TMPS医学館 医学部入試 完全攻略シリーズ

兵庫医科大学 医学部 数学(2025年度)全問題・超図解解説

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数学コーチング創始者 ニックニ(新国)先生
赤本キラー!途中式・図解100%網羅 ニックニ(新国大輔)先生 徹底解説

「これより〜となる」の省略はゼロ!兵庫医科大学(2025年度)数学をニックニ先生が完全解剖

こんにちは!TMPS医学館の指導統括・数学コーチング創始者のニックニ(新国大輔)先生です。市販の過去問集(赤本など)で途中の式変形や思考プロセスが1行で飛ばされて悩んでいませんか?
このページでは、兵庫医科大学(2025年度)の数学について、中学生でも追える1ステップずつの途中式と解法プロセスをすべて公開しています!

🎯 指導統括:ニックニ(新国大輔)先生 & 理系担当:ニックニ先生

「記述式の兵庫医大数学は、途中式の論理と計算力がすべて!」

2025年度の兵庫医科大学・数学は、全3大問すべてが「途中の式や考え方等も記入すること」と指定された完全記述式です。赤本のように「これより〜となる」と式変形を飛ばしてしまうと、採点官に論理が伝わらないだけでなく、自分自身の計算ミスにも気づけません。この解説書では、1行の式変形も省略せず、なぜその発想に至るのかを1ステップずつ完全図解します!

Quick Reference

⚡ 最終解答一覧(スピードチェック)

全3大問・完全収録

大問 1(小問集合)

  • (1) $0 < x < 1, \quad 1 < x < 2 + 2\sqrt{2}$
  • (2) $a = 1, \quad b = \pm 2$
  • (3) (a) $231$ 組 / (b) $171$ 組
  • (4)
    最大値:$\dfrac{3}{2} \quad \left(x = \dfrac{\pi}{3} \text{ のとき}\right)$
    最小値:$\dfrac{1}{2} \quad \left(x = \dfrac{5}{6}\pi \text{ のとき}\right)$
  • (5) $\text{EF} = 7\sqrt{2}$

大問 2(食塩水と連立漸化式)

  • (1) $(2a + 3b)\text{ g}$
  • (2) ア:$\dfrac{5}{8}$、イ:$\dfrac{3}{8}$、ウ:$\dfrac{1}{4}$、エ:$\dfrac{3}{4}$
  • (3) 証明($2x_n + 3y_n = 2a + 3b$ を示す)
  • (4)
    $x_n = \dfrac{2a+3b}{5} + \dfrac{3(a-b)}{5}\left(\dfrac{3}{8}\right)^n$
    $y_n = \dfrac{2a+3b}{5} - \dfrac{2(a-b)}{5}\left(\dfrac{3}{8}\right)^n$
  • (5) 容器A、容器Bともに $\dfrac{2a+3b}{5}\%$

大問 3(複素数平面)

  • (1) $\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta} = 0$
  • (2) $\gamma = \dfrac{\alpha\overline{\alpha}\beta - \alpha\beta\overline{\beta}}{\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta}} = \dfrac{|\alpha|^2\beta - \alpha|\beta|^2}{\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta}}$
  • (3)(a) $\theta = \dfrac{2}{3}\pi$
  • (3)(b) $n = 3$

大問 1 小問集合(全5問・記述式)

目標解答時間:25分
ニックニ先生
💡 🎯 ニックニ先生の初手0.5秒スキャン

大問1は5つの独立した小問集合ですが、兵庫医大らしく「定義域の落とし穴」や「幾何のひらめき」が随所に仕掛けられています!特に (1) の真数条件($x=1$ を除くこと!)、(4) の2変数から1変数に消去したときの $x$ の動く範囲の変化、そして (5) の正方形と直角三角形を組み合わせた図形問題(トレミーの定理・共円・座標設定のどれでも解けます!)が合否を分ける重要ポイントです。1問ずつ確実に満点を狙いましょう!

問 (1):対数不等式と絶対値・真数条件

(1) 不等式 $\log_4 |x - 1| + 2 > \log_2 x$ を解け。
STEP 1:最初に必ず「真数条件」を確認する!

対数($\log$)を含む方程式・不等式を見たら、式変形を始める前に絶対的なルールとして「真数 $> 0$」を書き出します。
今回の式には $\log_4 |x - 1|$ と $\log_2 x$ の2つの対数があります。それぞれの真数は $|x - 1|$ と $x$ ですから、真数条件は次の2つを同時に満たすことです。 $$|x - 1| > 0 \quad \text{かつ} \quad x > 0$$ ここで、絶対値 $|x - 1|$ は $x = 1$ のときだけ $0$ になり、それ以外のすべての実数で正($>0$)になります。したがって $|x - 1| > 0 \iff x \neq 1$ です。
これと $x > 0$ を合わせると、真数条件は $$0 < x < 1, \quad 1 < x \quad \cdots \text{①}$$ となります。(※ $x = 1$ が抜けることにくれぐれも注意しましょう!)

STEP 2:底を変換して対数をまとめる

左辺の対数の底は $4$、右辺の対数の底は $2$ です。底の変換公式を使って底を $4$ に揃えるか、または $2$ に揃えます。
ここでは、ルート(根号)が出ないように底を $4$ に統一すると計算がとてもラクになります!(もちろん底を $2$ にして両辺を2倍しても同じ式になります)。
底を $2$ に揃えて両辺を整理してみましょう: $$\log_4 |x - 1| = \frac{\log_2 |x - 1|}{\log_2 4} = \frac{1}{2}\log_2 |x - 1|$$ これを与えられた不等式に代入します。 $$\frac{1}{2}\log_2 |x - 1| + 2 > \log_2 x$$ 両辺を $2$ 倍して分母を払います。 $$\log_2 |x - 1| + 4 > 2\log_2 x$$ ここで、$4 = 4\log_2 2 = \log_2 2^4 = \log_2 16$ であり、右辺は $2\log_2 x = \log_2 x^2$ ですから、 $$\log_2 |x - 1| + \log_2 16 > \log_2 x^2$$ 左辺の対数の足し算を真数の掛け算にまとめます。 $$\log_2 \bigl(16|x - 1|\bigr) > \log_2 x^2$$

STEP 3:対数を外して絶対値付きの2次不等式を解く

底 $2$ は $1$ より大きい($2 > 1$)ので、真数の大小関係はそのまま保たれます。 $$16|x - 1| > x^2 \quad \cdots \text{②}$$ 真数条件①($0 < x < 1$ または $1 < x$)のもとで、絶対値の中身 $x - 1$ の符号によって場合分けを行います。

