条件の式を平方完成すると、$(a-5)^2+b^2=25$。つまり点 $(a,b)$ は、中心 $(5,0)$、半径 $5$ の円の上を動きます。解と係数の関係は $\alpha+\beta=-a,\ \alpha\beta=4b$、判別式は $D=a^2-16b$ です。
📌 このページの使い方
- 過去問集をお持ちの方:本番と同じ70分で解き、答え一覧で採点してから解説へ
- お持ちでない方:各大問の「どういう問題か」を読めば、問題の中身がそのまま分かります
- 最後にそっくり類題セット(PDF版あり)を70分で解き、初見でも同じ解き方ができるか確かめる
※ 著作権に配慮し、入試問題の本文・図は掲載していません。空欄の記号(ア・イ・…)は、本番の解答欄との対応を示すためのものです。※ 符号の入る欄は、「−」と数字を1マスずつ入れると読んでいます(第1問(2)の「キク」=−4 など)。第2問(4-1)は問題文の読み方が2通りあるため「要確認」を付けています。
⚠️ 問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。(迅速に確認・更新いたします)
LINEで誤りを連絡3分で分かる 2025年度の東北医科薬科大の数学
- ✅ 全3大問・試験時間70分。すべて空欄に数字や符号を入れるマーク式で、途中の記述はありません。外国語・数学・理科(2科目)の配点はそれぞれ100点です。
- ✅ 第1問は「2次方程式の解と係数」を「円」で読む問題。2つの係数が円の式を満たすので、解が虚数・重解・実数の3つの場合を、円の上の弧として整理できるかが勝負です。
- ✅ 第2問は格子の道順の数え上げ。通る点で区切る、全体から引く、という型で(3)まで取れます。(4)の「ちょうど1回だけ西へ戻る」は、戻る位置で分けて足し合わせる発想が要ります。
- ✅ 第3問は三角関数・対数の微分と極値。(1)の結果が(2)(3)の因数分解のヒントになっている誘導問題です。$t=\tan x$ とおいて3次式を因数分解し、増減表から極大・極小を取ります。
- ✅ 差がつくのは「図形的な見抜き」と「計算の正確さ」。第1問(3-2)の端点の扱い、第2問(4-2)の二重数えの除外、第3問の対数の値は、手順を落ち着いて追えるかで分かれます。


70分の立ち回りマップ
時間はTMPSの目安です。解く順番と「捨てどころ」をセットで覚えておきましょう。
本番の答え一覧(採点用)
解説を読む前の採点用です。すべての空欄を、記号計算と全数探索のスクリプトで独立に確かめています(結果は下の注記)。
第1問
第2問
第3問
※ 検算:第1問は円周を細かく分けた数値計算と記号計算、第2問は道順の全数探索、第3問は記号微分と極値の数値探索で、すべての空欄を確かめました。公開されている解答は参照せず、TMPS側で導いています。
採点したら → 30秒の得点診断へ第1問 解と係数 × 円 ── 条件の式を「円」と見抜く
2つの係数 $a,b$ が1本の式を満たす、という設定です。式変形で押すより、図形(円)として見ると、全部の小問が同じ地図の上で解けます。
2次方程式 $x^2+ax+4b=0$ の解を $\alpha,\beta$ とし、実数の係数 $a,b$ が $a^2-10a+b^2=0$ を満たす、という設定。解が虚数・重解・実数の場合ごとに、最大値や最小値を答える。
- ア〜エ:解が虚数のとき、$|\alpha|$ の最大値($ア\sqrt{イ}$)と、そのときの $a$(ウ)・$b$(エ)
- オ〜キク:重解になるとき($a\ne0$)の $a$(オ)・$b$(カ)・重解の値(キク)
- ケコ:解が実数のとき、$\alpha^2+\beta^2+10\alpha+10\beta$ の最大値
- サ〜ソ:解が実数のとき、$\dfrac{\sqrt3}{4}\alpha\beta-\alpha-\beta$ の最大値($サ+シ\sqrt{ス}$)と最小値(セソ)
準備条件を「円」として見る/判別式で弧に分ける
$D<0$(虚数解)・$D=0$(重解)・$D\ge0$(実数解)は、放物線 $b=\dfrac{a^2}{16}$ との位置関係で決まります。円と放物線の交点を求めるため、$b=\dfrac{a^2}{16}$ を円の式に代入します。
$a^2+8a+320$ は常に正なので、交点は $a=0,\ 8$。すなわち $(0,0)$ と $(8,4)$ の2点だけです。放物線の上側($D<0$)が虚数解の弧、下側・右側($D\ge0$)が実数解の弧になります。

