TMPS物理道場 北里大 物理2026
2026年度 一般選抜 全3大問 解答番号1〜2827問を数式処理+数値シミュレーションで検算そっくり類題セット

北里大学
医学部 物理
2026年度 解答・解説

問題文は掲載できませんが、
解説を読むだけでどんな問題かもわかる!

さらに、そっくり類題PDFを見れば、実際の問題イメージもわかるよ!

各小問を「どういう問題か」から説明し、式は1行も飛ばさずに解説。最後に、本番と同じ3大問の構成で作ったそっくり類題セット(全問解答つき)で、2026年度を丸ごと演習できます。

Sora先生
解説:Sora先生(TMPS医学館) / 更新:2026.10.20 / 読了 約35分

📌 このページの使い方

  1. 過去問集をお持ちの方:本番と同じ50分(理科2科目で100分)で解き、答え一覧で採点してから解説へ
  2. お持ちでない方:各小問の「どういう問題か」を読めば、問題の中身がそのまま分かります
  3. 最後にそっくり類題セット(PDF版あり)を50分で解き、初見でも同じ解き方ができるか確かめる

※ 著作権に配慮し、入試問題の本文・図は掲載していません。解答番号(1〜28)は、本番のマークシートとの対応を示すためのものです。解答番号8は赤本で「設問省略」とされているため、解説していません。※ 図の向きの読み取りなど、スクリプトでは確かめきれない箇所は「要確認」を付けています。

⚠️ 問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。(迅速に確認・更新いたします)

LINEで誤りを連絡
SUMMARY

3分で分かる 2026年度の北里大の物理

Yuiちゃん
Yuiちゃん
全部マークなのに、50分で足りるでしょうか…。
Sora先生
Sora先生
大問ごとに目標時間を決めておけば大丈夫。第1問は1問3〜4分で20分、残りの30分を2つの大問に配るイメージだよ。
Yuiちゃん
Yuiちゃん
選択肢がたくさんあって迷いそうです。
Sora先生
Sora先生
先に自分で式を出すのがコツ。式が出れば、選択肢のどれが同じ形かを探すだけだよ。
STRATEGY MAP

50分の立ち回りマップ

本番は理科2科目で100分。物理は50分を目安にします。時間はTMPSの目安です。

50分の時間配分。第1問20分、第2問14分、第3問16分
図A 50分の使い方(TMPS作成)
🧭 おすすめの解く順番
第2問 → 第1問 → 第3問(見直しは各大問の最後の1〜2分)
第2問は式が短く、ほぼ全問が手を動かせば出ます。先に取ってから第1問に戻ると、小問ごとの時間配分が楽になります。第3問の交流の問4〜5は符号の判断が要るので、時間が足りなければ問6・7(式の形で決まる)から取りましょう。
ANSWERS

本番の答え一覧(採点用)

解説を読む前の採点用です。解答番号1〜28のうち、設問省略の8を除く27個を、数式処理と数値シミュレーションの両方で独立に確かめています(結果は下の注記)。

第1問(解答番号 1〜11)

1:④2:⑧3:⑩4:⑨5:⑤6:⑦7:⑦8:設問省略9:⑫10:⑬11:①

第2問(12〜19)

12:⑧13:⑧14:⑪15:⑦16:④17:⑨18:⑧19:③

第3問(20〜28)

20:③21:①22:⑥23:①24:⑩25:③26:⑧27:⑥28:⑦
⚠️ 要確認(スクリプトでは確かめきれない箇所):第1問問2(解答番号3・4)の斜面の向き、問3(6)の磁場の向きと電流の向きの記号、第3問問4・5(25・26)の電流の正の向き。いずれも図の読み取りで決めているため、断定せずに「要確認」としています。解答番号8は赤本に「設問省略」とあるため、答えを載せていません。

※ 検算:27問について、数式処理(sympy)と数値シミュレーション(力のつりあいの連立方程式、衝突と放物運動のシミュレーション、ビオ・サバールの数値和、干渉縞の数値計算、気体のサイクルの数値積分、運動方程式の数値積分、回路の微分方程式)を実行し、全選択肢のうち一致するのが正解の1つだけであることを確かめました。

採点したら → 30秒の得点診断へ
第1問 / 目標:20分(問1〜問5、解答番号 1〜11)

第1問 小問集合 ── 式を先に作ってから選ぶ

力学(つりあい・衝突)・電磁気・波動・熱の5つの独立した小問です。1問あたり3〜4分が目安。答えの形が分数と根号なので、選択肢と照らす前に自分の式を最後まで出しましょう。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第1問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標20分(問1は4分、問2は4分、問3は4分、問4は3分、問5は3分、見直し2分)。問1・2・5は式が立てば必ず取れる。
⚠️ 損切り・警戒ライン問3の磁場の向きで3分悩んだら、大きさ(解答番号5)だけ取って先へ。問2は斜面の向きの図が読めなければ、法線と接線に分ける手順だけ書いて次へ。
💡 初手の思考トリガー問1は水平・鉛直・モーメントの3本。問2は接線そのまま・法線は$e$倍。問3は全部同じ向きなら0と見て、違う1本だけ考える。

問1糸でつるされた棒のつりあい(解答番号1・2)

📝 どういう問題か?

糸の角度が$30^\circ$と$60^\circ$の2本の糸でつるされた、重心の位置が分からない棒。おもりの位置と大きさが与えられ、「力の3つのつりあい」で重心と張力を出す問題。

  • 解答番号1:棒の重心が点pから距離何×$a$の位置にあるかを選ぶ(8通り)
  • 解答番号2:点qにつけた糸の張力の大きさが何×$W$かを選ぶ(8通り)
棒の両端の糸の張力、棒の重心にはたらく重力、おもりの力を示した図
図B 棒にはたらく力(TMPS作成)

p側の糸の張力を$T_p$、q側を$T_q$とします。糸と棒のなす角は、pで$30^\circ$、qで$60^\circ$です。まず水平方向(棒に沿う向き)の力がつりあいます。

$$T_p\cos30^{\circ}=T_q\cos60^{\circ}\ \Rightarrow\ T_q=\sqrt{3}\,T_p$$

次に鉛直方向。棒の重さ$W$とおもり$4W$の合計$5W$を、2本の糸の鉛直成分で支えます。

$$T_p\sin30^{\circ}+T_q\sin60^{\circ}=5W\ \Rightarrow\ T_p\left(\frac12+\frac32\right)=5W\ \Rightarrow\ T_p=\frac{5}{2}W,\ \ T_q=\frac{5\sqrt{3}}{2}W$$

解答番号2は$\dfrac{5\sqrt{3}}{2}$の⑧です。重心の位置$x$は、点pのまわりの力のモーメントで求めます。点qの糸の力の鉛直成分$T_q\sin60^{\circ}=\dfrac{15}{4}W$が距離$a$の位置で上向きに引き、おもり$4W$は$\dfrac{7}{8}a$、棒の重さ$W$は$x$の位置で下向きに引きます。

$$\frac{15}{4}W\cdot a=4W\cdot\frac{7}{8}a+W\cdot x\ \Rightarrow\ x=\frac{15}{4}a-\frac{7}{2}a=\frac{1}{4}a$$
🎯 問1の答え
1:④2:⑧
⚠️ 「糸が棒となす角」を、水平からの角ではなく鉛直からの角と読み違えると、$\cos$と$\sin$が入れ替わります。図に角度を書き込んでから式を立てましょう。モーメントの軸は、未知の力(点pの糸)が通る点を選ぶと式が1本ですみます。

問2斜面との非弾性衝突と放物運動(解答番号3・4)

📝 どういう問題か?