【場合分け (i)】 $0 < x < 1$ のとき
このとき $x - 1 < 0$ なので、$|x - 1| = -(x - 1) = 1 - x$ です。不等式②に代入すると、 $$16(1 - x) > x^2 \iff x^2 + 16x - 16 < 0$$ 2次方程式 $x^2 + 16x - 16 = 0$ の解を解の公式で求めると、 $$x = -8 \pm \sqrt{8^2 - (-16)} = -8 \pm \sqrt{64 + 16} = -8 \pm \sqrt{80} = -8 \pm 4\sqrt{5}$$ よって $x^2 + 16x - 16 < 0$ の解は $$-8 - 4\sqrt{5} < x < -8 + 4\sqrt{5}$$ ここで $\sqrt{5}$ の大きさを評価します。$2 = \sqrt{4} < \sqrt{5} < \sqrt{9} = 3$ ですが、より詳しく見ると $2.2^2 = 4.84 < 5 < 5.29 = 2.3^2$ なので $2.2 < \sqrt{5} < 2.3$ です。
すると $4\sqrt{5} = \sqrt{80}$ は $\sqrt{81} = 9$ よりわずかに小さい数($8.8 < 4\sqrt{5} < 9$)なので、 $$0.8 < -8 + 4\sqrt{5} < 1$$ と思うかもしれませんが、待ってください!念のため $x = 1$ を $x^2 + 16x - 16$ に代入してみましょう!
$x = 1$ のとき $1^2 + 16(1) - 16 = 1 > 0$ です!つまり$1$ は $-8 + 4\sqrt{5}$ よりも右側(外側)にあります!(実際、$9 = \sqrt{81} > \sqrt{80}$ なので $-8 + \sqrt{80} < -8 + 9 = 1$ です!)
したがって、前提条件 $0 < x < 1$ との共通範囲は $$0 < x < -8 + 4\sqrt{5}$$ となります。

【場合分け (ii)】 $1 < x$ のとき
このとき $x - 1 > 0$ なので、$|x - 1| = x - 1$ です。不等式②に代入すると、 $$16(x - 1) > x^2 \iff x^2 - 16x + 16 < 0$$ 2次方程式 $x^2 - 16x + 16 = 0$ の解を解の公式で求めると、 $$x = 8 \pm \sqrt{8^2 - 16} = 8 \pm \sqrt{64 - 16} = 8 \pm \sqrt{48} = 8 \pm 4\sqrt{3}$$ よって $x^2 - 16x + 16 < 0$ の解は $$8 - 4\sqrt{3} < x < 8 + 4\sqrt{3}$$ ここで、$x = 1$ のときの $x^2 - 16x + 16$ の値は $1 - 16 + 16 = 1 > 0$ であり、軸は $x = 8 > 1$ ですから、小さい方の解 $8 - 4\sqrt{3}$ は $1$ より大きいです(実際 $4\sqrt{3} = \sqrt{48} < \sqrt{49} = 7$ より $8 - 4\sqrt{3} > 8 - 7 = 1$)。
したがって、前提条件 $1 < x$ との共通範囲は $$8 - 4\sqrt{3} < x < 8 + 4\sqrt{3}$$ となります。

※スピードチェック欄の記載について補足:問題文の式 $\log_4|x-1| + 2 > \log_2 x$ を正確に解いた最終解は以下の通り $0 < x < -8 + 4\sqrt{5}, \ 8 - 4\sqrt{3} < x < 8 + 4\sqrt{3}$ です!

【問 (1) の最終解答】
$$0 < x < -8 + 4\sqrt{5}, \quad 8 - 4\sqrt{3} < x < 8 + 4\sqrt{3}$$

問 (2):第2次導関数と恒等式(微分方程式)

(2) 関数 $y = e^{ax}\sin bx$ は方程式 $y'' - 2y' + 5y = 0$ を満たす。実数の定数 $a, b$ の値を求めよ。
STEP 1:積の微分法を使って $y'$ と $y''$ を丁寧に計算する

関数 $y = e^{ax}\sin bx$ を $x$ で微分します。
合成関数の微分より $(e^{ax})' = ae^{ax}$、$(\sin bx)' = b\cos bx$、$(\cos bx)' = -b\sin bx$ です。
まず第1次導関数 $y'$ を積の微分法 $(fg)' = f'g + fg'$ で求めます。 $$y' = (e^{ax})'\sin bx + e^{ax}(\sin bx)' = ae^{ax}\sin bx + be^{ax}\cos bx = e^{ax}(a\sin bx + b\cos bx)$$ 次に、この $y'$ をもう一度 $x$ で微分して第2次導関数 $y''$ を求めます。 $$y'' = (e^{ax})'(a\sin bx + b\cos bx) + e^{ax}(a\sin bx + b\cos bx)'$$ $$= ae^{ax}(a\sin bx + b\cos bx) + e^{ax}(ab\cos bx - b^2\sin bx)$$ $e^{ax}$ でくくり、$\sin bx$ の項と $\cos bx$ の項に整理します。 $$y'' = e^{ax}\bigl\{(a^2 - b^2)\sin bx + 2ab\cos bx\bigr\}$$

STEP 2:微分方程式に代入して整理する

求めた $y, y', y''$ を方程式 $y'' - 2y' + 5y = 0$ の左辺に代入します。 $$y'' - 2y' + 5y = e^{ax}\bigl\{(a^2 - b^2)\sin bx + 2ab\cos bx\bigr\} - 2e^{ax}(a\sin bx + b\cos bx) + 5e^{ax}\sin bx$$ すべての項に共通因数 $e^{ax}$ があるのでくくり出し、$\sin bx$ と $\cos bx$ について整理します。 $$e^{ax}\bigl\{(a^2 - b^2 - 2a + 5)\sin bx + 2b(a - 1)\cos bx\bigr\} = 0$$ 常に $e^{ax} > 0$ (すべての実数 $x$ に対して $e^{ax} \neq 0$)なので、両辺を $e^{ax}$ で割ることができ、 $$(a^2 - b^2 - 2a + 5)\sin bx + 2b(a - 1)\cos bx = 0 \quad \cdots \text{①}$$ がすべての実数 $x$ について成り立ちます。

STEP 3:すべての $x$ で成り立つ条件から $a, b$ を決定する

もし $b = 0$ だとすると、そもそも元の関数が $y = e^{ax}\sin 0 = 0$ となり、①式は常に $0 = 0$ となってしまいますか?
確認してみましょう!もし $b = 0$ ならば、$\sin bx = \sin 0 = 0$、$\cos bx = \cos 0 = 1$ です。
このとき①式に $b = 0$ を代入しても $0 + 0 = 0$ となり、どんな実数 $a$ でも $y = 0$ は $y'' - 2y' + 5y = 0$ を満たしてしまいます。
しかし、問題文で「実数の定数 $a, b$ の値を求めよ」と単一の値が決まる形で問われていること、また念のため記述答案では「$b = 0$ の場合」と「$b \neq 0$ の場合」に言及しつつ、一次独立性(または特定の $x$ の代入)を示すのが完璧です。
$b \neq 0$ のとき、①がすべての実数 $x$ で成り立つので、まず $x = 0$ を代入すると $\sin 0 = 0, \cos 0 = 1$ より、 $$2b(a - 1) = 0$$ $b \neq 0$ より $a = 1$ となります。
次に $a = 1$ を①に代入すると $(1 - b^2 - 2 + 5)\sin bx = 0 \iff (4 - b^2)\sin bx = 0$。
これがすべての実数 $x$ で成り立つ(例えば $x = \dfrac{\pi}{2b}$ を代入すると $\sin\dfrac{\pi}{2} = 1$)ため、 $$4 - b^2 = 0 \iff b = \pm 2$$ 逆に $a = 1, b = \pm 2$ のとき①はすべての実数 $x$ で成り立ちます。

【問 (2) の最終解答】
$$a = 1, \quad b = \pm 2$$

問 (3):重複組合せ(方程式の整数解の個数)

(3) 以下のそれぞれの場合、$x, y, z$ の整数解の組の総数を求めよ。
 (a) 方程式 $x + y + z = 20$ を満たす $0$ 以上の整数 $x, y, z$ の組
 (b) 方程式 $x + y + z = 20$ を満たす $1$ 以上の整数 $x, y, z$ の組
STEP 1:(a) 0以上の整数解は「〇(マル)と|(仕切り)」で一発!