(1)虚数解のときの $|\alpha|$ の最大値(空欄ア〜エ)
解が虚数なら、$\alpha,\beta$ は共役な複素数なので $|\alpha|^2=\alpha\overline{\alpha}=\alpha\beta=4b$。したがって$|\alpha|$ が最大になるのは $b$ が最大のときです。
円で $b$ が最大になるのは最上点 $(5,5)$。ここは放物線の上側で、確かに $D=25-80<0$(虚数解)です。
(2)重解になるとき(空欄オ〜キク)
重解は $D=0$、すなわち円と放物線の交点です。$a\ne0$ という条件が、$(0,0)$ を除くための指定。残る交点は $(8,4)$。
確かめると、$x^2+8x+16=(x+4)^2$ で、定数項は $4b=16$。
(3-1)実数解のとき $\alpha^2+\beta^2+10\alpha+10\beta$ の最大値(空欄ケコ)
対称式なので $\alpha+\beta=-a,\ \alpha\beta=4b$ で書き換えます。
ここで円の式 $a^2-10a=-b^2$ を使うと、$a$ が消えて $b$ だけの式になります。
$b=-4$ のとき最大の $16$。$b=-4$ は円上に点($(2,-4)$ と $(8,-4)$)があり、$b<0$ なので $D>0$、実数解の弧に入っています。
(3-2)実数解のとき $\dfrac{\sqrt3}{4}\alpha\beta-\alpha-\beta$ の最大値・最小値(空欄サ〜セソ)
同じく書き換えると $\dfrac{\sqrt3}{4}\cdot4b+a=a+\sqrt3\,b$。円を $a=5+5\cos\theta,\ b=5\sin\theta$ と置きます。
もし弧の制限がなければ、最大は $\theta=\dfrac{\pi}{3}$ の $15$ ですが、その点 $\left(\dfrac{15}{2},\dfrac{5\sqrt3}{2}\right)$ は放物線の上側(虚数解の弧)にあって使えません。実数解の弧は、$(0,0)$($\theta=\pi$)から下側を回って $(8,4)$ まで。$(8,4)$ の角度を $\theta_0$ とすると $\cos\theta_0=\dfrac35,\ \sin\theta_0=\dfrac45$。
最大値:弧の中で $\cos\left(\theta-\dfrac{\pi}{3}\right)$ が一番大きいのは端の $(8,4)$。
最小値:最小になる角 $\theta-\dfrac{\pi}{3}=\pi$、つまり $\theta=\dfrac{4}{3}\pi$ の点 $\left(\dfrac52,-\dfrac{5\sqrt3}{2}\right)$ は下側にあり、弧に入っています。値は $5-10=-5$。

第1問:小問の型と着眼点
| 小問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 準備 | 2変数の条件式 | 平方完成して円。判別式で弧に分ける |
| (1) | 虚数解の絶対値 | $|\alpha|^2=\alpha\beta=4b$。$b$ 最大の点を、弧に入るか確認して採用 |
| (2) | 重解 | 判別式0=円と放物線の交点。$a\ne0$ で原点を除く |
| (3-1) | 対称式の最大 | $a^2-10a=-b^2$ で $b$ だけの2次式に。頂点が弧に入るか確認 |
| (3-2) | 制限つきの最大・最小 | 合成で $5+10\cos$。最大は弧の端、最小は途中の点 |
🩺【自己診断】第1問で手が止まった人への処方箋
- 準備円に気づけない → 条件式が $a^2-10a+b^2$ の形なら、平方完成して $(a-5)^2+b^2=25$
- (1)$|\alpha|$ が出せない → 虚数解は共役。$|\alpha|^2=\alpha\beta$ なので $b$ が最大のときが最大
- (3-1)式が複雑になる → $\alpha+\beta,\ \alpha\beta$ に直し、円の式で $a$ を消して $b$ だけの2次式にする
- (3-2)最大の点が決まらない → 制限のない最大点が弧に入るかを先に調べる。入らなければ端の点を代入
第2問 道順の数え上げ ── 区切る・引く・足し合わせる
東へ5区画・北へ4区画ぶんの格子状の道で、最短の道順を数えます。(1)〜(3)は定番の型、(4)は「1回だけ西へ戻る」という変化球です。
