○になるのは、b(アマルガムは水銀と他の金属の合金)とd(純銅は粗銅を陽極にした電解精錬で得る)。
✕の理由:aは、アルミニウムの表面を守っているのは酸化物(Al₂O₃)の被膜で、水酸化物ではない。cの青銅は銅とスズの合金で、鉄ではない。eのニクロム(ニッケルとクロムの合金)は電気抵抗が大きいので電熱線に使う。
→ b,d で⑥。
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さらに、そっくり類題PDFを見れば、実際の問題イメージもわかるよ!
各小問を「どういう問題か」から説明し、計算は式を1行も飛ばさずに解説。最後に、本番と同じ5大問の構成で作ったそっくり類題セット(全問解答つき)で、2025年度を丸ごと演習できます。
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※ 著作権に配慮し、入試問題の本文・図は掲載していません。解答番号(1〜25)は、本番のマークシートとの対応を示すためのものです。※ 知識で決まる問題(金属・酸塩基・電池・気体・肥料・沈殿の色・有機化合物の性質など)と、図を読んで決めた箇所は、スクリプトでは確かめられないため「要確認」を付けています。
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本番は理科2科目で100分。化学は50分を目安にします。時間はTMPSの目安です。
解説を読む前の採点用です。計算問題はpythonで再計算し、異性体と分子式はRDKitで列挙して確かめています(結果は下の注記)。
第Ⅰ問(解答番号 1〜8)
第Ⅱ問(9〜12)
第Ⅲ問(13〜16)
第Ⅳ問(17〜20)
第Ⅴ問(21〜25)
※ 検算:計算問題(第Ⅰ問(8)、第Ⅱ問(1)(2)(4)、第Ⅲ問(1)〜(4)、第Ⅳ問(3)(4)、第Ⅴ問(3)の量計算)はpythonで有効数字・単位まで再計算し、pHは電荷収支の厳密解と照合、アセトンの異性体(第Ⅰ問(7))と油脂の分子式(第Ⅰ問(8))はRDKitで列挙して確かめました。結果は全て一致しています。
採点したら → 30秒の得点診断へ8つの独立した小問が並びます。1問あたり1〜2分が目安。「2つ選べ」の問題が6問あり、確実な1文を決めてから消去法で絞るのが基本です。問7の異性体と問8の分子式は、考え方を知っていれば取れます。
合金の成分や性質、金属の精錬について、1文ずつ○✕を付ける知識問題。
○になるのは、b(アマルガムは水銀と他の金属の合金)とd(純銅は粗銅を陽極にした電解精錬で得る)。
✕の理由:aは、アルミニウムの表面を守っているのは酸化物(Al₂O₃)の被膜で、水酸化物ではない。cの青銅は銅とスズの合金で、鉄ではない。eのニクロム(ニッケルとクロムの合金)は電気抵抗が大きいので電熱線に使う。
→ b,d で⑥。
酸・塩基の基本事項を、反例を1つ思い浮かべながら1文ずつ判定する。
○になるのは、c(弱酸は濃度が小さいほど電離度が大きい)とe(気体の塩基などは、過剰の酸に吸収させて残りを滴定する逆滴定を使う)。
✕の理由:aはアンモニアと塩化水素の中和($\mathrm{NH_3+HCl\to NH_4Cl}$)のように水が生じない中和がある。bの水のイオン積 $K_w$ は温度で変わる(25℃で $1.0\times10^{-14}$、温度が上がると大きくなる)。dの中和点のpHは酸と塩基の強弱で変わり、必ず7とは限らない。
→ c,e で⑨。
図の目盛りから、「どの圧力の線を、どちら向きにたどるか」を決めて、状態がどう変わるか読み取る問題。
読み取りの手順は「① その圧力の横線を引く → ② 温度を上げる向きに進む → ③ 曲線を横切るたびに状態が変わる」です。
・a(大気圧で液体が存在する最低温度):大気圧の線上で固体と液体の境界を横切る温度が融点で、図の値のとおり。正しい。
・b(100℃で、27 Paから圧力を上げる):27 Paは三重点の圧力より低く、100℃は三重点の温度より低いので、最初は気体。圧力を上げると昇華曲線を横切って固体になる。この変化は気体→固体(凝華)で、液体→固体の「凝固」ではない。誤り。
・c(5.00×10⁵ Paで加熱):この圧力は大気圧と臨界圧力の間。固体→液体→気体の順に変わる。正しい。