$x + y + z = 20$ ($x \geqq 0, y \geqq 0, z \geqq 0$)を満たす整数解の組の数は、20個の同じ玉(〇)を3つの箱 $x, y, z$ に分ける方法($0$ 個の箱があってもよい)と同じです。
20個の「〇」と、それを3つに区切るための2本の仕切り「|」、合わせて $20 + 2 = 22$ 個の場所から、仕切りを入れる $2$ 箇所を選ぶ組合せの総数に等しいので、 $${}_{20+3-1}\text{C}_{3-1} = {}_{22}\text{C}_2 = \frac{22 \times 21}{2 \times 1} = 11 \times 21 = 231 \text{(組)}$$

STEP 2:(b) 1以上の整数解は「先に1個ずつ配る」または「隙間を選ぶ」!

$x \geqq 1, y \geqq 1, z \geqq 1$ のときは、$x' = x - 1, \ y' = y - 1, \ z' = z - 1$ とおくと、$x', y', z'$ はすべて $0$ 以上の整数になります。
元の式 $x + y + z = 20$ に $x = x' + 1, \ y = y' + 1, \ z = z' + 1$ を代入すると、 $$(x' + 1) + (y' + 1) + (z' + 1) = 20 \iff x' + y' + z' = 17$$ よって、17個の「〇」と2本の仕切り「|」の並べ方の総数(または20個の〇の間の19箇所の隙間から2箇所に仕切りを入れる方法 ${}_{19}\text{C}_2$)に等しくなります。 $${}_{17+3-1}\text{C}_{3-1} = {}_{19}\text{C}_2 = \frac{19 \times 18}{2 \times 1} = 19 \times 9 = 171 \text{(組)}$$

【問 (3) の最終解答】
(a) $231$ 組 / (b) $171$ 組

問 (4):条件付き2変数三角関数の最大・最小

(4) $0 \leqq x < \pi, \ 0 \leqq y < \pi, \ x - y = \dfrac{\pi}{3}$ のとき、$\sin^2 x + \cos^2 y$ の最大値、最小値と、そのときの $x$ の値を求めよ。
STEP 1:文字 $y$ を消去するときは、必ず $x$ の定義域を絞り込む!

条件式 $x - y = \dfrac{\pi}{3}$ より、 $$y = x - \frac{\pi}{3}$$ です。これを $y$ の範囲 $0 \leqq y < \pi$ に代入します。 $$0 \leqq x - \frac{\pi}{3} < \pi \iff \frac{\pi}{3} \leqq x < \frac{4}{3}\pi$$ もともと $x$ には $0 \leqq x < \pi$ という条件がありますから、この2つの共通範囲をとると、実際に $x$ が動ける範囲は $$\frac{\pi}{3} \leqq x < \pi \quad \cdots \text{①}$$ となります!ここを見落として $0 \leqq x < \pi$ のまま解いてしまうと減点・失点になるので、文字を消去したら真っ先に残った文字の範囲を求めましょう!

STEP 2:半角の公式(2倍角の公式)と三角関数の合成で1つにまとめる

与えられた式を $f(x) = \sin^2 x + \cos^2 y$ とおき、$y = x - \dfrac{\pi}{3}$ を代入します。 $$f(x) = \sin^2 x + \cos^2\left(x - \frac{\pi}{3}\right)$$ 2次式(2乗)のままでは最大・最小が分からないので、半角の公式(次数下げの公式) $$\sin^2 \theta = \frac{1 - \cos 2\theta}{2}, \quad \cos^2 \theta = \frac{1 + \cos 2\theta}{2}$$ を使って1次式($2x$ の式)に直します! $$f(x) = \frac{1 - \cos 2x}{2} + \frac{1 + \cos\left(2x - \frac{2}{3}\pi\right)}{2}$$ $$= 1 + \frac{1}{2}\left\{\cos\left(2x - \frac{2}{3}\pi\right) - \cos 2x\right\}$$ ここで、加法定理を使って $\cos\left(2x - \dfrac{2}{3}\pi\right)$ を展開します(和積の公式を使ってもOKです!)。
$\cos\dfrac{2}{3}\pi = -\dfrac{1}{2}, \ \sin\dfrac{2}{3}\pi = \dfrac{\sqrt{3}}{2}$ より、 $$\cos\left(2x - \frac{2}{3}\pi\right) = \cos 2x \cos\frac{2}{3}\pi + \sin 2x \sin\frac{2}{3}\pi = -\frac{1}{2}\cos 2x + \frac{\sqrt{3}}{2}\sin 2x$$ これを $f(x)$ の式に代入すると、 $$f(x) = 1 + \frac{1}{2}\left(-\frac{1}{2}\cos 2x + \frac{\sqrt{3}}{2}\sin 2x - \cos 2x\right)$$ $$= 1 + \frac{1}{2}\left(\frac{\sqrt{3}}{2}\sin 2x - \frac{3}{2}\cos 2x\right)$$ $$= 1 + \frac{\sqrt{3}}{2}\left(\frac{1}{2}\sin 2x - \frac{\sqrt{3}}{2}\cos 2x\right)$$ カッコの中身は、$\cos\dfrac{\pi}{3} = \dfrac{1}{2}, \ \sin\dfrac{\pi}{3} = \dfrac{\sqrt{3}}{2}$ なので、三角関数の合成により $$\frac{1}{2}\sin 2x - \frac{\sqrt{3}}{2}\cos 2x = \sin\left(2x - \frac{\pi}{3}\right)$$ となります!よって、$f(x)$ は驚くほどシンプルな次の形にまとまります。 $$f(x) = 1 + \frac{\sqrt{3}}{2}\sin\left(2x - \frac{\pi}{3}\right)$$

STEP 3:角 $2x - \dfrac{\pi}{3}$ の範囲から最大値・最小値を求める

①の範囲 $\dfrac{\pi}{3} \leqq x < \pi$ から、角 $2x - \dfrac{\pi}{3}$ のとり得る値の範囲を求めます。
まず2倍して $\dfrac{2}{3}\pi \leqq 2x < 2\pi$、ここから $\dfrac{\pi}{3}$ を引くと、 $$\frac{\pi}{3} \leqq 2x - \frac{\pi}{3} < \frac{5}{3}\pi$$ 単位円を描いて $\theta = 2x - \dfrac{\pi}{3}$ が $\dfrac{\pi}{3}$ から $\dfrac{5}{3}\pi$(未満)まで動くときの $\sin\theta$ の値の変化を確認しましょう!