東へ5区画・北へ4区画の格子。P・Q・Rは南北方向に並ぶ3点(Aから東へ2区画、北へ1・2・3区画)で、SはRの東隣。「区画」は、隣り合う2点を結ぶ道の1区切りのこと。
- アイウ:Aから(南西の角)Bまで(北東の角)最短で行く道順の総数
- エオ:地点Qを通る道順
- カキ:区画QRと区画RSのどちらも通らない道順
- クケコ:途中でちょうど1回だけ西へ1区画戻る。そのとき戻る地点がP・Q・Rのいずれかである道順
- サシスセ:同じく「ちょうど1回だけ西へ戻る」道順の総数(戻る地点は問わない。Bには1度だけ到達)
(1)(2)最短の道順と、通る点で区切る(空欄アイウ・エオ)
最短で行くには「東へ5回・北へ4回」を並べるだけ。9回のうち北を4回選ぶので、
Qは「東2・北2」の地点。A→Qは $\binom42=6$ 通り、Q→B(東3・北2)は $\binom52=10$ 通り。通る点で区切って掛けると、
(3)区画QR・区画RSを通らない道順(空欄カキ)
「通らない」は直接数えず、全体から引く。区画QRを通る道順と、区画RSを通る道順を求め、重なりを調整します(包除原理)。
(4-1)1回だけ西へ戻る:戻る地点がP・Q・Rのとき(空欄クケコ)
東と北だけで進む道順が、途中で1回だけ西へ1区画戻ります。戻る前後で分けて数えます。戻る地点を $(2,y)$($y=1,2,3$:P・Q・R)とすると、手前はAから $(2,y)$ まで、その先は戻った後の $(1,y)$ からBまで(東と北だけ)。
(4-2)1回だけ西へ戻る:戻る地点を問わないとき(空欄サシスセ)
戻る地点を「$x=k$ の道の、高さ $y$」とします($k=1,\dots,5,\ y=0,\dots,4$)。(4-1)と同じく「手前」×「その先」を、すべての $(k,y)$ について足し合わせます。
表を書くと、どの列の合計も 330(組合せの恒等式で $\binom{11}{4}=330$)。5列で $330\times5=1650$ 通りです。
ただし問題は「Bには1度だけ到達する」。表の赤いマス($k=5,y=4$)は、Bまで行ってから西へ戻り、また東へ進んでBに着く道順で、Bに2度着くので除きます。その数は A→B の $\binom95=126$ 通り。

第2問:道順の型
| 小問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| (1) | 最短経路の総数 | 東◯回・北◯回の並べ方 $\binom{n}{r}$ |
| (2) | 通る点を指定 | 点で区切って、区間ごとの道順を掛ける |
| (3) | 通らない区画 | 全体から引く。重なりは足し戻す(包除原理) |
| (4-1) | 1回だけ戻る(位置指定) | 戻る位置で分け、「手前」×「その先」 |
| (4-2) | 1回だけ戻る(総数) | 全位置の和。条件「Bに1度だけ」の重複を引く |
🩺【自己診断】第2問で手が止まった人への処方箋
- (1)総数が出ない → 東へ5・北へ4。9回から北の4回を選ぶ $\binom94$
- (3)数え漏れる → 通らないを直接数えず、全体 − (QR + RS − 両方)
- (4)戻り方が想像できない → 「手前の道順」「戻った先からの道順」に分けて、1か所の戻りを固定して数える
- (4-2)二重に数える → Bで折り返す道順を除く($\binom95=126$)
第3問 微分と極値 ── $t=\tan x$ とおいて因数分解
(1)の結果($f'(\pi/4)=0$)が、(2)(3)の3次式を因数分解するヒントになっています。誘導に乗れるかどうかの問題です。
$-\dfrac{\pi}{2}<x<\dfrac{\pi}{2}$ で、$\tan x$ の2次式と、導関数が $\tan x$ である関数 $g(x)$($g(0)=0$)を組み合わせた関数 $f(x)$ が与えられる。導関数を求めて、極小値・極大値を答える。
- ア〜ウ:$f'(0)$(ア−√イの形)と $f'(\pi/4)$(ウ)
- エ〜コ:$f(x)$ の極小値を与える2つの $x$($x=-\pi/\text{(分数)}$ と $x=\pi/\text{(分数)}$)と、その値($\log2$ を含む形)
- サ〜タ:もう1つの極小値の位置と値
- チ〜ヒ:$f(x)$ の極大値を与える $x$ と、その値($\log\left(\dfrac{\sqrt{ハ}+\sqrt{ヒ}}{4}\right)$ を含む形)
