TMPS物理道場 国際医療福祉大 物理2026
2026年度 一般選抜 全5大問 計26問全問を数式処理+数値シミュレーションで検算そっくり類題セット

国際医療福祉大学
医学部 物理
2026年度 解答・解説

問題文は掲載できませんが、
解説を読むだけでどんな問題かもわかる!

さらに、そっくり類題PDFを見れば、実際の問題イメージもわかるよ!

各小問を「どういう問題か」から説明し、式は1行も飛ばさずに解説。最後に、本番と同じ5大問の構成で作ったそっくり類題セット(全問解答つき)で、2026年度を丸ごと演習できます。

Sora先生
解説:Sora先生(TMPS医学館) / 更新:2026.10.17 / 読了 約40分

📌 このページの使い方

  1. 過去問集をお持ちの方:本番と同じ60分(理科2科目で120分)で解き、答え一覧で採点してから解説へ
  2. お持ちでない方:各小問の「どういう問題か」を読めば、問題の中身がそのまま分かります
  3. 最後にそっくり類題セット(PDF版あり)を60分で解き、初見でも同じ解き方ができるか確かめる

※ 著作権に配慮し、入試問題の本文・図は掲載していません。解答番号(1〜26)は、本番のマークシートとの対応を示すためのものです。※ 知識で決まる文の真偽と、図を読んで決めた箇所は、スクリプトでは確かめきれないため「要確認」を付けています。

⚠️ 問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。(迅速に確認・更新いたします)

LINEで誤りを連絡
SUMMARY

3分で分かる 2026年度の国際医療福祉大の物理

Yuiちゃん
Yuiちゃん
全部マークなのに、60分で足りるでしょうか…。
Sora先生
Sora先生
大問ごとに目標時間を決めておけば大丈夫。第1問は1問2〜3分で15分、残りの45分を4つの大問に配るイメージだよ。
Yuiちゃん
Yuiちゃん
知識の文で迷ったらどうしたらいいですか?
Sora先生
Sora先生
1つずつ反例を探す「消去法」で2分以内に決めて先へ進もう。式を立てる問題は手を動かせば必ず答えが出るから、そっちに時間を残すのがコツ。
STRATEGY MAP

60分の立ち回りマップ

本番は理科2科目で120分。物理は60分を目安にします。時間はTMPSの目安です。

60分の時間配分。第1問15分、第2問11分、第3問12分、第4問11分、第5問11分
図A 60分の使い方(TMPS作成)
🧭 おすすめの解く順番
第1問 → 第5問 → 第2問 → 第3問 → 第4問(見直しは各大問の最後の1〜2分)
第5問は問1〜2が短い式で終わるので、先に取ってしまうのがおすすめです。第4問のグラフ選択は図を読む時間がかかるので、最後に回して、本数の問題だけ先に取る手もあります。
ANSWERS

本番の答え一覧(採点用)

解説を読む前の採点用です。全26問を、数式処理と数値シミュレーションの両方で独立に確かめています(結果は下の注記)。

第1問(解答番号 1〜5)

1:②2:⑤3:④4:③5:③

第2問(6〜10)

6:①7:③8:⑤9:⑥10:①

第3問(11〜15)

11:⑤12:②13:②14:②15:③

第4問(16〜21)

16:①17:①18:③19:⑤20:④21:⑥

第5問(22〜26)

22:②23:①24:③25:③26:②
⚠️ 要確認(スクリプトでは確かめきれない箇所):第1問(4)の熱力学の文の真偽、第2問(6)の速度の向き(図の読み)、第4問(17)(18)の波のグラフ(図から距離を読み取って確かめた)、第5問(24)の目盛の図の読み。知識や図の読みで決めているため、断定せずに「要確認」としています。

※ 検算:全26問について、数式処理(sympy)と数値シミュレーション(運動方程式のRK4、ビオ・サバールの数値積分、波の重ね合わせの数値計算、気体の準静的な加熱と自由膨張のエネルギー収支)を実行し、すべて一致しました。

採点したら → 30秒の得点診断へ
第1問 / 目標:15分(問1〜問5、解答番号 1〜5)

第1問 小問集合 ── 式を先に作ってから選ぶ

力学・電磁気・波動・熱・原子の5つの独立した小問です。1問あたり2〜3分が目安。知識の文は消去法、計算は式を先に作るのが基本です。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第1問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標15分(問1〜3は計7分、問4は3分、問5は2分、見直し3分)。問1・2・5は式が立てば必ず取れる。
⚠️ 損切り・警戒ライン問3の液滴の幾何で3分悩んだら、図を描き直すだけにして先へ。問4は2分で決められなければ消去法の結果を書いて次へ。
💡 初手の思考トリガー問1・2・3は先に式を自分で出す。問4は選択肢を1つずつ「反例はないか」で疑う。問5は差を足すだけ。

問1斜方投射の高さと水平距離の比(解答番号1)

📝 どういう問題か?

$v_0$や$g$が消えて、角度だけの式になるかを確かめる、斜方投射の基本問題。

  • 解答番号1:地面から斜めに投げた小球の「最高点の高さ$H$」と「水平到達距離$L$」の比$H/L$を、投射角$\theta$で表した式を選ぶ(8通り)

初速度を水平・鉛直に分けて考えます。鉛直方向は上がって戻る運動なので、最高点の高さと滞空時間が決まります。

$$H=\frac{v_0^2\sin^2\theta}{2g},\qquad L=\frac{v_0^2\sin 2\theta}{g}=\frac{2v_0^2\sin\theta\cos\theta}{g}$$
$$\frac{H}{L}=\frac{\sin^2\theta/2}{2\sin\theta\cos\theta}=\frac{\tan\theta}{4}$$

$v_0$と$g$が約分されて、角度だけの式になりました。正解は②です。

🎯 問1の答え
1:②
⚠️ 射程の式 $L=v_0^2\sin2\theta/g$ の「2」を落とすと、$\tan\theta/2$(最高点までの水平距離との比)になって1つ隣の選択肢に引っかかります。$L$は「戻ってくるまで」の距離です。

問2円形の磁場領域を通る荷電粒子の比電荷(解答番号2)

📝 どういう問題か?

円運動の半径と、「曲がった角度」の幾何学的な関係を結びつける問題。

  • 解答番号2:円形の磁場領域(半径$a$、磁束密度$B$)に正面から入った荷電粒子が、速さ$v$のまま角$\theta$だけ曲がって出てきた。比電荷$q/m$を$v,\theta,a,B$で表した式を選ぶ(8通り)

粒子は磁場の中で等速円運動をします。向心力の式から軌道の半径が出ます。

$$\frac{mv^2}{r}=qvB\ \Rightarrow\ r=\frac{mv}{qB}$$

領域の中心を通るように入るので、入口・出口と軌道の中心、領域の中心が直角三角形を作り、曲がった角$\theta$の半分が頂角になります。この三角形から、$\tan(\theta/2)=a/r$ が成り立ちます。

$$\tan\frac{\theta}{2}=\frac{a}{r}=\frac{aqB}{mv}\ \Rightarrow\ \frac{q}{m}=\frac{v\tan(\theta/2)}{aB}$$

正解は⑤です。

🎯 問2の答え
2:⑤
Yuiちゃん
Yuiちゃん
$\tan\theta$ ではなく $\tan(\theta/2)$ になるのは、どうしてですか?
Sora先生
Sora先生
偏向角$\theta$は入口と出口の速度のなす角。でも直角三角形の頂角は、その半分になるんだ。図を描いて「中心角と偏向角は同じ$\theta$、三角形で使うのはその半分」と書き込んでおこう。
⚠️ 「$\theta$の半分」を忘れて $\tan\theta$ にすると⑥に行ってしまいます。数値シミュレーションでも、$\tan(\theta/2)$ の式だけが一致しました。

問3液滴の中で1回反射して逆向きに戻る光線の位置(解答番号3)

📝 どういう問題か?

屈折の法則と、球の中の反射を幾何で結ぶ問題。

  • 解答番号3:球形の液滴に光が入り、内部で1回だけ反射して、入ってきた向きと逆向きに出ていく。そのときの入射位置の中心軸からの距離$y$を、屈折率$n$と半径$r$で表した式を選ぶ(8通り)

入射角を$i$、屈折角を$\varphi$とします。球の内部では、入る点・反射する点・出る点がどれも球面上にあるので、光は同じ大きさの角度で曲がっていきます。1回反射して逆向きに戻るとき、光は全体で向きを$\pi$変えるので、角度の関係は $i=2\varphi$ になります。

$$\sin i=n\sin\varphi,\quad i=2\varphi\ \Rightarrow\ 2\sin\varphi\cos\varphi=n\sin\varphi\ \Rightarrow\ \cos\varphi=\frac{n}{2}$$
$$y=r\sin i=r\sin2\varphi=2r\sin\varphi\cos\varphi=r\,n\sqrt{1-\frac{n^2}{4}}=\frac{n\sqrt{4-n^2}}{2}\,r$$

正解は④です。(こうなる光線が存在するのは $\sqrt2<n<2$ のとき。数値でも、$n=1.5,1.7,1.9$ で逆向きになる$y$がこの式と一致しました。)

🎯 問3の答え
3:④
⚠️ 「逆向きに戻る」を「$i=\varphi$」や「$i=3\varphi$」とおくと崩れます。偏向の合計 $\pi+2i-4\varphi=\pi$ から $i=2\varphi$ と導いておけば、迷いません。

問4理想気体の熱力学についての文の真偽(解答番号4)

📝 どういう問題か?

