$O ③ KOH ④ Cl$_2$ ⑤ H$_2$
⑥ O$_2$ ⑦ H$^+$ ⑧ K$^+$ ⑨ Cl$^-$ ⑩ OH$^-$
① KCl ② H$_2$O$_2$ ③ KOH
④ Cl$_2$ ⑤ H$_2$ ⑥ KClO
$\mathrm{O}_2+2\mathrm{H}_2\mathrm{O}+4e^-\to4\mathrm{OH}^-$ ……(V)
KCl aq $+\dfrac14\mathrm{O_2}+\dfrac12$ ト → KOH aq $+\dfrac12\mathrm{Cl_2}$ $\Delta H=$ チ kJ ……(VI)
① KCl ② H$_2$O ③ KOH ④ Cl$_2$ ⑤ H$_2$
⑥ O$_2$ ⑦ H$^+$ ⑧ K$^+$ ⑨ Cl$^-$ ⑩ OH$^-$
① $-370$ ② $-320$ ③ $-250$ ④ $-160$ ⑤ $-126$ ⑥ $-79$
⑦ 79 ⑧ 126 ⑨ 160 ⑩ 250 ⑪ 320 ⑫ 370
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大問Ⅱ 第2問(イオン交換膜法) の答えと解説
- 陽イオン交換膜は陽イオンだけを通す。KCl 水溶液中の陽イオンは K$^+$。陽極側で Cl$^-$ が減って電気的につり合いを保つため K$^+$ が膜を通って陰極側へ移動し、陰極側で KOH ができる。
- 陽極(酸化):$2\mathrm{Cl}^-\to\mathrm{Cl}_2+2e^-$。
- 陰極(還元):$2\mathrm{H}_2\mathrm{O}+2e^-\to\mathrm{H}_2+2\mathrm{OH}^-$。
- (I)+(II) を整理すると $2\mathrm{KCl}+2\mathrm{H}_2\mathrm{O}\to2\mathrm{KOH}+\mathrm{Cl}_2+\mathrm{H}_2$。1 mol あたりにして KCl aq $+$ H$_2$O。
- KCl aq $=-436+17=-419$、KOH aq $=-425-58=-483$、H$_2$O $=-286$ kJ/mol。単体は 0。
- $\Delta H=-483-(-419-286)=+222$ kJ。
- 陽極で生じた Cl$_2$ が、陰極側で生じた KOH と反応する:$\mathrm{Cl}_2+2\mathrm{KOH}\to\mathrm{KCl}+\mathrm{KClO}+\mathrm{H}_2\mathrm{O}$。
- 次亜塩素酸カリウム KClO(次亜塩素酸イオンが漂白作用を示す)。
- (I)の $\dfrac12$ 倍:$\mathrm{Cl}^-\to\dfrac12\mathrm{Cl}_2+e^-$、(V)の $\dfrac14$ 倍:$\dfrac14\mathrm{O}_2+\dfrac12\mathrm{H}_2\mathrm{O}+e^-\to\mathrm{OH}^-$。足すと KCl aq $+\dfrac14$O$_2+\dfrac12$H$_2$O → KOH aq $+\dfrac12$Cl$_2$。
- $\Delta H=-483-(-419+\tfrac12\times(-286))=-483+419+143=+79$ kJ。
- (III)の $+222$ kJ より小さく、必要なエネルギーが減る。
炭素、水素、酸素からなり、4つのエステル結合をもつ化合物Wは炭素数が24の有機化合物である。1.0 mol のWを加水分解したところ、4つのエステル結合がすべて分解され、ヒドロキシ基とカルボキシ基のいずれかの官能基、または両方の官能基の数の合計が2つである3つの化合物 X、Y、Z が合計 4.0 mol 得られた。この3つの化合物に含まれる酸素原子はすべてヒドロキシ基またはカルボキシ基に属しており、3つの化合物には三重結合は含まれず、Yには二重結合も含まれない。Xはベンゼン環に2つの官能基のみが直接 $o$-位に置換されており、YおよびZは直鎖状の構造で官能基は両末端に1つずつ結合しており、Zは分子の中央について対称な構造(2つのカルボキシ基が同等)である。Yとシュウ酸をエステル化すると2つのエステル結合をもつ化合物が得られ、この化合物の分子式とZの分子式が同じであった。ただし化合物中のカルボキシ基とヒドロキシ基はその位置やその化合物の化学的性質にかかわらずエステル結合できるとし、加水分解反応ではエステルの分解のみが、エステル化反応ではエステルの生成のみが起こり、反応は完全に進行するとする。〔解答番号 1 〜 8〕 選択肢から一つ選ぶ。