準備$g(x)$ を決める/$f'(x)$ を作る
$g'(x)=\tan x,\ g(0)=0$ より、$g(x)=-\log\cos x$($-\dfrac{\pi}{2}<x<\dfrac{\pi}{2}$ では $\cos x>0$)。ただし、(1)〜(3)の導関数を作る段階では $g'(x)=\tan x$ をそのまま使えばよく、$g$ の中身は極値の値を出すときまで不要です。
$(\tan x)'=\sec^2x=1+\tan^2x$ なので、(i)の式を微分すると
(1)$f'(0)$ と $f'(\pi/4)$(空欄ア〜ウ)
$x=0$ では $\tan0=0,\ \sec^20=1$。$x=\dfrac{\pi}{4}$ では $\tan=1,\ \sec^2=2$。
(2)極小値(空欄エ〜タ)
$t=\tan x$ とおくと、$\sec^2x=1+t^2$ なので
(1)より $t=1$ が解なので $(t-1)$ で割ります。
残りの2次式の判別式は $16-4(1+\sqrt3)(\sqrt3-3)=16+8\sqrt3=4(1+\sqrt3)^2$ で、平方になります。解は
$\tan\dfrac{\pi}{12}=2-\sqrt3$、$\tan\left(-\dfrac{\pi}{3}\right)=-\sqrt3$。よって $f'(x)=0$ となる $x$ は $-\dfrac{\pi}{3},\ \dfrac{\pi}{12},\ \dfrac{\pi}{4}$ の3つ。
符号:$f'=(1+\sqrt3)(t-1)(t-2+\sqrt3)(t+\sqrt3)$ で、$\tan x$ は単調に増えるので $t$ の順に並べるだけ。
| $x$ | $-\dfrac{\pi}{2}\sim-\dfrac{\pi}{3}$ | $-\dfrac{\pi}{3}$ | $-\dfrac{\pi}{3}\sim\dfrac{\pi}{12}$ | $\dfrac{\pi}{12}$ | $\dfrac{\pi}{12}\sim\dfrac{\pi}{4}$ | $\dfrac{\pi}{4}$ | $\dfrac{\pi}{4}\sim\dfrac{\pi}{2}$ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| $f'$ | − | 0 | + | 0 | − | 0 | + |
| $f$ | ↘ | 極小 | ↗ | 極大 | ↘ | 極小 | ↗ |
極小は $x=-\dfrac{\pi}{3}$ と $x=\dfrac{\pi}{4}$ の2か所(エ/オ=1/3、サ/シ=1/4)、極大は $x=\dfrac{\pi}{12}$。値は $g(x)=-\log\cos x$ で計算します。
$x=-\dfrac{\pi}{3}$:$\tan=-\sqrt3,\ \tan^2=3,\ \cos=\dfrac12$ なので $g=\log2$。
$x=\dfrac{\pi}{4}$:$\tan=1,\ \cos=\dfrac{\sqrt2}{2}$ なので $g=-\log\dfrac{\sqrt2}{2}=\dfrac12\log2$。
(3)極大値(空欄チ〜ヒ)
極大は $x=\dfrac{\pi}{12}$(チ/ツテ=1/12)。$\tan=2-\sqrt3,\ \tan^2=7-4\sqrt3$。
$\cos\dfrac{\pi}{12}=\cos\left(\dfrac{\pi}{3}-\dfrac{\pi}{4}\right)=\dfrac12\cdot\dfrac{\sqrt2}{2}+\dfrac{\sqrt3}{2}\cdot\dfrac{\sqrt2}{2}=\dfrac{\sqrt6+\sqrt2}{4}$。$-8g=8\log\cos\dfrac{\pi}{12}$ なので、

第3問:微分と極値の型
| 小問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| (1) | 合成関数の微分 | $(\tan x)'=\sec^2x=1+\tan^2x$。$f'(\pi/4)=0$ はヒント |
| (2) | 極小値 | $t=\tan x$ とおいて3次式を因数分解。増減で極小の位置を決める |
| (3) | 極大値 | $\cos\dfrac{\pi}{12}$ を加法定理で作り、$g=-\log\cos x$ に代入 |
🩺【自己診断】第3問で手が止まった人への処方箋