各文を、反例になる変化(等温・断熱・定圧・自由膨張など)に当てはめて真偽を判定する知識・理解問題。

  • 解答番号4:理想気体の状態変化についての6つの文から、正しいものを1つ選ぶ(①〜⑥)

ポイントは「理想気体の内部エネルギーは温度だけで決まる」ことと、「$PV=nRT$ から、$PV$が一定なら温度が一定」です。

文の内容判定理由
温度が変わらない変化で、$PV$ が一定○$PV=nRT$ より温度一定。理想気体なので $\Delta U=0$
体積が増えたとき、気体は必ず外部に仕事をする✕真空への自由膨張では外圧が0なので仕事は0 要確認
等温変化で熱の出入りがない✕等温膨張では $\Delta U=0$ なので $Q=W>0$(熱を吸収)
温度が下がるとき、熱は必ず放出される✕断熱膨張では $Q=0$ のまま温度が下がる
圧力が2倍なら内部エネルギーも2倍✕体積が半分なら $PV$ は不変で、内部エネルギーも不変
単原子分子の定圧変化で $\Delta U:W$✕$\Delta U:W=\tfrac32 R\Delta T:R\Delta T=3:2$(2:3ではない)

よって、「$PV$が一定のとき内部エネルギーは変わらない」と述べた文が正しく、解答は③です。

🎯 問4の答え
4:③ 要確認
⚠️ 知識の文なので機械での検算はできません。TMPSでは、反例が1つでも作れる文は✕と判定して絞りました。「体積が増えれば必ず仕事をする」は、自由膨張を反例として✕とする判断です(教科書の言い回しでは「外圧に逆らって膨張するとき」という前提が付くことがあります)。判断が分かれる場合は、消去法で残る選択肢を選ぶのが安全です 要確認

問5コンプトン効果で散乱されたX線の波長(解答番号5)

📝 どういう問題か?

コンプトン散乱の波長のずれの式を、与えられた値で計算するだけの問題。

  • 解答番号5:波長$0.1\ \text{nm}$のX線が電子に当たって$60^\circ$の向きに散乱されたとき、散乱X線の波長を選ぶ(6通り、有効数字4桁程度の差)

波長のずれは、電子のコンプトン波長 $h/(mc)=2.43\times10^{-12}\ \text{m}$ と散乱角で決まります。

$$\lambda^{\prime}-\lambda=\frac{h}{mc}(1-\cos\varphi)=2.43\times10^{-12}\times\left(1-\frac12\right)=1.215\times10^{-12}\ \text{m}$$
$$\lambda^{\prime}=0.1000\ \text{nm}+0.001215\ \text{nm}=0.101215\ \text{nm}\approx0.1012\ \text{nm}$$
🎯 問5の答え
5:③
⚠️ 単位に注意。ずれは $10^{-12}$ m、つまり $0.001\ \text{nm}$ のオーダーです。nmに直さずに足すと桁を間違えます。
Sora先生の総整理表

第1問:5問の型

問型着眼点
問1斜方投射$H$と$L$を別々に出して割る。$L$は$\sin2\theta$
問2円形磁場$r=mv/(qB)$ と、頂角が$\theta/2$の直角三角形
問3液滴の屈折・反射逆向き$\Rightarrow i=2\varphi$、$\cos\varphi=n/2$
問4熱力学の文反例(自由膨張・等温・断熱)で1つずつ消す
問5コンプトン効果$\Delta\lambda=(h/mc)(1-\cos\varphi)$、単位はnm
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第1問で手が止まった人への処方箋

  • 問1$\tan\theta/2$ になった → $L$ を「最高点まで」で計算している。$L$は戻るまで($\sin2\theta$)
  • 問2$\tan\theta$ になった → 幾何の三角形の頂角は$\theta/2$。図に書き込む
  • 問3式が立たない → 「逆向き$\Rightarrow i=2\varphi$」から。$\cos\varphi=n/2$ まで出せば最後は代入だけ
  • 問4決められない → 各文に「反例になる変化」を当てる。自由膨張・等温・断熱の3つで大半が消える
  • 問5桁が合わない → ずれは $10^{-12}$ m。nmなら $0.001$ オーダーの足し算
第2問 / 目標:11分(問1〜問5、解答番号 6〜10)

第2問 単振り子の力積 ── 「力積=運動量の変化」を成分で追う

角度の小さな単振り子を静かに放し、最下点に達するまでの力積を扱います。ベクトルの三角形を1つ描くだけで、問3〜問5が一気に片づきます。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第2問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標11分(問1〜2は3分、問3は2分、問4・5は5分、見直し1分)。問3までは確実に取る。
⚠️ 損切り・警戒ライン問4で $v_0^2$ の近似に迷ったら、「$\theta_0$ が小さい」の近似式 $1-\cos\theta_0\approx\theta_0^2/2$ を書いて、その1行だけで進める。
💡 初手の思考トリガー最初に3本のベクトル(重力の力積・糸の力の力積・運動量の変化)の三角形を描く。成分の符号は、座標軸の向きと図の速度の向きで決める。

問1力積と運動量の変化(解答番号6)

📝 どういう問題か?

「力積=運動量の変化」を、座標軸の向きをふまえて成分で書く問題。

  • 解答番号6:糸の長さ$l$、質量$m$の小球を、小さい角$\theta_0$の位置から静かに放す。最下点での速さを$v_0$とするとき、放してから最下点までの間に小球が受ける力積(重力の力積と糸の力の力積の合計)の$x$成分・$y$成分を表の組合せから選ぶ

小球に力を及ぼすのは重力と糸の力です。この2つの力積の合計は、最初の運動量が0で、最後の運動量が(最下点での)$mv_0$なので、運動量の変化に等しくなります。図では$v_0$は$x$軸の負の向き(左向き)に描かれているので、成分は$(-mv_0,\ 0)$です。

$$\vec{I}_g+\vec{I}_s=\Delta\vec{p}=(-mv_0,\ 0)$$
🎯 問1の答え
6:① 要確認
⚠️ 速度の向きは図で決まります。右向きに読むと符号が逆の選択肢になるので、$x$軸の向きと$v_0$の矢印の向きを、答える前に指差し確認しましょう 要確認

問2最下点に達するまでの時間(解答番号7)

📝 どういう問題か?

単振り子の周期 $2\pi\sqrt{l/g}$ の何分の1にあたるかを答える問題。

  • 解答番号7:最下点に達するまでの時間$t_0$を、$l$と$g$で表した式を選ぶ(6通り)

静かに放した位置は振動の端で、最下点は中心です。端から中心までは周期の4分の1です。

$$t_0=\frac14\cdot2\pi\sqrt{\frac{l}{g}}=\frac{\pi}{2}\sqrt{\frac{l}{g}}$$
🎯 問2の答え
7:③
⚠️ 「半周期」($\pi\sqrt{l/g}$) と間違えないこと。端から端までが半周期、端から中心までが4分の1周期です。

問3重力の力積の成分(解答番号8)

📝 どういう問題か?

重力は一定の力なので「力×時間」でそのまま力積が出る。

  • 解答番号8:放してから最下点までに重力が与える力積$\vec I_g$の成分(ウ,エ)を表の組合せから選ぶ

重力は鉛直下向き($y$軸の負の向き)に一定の大きさ$mg$、時間は$t_0$です。

$$\vec{I}_g=(0,\ -mgt_0)$$
🎯 問3の答え
8:⑤

問4糸の力の力積の大きさ(解答番号9)

📝 どういう問題か?

問1・3で出した2つのベクトルから、三角形の関係で$\vec I_s$を出し、$\theta_0$が小さいとして近似する問題。

  • 解答番号9:糸の力が与える力積$\vec I_s$の大きさ$|\vec I_s|$を、$m,\theta_0,g,l$で表した式を選ぶ(6通り)
重力の力積、糸の力の力積、運動量の変化の3本のベクトルでできる直角三角形
図B 3本のベクトルの三角形(TMPS作成)

$\vec I_g+\vec I_s=\Delta\vec p$ より $\vec I_s=\Delta\vec p-\vec I_g=(-mv_0,\ mgt_0)$。大きさは三平方の定理で出ます。

$$|\vec I_s|^2=m^2v_0^2+m^2g^2t_0^2$$

ここで、エネルギー保存と$\theta_0$が小さいことから $v_0^2=2gl(1-\cos\theta_0)\approx gl\theta_0^2$。また $g^2t_0^2=g^2\cdot\dfrac{\pi^2}{4}\dfrac{l}{g}=\dfrac{\pi^2}{4}gl$。

$$|\vec I_s|=m\sqrt{gl\theta_0^2+\frac{\pi^2}{4}gl}=m\sqrt{\left(\theta_0^2+\frac{\pi^2}{4}\right)gl}$$
🎯 問4の答え
9:⑥

問5糸の力の力積の向き(解答番号10)

📝 どういう問題か?