・d(大気圧で、臨界温度より高い):超臨界状態は臨界温度より高く、かつ臨界圧力より高い場合。大気圧は臨界圧力より低いので、ただの気体。誤り。
・e(液体と気体の境界線=蒸気圧曲線):温度と飽和蒸気圧の関係を表す。正しい。
→ 誤りは b,d で⑥。

電池の活物質・酸化力の強弱を問う知識問題。
誤りは①。鉛蓄電池では、正極の酸化鉛(IV) $\mathrm{PbO_2}$ が電子を受け取って硫酸鉛(II)になる(放電)ので、酸化力が強いのは $\mathrm{PbO_2}$ のほう。生成物の $\mathrm{PbSO_4}$ の酸化力のほうが強い、という文は逆です。
②(マンガン乾電池とアルカリマンガン乾電池は、活物質が同じ MnO₂ と Zn)、③(ニッケル水素電池の負極は水素吸蔵合金)、④(燃料電池は燃料と酸化剤を外から供給)、⑤(リチウムイオン電池の電極にはリチウムを含む黒鉛系材料)は正しい。
2つの気体の性質を並べ、「両方に当てはまるか」を判定する。
| 性質 | 二酸化窒素 | 二酸化硫黄 | 共通? |
|---|---|---|---|
| 色 | 赤褐色 | 無色 | ✕(aは誤り) |
| におい | 刺激臭 | 刺激臭 | ○(b) |
| 空気との重さ | 重い(分子量46) | 重い(分子量64) | ○(下方置換、c) |
| 水に溶けると | 硝酸(強酸)+NO | 亜硫酸(弱い酸) | ✕(dは誤り) |
| 漂白作用 | なし | あり | ✕(eは誤り) |
→ 共通で正しいのは b,c で⑤。
化合物の組成式から、窒素・リン・カリウムを含むかを判定する。
三要素はN・P・K。b(過リン酸石灰:リンを含む)とe(硫酸アンモニウム:窒素を含む)が当てはまる。塩化リチウム・硫酸バリウム・炭酸ナトリウムには三要素が含まれない。→ ⑦。
異性体を書き出して数え、文の数や性質と照らし合わせる問題。
まず、対象になる分子を全部書き出します。分子式 C₃H₆O で、不安定なエノール(C=C に OH が直接ついたもの)と、環に酸素が入るもの(エポキシド等)を除くと、次の5種類になります。
| 名称 | 構造の特徴 | C=C | 銀鏡反応 | ヨードホルム反応 |
|---|---|---|---|---|
| アセトン | CH₃COCH₃ | — | — | ○ |
| プロパナール | CH₃CH₂CHO(アルデヒド) | — | ○ | — |
| アリルアルコール | CH₂=CHCH₂OH | ○ | — | — |
| メチルビニルエーテル | CH₂=CHOCH₃(エーテル) | ○ | — | — |
| シクロプロパノール | 三員環+OH(第二級アルコール) | — | — | — |
・a「C=C をもつものは4種類」:表では2種類(アリルアルコールとメチルビニルエーテル)。誤り。
・b「C=C をもつものはすべてアルコール」:メチルビニルエーテルはエーテル。誤り。
・c「銀鏡反応を示すものは1種類」:プロパナールのみ。正しい。 ・d「ヨードホルム反応を示すものは1種類」:アセトンのみ。正しい。 ・e「環状構造をもつものはすべて第二級アルコール」:シクロプロパノールのみで、OHが付いた炭素に炭素が2個つながる。正しい。
→ 誤りは a,b で①。
「水素の物質量=C=Cの数」から脂肪酸の組成を決め、グリセリンとのエステルの式で分子式を組み立てる。
油脂1 molに水素2 molが付加するので、C=Cは全部で2個。リノール酸1個がちょうど2個のC=Cをもつので、構成は(16:0)×2+(18:2)×1です(リノール酸を2個にすると水素が4 mol必要)。
油脂は、グリセリン1分子と脂肪酸3分子から水3分子が取れたエステルなので、
→ ⑥(C₅₃H₉₈O₆)。
| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 金属 | アルミは酸化物の被膜/青銅は銅とスズ/ニクロムは電気抵抗が大きい |
| 問2 | 酸と塩基 | 水が生じない中和もある/Kwは温度で変わる/弱酸は薄いほど電離度大 |
| 問3 | 状態図 | 大気圧の線と臨界圧力の線/気体→固体は凝華 |
| 問4 | 電池 | 酸化力は PbO₂(正極)>PbSO₄ |
| 問5 | 気体の比較 | NO₂は赤褐色・強酸/SO₂は漂白作用 |