- (1)$f'$ が作れない → $g'=\tan x$ をそのまま使う。$(\tan x)'=\sec^2x$
- (2)3次式が因数分解できない → (1)の「0」を使い、$t=1$ を因数に。残りは判別式が平方になる
- (2)極小・極大を取り違える → $t$ の小さい順に3つの解を並べ、3次の係数が正なので「−→+→−→+」
- (3)対数の中身が出ない → $\cos\dfrac{\pi}{12}$ は $\dfrac{\pi}{3}-\dfrac{\pi}{4}$ の加法定理
東北医科薬科大2025型 そっくり類題セット
(全3大問・解答解説つき)
2025年度の本番と同じ3大問・同じ空欄の数と形式で、数値と設定を変えたTMPSオリジナル問題です。「条件を図に直す力」と「数え方を分ける力」、「誘導に乗って因数分解する力」の練習に使ってください。
印刷して本番と同じように70分で解けます。解答・解説はこのページの下に掲載しています。
※ 東北医科薬科大学の入試問題ではありません。本文・設問・人物・団体(架空)はすべてTMPS医学館が作成したオリジナルで、出典のある引用ではありません。
次の文章中の ア〜ソ に適する符号または数字を解答用紙の所定の欄にマークせよ。
(3-1) $\alpha^2+\beta^2+6\alpha+6\beta$ の最大値は ケコ である。
(3-2) $-\alpha\beta-\alpha-\beta$ の最大値は サ$+$シ$\sqrt{\boxed{\text{ス}}}$,最小値は セソ である。
▶ 第1問 の答えと解説を見る
第1問 の答えと解説
- 解と係数の関係より $\alpha\beta=3b$。$\alpha,\beta$ が共役な虚数なので $|\alpha|^2=\alpha\beta=3b$。よって $b$ が最大のとき $|\alpha|$ も最大。
- 条件は $(a-3)^2+(b+1)^2=25$ と変形できるので,点 $(a,b)$ は中心 $(3,-1)$,半径 $5$ の円の上にある。$b$ が最大なのは最上点 $(3,4)$。判別式 $a^2-12b=9-48<0$ なので確かに虚数解。
- $|\alpha|^2=3\times4=12$ より $|\alpha|=2\sqrt3$,$a=3,\ b=4$。
- 重解の条件は判別式 $a^2-12b=0$,すなわち $b=\dfrac{a^2}{12}$。円の式 $(a-3)^2+(b+1)^2=25$ に代入して整理すると $a^4+168a^2-864a-2160=0$。
- $a=6$ が解で,$(a-6)(a^3+6a^2+204a+360)=0$ と因数分解できる。3次式は $a>0$ のとき正なので,$a>0$ の解は $a=6$ だけ。
- $b=\dfrac{36}{12}=3$,$\alpha=\beta=-\dfrac{a}{2}=-3$。
- (3-1) $\alpha^2+\beta^2=a^2-6b$,$\alpha+\beta=-a$ より,式は $a^2-6a-6b$。条件から $a^2-6a=15-b^2-2b$ なので,式は $15-b^2-8b=-(b+4)^2+31$。
- $b=-4$ のとき $(a-3)^2=16$ で $a=7$ または $-1$。$b<0$ なので判別式は正で実数解になる。よって最大値は $31$。
- (3-2) $\alpha\beta=3b$ より式は $a-3b$。実数解の条件は $a^2\ge12b$(円の「放物線の下側」の部分)。
- 円上で $a-3b$ が最大になるのは中心から方向 $(1,-3)$ に進んだ点で,この点は下側にあり条件を満たす。値は $(3+3)+5\sqrt{10}=6+5\sqrt{10}$。
- 最小になる点は反対側の上側にあり,$a^2<12b$ で条件を満たさない。条件を満たす部分の端は $a^2=12b$ と円の交点で,そのうち $(6,3)$ では $a-3b=-3$,もう1つの交点では約 $-2.7$。最小値は $-3$。
次の文章中の ア〜セ に適する数字を解答用紙の所定の欄にマークせよ。
(4-1) P,Q,R のいずれかの地点から西へ1区画戻る道順は クケコ 通りである。
(4-2) 戻る地点を問わないときの道順は サシスセ 通りである。
▶ 第2問 の答えと解説を見る
第2問 の答えと解説
- 東へ7区画,北へ3区画進むので,$\dbinom{10}{3}=120$ 通り。