三角形の2辺の比から角度の正接を出し、小さい角の近似を使う問題。

  • 解答番号10:$\vec I_s$の向きが鉛直となす角$\theta_1$が、$\theta_0$の何倍になるかを選ぶ($\theta_0$が小さいとして近似、8通り)
$$\tan\theta_1=\frac{mv_0}{mgt_0}=\frac{\theta_0\sqrt{gl}}{\frac{\pi}{2}\sqrt{gl}}=\frac{2}{\pi}\theta_0\ \Rightarrow\ \theta_1\approx\frac{2}{\pi}\theta_0$$

よって $\theta_1/\theta_0=2/\pi$、正解は①です。数値計算でも、$\theta_0$を半分にすると近似の誤差がおよそ4分の1に縮み、$2/\pi$ に近づくことを確かめました。

🎯 問5の答え
10:①
Yuiちゃん
Yuiちゃん
$v_0$ を $\theta_0$ で書くところがいちばん不安です…。
Sora先生
Sora先生
$v_0^2=2gl(1-\cos\theta_0)$ までは大丈夫だよね。あとは「$\theta_0$ が小さいと$1-\cos\theta_0\approx\theta_0^2/2$」を1行書くだけ。$g^2t_0^2$ も同じくらい簡単で、どちらも $gl$ が共通因数になるのがポイントだよ。
Sora先生の総整理表

第2問:力積の型

問型着眼点
問1力積=運動量変化最初0、最後 $mv_0$。向きは図で決める
問2周期の何分の1か端→中心は4分の1周期
問3一定の力の力積力×時間。重力は$y$の負の向き
問4ベクトル三角形$|\vec I_s|^2=(mv_0)^2+(mgt_0)^2$、$\theta_0$が小さいと近似
問5角度の近似$\tan\theta_1=v_0/(gt_0)$、小さい角で $\theta_1\approx\tan\theta_1$
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第2問で手が止まった人への処方箋

  • 問1符号が決まらない → 図の$x$軸と$v_0$の向きを確認。「力積=運動量の変化」の式を最初に書く
  • 問2周期の何倍か分からない → 端→中心=4分の1、端→端=2分の1と覚える
  • 問3成分が決まらない → 重力は$y$の負の向き、時間は$t_0$。式は $mg\times t_0$
  • 問4近似で止まる → $1-\cos\theta_0\approx\theta_0^2/2$ の1行だけ書く。$gl$ でくくる
  • 問5角度が出ない → 三角形の縦と横の比で $\tan\theta_1$。$\theta_0$ が小さければ $\theta_1\approx\tan\theta_1$
第3問 / 目標:12分(問1〜問5、解答番号 11〜15)

第3問 2本の導線がつくる磁場と導体棒のつりあい ── 式の形と極限を使う

同じ向きの電流が流れる2本の長い導線の上に、電流を流した導体棒を置き、磁場の力と重力がつりあう高さを探します。磁束密度の式を作る→グラフの形を見るの2段構えです。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第3問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標12分(問1・2は4分、問3は3分、問4・5は5分)。問1・2の式は必ず取る。
⚠️ 損切り・警戒ライン問3の極限($z\to0$ と $|z|\to\infty$)で式の形に迷ったら、先に$B_y$の式を書き写してから「分母が$a^2$に近づく/$z^2$に近づく」と言葉にして進む。
💡 初手の思考トリガー先に1本の導線のつくる磁場の向きと大きさを決め、$y$成分だけ足し合わせる。つりあいの式は「$ilB_y=mg$」。

問1導線1本がつくる磁束密度の大きさ(解答番号11)

📝 どういう問題か?

長い直線電流がつくる磁場の公式 $B=\mu_0I/(2\pi r)$ に、距離 $r=\sqrt{a^2+z^2}$ を代入する問題。

  • 解答番号11:水平面上の2本の長い導線(電流の向きは同じ)のうち1本が、導線から垂直に$z$だけ離れた点につくる磁束密度の大きさを選ぶ(6通り)

導線と点との距離は、導線の位置(横に$a$ずれる)と高さ$z$の直角三角形の斜辺です。

$$B_1=\frac{\mu_0I}{2\pi\sqrt{a^2+z^2}}$$
🎯 問1の答え
11:⑤
⚠️ 分母は $r$ の1乗($\sqrt{a^2+z^2}$)。2乗の選択肢(点電荷の電場のような形)は引っかけです。$\mu_0$ と $2\pi$ の有無も確認しましょう。

問22本の導線がつくる磁場の成分(解答番号12)

📝 どういう問題か?

各導線の磁場のうち、打ち消し合う成分と足し合わさる成分を見分ける問題。

  • 解答番号12:2本の導線が点$(0,0,z)$につくる合成磁束密度の成分(ア,イ)を、$B_1$の何倍かで答える形で選ぶ(6通り)

各導線がつくる磁場は、導線の向き($x$方向)にも、導線から点へ向かう向きにも垂直なので、磁場は$y$成分と$z$成分だけをもちます。導線は$y=\pm a$に対称に置かれているので、2本の磁場の$z$成分は互いに打ち消し合い、$y$成分は同じ向きに足し合わさります。1本の磁場$B_1$のうち$y$成分の割合は、導線・点・中心軸でできる直角三角形の辺の比 $z/\sqrt{a^2+z^2}$ で、2本分で2倍になります。

$$\vec B=B_1\left(0,\ \frac{2z}{\sqrt{a^2+z^2}},\ 0\right)$$
🎯 問2の答え
12:②

問3磁束密度の$z\to0$と$|z|\to\infty$の極限(解答番号13)

📝 どういう問題か?

式の形から、小さい$z$と大きい$z$でのふるまいを読み取る問題。

  • 解答番号13:合成磁束密度の$y$成分$B_y$について、$z\to0$での傾き(ウ)と、$|z|$が非常に大きいときの$z\,B_y$の値(エ)を表の組合せから選ぶ

問1・2から、$B_y$を$z$の式で書き直します。

$$B_y=\frac{\mu_0I}{2\pi\sqrt{a^2+z^2}}\cdot\frac{2z}{\sqrt{a^2+z^2}}=\frac{\mu_0I}{\pi}\cdot\frac{z}{a^2+z^2}$$

$z\to0$:分母は$a^2$に近づくので、$B_y\approx\dfrac{\mu_0I}{\pi a^2}z$。傾きは $\dfrac{\mu_0I}{\pi a^2}$(ウ)。$|z|\to\infty$:分母は$z^2$に近づくので、$B_y\approx\dfrac{\mu_0I}{\pi}\cdot\dfrac1z$。つまり $zB_y\to\dfrac{\mu_0I}{\pi}$(エ)。

🎯 問3の答え
13:②

問4つりあいの高さ(解答番号14)

📝 どういう問題か?

同じ磁場の力でつりあう2つの高さを、式を解いて求める問題。

  • 解答番号14:棒に電流$i$を流し、$z_1=a/2$ の高さでも、それより高い$z_2$でも、手を放して静止できるという。$z_2$を$a$の何倍かで選ぶ(6通り)

つりあいは、磁場の力が重力に等しい $ilB_y=mg$ のとき。左辺が $z/(a^2+z^2)$ に比例するので、右辺(一定値)と等しくなる高さが2つあります。

$$\frac{z}{a^2+z^2}=c,\ \ c=\frac{a/2}{a^2+a^2/4}=\frac{2}{5a}$$
$$z^2-\frac{5a}{2}z+a^2=0\ \Rightarrow\ \left(z-\frac a2\right)(z-2a)=0$$
磁束密度のy成分と高さzのグラフ。水平線との交点がつりあいの高さz1とz2で、z1は不安定、z2は安定
図C $B_y(z)$ のグラフとつりあい(TMPS作成)

もう1つの解は $z_2=2a$ なので、正解は②です。(2解の積が$a^2$になることを使うと、$z_1=a/2$ なら $z_2=a^2/z_1=2a$ と暗算で出ます。)

🎯 問4の答え
14:②

問5安定なつりあいはどちらか(解答番号15)

📝 どういう問題か?

少しずれたときに、元に戻る向きの力がはたらくかどうかを調べる問題。

  • 解答番号15:$z_1,z_2$ のつりあいのうち、安定なものはどれかを選ぶ(なし/$z_1$/$z_2$/両方)

力は $F(z)=ilB_y-mg$。$z$が少し大きくなったとき、力が下向き(負)になれば元に戻るので安定です。つまり、$B_y$ が減少している高さで安定です。$B_y\propto z/(a^2+z^2)$ は $z=a$ で最大になり、$z<a$ では増加、$z>a$ では減少します。$z_1=a/2<a$ は増加の側(不安定)、$z_2=2a>a$ は減少の側(安定)です。

$$\left.\frac{dF}{dz}\right|_{z_1}>0\ (\text{不安定}),\qquad\left.\frac{dF}{dz}\right|_{z_2}<0\ (\text{安定})$$

正解は③($z_2$)です。数値シミュレーションでも、$z_1$から少しずらすと大きく遠ざかり、$z_2$から少しずらすと$z_2$のまわりで振動することを確かめました。

🎯 問5の答え
15:③
Yuiちゃん
Yuiちゃん
安定かどうかは、毎回微分しないといけませんか?
Sora先生
Sora先生
いや、グラフを描けば一発。$B_y$ が山の形で、水平線と2点で交わるとき、山の左側(右上がり)の交点が不安定、右側(右下がり)の交点が安定。「上にずれたら力が増えるか減るか」を言葉で言えれば十分だよ。
Sora先生の総整理表

第3問:電磁気の型

問型着眼点
問1直線電流の磁場$B=\mu_0I/(2\pi r)$、$r=\sqrt{a^2+z^2}$
問2ベクトルの合成左右対称で水平成分は消え、2倍で残る成分の比は $z/\sqrt{a^2+z^2}$
問3式の極限分母が$a^2$か$z^2$に近づくと考える
問4つりあいの式$z/(a^2+z^2)=c$ は2次方程式。2解の積は$a^2$
問5安定性$B_y$ が減少する側の解が安定
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第3問で手が止まった人への処方箋