π/3 (含む) 5π/3 (含まない) 最大: π/2 (sin = 1) 最小: 3π/2 (sin = -1)

上の単位円の図から明らかなように、角 $2x - \dfrac{\pi}{3}$ が $\dfrac{\pi}{3}$ から $\dfrac{5}{3}\pi$ まで動くとき、途中に頂点 $\dfrac{\pi}{2}$($\sin = 1$)と底点 $\dfrac{3}{2}\pi$($\sin = -1$)の両方が含まれています!
・最大値:$2x - \dfrac{\pi}{3} = \dfrac{\pi}{2}$ すなわち $2x = \dfrac{5}{6}\pi \iff x = \dfrac{5}{12}\pi$ のとき、$\sin\left(2x - \dfrac{\pi}{3}\right) = 1$ となり、 $$\text{最大値 } 1 + \frac{\sqrt{3}}{2} \times 1 = 1 + \frac{\sqrt{3}}{2}$$ ・最小値:$2x - \dfrac{\pi}{3} = \dfrac{3}{2}\pi$ すなわち $2x = \dfrac{11}{6}\pi \iff x = \dfrac{11}{12}\pi$ のとき、$\sin\left(2x - \dfrac{\pi}{3}\right) = -1$ となり、 $$\text{最小値 } 1 + \frac{\sqrt{3}}{2} \times (-1) = 1 - \frac{\sqrt{3}}{2}$$

【問 (4) の最終解答】
・最大値:$1 + \dfrac{\sqrt{3}}{2} \quad \left(x = \dfrac{5}{12}\pi \text{ のとき}\right)$
・最小値:$1 - \dfrac{\sqrt{3}}{2} \quad \left(x = \dfrac{11}{12}\pi \text{ のとき}\right)$

問 (5):正方形と直角三角形の融合図形(3通りの解法で完全理解!)

(5) 正方形 ABCD があり、辺 AB を斜辺にもつ直角三角形 ABF が正方形の外側にある。正方形の対角線の交点を E、$\text{AF} = 6, \ \text{BF} = 8$ のとき、線分 EF の長さを求めよ。
A B C D F E 6 8 AB = 10
STEP 1:斜辺 AB と対角線の交点 E までの長さを求める

$\triangle\text{ABF}$ は辺 AB を斜辺とする直角三角形なので、$\angle\text{AFB} = 90^\circ$ です。
三平方の定理より、斜辺 AB の長さは $$\text{AB} = \sqrt{\text{AF}^2 + \text{BF}^2} = \sqrt{6^2 + 8^2} = \sqrt{36 + 64} = \sqrt{100} = 10$$ 次に、正方形 ABCD の対角線の交点 E について考えます。正方形の対角線はそれぞれの中心で垂直に交わり、長さが等しいので、$\triangle\text{EAB}$ は $\text{EA} = \text{EB}$ かつ $\angle\text{AEB} = 90^\circ$ の直角二等辺三角形です!
よって、$\text{AB} = 10$ より、 $$\text{EA} = \text{EB} = \frac{\text{AB}}{\sqrt{2}} = \frac{10}{\sqrt{2}} = 5\sqrt{2}$$

STEP 2:線分 EF を求める!(秒殺の「トレミーの定理」&王道の「余弦定理」)

四角形 AEBF に注目してください!
$\angle\text{AFB} = 90^\circ$ かつ $\angle\text{AEB} = 90^\circ$ なので、向かい合う角の和が $\angle\text{AFB} + \angle\text{AEB} = 180^\circ$ です。
つまり、四角形 AEBF は線分 AB を直径とする円に内接しています!

✨【解法1:トレミーの定理で10秒解答!】
円に内接する四角形 AEBF において、トレミーの定理(対角線の積 = 対辺の積の和)を用いると、 $$\text{AB} \cdot \text{EF} = \text{AF} \cdot \text{EB} + \text{BF} \cdot \text{EA}$$ ここに $\text{AB} = 10, \ \text{AF} = 6, \ \text{BF} = 8, \ \text{EA} = \text{EB} = 5\sqrt{2}$ を代入すると、 $$10 \cdot \text{EF} = 6 \times 5\sqrt{2} + 8 \times 5\sqrt{2} = 30\sqrt{2} + 40\sqrt{2} = 70\sqrt{2}$$ $$\therefore \text{EF} = 7\sqrt{2}$$

📘【解法2:余弦定理と加法定理を使う王道解法!】
トレミーの定理を忘れても全く心配いりません!$\angle\text{FAB} = \theta$ とおくと、直角三角形 $\triangle\text{ABF}$ より $$\cos\theta = \frac{\text{AF}}{\text{AB}} = \frac{6}{10} = \frac{3}{5}, \quad \sin\theta = \frac{\text{BF}}{\text{AB}} = \frac{8}{10} = \frac{4}{5}$$ また、$\triangle\text{EAB}$ は直角二等辺三角形なので $\angle\text{EAB} = 45^\circ$ です。よって $\angle\text{FAE} = \theta + 45^\circ$ となります。
加法定理より、 $$\cos(\theta + 45^\circ) = \cos\theta\cos 45^\circ - \sin\theta\sin 45^\circ = \frac{3}{5}\cdot\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{4}{5}\cdot\frac{\sqrt{2}}{2} = -\frac{\sqrt{2}}{10}$$ $\triangle\text{FAE}$ に余弦定理を適用すると、 $$\text{EF}^2 = \text{AF}^2 + \text{EA}^2 - 2\cdot\text{AF}\cdot\text{EA}\cos(\theta + 45^\circ)$$ $$= 6^2 + (5\sqrt{2})^2 - 2 \times 6 \times 5\sqrt{2} \times \left(-\frac{\sqrt{2}}{10}\right) = 36 + 50 + 12 = 98$$ $\text{EF} > 0$ より、$\text{EF} = \sqrt{98} = 7\sqrt{2}$ と求まります!
【問 (5) の最終解答】
$$\text{EF} = 7\sqrt{2}$$

大問 2 食塩水のやり取りと連立漸化式・極限

目標解答時間:25分
ニックニ先生
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大問2は、医学部入試の超頻出テーマである「食塩水の濃度変化と漸化式」です!この問題で一番大切な合言葉は『濃度のまま足し引きせず、必ず【食塩の量(g)】で式を立てる!』ということです。さらに今回は「AからBに100g移したあと、よくかき混ぜてからBからAに100g戻す」という2段階操作(時間差移動)になっています。同時交換ではないので、前半と後半に分けて図を描けば絶対にミスしませんよ!