水平に進んできた小物体が、傾き$45^\circ$のなめらかな斜面の上端pではね返り、水平距離$L$だけ離れた地面に落ちる。はね返り係数は$\tfrac14$。衝突を「斜面に沿う成分」と「斜面に垂直な成分」に分け、そのあと放物運動を解く問題。

  • 解答番号3:斜面で衝突した直後の、小物体の鉛直方向の速さを選ぶ(12通り)
  • 解答番号4:衝突点pの水平面からの高さを選ぶ(9通り)
斜面との衝突で、速度を接線成分と法線成分に分けた図
図C 衝突は「接線そのまま・法線は$e$倍」(TMPS作成)

なめらかな斜面なので、斜面に沿う成分はそのまま。斜面に垂直な成分だけが、$e=\tfrac14$倍になって逆向きになります。衝突前の速度は$(v,0)$。斜面の上向きの接線方向を$\tfrac{1}{\sqrt2}(1,1)$、斜面から離れる法線方向を$\tfrac{1}{\sqrt2}(-1,1)$とします。

$$v_t=\frac{v}{\sqrt2},\quad v_n=-\frac{v}{\sqrt2}\ \ (\text{斜面へ向かう})\ \Rightarrow\ \text{衝突後の}\ v_n^{\prime}=+\frac14\cdot\frac{v}{\sqrt2}$$
$$\vec v^{\prime}=\frac{v}{2}(1,1)+\frac{v}{8}(-1,1)=\left(\frac{3v}{8},\ \frac{5v}{8}\right)$$

衝突直後の鉛直方向の速さは$\dfrac{5v}{8}$、水平方向は$\dfrac{3v}{8}$なので、解答番号3は⑩<span class="todo-flag">要確認</span>。

落下までの時間は、水平方向$\dfrac{3v}{8}t=L$から$t=\dfrac{8L}{3v}$。点pの高さを$h$として、鉛直方向の式(上向きを正)は次のようになります。

$$0=h+\frac{5v}{8}t-\frac12gt^2\ \Rightarrow\ h=\frac12g\cdot\frac{64L^2}{9v^2}-\frac{5v}{8}\cdot\frac{8L}{3v}=\frac{32gL^2}{9v^2}-\frac{5L}{3}$$

解答番号4は⑨です。数値シミュレーションでも、$h$から運動を解くと水平距離がちょうど$L$になることを確かめました。

🎯 問2の答え
3:⑩ 要確認4:⑨ 要確認
⚠️ 衝突の問題は「法線成分だけ$e$倍」を忘れると、水平・鉛直の速さがそのまま入れ替わるだけになります。また、図で斜面の傾きの向きを読み違えると、成分が$(\tfrac{5v}{8},\tfrac{3v}{8})$のように入れ替わるので、斜面が右上がりか右下がりかを必ず確認してください 要確認

問3正八角形の頂点を流れる電流がつくる磁場(解答番号5・6)

📝 どういう問題か?

正八角形の8つの頂点に垂直に通した長い導線のうち、1本(a)だけ向きが逆の電流。中心の磁場は、1本の導線がつくる磁場の重ね合わせで出す問題。

  • 解答番号5:正八角形の中心Oでの磁場の強さを選ぶ(9通り)
  • 解答番号6:その磁場の向きを、点Oから各頂点a〜hへ向かう向きの8通りから選ぶ
正八角形の頂点a〜hに、aだけ手前向き、他は奥向きの電流が流れ、中心Oの磁場の向きは頂点gの向き
図D 向きの違う1本が中心につくる磁場(TMPS作成)

8本とも同じ向きの電流なら、対称性で中心の磁場は0です。そこで「全部を奥向き」にした状態に、aだけ手前向きの$2I$を足した、と考えます(手前向きの$I$=奥向きの$I$+手前向きの$2I$)。残るのは、距離$L$にある手前向きの電流$2I$の磁場だけです。

$$H=\frac{2I}{2\pi L}=\frac{I}{\pi L}$$

解答番号5は⑤です。向きは右ねじの法則で決めます。aは手前向きなので、aのまわりの磁場は反時計まわり。中心Oはaの真下にあるので、そこでの向きは右向き(図でaを上に描いたとき)、つまり点gの向きです。解答番号6は⑦<span class="todo-flag">要確認</span>。

🎯 問3の答え
5:⑤6:⑦ 要確認
⚠️ 向きは、aが手前向きで描かれていること、頂点a〜hが図でどう並ぶか(aが真上、b〜hが反時計まわりに並ぶ)を図で確かめてから決めます。右ねじの向きの取り違えが最も多いミスです。数値計算(ビオ・サバールの重ね合わせ)では、磁場は$0^\circ$の向き(gの向き)になりました 要確認

問4空気くさびの干渉縞と板の厚さ(解答番号7、8は設問省略)

📝 どういう問題か?

真空中に置いた2枚の平板ガラスの間にできる空気のくさびを真上から見て、干渉縞の明線の間隔から、はさんだ板の厚さを求める問題。

  • 解答番号7:端pから距離$L$の点qに挟んだ板の厚さを、明線の間隔$\Delta x$、波長$\lambda$、$L$で表した式を選ぶ(9通り)
  • 解答番号8:赤本で「設問省略」とされている。ここでは扱わない

くさびの空気層の厚さは、接している端pからの距離$x$に比例します。板の厚さを$t$とすると、距離$L$のところで厚さが$t$になるので、距離$x$での厚さは$\dfrac{t}{L}x$です。上のガラスの下面と、下のガラスの上面で反射した2つの光が干渉し、空気層の往復の道のり差は厚さの2倍です。

隣りあう明線では、往復の道のり差が1波長ぶん($\lambda$)違います。つまり、明線から次の明線までに空気層の厚さは$\dfrac{\lambda}{2}$変わります。この間の距離が$\Delta x$なので:

$$\frac{t}{L}\Delta x=\frac{\lambda}{2}\ \Rightarrow\ t=\frac{\lambda L}{2\Delta x}$$

解答番号7は⑦です。数値計算でも、2つの反射光の位相差から明線の位置を数えて間隔を測り、$t=\dfrac{\lambda L}{2\Delta x}$になることを確かめました。反射で位相が$\pi$ずれる面が1つあるので、明線・暗線の位置はずれますが、間隔$\Delta x$には影響しません。

🎯 問4の答え
7:⑦8:設問省略
⚠️ 「厚さが$\lambda/2$変わるごとに明線」を、$\lambda$ごとと勘違いすると、答えが2倍になって⑨の$\dfrac{2\lambda L}{\Delta x}$などに引っかかります。「往復だから半分」と声に出して確認しましょう。

問5気体のサイクルの内部エネルギー・熱量・熱効率(解答番号9〜11)

📝 どういう問題か?

単原子分子の理想気体が、体積と圧力のグラフ上で三角形のサイクルを時計まわりにゆっくり1周する。内部エネルギーの変化、熱量、熱効率を順に求める問題。

  • 解答番号9:A→Bの過程での内部エネルギーの変化が$PV$の何倍かを選ぶ
  • 解答番号10:A→Bの過程で外から加えられた熱量が$PV$の何倍かを選ぶ
  • 解答番号11:サイクル(A→B→C→A)の熱効率を選ぶ(共通の13通りの解答群)
体積と圧力のグラフ上の三角形のサイクル A→B→C→A
図E サイクルの形と、正味の仕事=三角形の面積(TMPS作成)

単原子分子の内部エネルギーは$U=\tfrac32nRT=\tfrac32PV$。状態A$(V,2P)$、B$(2V,4P)$、C$(2V,2P)$で、$PV$の値はそれぞれ$2PV,\ 8PV,\ 4PV$です。

$$\Delta U_{A\to B}=\frac32(8PV-2PV)=9PV$$

A→Bで気体がする仕事は、直線の下の台形の面積で$\dfrac{2P+4P}{2}\times V=3PV$。熱力学第1法則で、外から加えられた熱量は次のようになります。

$$Q_{A\to B}=\Delta U+W=9PV+3PV=12PV$$

解答番号9は⑫、10は⑬です。熱効率は、サイクル全体の正味の仕事を、気体が吸収した熱で割ります。B→Cは定積で放熱($-6PV$)、C→Aは定圧で放熱($-5PV$)なので、吸収は$12PV$のA→Bだけです。

$$W_{\text{net}}=\frac12\times V\times2P=PV,\qquad e=\frac{PV}{12PV}=\frac{1}{12}$$

解答番号11は①です。(検算:$12-6-5=1$が正味の仕事$PV$に一致。)