| 問6 | 肥料 | N・P・K。過リン酸石灰と硫酸アンモニウム |
| 問7 | 異性体 | 安定な5種類を書き出して数える |
| 問8 | 油脂 | 水素の物質量=C=Cの数 → 16:0×2+18:2×1 |
塩化ナトリウムの結晶格子、飽和水溶液の濃度、ナトリウム化合物の記述、イオン交換膜を使った電気分解の4問です。問3だけが知識で、他の3問は式を立てれば答えが出ます。
単位格子の辺に沿ってNa⁺とCl⁻が接している、という図の読みから半径を出し、単位格子の中の粒子数から密度を出す。
辺に沿って Cl⁻ ─ Na⁺ ─ Cl⁻ と並んで接しているので、辺の長さは $2(r_{\mathrm{Na^+}}+r_{\mathrm{Cl^-}})$ です。
単位格子の中には、Na⁺ が4個、Cl⁻ が4個(NaCl の4組分)。体積は $(0.564\times10^{-7}\ \mathrm{cm})^3=179\times10^{-24}\ \mathrm{cm^3}$ です。
→ 0.166,2.18 で②。
溶解度から溶液の質量を出し、密度で溶液1 Lの質量に直してモル濃度を出す。
→ 26,5.4 で②。
ナトリウムの化合物の性質を、1文ずつ○✕で判定する知識問題。
○になるのは、b(塩化ナトリウムの融解塩電解でナトリウムの単体が得られる)とc(炭酸ナトリウムに塩酸を加えると二酸化炭素が発生する)。
✕の理由:aは炭酸水素ナトリウム水溶液の液性の記述が実際と合わない(水溶液は弱塩基性)。dの酢酸ナトリウムは水に溶けるとほぼ完全に電離する強電解質で、「わずかに電離」は誤り。eは塩化ナトリウム水溶液に硫化水素を吹き込んでも沈殿は生じない。
→ b,c で⑤。
電気量から電子の物質量を出し、陰極の半反応の係数比で気体の物質量に直す。
陰極では $\mathrm{OH^-}$ が生じるので溶液は塩基性となり、ブロモチモールブルーは青です(酸性側は黄、塩基性側は青)。→ 青,2.0×10⁻² で⑥。

| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 結晶格子 | 辺で Cl⁻─Na⁺─Cl⁻ が接する。4組/格子。密度2.18 |
| 問2 | 溶解度→濃度 | 分母は溶液。モル濃度は 密度×1000 から |
| 問3 | 知識 | Na化合物の記述(融解塩電解・強電解質・硫化水素で沈殿しない) |
| 問4 | 電気分解 | Q=It → e⁻ 0.0200 mol → 陰極は H₂ 0.0100 mol=0.020 g、溶液は青 |
二酸化炭素が水に溶けてできる炭酸の2段階電離を使い、pH・存在率・沈殿・気体と溶解量の比を求めます。4問とも、式を立てれば答えが出る大問です。
電離定数の式から $[\mathrm{H^+}]$ を出し、pH に直す計算。
(1)式の電離だけを考えると $[\mathrm{H^+}]=[\mathrm{HCO_3^-}]$、$[\mathrm{H_2CO_3}]=7.8\times10^{-3}$ mol/L とみなせます。
→ ①(4.1)。電荷収支の式から厳密に解いても pH は4.11で、近似は十分です。
(2)式 $K_2$ の定義から、$[\mathrm{CO_3^{2-}}]=[\mathrm{HCO_3^-}]$ のとき $[\mathrm{H^+}]=K_2$。
pHが高い領域では $\mathrm{H_2CO_3}$ はほぼ存在せず、全体は $\mathrm{HCO_3^-}$ と $\mathrm{CO_3^{2-}}$ です。炭酸イオンがちょうど50%なら、$[\mathrm{CO_3^{2-}}]=[\mathrm{HCO_3^-}]$ です。
→ ⑤(9.9)。
強い塩基の水溶液に二酸化炭素を通すと炭酸塩ができる、という反応の判定。
沈殿が生じるのは、水酸化バリウムと水酸化カルシウム(石灰水)です。
$\mathrm{Ca(OH)_2+CO_2\to CaCO_3\downarrow+H_2O}$、$\mathrm{Ba(OH)_2+CO_2\to BaCO_3\downarrow+H_2O}$。
塩化カルシウムの水溶液では、炭酸(弱酸)が塩酸(強酸)を追い出せないので、$\mathrm{CaCO_3}$ は生じません。塩化ナトリウム・硝酸ナトリウムは炭酸塩をつくりません。→ d,e で⑩。