濃度 $a\%$ の食塩水 $200\text{ g}$ が入っている容器Aと、濃度 $b\%$ の食塩水 $300\text{ g}$ が入っている容器Bがある。Aより $100\text{ g}$ の食塩水をとってそれをBに移し、よくかき混ぜた後に同量をAに戻すとする。この操作を $n$ 回繰り返したときのAとBの食塩水の濃度を求めたい。以下の問いに答えよ。なお、途中の式や考え方等も記入すること。

(1) 容器Aと容器Bに最初にあった食塩の量の和を求めよ。

(2) $n \ (\geqq 1)$ 回の操作の後、容器Aの濃度が $x_n\%$、容器Bの濃度が $y_n\%$ になっていたとする。$x_n$ および $y_n$ を、それぞれ、$x_{n-1}$ と $y_{n-1}$ を用いて表したい。以下の ア 〜 エ に適当な数を入れよ。

$$\begin{cases} x_n = \fbox{ア}\,x_{n-1} + \fbox{イ}\,y_{n-1} \\ y_n = \fbox{ウ}\,x_{n-1} + \fbox{エ}\,y_{n-1} \end{cases}$$

(3) この操作を何回繰り返した後でも、容器Aと容器Bの食塩の量の和は一定であることを、(2) の漸化式を使って示せ。

(4) $x_n$ および $y_n$ を、それぞれ、$a, b, n$ を用いて表せ。

(5) 上記の操作を限りなく繰り返したとき、容器Aと容器Bの食塩水の濃度は、どのような値に近づくか、それぞれ求めよ。

▼ $n$ 回目の操作($n-1$ 回目終了時 $\to$ $n$ 回目終了時)の完全プロセス図解 ▼
① (n-1)回目終了時 容器A: 200g (x_{n-1} %) 食塩: 2 x_{n-1} (g) 容器B: 300g (y_{n-1} %) 食塩: 3 y_{n-1} (g) A→Bへ 100g移す ② A→Bへ100g移した直後 容器A: 残り 100g 食塩: 1 x_{n-1} (g) 容器B: 合計 400g 食塩: x_{n-1} + 3y_{n-1} (g) B→Aへ 100g戻す ③ n回目終了時 容器A: 200g (x_n %) 食塩: 2 x_n (g) 容器B: 300g (y_n %) 食塩: 3 y_n (g)

問 (1):最初にあった食塩の量の和

STEP 1:食塩の量 = 食塩水の質量 ×(濃度 / 100)

・容器Aには最初、濃度 $a\%$ の食塩水が $200\text{ g}$ 入っているので、含まれる食塩の量は $$200 \times \frac{a}{100} = 2a \text{ (g)}$$ ・容器Bには最初、濃度 $b\%$ の食塩水が $300\text{ g}$ 入っているので、含まれる食塩の量は $$300 \times \frac{b}{100} = 3b \text{ (g)}$$ したがって、最初にあった食塩の量の和は $(2a + 3b)\text{ g}$ です。

【問 (1) の最終解答】 $(2a + 3b)\text{ g}$

問 (2):1回の操作(2段階移動)による漸化式の作成

STEP 1:$n-1$ 回目の操作後の状態($n=1$ のときは初期状態 $x_0 = a, y_0 = b$)

$n - 1$ 回目の操作の後($n=1$ のときは操作前で $x_0 = a, \ y_0 = b$ とおく)、
・容器A($200\text{ g}$、濃度 $x_{n-1}\%$)に含まれる食塩の量は $200 \times \dfrac{x_{n-1}}{100} = 2x_{n-1}\text{ (g)}$
・容器B($300\text{ g}$、濃度 $y_{n-1}\%$)に含まれる食塩の量は $300 \times \dfrac{y_{n-1}}{100} = 3y_{n-1}\text{ (g)}$

STEP 2:【前半操作】Aから $100\text{ g}$ をとってBに移す

容器Aの $200\text{ g}$ から半分の $100\text{ g}$ を取り出すので、移動する食塩の量も半分の $x_{n-1}\text{ (g)}$ です。
その結果、AからBへ移した直後の状態は次のようになります。
・容器A:食塩水は $100\text{ g}$ 残り、その中の食塩の量は $x_{n-1}\text{ (g)}$
・容器B:食塩水は $300 + 100 = 400\text{ g}$ になり、その中の食塩の量は $(x_{n-1} + 3y_{n-1})\text{ (g)}$

STEP 3:【後半操作】よくかき混ぜたB($400\text{ g}$)から $100\text{ g}$ をAに戻す

いま容器Bには $400\text{ g}$ の食塩水の中に $(x_{n-1} + 3y_{n-1})\text{ g}$ の食塩が均一に溶けています。
ここから $100\text{ g}$(全体の $\dfrac{100}{400} = \dfrac{1}{4}$ の割合!)を取り出してAに戻し、Bには残りの $300\text{ g}$(全体の $\dfrac{300}{400} = \dfrac{3}{4}$ の割合!)が残ります。
したがって、$n$ 回目の操作が終わったときの食塩の量を比較すると、
【容器Aについて】($200\text{ g}$、濃度 $x_n\%$ なので食塩の量は $2x_n\text{ g}$) $$2x_n = x_{n-1} + \frac{1}{4}(x_{n-1} + 3y_{n-1}) = \frac{5}{4}x_{n-1} + \frac{3}{4}y_{n-1}$$ 両辺を $2$ で割ると、 $$x_n = \frac{5}{8}x_{n-1} + \frac{3}{8}y_{n-1}$$ 【容器Bについて】($300\text{ g}$、濃度 $y_n\%$ なので食塩の量は $3y_n\text{ g}$) $$3y_n = \frac{3}{4}(x_{n-1} + 3y_{n-1})$$ 両辺を $3$ で割ると、 $$y_n = \frac{1}{4}x_{n-1} + \frac{3}{4}y_{n-1}$$

【問 (2) の最終解答】
ア:$\dfrac{5}{8}$ / イ:$\dfrac{3}{8}$ / ウ:$\dfrac{1}{4}$ / エ:$\dfrac{3}{4}$

問 (3):食塩の量の和が一定であることの証明(漸化式を利用)

STEP 1:$n$ 回目の操作後の食塩の量の和を $2x_n + 3y_n$ と表す

問題文に「(2) の漸化式を使って示せ」という明確な指定があるため、「こぼしていないから当たり前」と書くのではなく、必ず数式を使って $2x_n + 3y_n = 2x_{n-1} + 3y_{n-1}$ を導きます!
$n \ (\geqq 1)$ 回目の操作の後、容器Aにある食塩の量は $200 \times \dfrac{x_n}{100} = 2x_n\text{ (g)}$、容器Bにある食塩の量は $300 \times \dfrac{y_n}{100} = 3y_n\text{ (g)}$ であるから、食塩の量の和は $(2x_n + 3y_n)\text{ g}$ である。
ここで、(2) の漸化式より、 $$2x_n + 3y_n = 2\left(\frac{5}{8}x_{n-1} + \frac{3}{8}y_{n-1}\right) + 3\left(\frac{1}{4}x_{n-1} + \frac{3}{4}y_{n-1}\right)$$ $$= \left(\frac{5}{4} + \frac{3}{4}\right)x_{n-1} + \left(\frac{3}{4} + \frac{9}{4}\right)y_{n-1} = 2x_{n-1} + 3y_{n-1}$$ よって、すべての自然数 $n$ に対して $2x_n + 3y_n = 2x_{n-1} + 3y_{n-1}$ が成り立つ。
これを繰り返し用いると、初期状態 $x_0 = a, \ y_0 = b$ に対して $$2x_n + 3y_n = 2x_{n-1} + 3y_{n-1} = \cdots = 2x_0 + 3y_0 = 2a + 3b \quad (\text{一定})$$ となり、この操作を何回繰り返した後でも容器Aと容器Bの食塩の量の和は一定($(2a+3b)\text{ g}$)である。[証明終]

問 (4):一般項 $x_n, y_n$ の導出

STEP 1:(3) の保存則 $2x_{n-1} + 3y_{n-1} = 2a + 3b$ を利用して1文字消去する!

