偏差値29から医師へ。TMPS一期生・現役ドクターが語る「暗記の本質」
プロローグ:TMPSのルーツと第一線で戦う2人の医師
先日、TMPS医学館において、一期生であり現在は現場の最前線で執刀する2人の現役医師(消化器外科:藤田先生、整形外科:金子先生)をお招きし、第1回医師講演会が開催されました。
司会進行を務める長澤先生のもと、かつてTMPSの教室で苦境に喘ぎ、そこから自力で合格をもぎ取ったドクターたちが、医学部受験の本質と「合格する勉強のリアル」を赤裸々に語り尽くしてくれました。
📢 医師講演会・生々しいダイジェスト対談録
【トークセッション1:手術の現場とやりがい】
長澤先生:金子先生の方は、整形外科で手術の時、あれ一体何してるの?
金子先生:私こう見えて、骨折の手術で大工さんみたいな金槌(ハンマー)やノミを持って手術をしてるんですよ(笑)。最初は大きな患者さんの膝を持ち上げるのも大変でしたけど、今は片手でひょいと持ち上げられるようになりました!
長澤先生:お前ちっちゃい体して、できるもんなんだね。医師になって良かったなって思うことは?
金子先生:元の生活で困っていたり、膝が痛くて歩けなかったりした患者さんが、手術をして歩けるようになって、笑顔で『先生、ありがとうございます』って言ってくれた時ですね。本当にやりがいを感じます。
長澤先生:純輝(藤田先生)の方はどうなの?
藤田先生:僕は消化器外科で、喉からお尻までがんの手術をメインでやっています。食道がんとか、胸の骨の裏側を通す10時間以上かかるような大手術も行います。手術がうまくなっていくこと自体もすごく面白いし、術後に患者さんから感謝されることはやっぱり一番のモチベーションになりますね。
【トークセッション2:偏差値29からの大逆転マインド】
学生(質問):お二人は、受験のときに『もう諦めよう』って気持ちになったことはありますか?
金子先生:私は高校卒業時に偏差値が29しかなかったんです。だからずっとやりたくなかったし、やめたい気持ちはありました。でも、最後は親から『もう諦めて別の道へ行きなさい』と言われた時、逆にそれが『このまま浮かないと自分は何もない人間になってしまう』と必死になるきっかけになりました。
藤田先生:僕も高校時代は名門・宇都宮高校の完全な落ちこぼれ(最下位層)でした。だから最初はサボりまくってたんですけど、長澤先生が強制的に勉強する環境を作ってくれて信じてくれた。だから『先生に結果で返さなきゃやばい』というプライドが最後の合格を引き寄せたんです。
長澤先生:面接でもそうなんだけど、できない自分を必死に取り繕って嘘をつく生徒は絶対に落ちる。私は昔は勉強が大嫌いで、留年したこともあります、だからここから頑張りたいんです、と素直に言えるやつは面接官に響くし伸びるんだよ。
【トークセッション3:合格した復習と暗記法】
学生(質問):合格したときの具体的な勉強の復習方法はどうしていましたか?
藤田先生:とにかく出された教材をひたすらやる。それ以外に手を広げない。理解できないことをそこで立ち止まって悩むのは時間の無駄です。理解できないなら、まず先に全部暗記してしまうこと。知識が頭に詰まってくれば、冬頃に必ず理解の線が繋がって一気に伸びます。
金子先生:私も全く同じです。一度解けないとマークした問題はノートに書き出せるように何度も反数(リピート)しました。電車や隙間時間、お風呂でずっと思い出せるかチェックしていましたね。
整形外科の金子先生は、なんと高校卒業時の偏差値が『29』しかなかったんだね。そこから多浪の末に岩手医科大学に合格し、今では何百件もの手術をこなして、豊かな体格の男性患者の膝も片手で持ち上げられるほど逞しいドクターになっているんだ!」
核心:「理解の遅さに立ち止まるな。まず覚えろ」という暗記の本質
この講演会の中で、受験生の学習法に一石を投じる「暗記の真実」が語られました。
本講演会から学ぶ、医学部突破の3大教訓
1. 変なプライド(格好つけ)を捨て、素直にぶつかる
面接でも日常でも、今の自分をごまかさない人間が信頼を勝ち取り、医学部に合格する。
2. 理屈より、まず「暗記と徹底的リピート」
理解が追いつくのを待つな。与えられた教材の全知識を先に頭にインプットすることが、冬の大逆転を可能にする。
3. 隙間時間の完全アライメント
移動時間, 入浴時間などをすべて「脳内での反数(思い出せるかのチェック)」に回す。