🎯 問5の答え
9:⑫10:⑬11:①
Yuiちゃん
Yuiちゃん
熱効率で、どの熱を分母にするのか、いつも迷います…。
Sora先生
Sora先生
「もらった熱だけ」を分母にして、正味の仕事を分子にするんだ。サイクルの各過程で$Q$の符号を調べて、プラスのものだけ足す。この問題だとA→Bだけだね。
⚠️ 熱効率の分母に、放出した熱まで足してしまう誤りが多い問題です。また、$C_p=\tfrac52R$(定圧)と$C_v=\tfrac32R$(定積)を取り違えると、B→CとC→Aの熱量が入れ替わります。
Sora先生の総整理表

第1問:5問の型

問型着眼点
問1つりあい水平・鉛直・モーメントの3本。軸は未知の力が通る点
問2衝突+放物運動接線そのまま・法線$e$倍。水平距離から時間→高さ
問3導線の磁場全部同じ向きで0。違う1本ぶんの$2I$が残る
問4空気くさび明線から明線で厚さは$\lambda/2$変わる
問5気体のサイクル$U=\tfrac32PV$、$Q=\Delta U+W$、熱効率=正味の仕事÷吸収熱
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第1問で手が止まった人への処方箋

  • 問1式が立たない → 水平・鉛直・モーメントの3本を、先に図に書き込む。モーメントの軸はpに置く
  • 問2成分が出ない → 接線と法線の単位ベクトルを先に決め、法線成分だけ$e$倍にする
  • 問3磁場が決まらない → 全部同じ向きなら0。違う1本だけ$2I$を残す。向きは右ねじ
  • 問4答えが2倍になる → 往復なので厚さの変化は$\lambda/2$
  • 問5熱効率が合わない → 熱を吸収する過程だけを分母にする。定積と定圧でモル比熱が違う
第2問 / 目標:14分(問1〜問5、解答番号 12〜19)

第2問 ケプラーの法則と探査機 ── 円運動の式から楕円軌道まで

円運動の式から万有引力の逆2乗則を導く前半と、探査機を楕円軌道で地球に回収する後半の2部構成です。楕円軌道は「面積速度一定」と「エネルギー保存」の2本で解けます。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第2問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標14分(問1・2は4分、問3は2分、問4は4分、問5は3分、見直し1分)。問1〜3は式が短いので確実に取る。
⚠️ 損切り・警戒ライン問4の2式の連立で迷ったら、まず速さの比(解答番号17)だけ出して先へ。問5は第3法則の比の式だけ書けば取れる。
💡 初手の思考トリガー最初に角運動量保存(面積速度一定)で速さの比を出し、次にエネルギー保存で$v^2$を出す。選択肢は分数なので、約分を最後まで。

問1等速円運動の速さと向心力(解答番号12・13)

📝 どういう問題か?

円運動の基本問題。「1周の長さ÷周期」と、$m\,r\omega^2$を、周期で書く。

  • 解答番号12:質量$m$の天体Pが、半径$r$、周期$T$で等速円運動しているときの速さを選ぶ(8通り)
  • 解答番号13:Pにはたらく向心力の大きさを選ぶ(8通り)
$$v=\frac{2\pi r}{T}\ \ (⑧),\qquad F=m\frac{v^2}{r}=\frac{4\pi^2mr}{T^2}\ \ (⑧)$$
🎯 問1の答え
12:⑧13:⑧

問2ケプラーの第3法則と向心力(解答番号14)

📝 どういう問題か?

問1の向心力の式から$T$を消して、向心力が$1/r^2$に比例することを導く問題。

  • 解答番号14:第3法則$T^2=kr^3$を使って、向心力を「$\ ?\ \times\dfrac{m}{r^2}$」の形に書いたときの係数を選ぶ(12通り)
$$F=\frac{4\pi^2mr}{T^2}=\frac{4\pi^2mr}{kr^3}=\frac{4\pi^2}{k}\cdot\frac{m}{r^2}$$
🎯 問2の答え
14:⑪

この式から、向心力は$1/r^2$に比例する——つまり万有引力の逆2乗の法則がケプラーの第3法則から出てくる、というのがこの大問の前半の主題です。

問3探査機の円軌道の速さと周期(解答番号15・16)

📝 どういう問題か?

地球は太陽から$R$の円軌道、探査機Aは$2R$の円軌道。後半の舞台設定のもとで、まずAの円運動の速さと周期を求める問題。

  • 解答番号15:太陽から$2R$の円軌道を回る探査機Aの速さを選ぶ(9通り)
  • 解答番号16:その周期を選ぶ(8通り)
太陽を中心とする地球の円軌道、探査機の円軌道、点pと点qを結ぶ楕円軌道
図F 探査機の円軌道と楕円軌道(TMPS作成)

円運動の運動方程式で、向心力が万有引力です。

$$\frac{mv^2}{2R}=\frac{GMm}{(2R)^2}\ \Rightarrow\ v=\sqrt{\frac{GM}{2R}}\ \ (⑦),\qquad T=\frac{2\pi\cdot2R}{v}=4\pi\sqrt{\frac{2R^3}{GM}}\ \ (④)$$
🎯 問3の答え
15:⑦16:④

問4楕円軌道での速さの比とエネルギー(解答番号17・18)

📝 どういう問題か?

楕円軌道の2点p、q(太陽から$2R$と$R$)で、速さの比とエネルギーの比を出す問題。

  • 解答番号17:点pで減速した直後の速さを$v$とするとき、点q(地球の軌道上)に着く直前の速さが$v$の何倍かを選ぶ(12通り)
  • 解答番号18:点qに着く直前の、位置エネルギーの絶対値が運動エネルギーの何倍かを選ぶ(共通の解答群)

点pと点qでは、速度が太陽の方向に垂直なので、面積速度一定(角運動量保存)から、太陽からの距離と速さの積が一定です。

$$2R\cdot v=R\cdot v_q\ \Rightarrow\ v_q=2v\ \ (⑨)$$

次に力学的エネルギー保存です。位置エネルギーは無限遠を基準にして$-\dfrac{GMm}{r}$です。

$$\frac12mv^2-\frac{GMm}{2R}=\frac12m(2v)^2-\frac{GMm}{R}\ \Rightarrow\ \frac{GMm}{2R}=\frac32mv^2\ \Rightarrow\ v^2=\frac{GM}{3R}$$

点qでの運動エネルギーは$\dfrac12m(2v)^2=2mv^2=\dfrac{2GMm}{3R}$、位置エネルギーの絶対値は$\dfrac{GMm}{R}$。比は次のようになります。

$$\frac{GMm/R}{2GMm/(3R)}=\frac32\ \ (⑧)$$

(検算:楕円軌道の長半径は$\tfrac{3R}{2}$なので、点pの速さは$v=\sqrt{GM\left(\tfrac{2}{2R}-\tfrac{2}{3R}\right)}=\sqrt{\tfrac{GM}{3R}}$。上の$v^2$と一致します。)

🎯 問4の答え
17:⑨18:⑧
⚠️ 面積速度一定の式で、「速さ×距離」ではなく「速さ÷距離」にしたり、点qの距離を$2R$と取り違えたりするミスが多い問題です。点pは外側($2R$)、点qは地球の軌道($R$)です。

問5pからqまでにかかる時間(解答番号19)

📝 どういう問題か?