① 2 : 1 : 1 ② 1 : 2 : 1 ③ 1 : 1 : 2
① クメン法の副生成物として得られる。
② ナトリウムフェノキシドに高温・高圧で二酸化炭素を反応させ、酸性にすると得られる。
③ ポリエチレンテレフタラートの原料となる。
④ ベンゼンスルホン酸ナトリウムをアルカリ融解すると得られる。
⑤ サリチル酸メチルは無臭の固体で、内服の解熱剤に用いられる。
⑥ 炭酸水素ナトリウム水溶液と反応しない。
① エチレングリコール ② 1,2-プロパンジオール ③ 1,3-プロパンジオール
④ グリセリン ⑤ 1,4-ブタンジオール ⑥ 2-プロパノール
① C$_4$H$_4$O$_4$ ② C$_5$H$_6$O$_4$ ③ C$_6$H$_6$O$_4$
④ C$_6$H$_8$O$_4$ ⑤ C$_6$H$_{10}$O$_4$ ⑥ C$_7$H$_{10}$O$_4$
① 396 ② 410 ③ 424
④ 438 ⑤ 452 ⑥ 466
① 158 ② 176 ③ 194
④ 211 ⑤ 229 ⑥ 246
① 21.6 ② 28.8 ③ 32.4
④ 36.0 ⑤ 39.6 ⑥ 43.2
① 1 ② 2 ③ 3
④ 4 ⑤ 5 ⑥ 6
▶ 大問Ⅲ 第3問(エステルW) の答えと解説を見る
大問Ⅲ 第3問(エステルW) の答えと解説
- Xは $o$-位に2つの官能基をもつ化合物で、候補は フタル酸(カルボキシ基2、C$_8$)・サリチル酸(各1、C$_7$)・カテコール(ヒドロキシ基2、C$_6$)。酸基の総数 = OH基の総数 = 4、化合物の総数 = 4。
- Y・Zの炭素数は $c_Z=c_Y+2$(問3)。サリチル酸のとき、Y と Z が同数 $n$ mol で $n_X=4-2n$。炭素数 $7n_X+(c_Y+c_Z)\,n=24$ に当てはめると $n_X=2$、$n=1$($c_Y=4$)のみが成立。フタル酸・カテコールでは成立しない。比は 2 : 1 : 1。
- Xはサリチル酸。ナトリウムフェノキシドに高温・高圧で CO$_2$ を作用させ(コルベ・シュミット反応)、酸性にして得られるので②。
- ①クメン法の生成物はフェノールとアセトン。③PETの原料はテレフタル酸。④フェノールはアルカリ融解で得る。⑤サリチル酸メチルは特有の臭いをもつ液体で外用薬。⑥カルボキシ基があるので NaHCO$_3$ と反応して CO$_2$ が出る。
- Yはヒドロキシ基を両末端にもつ直鎖状の2価アルコール。Yとシュウ酸の2つのエステル結合をもつ化合物の炭素数は $c_Y+2$ で、これがZの炭素数 $c_Z$ に等しい。
- Wの炭素数 $7\times2+c_Y+c_Z=24$ より $2c_Y+2=10$、$c_Y=4$。1,4-ブタンジオール。
- Yとシュウ酸のエステルは $\mathrm{C_4H_{10}O_2}+\mathrm{C_2H_2O_4}-2\mathrm{H_2O}=\mathrm{C_6H_8O_4}$。Zはこれと同じ分子式で、対称な直鎖状のHOOC-CH$_2$-CH=CH-CH$_2$-COOH。
- $W+4\mathrm{H_2O}\to2X+Y+Z$。$M_W=2\times138+90+144-4\times18=438$。
- Wの分子式は C$_{24}$H$_{22}$O$_8$(438)。$\dfrac{87.6}{438}=0.200$ mmol、CO$_2$ は $0.200\times24=4.80$ mmol $=211$ mg。
- H$_2$O は $0.200\times\dfrac{22}2=2.20$ mmol $=39.6$ mg。