気体の体積から圧力を気体の物質量で表し、ヘンリーの法則で溶解量を同じ文字で表して、比を取る。
気体が占める体積は容器の容積から水の体積を引いた $9.31-1.00=8.31$ L。気体の二酸化炭素を $n$ mol とすると、
→ ④(10)。

| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 弱酸のpH | $[\mathrm{H^+}]=\sqrt{K_1c}$。pH=4.11 |
| 問2 | 存在率 | 炭酸イオンが50% ⇔ $[\mathrm{H^+}]=K_2$ → pH=9.9 |
| 問3 | 炭酸塩の沈殿 | Ca(OH)₂・Ba(OH)₂ に CO₂。CaCl₂ には沈殿しない |
| 問4 | ヘンリーの法則 | 気体の体積は容器−水。未知の圧力は n で表して比を取る→10 |
塩化物イオンを硝酸銀で滴定し、指示薬のクロム酸カリウムで終点を知る「モール法」の大問です。色の知識、クロム酸イオンの沈殿、溶解度積の計算、滴定の濃度計算の4問。
モール法の終点が「何色の沈殿」で分かるかを問う知識問題。
クロム酸カリウム水溶液は黄色(クロム酸イオンの色)、クロム酸銀の沈殿は赤褐色(暗赤色)。→ 黄色,赤褐色 で⑤。
クロム酸塩の溶解性の知識問題。
クロム酸バリウム $\mathrm{BaCrO_4}$(黄色)とクロム酸鉛(II) $\mathrm{PbCrO_4}$(黄色)が沈殿します。アンモニウム・ナトリウム・マグネシウムのクロム酸塩は水に溶けます。→ d,e で⑩。
沈殿が生じはじめるのは、イオン積が溶解度積に等しくなる瞬間。2つの沈殿それぞれについて $[\mathrm{Ag^+}]$ を求め、小さいほうが先に沈殿する。
1.8×10⁻⁸ ≪ 6.0×10⁻⁵ なので、AgClが先に沈殿します(だからモール法が成り立つ)。→ ⑦。
終点では塩化物イオンがほぼ全量、塩化銀として沈殿している。銀イオンと塩化物イオンは1:1で反応するので、物質量が等しい。
→ ③(6.4×10⁻²)。
| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 色の知識 | K₂CrO₄ 水溶液は黄/Ag₂CrO₄ の沈殿は赤褐 |
| 問2 | 沈殿の知識 | クロム酸イオンで沈殿:Ba²⁺・Pb²⁺(黄) |
| 問3 | 溶解度積 | AgCl は $K_{sp}/[Cl^-]$、Ag₂CrO₄ は $\sqrt{K_{sp}/[CrO_4^{2-}]}$ |
| 問4 | 滴定 | n(Ag⁺)=n(Cl⁻)。mL を L に直して割る |
フェノール・ニトロベンゼンから、アゾ染料ができるまでを3つの実験で追い、化合物の構造、分液、記述の正誤、塩化鉄(III)による呈色を問います。まず実験1〜3を1本の矢印の流れにして整理しましょう。
| 実験 | 反応 | 生成物 |
|---|---|---|
| 実験1 | フェノール + NaOH | A:ナトリウムフェノキシド |
| 実験2 | ニトロベンゼン + Sn・HCl(還元)→ B + NaOH | B:アニリン塩酸塩 → C:アニリン |
| 実験3 | C + HCl・NaNO₂(5℃以下)→ D、D + A(ジアゾカップリング) | D:塩化ベンゼンジアゾニウム → E:p-ヒドロキシアゾベンゼン(橙赤色) |
反応の名前から、構造を決める問題。構造式の選択肢は、官能基(ONa・OH・N=N)で見分ける。
・21:フェノールに水酸化ナトリウムを作用させる中和で、$\mathrm{C_6H_5OH+NaOH\to C_6H_5ONa+H_2O}$。Aはナトリウムフェノキシド(ベンゼン環に ONa が付いた構造)で②。
・22:実験3は、ジアゾニウム塩(D)とナトリウムフェノキシド(A)のジアゾカップリング。ベンゼン環2つが N=N でつながり、パラ位にヒドロキシ基が残るp-ヒドロキシアゾベンゼン(橙赤色)で⑨。
塩(イオン性)は水層、中性・弱塩基の有機化合物はエーテル層、という分液の基本。
ニトロベンゼンは水に溶けない油状の中性化合物でエーテル層。Bのアニリン塩酸塩はイオン性の塩で水層。Cのアニリンは水に溶けにくい弱塩基でエーテル層。