楕円軌道の周期を、ケプラーの第3法則(長半径の3乗と周期の2乗の比)で円軌道と比べ、半周ぶんを出す問題。

  • 解答番号19:Aが点pを離れて点qに到達するまでの時間は、円軌道の周期$T$(解答番号16)の何倍かを選ぶ(8通り)
$$a=\frac{2R+R}{2}=\frac32R,\qquad\left(\frac{T_e}{T}\right)^2=\left(\frac{3R/2}{2R}\right)^3=\left(\frac34\right)^3\ \Rightarrow\ T_e=\frac{3\sqrt3}{8}T$$

pからqまでは楕円の半周なので、$\dfrac{T_e}{2}=\dfrac{3\sqrt3}{16}T$で③です。数値シミュレーションでも、運動方程式を解いてpからqまでの時間が$0.3248\,T$になることを確かめました。

🎯 問5の答え
19:③
Yuiちゃん
Yuiちゃん
楕円なのに、円の半径は$2R$ではなく何を使うのですか?
Sora先生
Sora先生
第3法則では「長半径」。ここでは近い点が$R$、遠い点が$2R$だから、足して2で割った$\tfrac32R$が長半径だよ。「円のときは半径、楕円のときは長半径」と覚えよう。
Sora先生の総整理表

第2問:天体の型

問型着眼点
問1円運動$v=2\pi r/T$、向心力$=4\pi^2mr/T^2$
問2第3法則$T^2=kr^3$で$T$を消す → $1/r^2$
問3万有引力で円運動向心力=万有引力。周期は$2\pi r/v$
問4楕円軌道面積速度一定 → 速さ比、エネルギー保存 → $v^2$
問5第3法則(楕円)長半径$=(近日点+遠日点)/2$、半周なら半分
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第2問で手が止まった人への処方箋

  • 問1・2式が出ない → 速さは「円周÷周期」、向心力は$m\,r\omega^2$を$T$で書き直す
  • 問3速さが出ない → 向心力=万有引力の式を書き、$m$を消して$v$を解く
  • 問4連立が進まない → 先に面積速度(距離×速さ)で比を出し、次にエネルギー保存の式に代入
  • 問5時間が出ない → 長半径を出し、$(T_e/T)^2=(a/r)^3$。半周は$T_e/2$
第3問 / 目標:16分(問1〜問7、解答番号 20〜28)

第3問 コンデンサー・コイル・抵抗の回路 ── 直流の充電から交流の共振まで

直流の充電、LC振動、そして交流のコイルとコンデンサーの電圧・インピーダンス・共振まで、1つの回路を段階的に変えていく大問です。問1・2・6・7は式の形で決まるので先に取れます。

現場戦略試験会場でのリアルな立ち回り(第3問)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標16分(問1・2は3分、問3は4分、問4・5は4分、問6・7は3分、見直し2分)。問1・2・6・7を確実に取る。
⚠️ 損切り・警戒ライン問3のLC振動の最大電流で連立が重いときは、周期(解答番号23)だけ取って先へ。問4・5は電流の向きの符号の確認に時間がかかるので、迷ったら飛ばして問6・7へ。
💡 初手の思考トリガー直流の問は「直後はコンデンサーが導線、十分後は断線」。LC振動は直列の合成容量とエネルギー保存。交流は「コイルは電流の微分、コンデンサーは電流の積分」。

問1スイッチを入れた直後と十分後の電流(解答番号20・21)

📝 どういう問題か?

抵抗の値が$3R$の直流回路。コンデンサーが充電されていく途中の「直後」と「十分後」の電流を問う基本問題。

  • 解答番号20:S$_2$を閉じたあとS$_1$を閉じた直後に、抵抗Rを流れる電流を選ぶ(共通の11通り)
  • 解答番号21:S$_1$を閉じて十分に時間がたったあとの、Rを流れる電流を選ぶ

S$_1$を閉じた直後は、コンデンサー$C_1$にまだ電荷がなく電圧は0。電源の電圧$V$がそのまま抵抗にかかります。

$$I_{\text{直後}}=\frac{V}{3R}\ \ (③),\qquad I_{\text{十分後}}=0\ \ (①)$$

十分に時間がたつと、$C_1$の電圧が$V$に達して電流が流れなくなります。数値でも、充電の微分方程式を解いて、直後は$V/(3R)$、十分後は0に収束することを確かめました。

🎯 問1の答え
20:③21:①
⚠️ 抵抗の値は$R$ではなく$3R$です。選択肢には$V/R$や$V/6R$が並ぶので、「$3R$ [Ω]の電気抵抗R」という書き方に注意して、最後に$V/(3R)$と照らしましょう。

問2充電が終わったときのコンデンサーの電気量(解答番号22)

📝 どういう問題か?

充電が終わると電圧は電源電圧$V$。電気量は「容量×電圧」。

  • 解答番号22:問1の最後の状態で、$C_1$(電気容量$2C$)にたくわえられた電気量を選ぶ(9通り)
$$Q=2C\cdot V=2CV$$
🎯 問2の答え
22:⑥

問3LC振動の周期と最大電流(解答番号23・24)

📝 どういう問題か?

電荷$2CV$をためた$C_1$、コイルL、電荷のない$C_2$がひと続きの輪になる。LC回路の振動を、合成容量とエネルギー保存で解く問題。

  • 解答番号23:S$_1$を開き、S$_3$を閉じたあとのコイルを流れる振動電流の周期を選ぶ(12通り)
  • 解答番号24:コイルを流れる電流の最大値を選ぶ(12通り)
コンデンサーC1(2C)、コイルL、コンデンサーC2(C)が輪になったLC回路
図G $C_1$と$C_2$は輪の中で直列(TMPS作成)

S$_1$を開いたので、電源と抵抗は輪から切り離されます。S$_3$を閉じると、$C_1$、L、$C_2$が1つの輪になり、$C_1$と$C_2$は直列です(電荷が輪をまわる)。直列の合成容量を使います。

$$C_{\text{合成}}=\frac{2C\cdot C}{2C+C}=\frac{2C}{3},\qquad T=2\pi\sqrt{LC_{\text{合成}}}=2\pi\sqrt{\frac{2LC}{3}}\ \ (①)$$

最大電流は、エネルギー保存で出します。はじめのエネルギーは$C_1$だけにある静電エネルギー$\dfrac{(2CV)^2}{2\cdot2C}=CV^2$。電流が最大のときは、2つのコンデンサーの電圧が等しい(コイルの電圧が0)ときで、$C_2$に電荷$q$が移ったとして次の式になります。

$$\frac{2CV-q}{2C}=\frac{q}{C}\ \Rightarrow\ q=\frac{2CV}{3}$$
$$CV^2=\frac12LI_{\max}^2+\frac{(4CV/3)^2}{2\cdot2C}+\frac{(2CV/3)^2}{2C}=\frac12LI_{\max}^2+\frac23CV^2\ \Rightarrow\ I_{\max}=V\sqrt{\frac{2C}{3L}}\ \ (⑩)$$

数値でも、輪の微分方程式を解いて、周期と最大電流がこの式と一致することを確かめました。

🎯 問3の答え
23:①24:⑩
⚠️ $C_1$と$C_2$を並列($2C+C=3C$)と見ると、周期が$2\pi\sqrt{3LC}$になって誤りです。輪の中では電荷が同じ大きさだけ移動するので、必ず直列です。

問4コイルの両端の電圧(解答番号25)

📝 どういう問題か?

交流の電流の正の向きが図に矢印で示されている。コイルの電圧は「$L\times$電流の時間変化率」で決まる。

  • 解答番号25:電流$I(t)=I_0\sin\omega t$が流れているとき、コイルLの両端の電圧(点cに対する点bの電位)を選ぶ(8通り)

電流の正の向きはb→cです。コイルの両端の電圧は、電流の向きの電位降下として、次の式で表されます。

$$V_{bc}=L\frac{dI}{dt}=\omega LI_0\cos\omega t$$

解答番号25は③<span class="todo-flag">要確認</span>。(問題に与えられた関係式を使うなら、$\sin\left(\omega t+\tfrac{\pi}{2}\right)=\cos\omega t$なので、電圧は電流より位相が$\tfrac{\pi}{2}$進んでいる、と読めます。)

🎯 問4の答え
25:③ 要確認

問5コンデンサー$C_2$の両端の電圧(解答番号26)

📝 どういう問題か?