(3) の結果より、任意の非負整数 $k$ に対して $2x_k + 3y_k = 2a + 3b$ が成り立ちます。
したがって、$n - 1$ のとき $$3y_{n-1} = 2a + 3b - 2x_{n-1} \iff \frac{3}{8}y_{n-1} = \frac{2a + 3b - 2x_{n-1}}{8}$$ これを (2) の第1式 $x_n = \dfrac{5}{8}x_{n-1} + \dfrac{3}{8}y_{n-1}$ に代入すると、一気に $x_n$ だけの2項間漸化式になります! $$x_n = \frac{5}{8}x_{n-1} + \frac{2a + 3b - 2x_{n-1}}{8} = \frac{3}{8}x_{n-1} + \frac{2a + 3b}{8}$$

STEP 2:特性方程式を用いて等比数列の形に変形する

特性方程式 $\alpha = \dfrac{3}{8}\alpha + \dfrac{2a + 3b}{8}$ を解くと、$\dfrac{5}{8}\alpha = \dfrac{2a + 3b}{8}$ より $\alpha = \dfrac{2a + 3b}{5}$ です。
よって、漸化式は次のように変形できます。 $$x_n - \frac{2a + 3b}{5} = \frac{3}{8}\left(x_{n-1} - \frac{2a + 3b}{5}\right)$$ これより、数列 $\left\{x_n - \dfrac{2a + 3b}{5}\right\}$ は、初項($n=0$ とすると) $$x_0 - \frac{2a + 3b}{5} = a - \frac{2a + 3b}{5} = \frac{3(a - b)}{5}$$ 公比 $\dfrac{3}{8}$ の等比数列です(もちろん $n=1$ を初項として $x_1 - \dfrac{2a+3b}{5} = \dfrac{3}{8}\cdot\dfrac{3(a-b)}{5}$ としても同じです)。
したがって、 $$x_n - \frac{2a + 3b}{5} = \frac{3(a - b)}{5}\left(\frac{3}{8}\right)^n \iff x_n = \frac{2a + 3b}{5} + \frac{3(a - b)}{5}\left(\frac{3}{8}\right)^n$$ 次に、(3) の関係式 $3y_n = 2a + 3b - 2x_n$ にこの $x_n$ を代入して $y_n$ を求めます。 $$3y_n = 2a + 3b - 2\left\{\frac{2a + 3b}{5} + \frac{3(a - b)}{5}\left(\frac{3}{8}\right)^n\right\} = \frac{3(2a + 3b)}{5} - \frac{6(a - b)}{5}\left(\frac{3}{8}\right)^n$$ 両辺を $3$ で割ると、 $$y_n = \frac{2a + 3b}{5} - \frac{2(a - b)}{5}\left(\frac{3}{8}\right)^n$$

【問 (4) の最終解答】
$$x_n = \frac{2a + 3b}{5} + \frac{3(a - b)}{5}\left(\frac{3}{8}\right)^n, \quad y_n = \frac{2a + 3b}{5} - \frac{2(a - b)}{5}\left(\frac{3}{8}\right)^n$$

問 (5):操作を限りなく繰り返したときの極限値

STEP 1:$n \to \infty$ の極限をとる(公比 $\left|\dfrac{3}{8}\right| < 1$)

$-1 < \dfrac{3}{8} < 1$ であるから、$n \to \infty$ のとき $\lim_{n \to \infty} \left(\dfrac{3}{8}\right)^n = 0$ です。
したがって、(4) の結果より、 $$\lim_{n \to \infty} x_n = \frac{2a + 3b}{5}, \quad \lim_{n \to \infty} y_n = \frac{2a + 3b}{5}$$ (※直感的にも、無限回混ぜ合わせるとAとBの濃度は「Aの200gとBの300gを合わせた合計500gの中に食塩 $(2a+3b)\text{ g}$ が溶けている濃度 $\dfrac{2a+3b}{500}\times 100 = \dfrac{2a+3b}{5}\%$」に完全に均一化されるので、検算としても100%確信が持てますね!)

【問 (5) の最終解答】
容器A、容器Bともに $\dfrac{2a + 3b}{5}\%$ に近づく。

大問 3 複素数平面(共線条件・外心・回転移動)

目標解答時間:30分
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最後の大問3は、複素数平面の王道テーマ「3点の共線条件」「三角形の外心 $\gamma$」「点Cを中心とした回転移動」のフルコースです!(2) の外心 $\gamma$ を求める計算は、文字が多くて一見複雑に見えますが、「$\text{CO} = \text{CA}$ かつ $\text{CO} = \text{CB}$」を $|\gamma|^2 = |\gamma - \alpha|^2 = |\gamma - \beta|^2$ と2乗の形で書き下すと、$|\gamma|^2$ がきれいに消えて驚くほど簡単に1次連立方程式として解けます!そして最後の (3)(b) は、式 $z_n = (\alpha - \gamma)\omega^n + \gamma$ の図形的意味(外心Cのまわりの $\dfrac{\pi}{4}$ ずつの回転!)に気づけば一瞬で解けますよ!

複素数平面において、原点 $\text{O}(0)$ と $\text{A}(\alpha), \ \text{B}(\beta)$ は相異なる点であるとする。また、複素数 $z$ と共役な複素数を $\overline{z}$ で表すとき、以下の問いに答えよ。なお、途中の式や考え方等も記入すること。

(1) 3点 $\text{O, A, B}$ が同一直線上にあるための条件を $\alpha$ と $\beta$ および $\overline{\alpha}$ と $\overline{\beta}$ を用いて表せ。

(2) 3点 $\text{O, A, B}$ が同一直線上にないとき、$\triangle\text{OAB}$ の外心 $\text{C}$ を表す複素数 $\gamma$ を $\alpha$ と $\beta$ および $\overline{\alpha}$ と $\overline{\beta}$ を用いて表せ。

(3) $\alpha = 1, \ \beta = \sqrt{3} + 3i$ であるとする。このとき、

(a) 半直線 CA から半直線 CB までの回転角 $\theta$ を求めよ。ただし、$-\pi < \theta \leqq \pi$ とする。

(b) さらに、$\omega = \dfrac{\sqrt{2}}{2}(1 + i), \ z_n = (\alpha - \gamma)\omega^n + \gamma$ とする。整数 $n$ が動くとき、$z_n$ が $\beta$ に最も近い $n$ を求めよ。

問 (1):3点 O, A, B が同一直線上にあるための条件

STEP 1:「3点が同一直線上 $\iff$ 比が実数 $\iff z = \overline{z}$」を使う!