- A→Q は東5・北2で $\dbinom{7}{2}=21$ 通り,Q→B は東2・北1で $\dbinom{3}{1}=3$ 通り。$21\times3=63$ 通り。
- QR を通るのは,A→Q が21通り,Q→R が1通り,R→B(東2・北0)が1通りで 21 通り。
- RS を通るのは,A→R(東5・北3)が $\dbinom{8}{3}=56$ 通り,R→S が1通り,S→B(東1・北0)が1通りで 56 通り。
- 両方を通るのは A→Q→R→S→B で $21\times1\times1\times1=21$ 通り。少なくとも一方を通るのは $21+56-21=56$ 通りなので,$120-56=64$ 通り。
- (4-1) 西へ戻る地点を $(5,y)$($y=1,2,3$)とおく。「A から $(5,y)$ まで」×「戻った先 $(4,y)$ から B まで(東北だけ)」で数える。
- $y=1$:$6\times10=60$,$y=2$:$21\times4=84$,$y=3$:$56\times1=56$。合計 $60+84+56=200$ 通り。
- (4-2) 戻る地点を「$x=k$ の道の高さ $y$」とし,手前の道順 $\dbinom{k+y}{k}$ と,戻った先から B までの道順を掛けて,$k=1,\dots,7$,$y=0,\dots,3$ で合計する。表にすると,$k$ ごとの和はどれも $220$。
- $7\times220=1540$ 通りだが,この中には「B まで行ってから西へ戻り,また B に着く」$120$ 通りが含まれる。B には1度だけ到達するので除いて $1540-120=1420$ 通り。
次の文章中の ア〜ヒ に適する符号または数字を解答用紙の所定の欄にマークせよ。
(i) $f(x)=\dfrac{1+\sqrt3}{2}\tan^2x-(3-\sqrt3)\tan x-8g(x)-1$
(ii) $g'(x)=\tan x,\ \ g(0)=0$
このとき,次の問に答えなさい。以下,対数は自然対数とする。
$x=\dfrac{\boxed{\text{エ}}}{\boxed{\text{オ}}}\pi$ のとき,$\dfrac{\boxed{\text{カ}}-\boxed{\text{キ}}\sqrt{\boxed{\text{ク}}}}{\boxed{\text{ケ}}}-\boxed{\text{コ}}\log2$,
$x=-\dfrac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シ}}}\pi$ のとき,$\dfrac{\boxed{\text{ス}}-\sqrt{\boxed{\text{セ}}}}{\boxed{\text{ソ}}}-\boxed{\text{タ}}\log2$
の2つである。
$\dfrac{\boxed{\text{トナ}}-\boxed{\text{ニ}}\sqrt{\boxed{\text{ヌ}}}}{\boxed{\text{ネ}}}+\boxed{\text{ノ}}\log\left(\dfrac{\sqrt{\boxed{\text{ハ}}}+\sqrt{\boxed{\text{ヒ}}}}{4}\right)$ である。
ただし,ハ$>$ヒ とする。
▶ 第3問 の答えと解説を見る
第3問 の答えと解説
- $g'(x)=\tan x$ より $f'(x)=(1+\sqrt3)\tan x\sec^2x-(3-\sqrt3)\sec^2x-8\tan x$。
- $x=0$ では $\tan0=0,\ \sec^20=1$ なので $f'(0)=-(3-\sqrt3)=-3+\sqrt3$。
- $x=-\dfrac{\pi}{4}$ では $\tan=-1,\ \sec^2=2$。$f'=-2(1+\sqrt3)-2(3-\sqrt3)+8=0$。
- $t=\tan x$ とおくと $f'(x)=(1+t^2)\{(1+\sqrt3)t-(3-\sqrt3)\}-8t$。展開して整理すると $(1+\sqrt3)t^3-(3-\sqrt3)t^2-(7-\sqrt3)t-(3-\sqrt3)$ となり,因数分解して $f'=(1+\sqrt3)(t+1)(t-\sqrt3+2)(t-\sqrt3)$。