  • 問1式が出ない → 直線電流の公式に、距離として斜辺を代入するだけ
  • 問2成分が決まらない → 「左右対称で打ち消す成分」を先に消し、残る成分の割合を直角三角形の比で出す
  • 問3極限が分からない → $B_y=(\mu_0I/\pi)\,z/(a^2+z^2)$ に書き直してから、小さい$z$と大きい$z$で分母を簡単にする
  • 問42つ目の高さが出ない → 2次方程式 $z^2-(1/c)z+a^2=0$。2解の積は$a^2$
  • 問5安定か不安定か決められない → $B_y(z)$ の山を描き、右下がりの交点が安定
第4問 / 目標:11分(問1〜問5、解答番号 16〜21)

第4問 水面波の干渉 ── 到達時刻と経路差で読む

板の2つのすき間(同位相の波源とみなせる)から広がる水面波の干渉を扱います。経路差と、波が届く時刻の2つで、グラフも本数も決まります。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第4問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標11分(問1は1分、問2のグラフは4分、問3は2分、問4・5は4分)。問1・問4・問5の式と本数は必ず取る。
⚠️ 損切り・警戒ライン問2(解答番号17・18)のグラフ選択は図を読む時間がかかる。3分たっても決まらなければ、強め合い/弱め合いの判断だけで候補を絞って先へ。
💡 初手の思考トリガー先に経路差($l_1-l_2$)が波長の何倍かを出し、整数倍なら強め合い、半整数倍なら弱め合い。グラフは「いつ届くか」「そのあと振幅は?」の2点で選ぶ。

問1強め合う条件(解答番号16)

📝 どういう問題か?

干渉の基本条件を確認する問題。

  • 解答番号16:同位相の2つの波源からの波が点Pで強め合う条件を、$l_1,l_2,\lambda$と整数$m$で表した式を選ぶ(4通り)
$$|l_1-l_2|=m\lambda\quad(m=0,1,2,\dots)$$

同位相の波源では、経路差が波長の整数倍のとき、2つの波の山と山が重なって強め合います。正解は①です。

🎯 問1の答え
16:①

問2点A・Bでの水面の時間変化のグラフ(解答番号17・18)

📝 どういう問題か?

各点までの距離から「波が届く時刻」「2つの波が重なったあとの振幅」を読み、グラフの形と照らす問題。

  • 解答番号17:波源間隔が$3\lambda$のとき、図の点Aで水面が時間とともにどう振動するかを表すグラフを9つの候補から選ぶ
  • 解答番号18:同じ設定で、点Bでのグラフを選ぶ

それぞれの点について、2つの波源までの距離を図から波長を単位に読み取ります。その距離を波の速さで割った時間が、波が届く時刻です。

点A(解答番号17):近い方の波源までが約$3\lambda$、遠い方が約$4\lambda$。経路差は約$1\lambda$(整数倍)なので強め合う点です。近い方の波が$3\lambda/v$に届いて、まず振幅$a$で1周期ぶん振動し、そのあと遠い方の波が届く$4\lambda/v$からは振幅$2a$に増えます。最初は上向きに動き出すので、グラフ①です。

点B(解答番号18):近い方が約$2.0\lambda$、遠い方が約$2.5\lambda$で、経路差は約$0.5\lambda$(半整数倍)なので弱め合う点です。近い方の波が$2\lambda/v$に届いて上向きの半周期ぶんだけ動いたあと、遠い方の波が重なり始めると打ち消し合って、水面はほぼ静止します。グラフは③です。

🎯 問2の答え
17:① 要確認18:③ 要確認
⚠️ 距離は図から読み取った値なので、機械での確認は「図から読んだ座標で波を1つずつ追って重ね合わせる」シミュレーションで行いました(点Aは到達$3.0\lambda/v$・振幅$a\to2a$、点Bは到達$2.0\lambda/v$・上向きの半山のあと振幅が小さい)。読み取りの精度に依存するため、図の読み取りは必ず自分の目でも確かめてください 要確認

問3中点Cと外分点Dの振動(解答番号19)

📝 どういう問題か?

経路差が波長の整数倍かどうかで、強め合うか・位相はそろうかを判断する問題。

  • 解答番号19:板に接する線の上で、線分S₁S₂の中点Cと、S₁S₂を3:1に外分する点Dでの水面の振動について述べた7つの文から正しいものを選ぶ

Cは2つの波源から等距離なので経路差0(強め合い)。Dは $DS_1:DS_2=3:1$、$S_1S_2=3\lambda$ なので、$DS_1=4.5\lambda,\ DS_2=1.5\lambda$。経路差は $3\lambda$(整数倍)で、こちらも強め合いです。さらに、経路差が整数倍の点は2つの波が同位相で届くので、CとDの振動は位相がそろっています(数値でも $|y_C-y_D|<10^{-6}$)。

正解は⑤(C、Dとも大きく振動し、位相が一致)です。

🎯 問3の答え
19:⑤

問4腹線の本数(解答番号20)

📝 どういう問題か?

経路差の条件 $|l_1-l_2|=m\lambda$ を満たす整数$m$の個数を数える問題。

  • 解答番号20:波源間隔が$3\lambda$のとき、水面に強め合う点を連ねた線(腹線)が何本できるかを選ぶ(8通り)
同位相の2つの波源(間隔3λ)がつくる腹線。m=0の垂直二等分線と、m=±1、±2の双曲線の合計5本
図D $d=3\lambda$ の腹線(TMPS作成)

経路差は、三角形の辺の関係から、波源間隔$d=3\lambda$を超えられません。$|m|\lambda<3\lambda$ となる整数は $m=-2,-1,0,1,2$ の5つ。$m=\pm3$ は経路差が$d$に等しく、波源を通る直線に重なるだけで、腹線としては数えません。

正解は④(5本)です。波源を中心に水面全体を数値で走査して、経路差がこの値に届く本数を数えた結果も5本でした。

🎯 問4の答え
20:④

問5条件を変えたときの腹線の本数(解答番号21)

📝 どういう問題か?

波長と間隔が同時に変わったとき、「間隔は波長の何倍か」で数え直す問題。

  • 解答番号21:波の速さが$1/2$倍、波源の間隔が$2/3$倍になった(振動数は同じ)とき、腹線は何本になるかを選ぶ(8通り)

振動数が同じで速さが半分になるので、波長は $\lambda'=\lambda/2$。間隔は $d'=\dfrac23\cdot3\lambda=2\lambda=4\lambda'$ です。

$$|m|\lambda^{\prime}<4\lambda^{\prime}\ \Rightarrow\ m=-3,-2,\dots,3$$

$m$は7つなので7本、正解は⑥です。

🎯 問5の答え
21:⑥
Yuiちゃん
Yuiちゃん
腹線を数えるとき、$m=\pm3$ を数えるかどうかで迷います…。
Sora先生
Sora先生
「$|m|\lambda<d$」の等号なしと覚えよう。$|m|\lambda=d$ のときは、波源を結ぶ直線そのものになって、広がる線にならないんだ。間隔が波長の整数倍のときだけ注意すればいいよ。
Sora先生の総整理表

第4問:波動の型

問型着眼点
問1干渉の条件同位相:経路差=整数倍で強め合い
問2時間変化のグラフ経路差で強弱、到達時刻で始まり、重なったあとの振幅
問3位相の一致経路差が整数倍なら、強め合いかつ同位相
問4腹線の本数$|m|\lambda<d$ を満たす整数$m$の個数(等号なし)
問5条件変更波長・間隔を比で計算し直して数える
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第4問で手が止まった人への処方箋

  • 問1同位相か逆位相かを確認 → 同位相は整数倍、逆位相は半整数倍
  • 問2グラフが選べない → 先に強め合いか弱め合いかを決め、振幅が2倍になるかを見る。届く時刻も確認
  • 問3位相がそろうか迷う → 経路差が整数倍かどうか。整数倍ならそろう
  • 問4本数が合わない → $|m|\lambda<d$ の整数$m$の個数。$m=0$ は1本、$\pm m$ は2本ずつ
  • 問5本数が合わない → 波長と間隔を比にして、間隔が新しい波長の何倍かを出す
第5問 / 目標:11分(問1〜問5、解答番号 22〜26)

第5問 ばねつきピストンの気体 ── エネルギーの配分を比で追う

シリンダー内の単原子分子理想気体が、ばねのついたピストンを押しながら変化します。温度$\propto L^2$という1つの関係で、ほぼ全問が解けます。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第5問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標11分(問1・2は3分、問3は2分、問4は3分、問5は3分)。問1・2・3は式が短いので秒殺する。
⚠️ 損切り・警戒ライン問4の表選択で、$\Delta U\pm W$ の符号と係数が決まらないときは、「ばねに仕事をしてもらうので気体はその分余計に熱をもらう」と言葉で確認する。
💡 初手の思考トリガー最初につりあい $P_0S=kL_0$ と状態方程式から $T_0=kL_0^2/R$ を出しておく。あとは全部「$L$の2乗」と「エネルギー比」。

問1はじめの圧力と体積の関係(解答番号22)

📝 どういう問題か?

ピストンの力のつりあいと、体積と長さの関係を使う問題。

  • 解答番号22:ばねつきピストンで気体がつりあっているときの圧力$P_0$を、体積$V_0$、ばね定数$k$、断面積$S$で表した式を選ぶ(6通り)
$$P_0S=kL_0,\quad V_0=SL_0\ \Rightarrow\ P_0=\frac{kL_0}{S}=\frac{k}{S^2}V_0$$
🎯 問1の答え
22:②

問2ばねの弾性エネルギーと内部エネルギーの比(解答番号23)

📝 どういう問題か?