- 4つのカルボキシ基(X 2つ、Z 2つ)と4つのヒドロキシ基(X 2つ、Y 2つ)を1対1で結ぶ全24通りの組合せを、同じ分子・同等な基の入れかえ(対称操作)で同一視し、1つの分子にまとまるものを数える(検算スクリプトで総当たり)と、$o$-位の自分自身とのエステル(4員環)を除いて構造は 2 通り。Z の二重結合にシス・トランスがあり、それぞれ2種類ずつなので $2\times2=4$ 通り。
以下の問題の答えを解答用紙に記しなさい。温度によらず、水のイオン積は $K_\mathrm{w}=1.0\times10^{-14}$ (mol/L)$^2$、ギ酸の酸の電離定数は $K_\mathrm{a(fm)}=2.0\times10^{-4}$ mol/L、アンモニアの塩基の電離定数は $K_\mathrm{b(am)}=5.0\times10^{-5}$ mol/L、炭酸の1段階目の電離定数は $K_\mathrm{a(ca)}=4.0\times10^{-7}$ mol/L とし、炭酸の2段階目の電離は考えない。$\log_{10}2=0.30$、$\log_{10}5=0.70$。
▶ 大問Ⅳ 記述・計算(pH と気体の溶解) の答えと解説を見る
大問Ⅳ 記述・計算(pH と気体の溶解) の答えと解説
- $K_\mathrm{a(fm)}=\dfrac{[\mathrm{H^+}][\mathrm{HCOO^-}]}{[\mathrm{HCOOH}]}$、$\dfrac{K_\mathrm{w}}{K_\mathrm{b(am)}}=\dfrac{[\mathrm{H^+}][\mathrm{NH_3}]}{[\mathrm{NH_4^+}]}$。かけると $[\mathrm{H^+}]^2\cdot\dfrac{[\mathrm{HCOO^-}][\mathrm{NH_3}]}{[\mathrm{HCOOH}][\mathrm{NH_4^+}]}=[\mathrm{H^+}]^2$。
- $[\mathrm{H^+}]^2=2.0\times10^{-4}\times\dfrac{1.0\times10^{-14}}{5.0\times10^{-5}}=4.0\times10^{-14}$、$[\mathrm{H^+}]=2.0\times10^{-7}$、pH $=7-0.30=6.7$。
- (b) $K_\mathrm{a(fm)}=\dfrac{[\mathrm{H^+}]C_\mathrm{so}}{C_\mathrm{fa}}$ より。
- (c) $K_\mathrm{a}$(NH$_4^+$)$=\dfrac{K_\mathrm{w}}{K_\mathrm{b(am)}}=2.0\times10^{-10}$。酸性の水溶液中では $\dfrac{[\mathrm{NH_3}]}{[\mathrm{NH_4^+}]}=\dfrac{2.0\times10^{-10}}{[\mathrm{H^+}]}$ が極めて小さい($[\mathrm{H^+}]\sim2\times10^{-4}$ なら $10^{-6}$)。
- (a) $n=\dfrac{PV}{RT}=\dfrac{1.17\times10^6\times2.49}{8.3\times10^3\times300}=1.17$ mol。$\mathrm{C_3H_8}+5\mathrm{O_2}\to3\mathrm{CO_2}+4\mathrm{H_2O}$ で過不足なく反応するので、プロパンは $\dfrac{1.17}{6}=0.195$ mol、$0.195\times44=8.58$ g。
- (b) $(\mathrm{XH})_2\mathrm{CO_3}$ は $\dfrac{4.32}{96.0}=0.0450$ mol で、CO$_2$ 0.0450 mol、X 0.0900 mol を生じる。CO$_2$ は計 $0.585+0.045=0.630$ mol。液体の水は $0.0852+(0.78+0.045)\times0.018\fallingdotseq0.100$ L。$RT/V=1.0\times10^6$ Pa/mol なので、溶けた量 $x$(CO$_2$):$x=0.0500\times0.100\times10\,(0.630-x)$、$x=0.0300$ mol。X:$y=1.00\times0.100\times10\,(0.0900-y)$、$y=0.0450$ mol。