→ エーテル層,水層,エーテル層 で⑦。
反応の流れを使って、1文ずつ○✕を付ける。最後の文は量計算。
・a「Aに塩酸を加えるとフェノールが生じる」:弱酸の塩に強酸を加えると弱酸が遊離する。正しい。
・b「Cに塩酸を加えるとBが生じる」:アニリンに塩酸を加えるとアニリン塩酸塩。正しい。
・c「Bを生じる反応で、スズは触媒としてはたらく」:スズは還元剤(自身が酸化される)で、触媒ではない。誤り。
・d「実験3を冷却せずに行うとフェノールが生じる」:ジアゾニウム塩は温度が上がると窒素を出してフェノールになる。正しい。
・e「フェノール0.5 molとニトロベンゼン1.0 molで、Eは1.0 mol」:A(ナトリウムフェノキシド)は0.5 mol、D(ジアゾニウム塩)は1.0 mol。ジアゾカップリングは1:1なので、少ないほうの0.5 molで止まる。誤り。
→ 誤りは c,e で⑨。
塩化鉄(III)の呈色は、フェノール性ヒドロキシ基があるかどうかで決まる。
| 化合物 | 内容 | フェノール性OH | 呈色 |
|---|---|---|---|
| A1 | サリチル酸ナトリウム | あり | ○ |
| A2 | サリチル酸 | あり | —(問われていない) |
| A3 | アセチルサリチル酸(OHがアセチル化) | なし | ✕ |
| A4 | サリチル酸メチル(COOHがエステル化) | あり | ○ |
A3は、無水酢酸でフェノール性のヒドロキシ基がアセチル化(エステル)されて消えているので呈色しません。A1とA4は残っています。→ A1,A4 で⑤。
| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 構造の決定 | A=ナトリウムフェノキシド/E=ジアゾカップリング生成物 |
| 問2 | 分液 | イオン性の塩は水層、アニリン・ニトロベンゼンはエーテル層 |
| 問3 | 正誤 | Snは還元剤/Eの量は少ない方の原料で決まる |
| 問4 | 呈色反応 | フェノール性OHの有無(A3だけ消えている) |
2025年度の本番と同じ5大問・同じ解答番号の数(1〜25)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。計算を一本道で解く力と、知識問題を消去法で素早く決める力の練習に使ってください。
印刷して本番と同じように50分で解けます。解答・解説はこのページの下に掲載しています。
※ 北里大学の入試問題ではありません。本文・設問・人物・団体(架空)はすべてTMPS医学館が作成したオリジナルで、出典のある引用ではありません。
次の問1〜問8に答えよ。答えは各問の①から始まる選択肢の中から選べ。
第Ⅰ問 小問集合 の答えと解説
結晶・水溶液・カルシウムの化合物・電気分解に関する次の問1〜問4に答えよ。答えは各問の①から始まる選択肢の中から選べ。
第Ⅱ問 結晶・濃度・電気分解 の答えと解説
硫化水素やその水溶液に関する次の問1〜問4に答えよ。答えは各問の①から始まる選択肢の中から選べ。なお,気体はすべて理想気体とし,気体と水溶液の間には気液平衡が成立しているものとする。
硫化水素は水に少し溶け,水溶液中では次のように2段階に電離する。
$\mathrm{H_{2}S}$ $\rightleftarrows$ $\mathrm{HS^{-}}$ + $\mathrm{H^{+}}$ (1) $\mathrm{HS^{-}}$ $\rightleftarrows$ $\mathrm{S^{2-}}$ + $\mathrm{H^{+}}$ (2)
水溶液中の $\mathrm{H_{2}S}$,$\mathrm{HS^{-}}$,$\mathrm{S^{2-}}$,$\mathrm{H^{+}}$ のモル濃度をそれぞれ $[\mathrm{H_2S}]$,$[\mathrm{HS^-}]$,$[\mathrm{S^{2-}}]$,$[\mathrm{H^+}]$ と表すと,(1)式,(2)式の電離定数 $K_1$,$K_2$ は次式で表される。
$K_1=\dfrac{[\mathrm{HS^-}][\mathrm{H^+}]}{[\mathrm{H_2S}]}$ $K_2=\dfrac{[\mathrm{S^{2-}}][\mathrm{H^+}]}{[\mathrm{HS^-}]}$