単原子分子の内部エネルギー $\tfrac32nRT$ と、状態方程式を結びつける問題。

  • 解答番号23:はじめの状態で、ばねの弾性エネルギーと気体の内部エネルギーの比(6通り)
$$E_s=\frac12kL_0^2,\qquad U=\frac32RT_0=\frac32P_0V_0=\frac32kL_0^2\ \Rightarrow\ \frac{E_s}{U}=\frac13$$

正解は①($1/3$)です。この「$E_s:U=1:3$ のまま比が保たれる」という関係が、問4・問5で効いてきます。

🎯 問2の答え
23:①

問3温度の目盛の間隔(解答番号24)

📝 どういう問題か?

$T$と$L$の関係式から、目盛の間隔が広がるか狭まるかを判断する問題。

  • 解答番号24:ゆっくり加熱したときのピストン位置$L$の軸に、温度の目盛($T_0,2T_0,3T_0,\dots$)を打つとどうなるかを、4つの定規の図から選ぶ

ゆっくり変化させるので、各$L$でつりあいの式が成り立ち、$PS=kL$、$V=SL$、$PV=RT$ から $T=kL^2/R$。つまり $L\propto\sqrt T$ です。目盛 $T_0,2T_0,3T_0,4T_0$ の位置は、$L_0$を1として約 $1,\ 1.41,\ 1.73,\ 2$。間隔は $0.41,\ 0.32,\ 0.27$ とだんだん狭くなります。

温度Tと位置Lのグラフ(下に凸の放物線)と、L軸に温度の目盛を打った様子(右ほど間隔がせまい)
図E $T\propto L^2$ と目盛の間隔(TMPS作成)
🎯 問3の答え
24:③ 要確認
⚠️ 4つの定規の図は、目盛の位置の読み取りで決める問題です。式($L\propto\sqrt T$)から「右ほど狭くなる」ことは確認済みですが、図の絵柄の対応は目で確認してください 要確認

問4加熱の熱量とモル比熱(解答番号25)

📝 どういう問題か?

熱力学第1法則と、「気体がした仕事=ばねの弾性エネルギーの増加」を組み合わせる問題。

  • 解答番号25:温度が$\Delta T$上がる間に気体が吸収する熱量$Q$について、(ア)式の形、(イ)$\Delta U$の何倍か、(ウ)モル比熱を、表の組合せから選ぶ(8通り)

熱力学第1法則から $Q=\Delta U+W$。気体がピストンにした仕事は、すべてばねの弾性エネルギーの増加になります。弾性エネルギーも内部エネルギーも温度に比例する(どちらも $L^2$ に比例する)ので、その増え方は問2の比のまま $1:3$ です。

$$W=\Delta E_s=\frac13\Delta U\ \Rightarrow\ Q=\Delta U+\frac13\Delta U=\frac43\Delta U=\frac43\cdot\frac32R\Delta T=2R\Delta T$$

よって、(ア)$\Delta U+W$、(イ)$4/3$、(ウ)$2R$ で③です。モル比熱が定容比熱$\frac32R$と定圧比熱$\frac52R$の間の値になっている、という見通しもチェックに使えます。

🎯 問4の答え
25:③

問5弁を開いたあとの温度(解答番号26)

📝 どういう問題か?

断熱・仕事なしの全体でのエネルギー保存を使う問題。

  • 解答番号26:気体を元の状態$L_0$に戻し、ピストンの弁を開く。気体は右の真空室にも広がり、ピストンはばねの力で左端まで押し戻されて静止した。このときの気体の温度を選ぶ(6通り)

装置全体は断熱で、外部に仕事もしません。気体の内部エネルギーとばねの弾性エネルギーの和が保存します。最後にばねは自然の長さなので、弾性エネルギーはすべて気体に渡っています。

$$U_f=U_0+E_{s0}=U_0\left(1+\frac13\right)=\frac43U_0\ \Rightarrow\ T_f=\frac43T_0$$

正解は②です。数値シミュレーションでも、粘性のあるピストンの運動を解いて、ばねの弾性エネルギーが気体に渡った結果 $T_f=\frac43T_0$ になることを確かめました。

🎯 問5の答え
26:②
Yuiちゃん
Yuiちゃん
弁を開くと気体が真空に広がるのに、どうして温度が上がるんですか?
Sora先生
Sora先生
真空への自由膨張だけなら温度は変わらないよ。でもここでは、ピストンが戻る間にばねの弾性エネルギーが気体に渡される。「気体+ばね」を1つの系と見て、エネルギーの合計が変わらない、と考えるのがコツ。
Sora先生の総整理表

第5問:熱力学の型

問型着眼点
問1つりあい$P_0S=kL_0$、$V_0=SL_0$
問2エネルギーの比$E_s=\tfrac12kL_0^2$、$U=\tfrac32kL_0^2$ → $1:3$
問3関係式から目盛$T\propto L^2$ → $L\propto\sqrt T$、右ほど狭い
問4熱量とモル比熱$Q=\Delta U+W$、$W=\Delta U/3$ → $2R$
問5エネルギー保存$U_f=U_0+E_{s0}=\tfrac43U_0$
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第5問で手が止まった人への処方箋

  • 問1式が選べない → つりあい $P_0S=kL_0$ と $V_0=SL_0$ を書いて、$L_0$を消す
  • 問2比が出ない → $U=\tfrac32RT_0$ を $kL_0^2$ で書き直す($RT_0=kL_0^2$)
  • 問3目盛が決まらない → $T\propto L^2$ なら $L\propto\sqrt T$。$\sqrt1,\sqrt2,\sqrt3,\sqrt4$ の間隔を数える
  • 問4表が選べない → $Q=\Delta U+W$(第1法則)、$W=\Delta U/3$(問2の比)。$\tfrac43\times\tfrac32=2$
  • 問5温度が決まらない → 気体とばねの合計エネルギーが保存。ばねのエネルギーが全部気体へ
TMPS ORIGINAL

国際医療福祉大2026型 そっくり類題セット
(全5大問・解答解説つき)

2026年度の本番と同じ5大問・同じ解答番号の数(1〜26)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。式を先に作ってから選択肢を選ぶ力と、60分の立ち回りを確かめられます。入試問題ではありません。

試験時間の目安 60分(理科2科目で120分)小問集合・ばね振り子・電磁誘導・逆位相の波源・ばねとピストン
📄 本番形式の問題冊子PDFをダウンロード(全8ページ)

印刷して本番と同じように60分で解けます。解答・解説はこのページの下に掲載しています。

※ 国際医療福祉大学の入試問題ではありません。本文・設問・人物・団体(架空)はすべてTMPS医学館が作成したオリジナルで、出典のある引用ではありません。

類題 第1問 小問集合
  • 特に指示のない限り,重力加速度の大きさを $g$,気体定数を $R$ とし,空気抵抗・摩擦・ばねや糸の質量は無視してよい。
  • 解答はすべて,選択肢の番号(①〜⑧)を選ぶマーク形式を想定している。

次の問1〜問5に答えよ。

問1 水平な地面上の点Oから,小球を水平面と角$\theta$をなす向きに初速度$v_0$で投げ出した。小球が最高点に達したときの高さを$H$,Oから最高点までの水平距離を$X$とする。空気抵抗は無視できるとして,比$\dfrac{H}{X}$ を表す式として正しいものを,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 1)
点Oから角θで投げた小球の軌道。最高点の高さHと、Oから最高点までの水平距離X
図 斜方投射(TMPS作成)
① $4\tan\theta$② $3\tan\theta$③ $2\tan\theta$④ $\tan\theta$⑤ $\dfrac{2}{3}\tan\theta$⑥ $\dfrac{1}{2}\tan\theta$⑦ $\dfrac{1}{3}\tan\theta$⑧ $\dfrac{1}{4}\tan\theta$
問2 電荷$q\ (>0)$,質量$m$の粒子を,静止した状態から電位差$V$で加速し,紙面に垂直で一様な磁束密度$B$の磁場に,磁場に垂直な向きで打ち込んだ。粒子は半径$R$の等速円運動をした。重力は無視できるとして,比電荷$\dfrac{q}{m}$を表す式として正しいものを,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 2)
① $\dfrac{V}{B^2R^2}$② $\dfrac{V}{2B^2R^2}$③ $\dfrac{V}{BR}$④ $\dfrac{2V}{BR}$⑤ $\dfrac{2V}{B^2R^2}$⑥ $\dfrac{4V}{B^2R^2}$⑦ $\dfrac{V}{BR^2}$⑧ $\dfrac{2V}{BR^2}$
問3 屈折率$n$のガラスでできた,頂角$\alpha$がきわめて小さい三角プリズムに,空気中から細い光線を,頂角をはさむ2つの面を通るように小さな入射角で入射させた。$\alpha$や光線の角度がすべて十分に小さく,$\sin x\approx x$ と近似できるとき,入射光線と出射光線のなす角(振れ角)$\delta$を表す式として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。ただし,空気の屈折率は1とする。(解答番号 3)
① $n\alpha$② $(n+1)\alpha$③ $\dfrac{\alpha}{n}$④ $(n-1)\alpha$⑤ $\dfrac{(n-1)\alpha}{2}$⑥ $\left(1-\dfrac{1}{n}\right)\alpha$
問4 理想気体の状態変化について述べた文として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 4)
① 気体の温度が上がったとき,気体は必ず外部から熱を吸収している。② 気体の内部エネルギーが変化しない過程では,気体と外部の間で熱のやりとりはない。③ 断熱変化では,圧力と体積の積$PV$は一定に保たれる。④ 定圧変化で気体が膨張するとき,気体の内部エネルギーは変化しない。⑤ 体積が変化しない過程では,気体が外部にする仕事は0である。⑥ 単原子分子理想気体の定積モル比熱は$\dfrac{5}{2}R$である。
問5 波長$\lambda=300$ nm の紫外線を,仕事関数$W=2.3$ eV の金属板に当てたところ,光電子が飛び出した。この光電子の運動を止めるのに必要な逆向きの電圧(阻止電圧)$V_0$ [V] に最も近い値を,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。ただし,プランク定数$h$と真空中の光速$c$の積は $hc=1.24\times10^{3}$ eV・nm とする。(解答番号 5)
① 0.83② 1.3③ 1.8④ 2.3⑤ 3.1⑥ 4.1
▶ 第1問 の答えと解説を見る