コンデンサーの電圧は、電流を積分して出した電気量を、電気容量で割ったもの。

  • 解答番号26:同じ電流が流れているとき、$C_2$の両端の電圧(点dに対する点cの電位)を選ぶ(8通り)

点c側の極板にたまる電気量$q$は、電流が流れこむぶんだけ増えるので$\dfrac{dq}{dt}=I$。放電させてから交流を流したので、定数項は0です。

$$q=\int I_0\sin\omega t\,dt=-\frac{I_0}{\omega}\cos\omega t,\qquad V_{cd}=\frac{q}{C}=-\frac{I_0}{\omega C}\cos\omega t$$

解答番号26は⑧<span class="todo-flag">要確認</span>。電圧は電流より位相が$\tfrac{\pi}{2}$遅れます(コイルとは逆)。数値でも、電流を数値積分して同じ値になることを確かめました。

🎯 問5の答え
26:⑧ 要確認
Yuiちゃん
Yuiちゃん
コイルとコンデンサーで、どっちが進みでどっちが遅れだったか、いつも忘れてしまいます…。
Sora先生
Sora先生
「コイルは電流の微分だから、$\sin$を微分して$\cos$になって、位相が進む」「コンデンサーは電流の積分だから、遅れる」と、微分と積分で覚えよう。$\sin\to\cos$が進み、$\sin\to-\cos$が遅れ。

問6R、L、$C_2$の直列回路のインピーダンス(解答番号27)

📝 どういう問題か?

抵抗とコイルとコンデンサーの直列回路。抵抗の値が$3R$であることと、コイルとコンデンサーの電圧が逆向きになることに注意する問題。

  • 解答番号27:S$_2$を開いた状態の、R、L、$C_2$からなる回路のインピーダンスを選ぶ(6通り)

抵抗による電圧は電流と同位相で大きさ$3R\,I_0$、コイルは$\omega L\,I_0$で位相が$\tfrac{\pi}{2}$進み、コンデンサーは$\dfrac{I_0}{\omega C}$で$\tfrac{\pi}{2}$遅れます。コイルとコンデンサーは逆向きに打ち消し合うので、直角三角形の関係で合成します。

$$Z=\sqrt{(3R)^2+\left(\omega L-\frac{1}{\omega C}\right)^2}=\sqrt{9R^2+\left(\omega L-\frac{1}{\omega C}\right)^2}\ \ (⑥)$$
🎯 問6の答え
27:⑥
⚠️ 抵抗の値が$R$でなく$3R$なので、$R^2$ではなく$9R^2$です。また、コイルとコンデンサーは足すのではなく引く($\omega L-\dfrac{1}{\omega C}$)。数値でも、回路の微分方程式から定常電流の振幅を測り、インピーダンスと一致することを確かめました。

問7電流が最大になる角周波数(解答番号28)

📝 どういう問題か?

共振の条件を問う基本問題。インピーダンスが最小になる角周波数を出す。

  • 解答番号28:電圧の実効値を一定に保ってωを変えたとき、電流が最大になるωを選ぶ(8通り)

電流が最大になるのは、インピーダンス$Z$が最小のとき。$\omega L-\dfrac{1}{\omega C}=0$になるときです。

$$\omega L=\frac{1}{\omega C}\ \Rightarrow\ \omega=\frac{1}{\sqrt{LC}}\ \ (⑦)$$

数値でも、回路の微分方程式から求めた$Z$が最小になる$\omega$は$1/\sqrt{LC}$に一致しました。

🎯 問7の答え
28:⑦
Sora先生の総整理表

第3問:回路の型

問型着眼点
問1直流の過渡直後は$C$が導線(電圧0)、十分後は断線。抵抗は$3R$
問2充電$Q=CV$($C_1=2C$)
問3LC振動直列の合成容量、エネルギー保存
問4コイルの交流電圧$=L\,dI/dt$(位相が$\pi/2$進む)
問5コンデンサーの交流電圧$=q/C$、$q=\int I\,dt$(位相が$\pi/2$遅れる)
問6インピーダンス$\sqrt{(3R)^2+(\omega L-1/\omega C)^2}$
問7共振$\omega L=1/(\omega C)$ → $\omega=1/\sqrt{LC}$
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】第3問で手が止まった人への処方箋

  • 問1電流が選べない → 直後は$C_1$の電圧0なので$V/(3R)$。十分後は0。抵抗は$3R$
  • 問2電気量が合わない → 容量$2C$の$Q=2C\times V$
  • 問3周期・最大電流が出ない → 輪の中は直列($C_{\text{合成}}=2C/3$)。最大電流は$\tfrac12LI^2$=(はじめのエネルギー−そのときの静電エネルギー)
  • 問4・5符号が決まらない → コイルは微分、コンデンサーは積分。$\sin$の微分は$\cos$、積分は$-\cos$
  • 問6式が選べない → 抵抗は$3R$(2乗で$9R^2$)、コイルとコンデンサーは引き算
  • 問7迷う → $Z$最小は$\omega L=1/(\omega C)$
TMPS ORIGINAL

北里大2026型 そっくり類題セット
(全3大問・解答解説つき)

2026年度の本番と同じ3大問・同じ解答番号の数(1〜28)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。式を先に作ってから解答群を選ぶ力と、50分の立ち回りを確かめられます。入試問題ではありません。

試験時間の目安 50分(理科2科目で100分)棒のつりあい・斜面との衝突・六角形の磁場・ヤングの実験・気体のサイクル・探査機の軌道・RLC回路
📄 本番形式の問題冊子PDFをダウンロード(全9ページ)

印刷して本番と同じように50分で解けます。解答・解説はこのページの下に掲載しています。

※ 北里大学の入試問題ではありません。本文・設問・人物・団体(架空)はすべてTMPS医学館が作成したオリジナルで、出典のある引用ではありません。

類題 第1問 小問集合
  • 特に指示のない限り,重力加速度の大きさを $g$ とし,空気抵抗・摩擦・糸の質量は無視してよい。
  • 解答はすべて,各解答群の選択肢の番号(①〜)を選ぶマーク形式を想定している。解答番号は 1〜28。

つぎの問い(問1〜問5)の空欄 に入る適語を解答群から選択せよ。(解答番号 1〜11)