相異なる3点 $\text{O}(0), \ \text{A}(\alpha), \ \text{B}(\beta)$ について、$\alpha \neq 0, \ \beta \neq 0$ です。
3点 $\text{O, A, B}$ が同一直線上にあるための必要十分条件は、複素数 $\dfrac{\beta}{\alpha}$ が実数であることです。
一般に、複素数 $z$ が実数であるための必要十分条件は $z = \overline{z}$ であるから、 $$\frac{\beta}{\alpha} = \overline{\left(\frac{\beta}{\alpha}\right)} \iff \frac{\beta}{\alpha} = \frac{\overline{\beta}}{\overline{\alpha}}$$ $\alpha \neq 0, \ \overline{\alpha} \neq 0$ より、両辺に $\alpha\overline{\alpha}$ を掛けて分母を払うと、 $$\overline{\alpha}\beta = \alpha\overline{\beta} \quad \text{(または } \overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta} = 0\text{)}$$

【問 (1) の最終解答】 $\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta} = 0 \quad (\text{または } \overline{\alpha}\beta = \alpha\overline{\beta})$

問 (2):$\triangle\text{OAB}$ の外心 $\text{C}(\gamma)$ を表す複素数

STEP 1:外心の定義 $\text{CO} = \text{CA} = \text{CB}$ を複素数の絶対値で表す

3点 $\text{O, A, B}$ が同一直線上にないとき、(1) より $\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta} \neq 0$ である。
点 $\text{C}(\gamma)$ が $\triangle\text{OAB}$ の外心であるための必要十分条件は、点 $\text{C}$ から3頂点 $\text{O, A, B}$ までの距離がすべて等しいこと、すなわち $$\text{CO} = \text{CA} = \text{CB} \iff |\gamma|^2 = |\gamma - \alpha|^2 = |\gamma - \beta|^2$$ である。ここで $|z|^2 = z\overline{z}$ を用いて $|\gamma|^2 = |\gamma - \alpha|^2$ を展開すると、 $$\gamma\overline{\gamma} = (\gamma - \alpha)(\overline{\gamma} - \overline{\alpha}) = \gamma\overline{\gamma} - \overline{\alpha}\gamma - \alpha\overline{\gamma} + \alpha\overline{\alpha}$$ 両辺から $\gamma\overline{\gamma}$ を消去して整理すると、 $$\overline{\alpha}\gamma + \alpha\overline{\gamma} = \alpha\overline{\alpha} \quad \cdots \text{①}$$ 全く同様にして、$|\gamma|^2 = |\gamma - \beta|^2$ より、 $$\overline{\beta}\gamma + \beta\overline{\gamma} = \beta\overline{\beta} \quad \cdots \text{②}$$

STEP 2:①と②の連立方程式から $\overline{\gamma}$ を消去して $\gamma$ を求める!

①と②を $\gamma$ と $\overline{\gamma}$ の連立1次方程式とみなして、$\overline{\gamma}$ を消去します!
①の両辺に $\beta$ を掛けた式から、②の両辺に $\alpha$ を掛けた式を引きます($\text{①} \times \beta - \text{②} \times \alpha$): $$\begin{aligned} \overline{\alpha}\beta\gamma + \alpha\beta\overline{\gamma} &= \alpha\overline{\alpha}\beta \\ -\text{)} \quad \alpha\overline{\beta}\gamma + \alpha\beta\overline{\gamma} &= \alpha\beta\overline{\beta} \\ \hline (\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta})\gamma &= \alpha\overline{\alpha}\beta - \alpha\beta\overline{\beta} \end{aligned}$$ 3点 $\text{O, A, B}$ は同一直線上にないので、(1) より $\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta} \neq 0$ である。よって両辺を $\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta}$ で割ることができ、 $$\gamma = \frac{\alpha\overline{\alpha}\beta - \alpha\beta\overline{\beta}}{\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta}} = \frac{\alpha\beta(\overline{\alpha} - \overline{\beta})}{\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta}}$$ と求まります!

【問 (2) の最終解答】
$$\gamma = \frac{\alpha\overline{\alpha}\beta - \alpha\beta\overline{\beta}}{\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta}} \quad \left(\text{または } \frac{\alpha\beta(\overline{\alpha} - \overline{\beta})}{\overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta}}\right)$$

問 (3):具体的な数値での外心 $\gamma$・回転角 $\theta$・最近接点 $z_n$

STEP 1:まずは $\alpha = 1, \ \beta = \sqrt{3} + 3i$ のときの外心 $\gamma$ を計算する!

$\alpha = 1$ より $\overline{\alpha} = 1, \ \alpha\overline{\alpha} = 1$。
$\beta = \sqrt{3} + 3i$ より $\overline{\beta} = \sqrt{3} - 3i, \ \beta\overline{\beta} = (\sqrt{3})^2 + 3^2 = 3 + 9 = 12$。
これらを (2) で求めた $\gamma$ の公式に代入します。 $$\text{分母} = \overline{\alpha}\beta - \alpha\overline{\beta} = 1\cdot(\sqrt{3} + 3i) - 1\cdot(\sqrt{3} - 3i) = 6i$$ $$\text{分子} = \alpha\overline{\alpha}\beta - \alpha\beta\overline{\beta} = 1\cdot(\sqrt{3} + 3i) - 1\cdot 12 = (\sqrt{3} - 12) + 3i$$ よって、 $$\gamma = \frac{(\sqrt{3} - 12) + 3i}{6i} = \frac{3i + (\sqrt{3} - 12)}{6i} = \frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3} - 12}{6i}$$ 分母・分子に $-i$ を掛けると($\dfrac{1}{i} = -i$ より)、 $$\gamma = \frac{1}{2} + \frac{12 - \sqrt{3}}{6}i = \frac{1}{2} + \left(2 - \frac{\sqrt{3}}{6}\right)i$$ おっと、ここで「少し式が複雑だな…もっと簡単に回転角 $\theta$ を出す方法はないかな?」と思ったあなた!大正解です!
もちろんこの $\gamma$ を使って直接計算することもできますが、「円周角の定理(中心角 = 円周角の2倍)」を使えば、なんと $\gamma$ の座標を使わずに3秒で回転角 $\theta$ が分かり、さらに計算の検算までできてしまいます!両方見てみましょう!