第1問 小問集合 の答えと解説

問1
⑥
  1. 最高点までの時間は $t=\dfrac{v_0\sin\theta}{g}$。高さは $H=\dfrac{v_0^2\sin^2\theta}{2g}$,水平距離は $X=v_0\cos\theta\cdot t=\dfrac{v_0^2\sin\theta\cos\theta}{g}$。
  2. $\dfrac{H}{X}=\dfrac{\sin\theta}{2\cos\theta}=\dfrac{1}{2}\tan\theta$ → ⑥。($v_0$ が消えて角度だけで決まる点がポイント。)
問2
⑤
  1. 加速:$qV=\dfrac{1}{2}mv^2$ より $v^2=\dfrac{2qV}{m}$。円運動:$m\dfrac{v^2}{R}=qvB$ より $v=\dfrac{qBR}{m}$。
  2. 2式から $v$ を消すと $\dfrac{q^2B^2R^2}{m^2}=\dfrac{2qV}{m}$,よって $\dfrac{q}{m}=\dfrac{2V}{B^2R^2}$ → ⑤。
問3
④
  1. 入射側の入射角$i_1$・屈折角$r_1$,出射側の屈折角$r_2$・出射角$i_2$ とすると,近似により $i_1=nr_1,\ i_2=nr_2$。
  2. 頂角について $r_1+r_2=\alpha$。振れ角は $\delta=(i_1-r_1)+(i_2-r_2)=(n-1)(r_1+r_2)=(n-1)\alpha$ → ④。
  3. 入射角によらず $(n-1)\alpha$ になる点も覚えておく。
問4
⑤
  1. ⑤が正しい。仕事は $W=\int P\,dV$ なので,$\Delta V=0$ なら $W=0$。
  2. ①は反例として断熱圧縮($Q=0$ で温度上昇)。②は反例として等温膨張($\Delta U=0$ だが $Q>0$)。③は断熱変化では $PV^{\gamma}$ が一定で,$PV$ は一定でない。
  3. ④は定圧膨張で温度が上がる($PV=nRT$)ので内部エネルギーは増える。⑥は単原子分子の定積モル比熱は$\dfrac{3}{2}R$($\dfrac{5}{2}R$ は二原子分子)。
問5
③
  1. 光子1個のエネルギーは $\dfrac{hc}{\lambda}=\dfrac{1.24\times10^{3}}{300}=4.13$ eV。
  2. 光電子の最大の運動エネルギーは $K=4.13-2.3=1.83$ eV。阻止電圧は $eV_0=K$ より $V_0\approx1.8$ V → ③。
類題 第2問 ばね振り子

次の文章を読み,問1〜問5に答えよ。

図のように,軽いばね(ばね定数$k$)の上端を天井に固定し,下端に質量$m$の小球をつける。水平右向きを$x$軸,鉛直上向きを$y$軸の正の向きとし,重力加速度の大きさを$g$とする。

小球を,ばねが自然の長さになる位置で静かに放したところ,小球は鉛直方向に単振動をした。放した時刻を$t=0$,小球が最初に最下点に達する時刻を$t_1$とする。

天井から吊るしたばねと小球。x軸は水平右向き、y軸は鉛直上向き
図 ばね振り子(TMPS作成)
問1 時刻$t_1$を表す式として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 6)
① $2\pi\sqrt{\dfrac{m}{k}}$② $\pi\sqrt{\dfrac{m}{k}}$③ $\dfrac{\pi}{2}\sqrt{\dfrac{m}{k}}$④ $2\pi\sqrt{\dfrac{k}{m}}$⑤ $\pi\sqrt{\dfrac{k}{m}}$⑥ $\dfrac{\pi}{2}\sqrt{\dfrac{k}{m}}$
問2 最下点での,ばねの自然の長さからの伸びとして正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 7)
① $\dfrac{mg}{2k}$② $\dfrac{mg}{k}$③ $\dfrac{3mg}{2k}$④ $\dfrac{2mg}{k}$⑤ $\dfrac{3mg}{k}$⑥ $\dfrac{4mg}{k}$
問3 時刻$0$から$t_1$までの間に,重力が小球に与える力積$\vec{I}_g$の$x$成分,$y$成分を $(\,\boxed{\text{ア}}\,,\ \boxed{\text{イ}}\,)$ と表す。ア,イに入る式の組合せとして正しいものを,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 8)
アイ
①$0$$mgt_1$
②$0$$-\dfrac{mg}{t_1}$
③$0$$\dfrac{mg}{t_1}$
④$-mgt_1$$0$
⑤$mgt_1$$0$
⑥$0$$-mgt_1$
⑦$0$$-2mgt_1$
⑧$0$$-\dfrac{mgt_1}{2}$
問4 時刻$0$から$t_1$までの間に,ばねの力が小球に与える力積$\vec{I}_s$の大きさ$|\vec{I}_s|$として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 9)
① $mg\sqrt{\dfrac{m}{k}}$② $\dfrac{\pi}{2}mg\sqrt{\dfrac{m}{k}}$③ $\pi mg\sqrt{\dfrac{m}{k}}$④ $2\pi mg\sqrt{\dfrac{m}{k}}$⑤ $\pi mg\sqrt{\dfrac{k}{m}}$⑥ $\pi^2 mg\sqrt{\dfrac{m}{k}}$
問5 運動の間にばねにたくわえられる弾性エネルギーの最大値として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 10)
① $\dfrac{m^2g^2}{k}$② $\dfrac{m^2g^2}{2k}$③ $\dfrac{3m^2g^2}{2k}$④ $\dfrac{4m^2g^2}{k}$⑤ $\dfrac{2m^2g^2}{k}$⑥ $\dfrac{8m^2g^2}{k}$
▶ 第2問 の答えと解説を見る

第2問 ばね振り子 の答えと解説

問1
②
  1. 単振動の周期は $T=2\pi\sqrt{\dfrac{m}{k}}$。自然の長さの位置は振動の端(速さ0)なので,反対側の端である最下点まで半周期。
  2. $t_1=\dfrac{T}{2}=\pi\sqrt{\dfrac{m}{k}}$ → ②。
問2
④
  1. 振動の中心はつりあいの位置で,ばねの伸びは $\dfrac{mg}{k}$。自然の長さの位置は中心から $\dfrac{mg}{k}$ だけ上の端。
  2. 反対側の端は中心から同じ $\dfrac{mg}{k}$ だけ下なので,最下点の伸びは $\dfrac{mg}{k}+\dfrac{mg}{k}=\dfrac{2mg}{k}$ → ④。
問3
⑥
  1. 重力は一定の力 $(0,\,-mg)$ で,時間 $t_1$ だけはたらく。力積=力×時間なので $\vec{I}_g=(0,\,-mgt_1)$ → ⑥。
問4
③
  1. 時刻0と$t_1$のどちらも小球は静止しているので,運動量の変化は0。したがって $\vec{I}_g+\vec{I}_s=\vec{0}$。
  2. $\vec{I}_s=-\vec{I}_g=(0,\,mgt_1)$ より $|\vec{I}_s|=mgt_1=\pi mg\sqrt{\dfrac{m}{k}}$ → ③。
問5
⑤
  1. 弾性エネルギーが最大なのは伸びが最大の最下点で,伸びは $\dfrac{2mg}{k}$(問2)。
  2. $U=\dfrac{1}{2}k\left(\dfrac{2mg}{k}\right)^2=\dfrac{2m^2g^2}{k}$ → ⑤。(エネルギー保存でも,高さの減少 $\dfrac{2mg}{k}$ に重力 $mg$ をかけた $\dfrac{2m^2g^2}{k}$ と一致。)
類題 第3問 電磁誘導

次の文章を読み,問1〜問5に答えよ。

図のように,水平面と角$\theta$をなす斜面上に,間隔$l$の2本の平行な導体レールを斜面に沿って置き,上端を抵抗値$R$の抵抗でつなぐ。空間全体には鉛直上向きで一様な磁束密度$B$の磁場がある。

レールと直交するように質量$m$の導体棒PQをのせて静かに放すと,棒は斜面に沿ってすべり降り,やがて一定の速さになった。重力加速度の大きさを$g$とし,棒とレールの間の摩擦,レールと棒の電気抵抗,回路の自己誘導は無視できるものとする。