- $t$ が $-1,\ \sqrt3-2,\ \sqrt3$ のとき $f'=0$。符号は,$t<-1$ で負,$-1<t<\sqrt3-2$ で正,$\sqrt3-2<t<\sqrt3$ で負,$t>\sqrt3$ で正。よって $t=-1$($x=-\frac{\pi}{4}$)と $t=\sqrt3$($x=\frac{\pi}{3}$)で極小,$t=\sqrt3-2$($x=-\frac{\pi}{12}$)で極大。
- $g(x)=-\log\cos x$。$x=\dfrac{\pi}{3}$:$\tan^2=3$,$\tan=\sqrt3$,$g=\log2$。$f=\dfrac{3(1+\sqrt3)}{2}-(3-\sqrt3)\sqrt3-8\log2-1=\dfrac{7-3\sqrt3}{2}-8\log2$。
- $x=-\dfrac{\pi}{4}$:$\tan=-1$,$g=\dfrac12\log2$。$f=\dfrac{1+\sqrt3}{2}+(3-\sqrt3)-4\log2-1=\dfrac{5-\sqrt3}{2}-4\log2$。
- 極大は $t=\sqrt3-2=-\tan\dfrac{\pi}{12}$,すなわち $x=-\dfrac{\pi}{12}$。このとき $\tan=-(2-\sqrt3)$,$\tan^2=7-4\sqrt3$。
- $\dfrac{1+\sqrt3}{2}(7-4\sqrt3)+(3-\sqrt3)(2-\sqrt3)-1=\dfrac{-5+3\sqrt3}{2}+(9-5\sqrt3)-1=\dfrac{11-7\sqrt3}{2}$。
- $g=-\log\cos\dfrac{\pi}{12}$ で $\cos\dfrac{\pi}{12}=\dfrac{\sqrt6+\sqrt2}{4}$。$-8g=8\log\dfrac{\sqrt6+\sqrt2}{4}$。よって $\dfrac{11-7\sqrt3}{2}+8\log\left(\dfrac{\sqrt6+\sqrt2}{4}\right)$。
※ 類題は、本番の解き方の骨格は残しつつ、数値・設定・向きを変えて作っています。第1問は円の中心と半径を、第2問は格子の大きさと点の位置を、第3問は関数の符号の向きと定数項を変えています。全空欄は、スクリプトで確かめてあります。
30秒 得点診断
本番の過去問、またはそっくり類題セットを70分で解いた結果を選んでください。次にやるべきことを表示します。
保護者の方へ:東北医科薬科大の数学で知っておきたい3つのこと
よくある質問
Q. 東北医科薬科大学 医学部の数学2025年度は、どの順番で解くのがよいですか?
TMPSのおすすめは、第1問24分、第2問20分、第3問21分、見直し5分(合計70分)です。第1問は条件を円として見抜ければ短く済み、第2問は数え上げの型が決まっていて、第3問は微分の計算を落ち着いて追えば取れます。どの大問も前半の小問((1)(2))を先に取り、(3)(4)は時間が余ったら戻る進め方が安全です。
Q. 問題文が載っていなくても、どんな問題か分かりますか?
分かります。著作権に配慮して問題本文・図は掲載していませんが、各大問の最初に「どういう問題か」として、設定・何を答えるか・解答欄の形をTMPSの言葉で説明しています。
Q. 第2問(4-1)の「P・Q・Rのいずれかで戻る」はどう読めばよいですか?
このページでは「P・Q・Rのどれかの地点から西へ1区画進む」と読んで245通りとしています。「P・Q・Rのどれかへ西から戻ってくる」と読むと260通りになるため、読み方の解釈として「要確認」を付けています。本番では問題の図と文を落ち着いて読み直してください。
Q. そっくり類題セットとは何ですか?
2025年度と同じ3大問・同じ空欄の数と形式で、数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。本文・設問はすべて新しく作ったもので、全問の答え・解説をこのページに掲載し、本番形式の問題冊子PDFも無料で配布しています。
Q. 解説に誤りを見つけたらどうすればいいですか?
公式LINEからお知らせください。確認のうえ修正し、更新日を記載します。
問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。
受験生・指導者の皆様からのご指摘を真摯に受け止め、最も信頼できる過去問解説・類題ライブラリーとして随時アップデートいたします。
🔥 次に読むならこちら
東北医科薬科大の数学を、
あなたの答案で攻略する
「どこで時間を失ったか」「どの小問を後回しにすべきだったか」「計算ミスの癖」を、ニックニ先生があなたの答案から直接診断します。