問1 図のように,重さ$W$,長さ$a$ の一様でない棒の両端p,qに軽い糸の一端をつけ,各糸の他端を天井の1点rに固定する。点pから距離 $\dfrac{a}{8}$ の点sに軽い糸で重さ $3W$ のおもりをつり下げたところ,糸が棒となす角は点pで $60^\circ$,点qで $30^\circ$ となり,棒は水平な状態で静止した。このとき,棒の重心は点qから距離 1$\times a$ の位置にあり,点pにつけた糸の張力の大きさは 2$\times W$ である。(解答番号 1・2)
水平な棒の両端p,qにつけた糸が天井の点rに集まる。点pの近くの点sにおもり3Wをつり下げる
図 糸でつるされた棒(TMPS作成)
1 の解答群
① $\dfrac{1}{8}$② $\dfrac{1}{4}$③ $\dfrac{3}{8}$④ $\dfrac{1}{2}$⑤ $\dfrac{5}{8}$⑥ $\dfrac{3}{4}$⑦ $\dfrac{7}{8}$⑧ $1$
2 の解答群
① $\sqrt{3}$② $2$③ $3$④ $2\sqrt{3}$⑤ $\dfrac{5}{2}$⑥ $3\sqrt{3}$⑦ $4$⑧ $4\sqrt{3}$
問2 図のように,小物体Aが水平な台の上を速さ$v$ で右向きに進み,台の端で水平面と角$30^\circ$ をなすなめらかな斜面Bの上端の点pで非弾性衝突し,点pから水平方向に距離$L$ だけ離れた水平面上の点に落下した。Bと衝突した直後のAの鉛直方向の速さは 3 であり,点pの水平面からの高さは 4 である。ただし,AとBの間のはね返り係数を $\dfrac{1}{2}$ とし,Aとの衝突は瞬間的に起きるものとする。また,すべての運動は同じ鉛直面内で起き,重力加速度の大きさを $g$ とする。(解答番号 3・4)
水平な台の上を速さvで進む小物体Aと、角30°のなめらかな斜面B。斜面上端の点pで衝突する
図 小物体と斜面(TMPS作成)
3 の解答群
① $\dfrac{v}{8}$② $\dfrac{\sqrt{3}\,v}{8}$③ $\dfrac{v}{4}$④ $\dfrac{\sqrt{3}\,v}{4}$⑤ $\dfrac{3v}{8}$⑥ $\dfrac{3\sqrt{3}\,v}{8}$⑦ $\dfrac{5v}{8}$⑧ $\dfrac{5\sqrt{3}\,v}{8}$⑨ $\dfrac{v}{2}$
4 の解答群
① $\dfrac{32gL^2}{25v^2}-\dfrac{\sqrt{3}}{5}L$② $\dfrac{2gL^2}{v^2}-\dfrac{\sqrt{3}}{5}L$③ $\dfrac{32gL^2}{9v^2}-\dfrac{\sqrt{3}}{5}L$④ $\dfrac{32gL^2}{25v^2}-\dfrac{3\sqrt{3}}{5}L$⑤ $\dfrac{2gL^2}{v^2}-\dfrac{3\sqrt{3}}{5}L$⑥ $\dfrac{32gL^2}{9v^2}-\dfrac{3\sqrt{3}}{5}L$⑦ $\dfrac{32gL^2}{25v^2}-\dfrac{5\sqrt{3}}{3}L$⑧ $\dfrac{2gL^2}{v^2}-\dfrac{5\sqrt{3}}{3}L$⑨ $\dfrac{32gL^2}{9v^2}-\dfrac{5\sqrt{3}}{3}L$
問3 図のように,十分に長い6本の直線状の導線を,平面と垂直に,正六角形の各頂点a〜fに通したところを上から見たものである。点a,bを通る導線には平面の奥から手前の向きに,その他の導線には手前から奥の向きに,それぞれ大きさ $I$ [A] の電流を流した。このとき,正六角形の中心Oにおける磁場の強さは 5 [A/m] であり,磁場の向きは 6 である。ただし,点Oと各頂点との距離は $L$ [m] であるものとする。(解答番号 5・6)
正六角形の頂点a〜fに通した導線。aとbは手前向き、cからfは奥向きの電流
図 正六角形の頂点の導線(TMPS作成)
5 の解答群
① $\dfrac{I}{2\pi L}$② $\dfrac{I}{\pi L}$③ $\dfrac{\sqrt{3}\,I}{2\pi L}$④ $\dfrac{\sqrt{3}\,I}{\pi L}$⑤ $\dfrac{2I}{\pi L}$⑥ $\dfrac{2\sqrt{3}\,I}{\pi L}$⑦ $\dfrac{3I}{2\pi L}$⑧ $\dfrac{3I}{\pi L}$
6 の解答群
① 点Oから点aに向かう向き② 点Oから点bに向かう向き③ 点Oから点cに向かう向き④ 点Oから点dに向かう向き⑤ 点Oから点eに向かう向き⑥ 点Oから点fに向かう向き
問4 ヤングの実験で,間隔$d$ の2つの細いスリットに,波長$\lambda$ の単色光を垂直に当て,スリットから距離 $\ell$ はなれたスクリーン上にできる明線の間隔を測ったところ $\Delta x$ であった。ただし,$\ell$ はスリット間隔 $d$ や明線の間隔$\Delta x$ に比べて十分に大きいものとする。このとき,スリットの間隔は $d=$ 7 である。次に,装置全体を屈折率$n$ ($n>1$) の透明な液体の中に入れて同じ実験をしたところ,明線の間隔は 8 となった。(解答番号 7・8)
7 の解答群
① $\dfrac{\ell\,\Delta x}{2\lambda}$② $\dfrac{\ell\,\Delta x}{\lambda}$③ $\dfrac{2\ell\,\Delta x}{\lambda}$④ $\dfrac{\lambda\,\Delta x}{2\ell}$⑤ $\dfrac{\lambda\,\Delta x}{\ell}$⑥ $\dfrac{2\lambda\,\Delta x}{\ell}$⑦ $\dfrac{\lambda\ell}{2\Delta x}$⑧ $\dfrac{\lambda\ell}{\Delta x}$⑨ $\dfrac{2\lambda\ell}{\Delta x}$
8 の解答群
① $n\,\Delta x$② $\dfrac{\Delta x}{n}$③ $n^2\,\Delta x$④ $\dfrac{\Delta x}{n^2}$⑤ $(n-1)\,\Delta x$⑥ $\dfrac{\Delta x}{n-1}$
問5 図は,単原子分子理想気体の体積と圧力の変化を表したグラフである。状態Aでの気体の体積と圧力はそれぞれ $V$ [m$^3$],$P$ [Pa] であり,状態Bでの体積と圧力は $3V$,$3P$,状態Cでの体積と圧力は $3V$,$P$ であった。気体の状態を A→B→C→A の順にゆっくり変化させたとき,A→Bの過程における内部エネルギーの変化量は 9$\times PV$ [J] であり,A→Bの過程で外から加えられた熱量は 10$\times PV$ [J] である。また,このサイクルの熱効率は 11 である。ただし,各過程はグラフ上で直線的に変化するものとする。(解答番号 9・10・11)
体積と圧力のグラフ。状態A、B、Cを結ぶ三角形のサイクル
図 気体のサイクル(TMPS作成)
9・10・11 の解答群
① $\dfrac{1}{16}$② $\dfrac{1}{8}$③ $\dfrac{1}{6}$④ $\dfrac{1}{4}$⑤ $\dfrac{1}{3}$⑥ $\dfrac{1}{2}$⑦ $1$⑧ $2$⑨ $4$⑩ $8$⑪ $12$⑫ $16$⑬ $24$
▶ 第1問 の答えと解説を見る