また,25℃における $K_1$,$K_2$ の値を以下に示す(本問のために設定した値)。
$K_1=1.0\times10^{-7}\ \mathrm{mol/L}$ $K_2=1.0\times10^{-13}\ \mathrm{mol/L}$
第Ⅲ問 硫化水素の電離 の答えと解説
沈殿滴定に関する次の文章を読み,問1〜問4に答えよ。答えは各問の①から始まる選択肢の中から選べ。
塩化銀は水に溶けにくい塩(難溶性塩)であり,溶けた塩化銀は完全に電離して,溶解度積 $K_{\mathrm{sp}}(\mathrm{AgCl})=[\mathrm{Ag^+}][\mathrm{Cl^-}]$ が成り立つ。ある水溶液で $[\mathrm{Ag^+}][\mathrm{Cl^-}]$ が $K_{\mathrm{sp}}$ を超えると,塩化銀の沈殿が生じる。
濃度未知の塩化物イオンを含む水溶液に,指示薬として少量のクロム酸カリウム水溶液を加え,濃度既知の硝酸銀水溶液を滴下すると,まず塩化銀の沈殿が生じる。塩化物イオンのほぼ全量が沈殿すると,次に銀イオンがクロム酸イオンと反応してクロム酸銀の沈殿が生じるため,その沈殿の色から滴定の終点が判定できる。
第Ⅳ問 沈殿滴定 の答えと解説
次の実験は,ある有機化合物の合成過程を示したものである。これらに関する次の問1〜問4に答えよ。答えは各問の①から始まる選択肢の中から選べ。
実験1.アニリンに無水酢酸を作用させると,有機化合物Aが生じた。
実験2.アニリンを希塩酸に溶かして氷冷(5℃以下)し,亜硝酸ナトリウムの水溶液を加えると,有機化合物Bが生じた。
実験3.2-ナフトールに水酸化ナトリウム水溶液を加えて溶かし,氷冷しながらBの水溶液を加えると,橙赤色の有機化合物Cが生じた。
第Ⅴ問 芳香族化合物の合成 の答えと解説
※ 類題は、本番の解き方の骨格は残しつつ、題材・数値・符号を変えて作っています(例:第Ⅱ問は塩化ナトリウム→アルミニウムの結晶と硝酸カリウム・硫酸銅(II)の電気分解、第Ⅲ問は炭酸→硫化水素、第Ⅳ問は塩化物イオンと臭化物でなく海水の滴定、第Ⅴ問はフェノール→アニリンを出発物質にした合成)。計算は数値で、異性体と分子式は列挙でスクリプトにより確かめてあります。知識で決まる設問は「要確認」の扱いです。第Ⅴ問(1)の構造式の選択肢は、化合物名の選択肢にしてあります。
本番の過去問、またはそっくり類題セットを50分で解いた結果を選んでください。次にやるべきことを表示します。
TMPSのおすすめは、第Ⅰ問の小問集合を12分、第Ⅱ問(ナトリウムの化合物)を10分、第Ⅲ問(二酸化炭素と炭酸)を10分、第Ⅳ問(沈殿滴定)を8分、第Ⅴ問(芳香族化合物の合成)を10分の合計50分です。本番は理科2科目で100分なので、化学は1科目あたり50分が目安になります。時間配分は受験生の実力で変わるため、あくまでTMPSの目安です。
分かります。著作権に配慮して問題本文・図は掲載していませんが、各小問の最初に「どういう問題か」として、設定・何を答えるか・解答番号の形をTMPSの言葉で説明しています。
本番の計算問題は、pythonで有効数字・単位まで再計算し、pHは電荷収支の厳密解、油脂の分子式と異性体の数はRDKitによる列挙で、独立に確かめています。ただし、用語や性質の真偽(金属・酸塩基・電池・気体・肥料の記述、沈殿の色など)と、図を読んで決めた箇所はスクリプトでは確かめられないため、「要確認」と明記しています。
2025年度と同じ5大問・同じ解答番号の数(1〜25)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。全問の答え・解説をこのページに掲載し、本番形式の問題冊子PDFも無料で配布しています。入試問題そのものではありません。
公式LINEからお知らせください。確認のうえ修正し、更新日を記載します。
問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。
受験生・指導者の皆様からのご指摘を真摯に受け止め、最も信頼できる過去問解説・類題ライブラリーとして随時アップデートいたします。
「どこで時間を失ったか」「どの小問を後回しにすべきだったか」「計算ミスの癖」を、Sora先生があなたの答案から直接診断します。