斜面角θのレールと導体棒PQ、上端の抵抗R、鉛直上向きの磁場B
図 斜面上のレールと導体棒(TMPS作成)
問1 棒が斜面に沿って速さ$v$ですべっているとき,棒に生じる誘導起電力の大きさを表す式として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 11)
① $Blv$② $Blv\sin\theta$③ $Blv\cos\theta$④ $Blv\tan\theta$⑤ $\dfrac{Blv}{\cos\theta}$⑥ $\dfrac{Blv}{\sin\theta}$
問2 このとき,棒が磁場から受ける力の,斜面に沿った成分の大きさ(斜面に沿って上向きを正としたときの絶対値)として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 12)
① $\dfrac{B^2l^2v}{R}$② $\dfrac{B^2l^2v\sin\theta}{R}$③ $\dfrac{B^2l^2v\sin^2\theta}{R}$④ $\dfrac{B^2l^2v\sin\theta\cos\theta}{R}$⑤ $\dfrac{B^2l^2v\cos\theta}{R}$⑥ $\dfrac{B^2l^2v\cos^2\theta}{R}$
問3 十分に時間がたったときの棒の一定の速さ$v_T$を表す式として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 13)
① $\dfrac{mgR\sin\theta}{B^2l^2}$② $\dfrac{mgR\cos\theta}{B^2l^2}$③ $\dfrac{mgR\sin\theta}{B^2l^2\cos\theta}$④ $\dfrac{mgR\sin\theta}{B^2l^2\cos^2\theta}$⑤ $\dfrac{mgR\cos\theta}{B^2l^2\sin\theta}$⑥ $\dfrac{mgR\sin\theta\cos\theta}{B^2l^2}$
問4 このとき,抵抗で単位時間あたりに発生するジュール熱$P$を表す式として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 14)
① $\dfrac{m^2g^2R\sin^2\theta}{B^2l^2}$② $\dfrac{m^2g^2R\sin^2\theta}{B^2l^2\cos\theta}$③ $\dfrac{m^2g^2R\sin^2\theta}{B^2l^2\cos^2\theta}$④ $\dfrac{m^2g^2R\sin\theta}{B^2l^2\cos^2\theta}$⑤ $\dfrac{m^2g^2R\sin\theta}{B^2l^2\cos\theta}$⑥ $\dfrac{m^2g^2R\sin\theta\cos\theta}{B^2l^2}$
問5 $\theta=30^\circ$ とする。磁場の向きだけを斜面に垂直な向きに変え(大きさは$B$のまま),再び十分に時間がたったとき,棒の一定の速さは問3の$v_T$の何倍になるか。最も適切なものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 15)
① $\dfrac{1}{4}$② $\dfrac{1}{2}$③ $\dfrac{3}{4}$④ $1$⑤ $\dfrac{4}{3}$⑥ $2$
▶ 第3問 の答えと解説を見る

第3問 電磁誘導 の答えと解説

問1
③
  1. 磁場は鉛直。棒の速度(斜面に沿う向き)のうち,磁場に垂直な成分は水平成分 $v\cos\theta$。棒は水平なのでその向きと磁場・速度は互いに垂直になる。
  2. $V=B\,l\,(v\cos\theta)=Blv\cos\theta$ → ③。
問2
⑥
  1. 電流は $I=\dfrac{Blv\cos\theta}{R}$。棒にはたらく力は,磁場(鉛直)と棒の両方に垂直な水平な向きで,大きさ $IBl=\dfrac{B^2l^2v\cos\theta}{R}$。
  2. この力の斜面方向の成分は $\cos\theta$ 倍なので $\dfrac{B^2l^2v\cos^2\theta}{R}$ → ⑥。
問3
④
  1. 一定の速さでは斜面方向の力がつりあう。$mg\sin\theta=\dfrac{B^2l^2v_T\cos^2\theta}{R}$。
  2. よって $v_T=\dfrac{mgR\sin\theta}{B^2l^2\cos^2\theta}$ → ④。
問4
③
  1. $P=\dfrac{V^2}{R}=\dfrac{(Blv_T\cos\theta)^2}{R}$ に問3の $v_T$ を入れる。
  2. 別解:一定の速さでは,重力が単位時間にする仕事 $mg\sin\theta\cdot v_T$ がすべてジュール熱になる。$P=mg\sin\theta\cdot\dfrac{mgR\sin\theta}{B^2l^2\cos^2\theta}=\dfrac{m^2g^2R\sin^2\theta}{B^2l^2\cos^2\theta}$ → ③。
問5
③
  1. 磁場が斜面に垂直なら,棒の速度・棒・磁場が互いに垂直になるので,起電力は $Blv$,斜面に沿った力は $\dfrac{B^2l^2v}{R}$($\cos\theta$ が出ない)。
  2. つりあいより $v_T^{\prime}=\dfrac{mgR\sin\theta}{B^2l^2}$。問3との比は $\dfrac{v_T^{\prime}}{v_T}=\cos^2\theta=\dfrac{3}{4}$ → ③。
類題 第4問 逆位相の2波源

次の文章を読み,問1〜問6に答えよ。

水面上の2点S₁,S₂に波源があり,互いに逆位相で振動して,同じ波長$\lambda$,同じ振幅$a$の円形波を水面に送り出している。S₁S₂間の距離は$d=3.5\lambda$である。波の速さを$v$とし,波の減衰は無視できるものとする。

水面上の点Pから2つの波源までの距離を,それぞれ$l_1$,$l_2$とする。線分S₁S₂の中点を点Cとする。

2つの波源S1、S2とその中点C、点Pから波源までの距離l1、l2
図 2つの波源(TMPS作成)
問1 点Pで2つの波が強め合う条件として正しいものを,次の選択肢①〜④のうちから一つ選べ。ただし,$m$は0以上の整数とする。(解答番号 16)
① $|l_1-l_2|=(2m+1)\lambda$② $|l_1-l_2|=m\lambda$③ $|l_1-l_2|=\left(m+\dfrac{1}{2}\right)\lambda$④ $|l_1-l_2|=2m\lambda$
問2 点Cでの水面の振動について述べた文として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 17)
① 点Cは波が到達した後,波源の2倍の振幅で振動する。② 点Cは波源と同位相で,波源と同じ振幅で振動する。③ 点Cは波源と位相が$\pi$ずれて,同じ振幅で振動する。④ 点Cでは波が到達した後も,水面はつねに静止している。⑤ 点Cでは波が到達した直後だけ振動し,その後は静止する。⑥ 点Cでは波が到達した後,振幅が時間とともに大きくなる。
問3 $l_1=5.0\lambda$,$l_2=3.0\lambda$ である点Pでは,波が十分に長い時間到達した後,水面はどのような振幅で振動するか。正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 18)
① $0$② $a$③ $\sqrt{2}\,a$④ $2a$⑤ $4a$⑥ $\dfrac{a}{2}$
問4 水面上には,波が強め合う点が連なってできる線(腹線)が何本できるか。ただし,線分S₁S₂の延長上の直線は数えないものとする。正しいものを,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 19)
① 3本② 4本③ 5本④ 6本⑤ 7本⑥ 8本⑦ 9本⑧ 10本
問5 波の速さだけが$\dfrac{2}{3}v$に変わった。波源の振動数,逆位相の関係,距離$d$は変わらないとき,腹線は何本できるか。ただし,線分S₁S₂の延長上の直線は数えないものとする。正しいものを,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 20)
① 6本② 7本③ 8本④ 9本⑤ 10本⑥ 11本⑦ 12本⑧ 13本
問6 波の速さを元にもどし,さらに2つの波源を同位相で振動させたとき,腹線は何本できるか。ただし,線分S₁S₂の延長上の直線は数えないものとする。正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 21)
① 5本② 6本③ 7本④ 8本⑤ 9本⑥ 10本
▶ 第4問 の答えと解説を見る

第4問 逆位相の2波源 の答えと解説

問1
③
  1. 同位相の波源なら経路差が$\lambda$の整数倍で強め合う。逆位相の波源では半波長ずれるので,強め合う条件は $|l_1-l_2|=\left(m+\dfrac{1}{2}\right)\lambda$ → ③。
問2
④
  1. Cは2つの波源から等距離($l_1=l_2$)。2つの波は同じ時刻に同じ強さで届くが,波源が逆位相なので,Cでは常に逆向きに重なって打ち消し合う。
  2. 到達の瞬間から変位は0のまま,つまり静止し続ける → ④。
問3
①
  1. 経路差は $l_1-l_2=2.0\lambda$(整数倍)。逆位相の波源では,経路差が整数倍の点は弱め合う(節)。
  2. 2つの波は逆位相で重なるので,振幅は $a-a=0$ → ①。(同位相の波源の直感で「強め合う」と答えると誤り。)
問4
④
  1. 強め合う条件 $|l_1-l_2|=\left(m+\dfrac{1}{2}\right)\lambda$ で,経路差は三角形の辺の関係から $|l_1-l_2|\le d=3.5\lambda$。
  2. $m+\dfrac{1}{2}=0.5,\ 1.5,\ 2.5$ はそれぞれ左右に1本ずつで6本。$m+\dfrac{1}{2}=3.5$ は $d$ に等しく,S₁S₂の延長上の直線になるので数えない → 6本で④。
問5
⑤
  1. 振動数が同じで速さが$\dfrac{2}{3}$倍なので,波長は $\lambda^{\prime}=\dfrac{2}{3}\lambda$。距離は $d=3.5\lambda=5.25\lambda^{\prime}$。
  2. $m+\dfrac{1}{2}<5.25$ を満たすのは $0.5,\ 1.5,\ 2.5,\ 3.5,\ 4.5$ の5つで,左右に1本ずつなので10本 → ⑤。
問6
③
  1. 同位相なので強め合う条件は $|l_1-l_2|=m\lambda$($m$は整数)で,$|m|\lambda<d=3.5\lambda$。
  2. $m=-3,-2,-1,0,1,2,3$ の7本($m=0$ は垂直二等分線)。$m=\pm3.5$ は整数でないので延長上の直線は出てこない → ③。
類題 第5問 ばねとピストン