第1問 小問集合 の答えと解説

問1
③④
  1. 糸の張力を点pで $T_p$,点qで $T_q$ とする。水平方向のつりあい:$T_p\cos60^\circ=T_q\cos30^\circ$ より $T_p=\sqrt{3}\,T_q$。
  2. 鉛直方向のつりあい:$T_p\sin60^\circ+T_q\sin30^\circ=W+3W$ に代入して $\left(\dfrac{3}{2}+\dfrac{1}{2}\right)T_q=4W$,よって $T_q=2W$,$T_p=2\sqrt{3}\,W$ → 2は④。
  3. 点qのまわりの力のモーメント(重心が点qから $y\,a$ の位置):$T_p\sin60^\circ\cdot a=3W\cdot\dfrac{7a}{8}+W\cdot ya$。左辺は $2\sqrt{3}\cdot\dfrac{\sqrt{3}}{2}Wa=3Wa$。$3=\dfrac{21}{8}+y$ より $y=\dfrac{3}{8}$ → 1は③。
問2
⑥④
  1. 斜面の接線方向(水平から$30^\circ$ 上向き)の単位ベクトルは $\left(\dfrac{\sqrt{3}}{2},\dfrac{1}{2}\right)$,法線方向(斜面から離れる向き)は $\left(-\dfrac{1}{2},\dfrac{\sqrt{3}}{2}\right)$。
  2. 衝突前の速度 $(v,0)$ は,接線成分 $\dfrac{\sqrt{3}}{2}v$(なめらかなのでそのまま),法線成分 $-\dfrac{v}{2}$(斜面に向かう)。衝突後の法線成分は $e\times\dfrac{v}{2}=\dfrac{v}{4}$(斜面から離れる向き)。
  3. 衝突後の速度:$\dfrac{\sqrt{3}}{2}v\left(\dfrac{\sqrt{3}}{2},\dfrac{1}{2}\right)+\dfrac{v}{4}\left(-\dfrac{1}{2},\dfrac{\sqrt{3}}{2}\right)=\left(\dfrac{5v}{8},\ \dfrac{3\sqrt{3}\,v}{8}\right)$。鉛直方向の速さは $\dfrac{3\sqrt{3}\,v}{8}$ → 3は⑥。
  4. 落下までの時間 $t=\dfrac{L}{5v/8}=\dfrac{8L}{5v}$。点pの高さ $h$ は,鉛直方向の式 $0=h+\dfrac{3\sqrt{3}\,v}{8}t-\dfrac{1}{2}gt^2$ より $h=\dfrac{1}{2}g\cdot\dfrac{64L^2}{25v^2}-\dfrac{3\sqrt{3}\,v}{8}\cdot\dfrac{8L}{5v}=\dfrac{32gL^2}{25v^2}-\dfrac{3\sqrt{3}}{5}L$ → 4は④。
問3
④⑥
  1. 6本すべてが「奥向き」なら,対称性から中心Oでの磁場は0。実際の電流は,a,bの2本だけ向きが逆なので,「全部奥向き」+「aとbに,手前向きの $2I$ を重ねたもの」と考えられる(逆向きの$I$を引くのは,同じ向きの$-I$を足すこと)。
  2. 手前向きの $2I$ が距離 $L$ につくる磁場の強さは $H_1=\dfrac{2I}{2\pi L}=\dfrac{I}{\pi L}$。a,bによる磁場の向きは,Oと各頂点を結ぶ線に垂直で,互いに $60^\circ$ をなす(頂点a,bの位置が中心のまわりで $60^\circ$ はなれているため)。
  3. 大きさが等しい2つのベクトルが $60^\circ$ をなすので,合成は $2H_1\cos30^\circ=\sqrt{3}\,H_1=\dfrac{\sqrt{3}\,I}{\pi L}$ → 5は④。
  4. 向きは2つの磁場の二等分線。aによる磁場は右向き($0^\circ$),bによる磁場は $60^\circ$ の向きなので,合成の向きは $30^\circ$。これは点Oから点fへ向かう向き → 6は⑥。
問4
⑧②
  1. スクリーン上の点が $x$ の位置にあるとき,2つのスリットからの経路差は $\dfrac{d\,x}{\ell}$。強め合う(明線)条件は 経路差$=m\lambda$ なので,隣りあう明線の間隔は $\Delta x=\dfrac{\lambda\ell}{d}$。
  2. よって $d=\dfrac{\lambda\ell}{\Delta x}$ → 7は⑧。
  3. 液体中では光の波長が $\lambda\to\dfrac{\lambda}{n}$ になるので,$\Delta x=\dfrac{\lambda\ell}{d}$ の$\lambda$を$\dfrac{\lambda}{n}$ に置きかえて,間隔は $\dfrac{\Delta x}{n}$(せまくなる)→ 8は②。
問5
⑪⑫②
  1. 単原子分子の内部エネルギーは $U=\dfrac{3}{2}PV$($nRT=PV$ より)。A→Bで $\Delta U=\dfrac{3}{2}(3P\cdot3V-P\cdot V)=\dfrac{3}{2}\cdot8PV=12PV$ → 9は⑪。
  2. A→Bで気体がする仕事は,直線の下の台形の面積 $W=\dfrac{(P+3P)}{2}\times(3V-V)=4PV$。熱力学第1法則から $Q=\Delta U+W=12PV+4PV=16PV$ → 10は⑫。
  3. B→Cは定積で $\Delta U=\dfrac{3}{2}(3V\cdot P-3V\cdot3P)=-9PV$,$Q=-9PV$(放熱)。C→Aは定圧で $Q=\dfrac{5}{2}P(V-3V)=-5PV$(放熱)。熱を吸収するのはA→Bだけで $Q_{\text{in}}=16PV$。
  4. 1サイクルの正味の仕事は三角形ABCの面積 $\dfrac{1}{2}\times2V\times2P=2PV$(A→B→C→Aは時計回りなので気体が仕事をする)。熱効率は $\dfrac{2PV}{16PV}=\dfrac{1}{8}$ → 11は②。(検算:$16-9-5=2$ で正味の仕事に一致。)
類題 第2問 ケプラーの法則と探査機

つぎの問い(問1〜問5)の空欄 に入る適語を解答群から選択せよ。(解答番号 12〜19)

ケプラーは,ティコ・ブラーエの観測結果をもとに,惑星の公転運動に関する3つの法則を見出した。ここでは,質量$m$ [kg] の小天体Pが,大きな天体(質量$M$)を中心に半径$r$ [m] で周期$T$ [s] の等速円運動をしているとして,Pの運動と天体との距離の関係を調べる。ただし,簡単のため,天体Mの大きさは無視でき,Pの質量は$M$に比べて十分小さいものとする。

問1 Pの角速度の大きさは 12 [rad/s] であり,Pの加速度の大きさ(向心加速度)は 13 [m/s$^2$] である。(解答番号 12・13)
12 の解答群
① $\dfrac{T}{2\pi}$② $\dfrac{2\pi}{T}$③ $\dfrac{2\pi r}{T}$④ $\dfrac{T}{r}$⑤ $2\pi T$⑥ $\dfrac{1}{2\pi T}$⑦ $\dfrac{r}{T}$⑧ $\dfrac{2\pi}{rT}$
13 の解答群
① $4\pi^2 rT^2$② $\dfrac{2\pi r}{T^2}$③ $\dfrac{4\pi^2 r}{T^2}$④ $\dfrac{4\pi^2T^2}{r}$⑤ $\dfrac{4\pi r}{T^2}$⑥ $\dfrac{4\pi^2 r^2}{T}$⑦ $\dfrac{2\pi^2 r}{T^2}$⑧ $\dfrac{r}{4\pi^2T^2}$
問2 ケプラーの第3法則より,比例定数を$k$ [s$^2$/m$^3$] とおくと $T^2=kr^3$ が成り立つので,Pにはたらく向心力の大きさは,$k$,$m$ および $r$ を含む式で表すと 14$\times\dfrac{m}{r^2}$ [N] となる。(解答番号 14)
14 の解答群
① $\dfrac{2\pi}{k}$② $\dfrac{4\pi}{k}$③ $\dfrac{2\pi^2}{k}$④ $\dfrac{4\pi^2}{k}$⑤ $\dfrac{k}{4\pi^2}$⑥ $4\pi^2 k$⑦ $2\pi k$⑧ $\dfrac{k}{2\pi}$

つぎに,図のように,天体M(質量$M$,以下「太陽」とよぶ)を中心とする半径$R$ [m] の円軌道を地球が運動し,探査機Aは半径$3R$ [m] の円軌道を運動しているものとする。このAを地球に回収するため,Aが点pにあるときに減速させたところ,Aは図の点線で示した楕円軌道を描きながら運動し,点qで地球に到達した。ただし,地球とAは太陽からの万有引力のみを受けて同一平面上を運動しているものとし,楕円軌道は点pでAの円軌道と,点qで地球の円軌道とそれぞれ接しており,太陽の位置が楕円軌道の1つの焦点になっているものとする。また,万有引力定数を$G$ [N$\cdot$m$^2$/kg$^2$] とし,太陽・地球・Aの大きさは無視できるものとする。

太陽を中心とした地球の円軌道、探査機の円軌道と、点pと点qを結ぶ楕円軌道
図 太陽・地球・探査機の軌道(TMPS作成)
問3 Aが等速円運動をしているときのAの速さは 15 [m/s] であり,Aの等速円運動の周期は 16 [s] である。(解答番号 15・16)
15 の解答群
① $\sqrt{\dfrac{GMR}{3}}$② $\sqrt{3GMR}$③ $\sqrt{\dfrac{GM}{3R}}$④ $\sqrt{\dfrac{3GM}{R}}$⑤ $\sqrt{\dfrac{GM}{R}}$⑥ $\sqrt{\dfrac{R}{3GM}}$⑦ $\sqrt{\dfrac{3R}{GM}}$⑧ $\sqrt{\dfrac{GM}{9R}}$⑨ $\sqrt{\dfrac{9GM}{R}}$
16 の解答群
① $2\pi\sqrt{\dfrac{3R}{GM}}$② $6\pi\sqrt{\dfrac{3R}{GM}}$③ $2\pi\sqrt{\dfrac{3R^3}{GM}}$④ $6\pi\sqrt{\dfrac{3R^3}{GM}}$⑤ $2\pi\sqrt{\dfrac{GM}{3R}}$⑥ $6\pi\sqrt{\dfrac{GM}{3R}}$⑦ $2\pi\sqrt{\dfrac{GM}{3R^3}}$⑧ $6\pi\sqrt{\dfrac{GM}{3R^3}}$
問4 点pで減速した直後のAの速さを $v$ [m/s] とおくと,点qに到達直前のAの速さは 17$\times v$ [m/s] である。また,点qに到達直前のAの位置エネルギーの絶対値は,点qに到達直前のAの運動エネルギーの 18 倍である。ただし,位置エネルギーの基準を無限遠点とする。(解答番号 17・18)
17・18 の解答群
① $\dfrac{1}{6}$② $\dfrac{1}{4}$③ $\dfrac{1}{3}$④ $\dfrac{1}{2}$⑤ $\dfrac{2}{3}$⑥ $\dfrac{3}{4}$⑦ $\dfrac{4}{3}$⑧ $\dfrac{3}{2}$⑨ $2$⑩ $3$⑪ $4$⑫ $6$
問5 16 を $T$ [s] とおく。Aが点pを離れてから点qに到達するまでの時間は 19$\times T$ [s] である。(解答番号 19)
19 の解答群
① $\dfrac{\sqrt{6}}{18}$② $\dfrac{\sqrt{6}}{12}$③ $\dfrac{\sqrt{6}}{9}$④ $\dfrac{2\sqrt{6}}{9}$⑤ $\dfrac{\sqrt{6}}{6}$⑥ $\dfrac{\sqrt{6}}{4}$⑦ $\dfrac{\sqrt{6}}{3}$⑧ $\dfrac{2\sqrt{6}}{3}$
▶ 第2問 の答えと解説を見る