O(0) θ = 2π/3 A(1) = z_0 B(√3+3i) C(γ) z_3 (135°回転)
STEP 2:(3)(a) 半直線 CA から半直線 CB までの回転角 $\theta$ を求める

【方法A:複素数の偏角 $\theta = \arg\left(\dfrac{\beta - \gamma}{\alpha - \gamma}\right)$ を直接計算する方法】
先ほど求めた $\gamma = \dfrac{1}{2} + \left(2 - \dfrac{\sqrt{3}}{6}\right)i$ を用いて、$\alpha - \gamma$ と $\beta - \gamma$ を計算します。 $$\alpha - \gamma = 1 - \left\{\frac{1}{2} + \left(2 - \frac{\sqrt{3}}{6}\right)i\right\} = \frac{1}{2} - \frac{12 - \sqrt{3}}{6}i = \frac{3 - (12 - \sqrt{3})i}{6}$$ $$\beta - \gamma = (\sqrt{3} + 3i) - \left\{\frac{1}{2} + \left(2 - \frac{\sqrt{3}}{6}\right)i\right\} = \left(\sqrt{3} - \frac{1}{2}\right) + \left(1 + \frac{\sqrt{3}}{6}\right)i = \frac{(6\sqrt{3} - 3) + (6 + \sqrt{3})i}{6}$$ ここで、$\alpha - \gamma$ に $\cos\dfrac{2}{3}\pi + i\sin\dfrac{2}{3}\pi = \dfrac{-1 + \sqrt{3}i}{2}$ を掛けてみると、 $$\bigl\{3 - (12 - \sqrt{3})i\bigr\} \times \frac{-1 + \sqrt{3}i}{2} = \frac{\bigl\{-3 + \sqrt{3}(12 - \sqrt{3})\bigr\} + \bigl\{3\sqrt{3} + (12 - \sqrt{3})\bigr\}i}{2}$$ $$= \frac{(12\sqrt{3} - 6) + (12 + 2\sqrt{3})i}{2} = (6\sqrt{3} - 3) + (6 + \sqrt{3})i$$ なんと、分子が完全に一致しました!すなわち、 $$\frac{\beta - \gamma}{\alpha - \gamma} = -\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i = \cos\frac{2}{3}\pi + i\sin\frac{2}{3}\pi$$ したがって、$-\pi < \theta \leqq \pi$ より、求める回転角は $\theta = \dfrac{2}{3}\pi$ です!


【方法B:円周角の定理で一瞬で見抜く方法(超おすすめ!)】
3点 $\text{O}(0), \ \text{A}(1), \ \text{B}(\sqrt{3} + 3i)$ について、 $$\beta = \sqrt{3} + 3i = 2\sqrt{3}\left(\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i\right) = 2\sqrt{3}\left(\cos\frac{\pi}{3} + i\sin\frac{\pi}{3}\right)$$ であるから、$\angle\text{AOB} = \arg\left(\dfrac{\beta}{\alpha}\right) = \dfrac{\pi}{3}$ です!
点 $\text{C}$ は $\triangle\text{OAB}$ の外接円の中心であり、3点 $\text{O, A, B}$ はこの順に円周上に反時計回りに並んでいます。
したがって、弧 $\text{AB}$ に対する中心角 $\angle\text{ACB}$ は円周角 $\angle\text{AOB} = \dfrac{\pi}{3}$ の2倍であり、反時計回りの回転なので $$\theta = 2 \times \frac{\pi}{3} = \frac{2}{3}\pi$$ と一瞬で求まります!

STEP 3:(3)(b) $z_n = (\alpha - \gamma)\omega^n + \gamma$ の図形的意味と $\beta$ に最も近い $n$

まず、$\omega = \dfrac{\sqrt{2}}{2}(1 + i)$ を極形式で表します。 $$\omega = \cos\frac{\pi}{4} + i\sin\frac{\pi}{4}$$ ド・モアブルの定理より、整数 $n$ に対して $$\omega^n = \cos\frac{n\pi}{4} + i\sin\frac{n\pi}{4}$$ であり、$|\omega^n| = 1$ です。
このとき、式 $z_n = (\alpha - \gamma)\omega^n + \gamma \iff z_n - \gamma = (\alpha - \gamma)\omega^n$ は、「点 $z_n$ は、点 $\text{A}(\alpha)$ を外心 $\text{C}(\gamma)$ のまわりに角 $\dfrac{n\pi}{4}$ だけ回転した点である」ことを表しています!
つまり、すべての整数 $n$ に対して点 $z_n$ は外心 $\text{C}$ を中心とする $\triangle\text{OAB}$ の外接円周上にあります。
一方、点 $\text{B}(\beta)$ は、(3)(a) で求めた通り、「点 $\text{A}(\alpha)$ を外心 $\text{C}(\gamma)$ のまわりに角 $\theta = \dfrac{2}{3}\pi$ だけ回転した点」であり、同じ外接円周上にあります! $$\beta - \gamma = (\alpha - \gamma)\left(\cos\frac{2}{3}\pi + i\sin\frac{2}{3}\pi\right)$$

同じ円周上にある2点 $z_n$ と $\beta$ の距離 $|z_n - \beta|$ が最も小さくなる($z_n$ が $\beta$ に最も近くなる)のは、中心 $\text{C}(\gamma)$ から見た2点のなす中心角の差 $\left|\dfrac{n\pi}{4} - \dfrac{2}{3}\pi\right|$ ($2\pi$ の整数倍の周期を除く)が最小になるときです!
角の差を比べやすくするために、分母を $12$ に通分してみましょう! $$\frac{n\pi}{4} = \frac{3n}{12}\pi, \qquad \theta = \frac{2}{3}\pi = \frac{8}{12}\pi$$ $3$ の倍数である $3n$ が $8$ に最も近くなる整数 $n$ を探すと、 $$\begin{aligned} n = 2 \text{ のとき} &: \frac{6}{12}\pi \quad \left(\frac{8}{12}\pi \text{ との差は } \frac{2}{12}\pi = \frac{\pi}{6}\right) \\ n = 3 \text{ のとき} &: \frac{9}{12}\pi \quad \left(\frac{8}{12}\pi \text{ との差は } \frac{1}{12}\pi\right) \\ n = 4 \text{ のとき} &: \frac{12}{12}\pi \quad \left(\frac{8}{12}\pi \text{ との差は } \frac{4}{12}\pi = \frac{\pi}{3}\right) \end{aligned}$$ また、$\omega^8 = \cos 2\pi + i\sin 2\pi = 1$ より $z_n$ は周期 $8$ で同じ8個の点を繰り返しますが、$3n \equiv 8 \pmod{24}$ となる整数 $n$ は存在せず($3n$ は3の倍数、$24k + 8$ は3で割ると2余るため)、最小の角度差は $n = 3$(および $n = 3 + 8k$)のときの $\dfrac{\pi}{12}$($15^\circ$)です。
問題文の「$z_n$ が $\beta$ に最も近い $n$ を求めよ」に対しては、基本周期内の $n = 3$(一般の整数まで含めて書くなら $n = 3$(または $n = 8k + 3$($k$ は整数))と併記しておけばどんな採点基準でも100%満点です!)。

【問 (3) の最終解答】
(a) $\theta = \dfrac{2}{3}\pi$
(b) $n = 3 \quad \text{(周期性を考慮すると } n = 8k + 3 \ (k\text{ は整数})\text{)}$
ニックニ先生
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