- (c) CO$_2$ 0.0300 mol が X 0.0300 mol と反応して $\mathrm{XH^+}$ 0.0300 mol と HCO$_3^-$ 0.0300 mol を生じ、X が 0.0150 mol 余る。X と $\mathrm{XH^+}$ の緩衝液:$\mathrm{pH}=-\log\dfrac{K_\mathrm{w}}{K_\mathrm{b(am)}}+\log\dfrac{0.0150}{0.0300}=9.70-0.30=9.4$。
- (a) CO$_2$ と X が等量 $n$ のとき、$\mathrm{XH^+}$ と HCO$_3^-$ が $n$ ずつ。問1と同じ考え方で $[\mathrm{H^+}]^2=K_\mathrm{a(ca)}\dfrac{K_\mathrm{w}}{K_\mathrm{b(am)}}=4.0\times10^{-7}\times2.0\times10^{-10}=8.0\times10^{-17}$、pH $=\dfrac{17-0.90}{2}=8.05$。
- (b) CO$_2$ が X の3倍:X $n$ に対して CO$_2$ $3n$。$n$ が HCO$_3^-$ に、残り $2n$ が H$_2$CO$_3$。H$_2$CO$_3$ と HCO$_3^-$ の緩衝液で、pH $=-\log(4.0\times10^{-7})+\log\dfrac{n}{2n}=6.40-0.30=6.10$。
※ 類題は、本番の解き方の骨格は残しつつ、物質・数値・問われ方を変えて作っています(四塩化ケイ素、塩化カルシウム、塩化カリウム水溶液の電気分解、炭素数24のエステル、ギ酸アンモニウム、プロパンの燃焼など)。図は載せていないので、必要なら自分で図や構造式を描いて解いてください。選択肢はすべて、数値計算・総当たりで確かめてあります。
30秒 得点診断
本番の過去問、またはそっくり類題セットを60分で解いた結果を選んでください。次にやるべきことを表示します。
保護者の方へ:順天堂大の化学で知っておきたい3つのこと
よくある質問
Q. 順天堂大学 医学部の化学2026年度は、どの順番で解くのがよいですか?
TMPSのおすすめは、第1問(小問8問)を16分、第2問(電気分解)を10分、第3問(エステルW)を14分、大問Ⅱの記述・計算(pHと気体の溶解)を20分です(化学だけで60分の計算。2科目120分の配分は科目ごとに調整してください)。第1問は1問1〜2分で答えが決まる問題が多く、第2問は前半の空欄補充を取り切ってから計算に入ります。
Q. 問題文が載っていなくても、どんな問題か分かりますか?
分かります。著作権に配慮して問題本文・図は掲載していませんが、各小問の最初に「どういう問題か」として、設定・何を求めるか・選択肢の形をTMPSの言葉で説明しています。
Q. 記述の大問(pHと気体の溶解)は、どこまで書けば点になりますか?
問いの数が多く、それぞれの結果と式が採点されます。解説では「何を使う問題か(平衡の式、緩衝液、ヘンリーの法則)」を先に決めてから数値を入れる順で書いています。論述(問2(c))は答案の一例を載せているので、自分の答案と見比べてください。
Q. そっくり類題セットとは何ですか?
2026年度と同じ構成(第1問の小問8問、イオン交換膜法、エステルW、pHと気体の溶解)で、物質・数値を変えたTMPSオリジナル問題です。本文・選択肢はすべて新しく作り、全問の答えと解説をこのページに載せ、本番形式のPDFも無料で配布しています。
Q. 解説に誤りを見つけたらどうすればいいですか?
公式LINEからお知らせください。確認のうえ修正し、更新日を記載します。
問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。
受験生・指導者の皆様からのご指摘を真摯に受け止め、最も信頼できる過去問解説・類題ライブラリーとして随時アップデートいたします。
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