次の文章を読み,問1〜問5に答えよ。

図のように,断熱材でできた断面積$S$のシリンダーが水平に置かれ,なめらかに動く断熱材のピストンで左右の2室に仕切られている。左室Aには1 molの二原子分子理想気体が入っており,右室Bは真空である。ピストンとシリンダーの右端は,ばね定数$k$の軽いばねでつながれ,ばねは,ピストンがシリンダーの左端にあるとき($L=0$)に自然の長さになる。$L$は左端からピストンまでの距離である。気体定数を$R$とする。

はじめ,気体Aはピストンが$L=L_0$の位置でつりあって静止しており,温度は$T_0$であった。

シリンダーのピストンが気体A(左)と真空B(右)を仕切り、ばねがピストンと右端をつなぐ
図 シリンダーとばね(TMPS作成)
問1 $T_0$を表す式として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 22)
① $\dfrac{kL_0}{R}$② $\dfrac{kL_0^2}{2R}$③ $\dfrac{2kL_0^2}{R}$④ $\dfrac{kL_0^2}{R}$⑤ $\dfrac{k^2L_0}{R}$⑥ $\dfrac{kL_0^2}{3R}$
問2 はじめの状態で,ばねにたくわえられた弾性エネルギー$E_0$と,気体Aの内部エネルギー$U_0$の比$\dfrac{E_0}{U_0}$として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。(解答番号 23)
① $\dfrac{1}{2}$② $\dfrac{1}{3}$③ $\dfrac{1}{5}$④ $\dfrac{2}{5}$⑤ $\dfrac{1}{10}$⑥ $1$
問3 ヒーターで気体Aをゆっくり加熱した。加熱の間の,気体の温度$T$と$L$の関係を表すグラフとして最も適切なものを,図の①〜④のうちから一つ選べ。ただし,各グラフの原点はともに$T=0$,$L=0$である。(解答番号 24)
温度Tと距離Lの関係を示す4つのグラフ①〜④
図 T–L のグラフの候補(TMPS作成)
問4 ゆっくり加熱して温度が$\Delta T$だけ上昇する間に,気体が吸収する熱量$Q$は,気体の内部エネルギーの変化$\Delta U$と,気体がピストンにした仕事$W$を用いて $Q=$ア と表せ,$Q=$イ$\times\Delta U$ となる。したがって,気体Aのこの変化でのモル比熱はウである。ア〜ウに入る式の組合せとして正しいものを,次の選択肢①〜⑧のうちから一つ選べ。(解答番号 25)
アイウ
①$\Delta U-W$$\dfrac{6}{5}$$3R$
②$\Delta U-W$$\dfrac{6}{5}$$\dfrac{7}{2}R$
③$\Delta U-W$$6$$3R$
④$\Delta U-W$$6$$\dfrac{7}{2}R$
⑤$\Delta U+W$$\dfrac{6}{5}$$3R$
⑥$\Delta U+W$$\dfrac{6}{5}$$\dfrac{7}{2}R$
⑦$\Delta U+W$$6$$3R$
⑧$\Delta U+W$$6$$\dfrac{7}{2}R$
問5 次に,気体Aを$L=L_0$(温度$T_0$)のつりあいの状態にもどした。ピストンには小さな弁がついており,この弁を開くと気体は右室Bにも流れ,ピストンはばねの力でシリンダーの左端($L=0$)まで押しもどされて静止した。十分に時間がたったあとの気体の温度として正しいものを,次の選択肢①〜⑥のうちから一つ選べ。ただし,気体の流れとピストンの運動によるエネルギーは,最終的にすべて気体の内部エネルギーになるものとする。(解答番号 26)
① $T_0$② $\dfrac{6}{5}T_0$③ $\dfrac{5}{4}T_0$④ $\dfrac{4}{3}T_0$⑤ $\dfrac{3}{2}T_0$⑥ $2T_0$
▶ 第5問 の答えと解説を見る

第5問 ばねとピストン の答えと解説

問1
④
  1. つりあいより $P_0S=kL_0$。体積は $V_0=SL_0$ なので,状態方程式 $P_0V_0=RT_0$ に代入して
  2. $RT_0=\dfrac{kL_0}{S}\cdot SL_0=kL_0^2$,よって $T_0=\dfrac{kL_0^2}{R}$ → ④。
問2
③
  1. $E_0=\dfrac{1}{2}kL_0^2$。二原子分子の内部エネルギーは $U_0=\dfrac{5}{2}RT_0=\dfrac{5}{2}kL_0^2$。
  2. 比は $\dfrac{E_0}{U_0}=\dfrac{1/2}{5/2}=\dfrac{1}{5}$ → ③。
問3
②
  1. ゆっくり変化させるので,各$L$でつりあいが成り立つ。$PS=kL$,$V=SL$ より $PV=kL^2$。$PV=RT$ なので $T=\dfrac{kL^2}{R}$。
  2. $T$は$L$の2乗に比例するので,原点を通り下に凸の放物線 → ②。
問4
⑤
  1. 熱力学第1法則より $Q=\Delta U+W$。気体がした仕事は,ばねの弾性エネルギーの増加に等しい。$E=\dfrac{1}{2}kL^2\propto T$,$U=\dfrac{5}{2}RT\propto T$ で,どちらも$T$に比例するので $W=\Delta E=\dfrac{1}{5}\Delta U$。
  2. よって $Q=\dfrac{6}{5}\Delta U=\dfrac{6}{5}\cdot\dfrac{5}{2}R\Delta T=3R\Delta T$。モル比熱は$3R$ → ⑤。
問5
②
  1. 装置全体は断熱で,外部との仕事もない。気体の内部エネルギーとばねの弾性エネルギーの和が保存する。最後はばねが自然の長さなので弾性エネルギーは0。
  2. $\dfrac{5}{2}RT_f=\dfrac{5}{2}RT_0+\dfrac{1}{2}kL_0^2=\dfrac{5}{2}RT_0\left(1+\dfrac{1}{5}\right)$ より $T_f=\dfrac{6}{5}T_0$ → ②。

※ 類題は、本番の解き方の骨格は残しつつ、題材・数値・向きを変えて作っています(例:第2問は単振り子を鉛直ばね振り子に、第3問は導線のつりあいを斜面上のレールに、第4問は同位相を逆位相の波源に変えました)。全26問を、数値シミュレーションで独立に検算しています。

CHECK

30秒 得点診断

本番の過去問、またはそっくり類題セットを60分で解いた結果を選んでください。次にやるべきことを表示します。

第1問(小問集合・5問)
第2問(単振り子の力積)
第3問(導線の磁場とつりあい)
第4問(水面波の干渉)
第5問(ばねつきピストン)
FOR PARENTS

保護者の方へ:国際医療福祉大の物理で知っておきたい3つのこと

① 「全範囲から1問ずつ」という出題
力学・電磁気・波動・熱・原子と範囲が広く、解答番号は26個。どの分野も、基本の式を使いこなす準備が得点に直結します。
② 計算は「式を先に作る」で落とさない
選択肢が式の形で並ぶ試験です。選択肢を見て推測するのではなく、自分で式を出してから照らし合わせる習慣が、ミスを減らします。
③ 秋からは「答案を見てもらう」
理科2科目で120分という配分は、独学では直しにくい部分です。どこで時間を失ったか、第三者の目で見ると最短で伸びます。
FAQ

よくある質問

Q. 国際医療福祉大学 医学部の物理2026年度は、どの順番で解くのがよいですか?

TMPSのおすすめは、第1問の小問集合を15分、第2問(単振り子の力積)を11分、第3問(電流がつくる磁場と導体棒のつりあい)を12分、第4問(水面波の干渉)を11分、第5問(ばねつきピストンの気体)を11分の合計60分です。本番は理科2科目で120分なので、物理に60分を使う想定です。第1問の5問は1問2〜3分で取り、迷う知識問題は消去法で先へ進みます。

Q. 問題文が載っていなくても、どんな問題か分かりますか?

分かります。著作権に配慮して問題本文・図は掲載していませんが、各小問の最初に「どういう問題か」として、設定・何を答えるか・解答番号の形をTMPSの言葉で説明しています。

Q. 答えは、どうやって確かめていますか?

本番の全26問を、数式処理(sympy)と数値シミュレーション(運動方程式・ビオ・サバールの法則・波の重ね合わせの数値計算)の両方で独立に確かめています。ただし、熱力学の文の真偽や、図を読んで決めた箇所(波の到達時刻・向きなど)はスクリプトだけでは確かめきれないので、ページ内に「要確認」と明記しています。

Q. そっくり類題セットとは何ですか?

2026年度と同じ5大問・同じ解答番号の数(1〜26)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。全問の答え・解説をこのページに掲載し、本番形式の問題冊子PDF(8ページ)も無料で配布しています。

Q. 解説に誤りを見つけたらどうすればいいですか?

公式LINEからお知らせください。確認のうえ修正し、更新日を記載します。

安心安全・継続更新システム

問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。

受験生・指導者の皆様からのご指摘を真摯に受け止め、最も信頼できる過去問解説・類題ライブラリーとして随時アップデートいたします。

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