第2問 ケプラーの法則と探査機 の答えと解説

問1
②③
  1. 角速度は,1周期で $2\pi$ [rad] 進むので $\omega=\dfrac{2\pi}{T}$ → 12は②。
  2. 向心加速度は $a=r\omega^2=\dfrac{4\pi^2r}{T^2}$ → 13は③。
問2
④
  1. 向心力 $F=mr\omega^2=\dfrac{4\pi^2mr}{T^2}$。$T^2=kr^3$ を代入して $F=\dfrac{4\pi^2mr}{kr^3}=\dfrac{4\pi^2}{k}\cdot\dfrac{m}{r^2}$ → ④。(向心力が $1/r^2$ に比例=万有引力の逆2乗則が出てくる。)
問3
③④
  1. 半径$3R$ の円運動の運動方程式:$m\dfrac{v^2}{3R}=G\dfrac{Mm}{(3R)^2}$ より $v=\sqrt{\dfrac{GM}{3R}}$ → 15は③。
  2. 周期は $T=\dfrac{2\pi\cdot3R}{v}=6\pi R\sqrt{\dfrac{3R}{GM}}=6\pi\sqrt{\dfrac{3R^3}{GM}}$ → 16は④。
問4
⑩⑦
  1. 面積速度一定(角運動量保存):点p(太陽から$3R$)と点q(太陽から$R$)はどちらも速度が太陽の方向と垂直なので $3R\cdot v=R\cdot v_q$,よって $v_q=3v$ → 17は⑩。
  2. 力学的エネルギー保存:$\dfrac{1}{2}mv^2-\dfrac{GMm}{3R}=\dfrac{1}{2}m(3v)^2-\dfrac{GMm}{R}$ より $\dfrac{2GMm}{3R}=4mv^2$,$v^2=\dfrac{GM}{6R}$。
  3. qでの運動エネルギー $\dfrac{1}{2}m(3v)^2=\dfrac{9}{2}mv^2=\dfrac{3GMm}{4R}$。位置エネルギーの絶対値は $\dfrac{GMm}{R}$。比は $\dfrac{GMm/R}{3GMm/(4R)}=\dfrac{4}{3}$ → 18は⑦。
問5
③
  1. 楕円軌道の長半径は $a=\dfrac{3R+R}{2}=2R$。ケプラーの第3法則より,楕円軌道の周期 $T_e$ と円軌道(半径$3R$)の周期 $T$ について $\left(\dfrac{T_e}{T}\right)^2=\left(\dfrac{2R}{3R}\right)^3$,$T_e=\left(\dfrac{2}{3}\right)^{3/2}T=\dfrac{2\sqrt{6}}{9}T$。
  2. pからqまでは楕円軌道の半周なので $\dfrac{T_e}{2}=\dfrac{\sqrt{6}}{9}T$ → ③。
類題 第3問 RLC回路

つぎの問い(問1〜問7)の空欄 に入る適語を解答群から選択せよ。(解答番号 20〜28)

図のように,抵抗値 $2R$ [$\Omega$] の電気抵抗R,電気容量がそれぞれ $3C$ [F],$C$ [F] のコンデンサー $C_1$,$C_2$,自己インダクタンス $L$ [H] のコイル,内部抵抗の無視できる起電力 $V$ [V] の直流電源E,およびスイッチ $S_1$,$S_2$,$S_3$ からなる回路がある。はじめ,すべてのスイッチは開いており,$C_1$,$C_2$ に電荷はたくわえられていないとする。

抵抗2R、コンデンサーC1とスイッチS2、コイルLとコンデンサーC2とスイッチS3、電源Eとスイッチ S1の回路
図 RLC回路(TMPS作成)
問1 $S_2$ を閉じた後に $S_1$ を閉じた。$S_1$ を閉じた直後に,Rを流れる電流の大きさは 20 [A] である。また,$S_1$ を閉じてからじゅうぶん時間が経過した後,Rを流れる電流の大きさは 21 [A] である。(解答番号 20・21)
20・21 の解答群
① $0$② $\dfrac{V}{6R}$③ $\dfrac{V}{3R}$④ $\dfrac{V}{2R}$⑤ $\dfrac{V}{R}$⑥ $\dfrac{2V}{R}$⑦ $\dfrac{3V}{R}$⑧ $\dfrac{6V}{R}$⑨ $\dfrac{R}{V}$⑩ $\dfrac{2R}{V}$
問2 問1の最後の状態で,$C_1$ にたくわえられている電荷の電気量は 22 [C] である。(解答番号 22)
22 の解答群
① $\dfrac{CV}{3}$② $\dfrac{CV}{2}$③ $CV$④ $2CV$⑤ $3CV$⑥ $4CV$⑦ $6CV$⑧ $9CV$
問3 問2の最後の状態から $S_1$ を開き,その後 $S_3$ を閉じたところ,Lに振動電流が流れた。この振動電流の周期は 23 [s] であり,Lを流れる電流の最大値は 24 [A] である。(解答番号 23・24)
23 の解答群
① $2\pi\sqrt{LC}$② $2\pi\sqrt{\dfrac{4LC}{3}}$③ $2\pi\sqrt{\dfrac{3LC}{4}}$④ $2\pi\sqrt{\dfrac{4}{3LC}}$⑤ $2\pi\sqrt{\dfrac{1}{LC}}$⑥ $2\pi\sqrt{\dfrac{3}{4LC}}$⑦ $2\pi\sqrt{\dfrac{3L}{4C}}$⑧ $2\pi\sqrt{\dfrac{L}{C}}$⑨ $2\pi\sqrt{\dfrac{4L}{3C}}$⑩ $2\pi\sqrt{\dfrac{3C}{4L}}$⑪ $2\pi\sqrt{\dfrac{C}{L}}$⑫ $2\pi\sqrt{\dfrac{4C}{3L}}$
24 の解答群
① $V\sqrt{\dfrac{3LC}{4}}$② $V\sqrt{LC}$③ $V\sqrt{\dfrac{3C}{4L}}$④ $V\sqrt{\dfrac{4}{3LC}}$⑤ $V\sqrt{\dfrac{1}{LC}}$⑥ $V\sqrt{\dfrac{3}{4LC}}$⑦ $V\sqrt{\dfrac{3L}{4C}}$⑧ $V\sqrt{\dfrac{L}{C}}$⑨ $V\sqrt{\dfrac{4L}{3C}}$⑩ $V\sqrt{\dfrac{4C}{3L}}$⑪ $V\sqrt{\dfrac{C}{L}}$⑫ $V\sqrt{\dfrac{4LC}{3}}$

つぎに,$S_2$ を開き,直流電源を内部抵抗の無視できる交流電源に置きかえ,$C_1$ と $C_2$ を放電させた後に,$S_1$ と $S_3$ を閉じたところ,回路に交流電流が流れた。ただし,時刻 $t$ [s] での点aを流れる電流 $I(t)$ [A] は,定数 $I_0$ [A] と $\omega$ [rad/s] を用いて $I(t)=I_0\cos\omega t$ と表され,電流の正の向きは,点a → 抵抗R → $S_3$ → 点b → コイルL → 点c → コンデンサー $C_2$ → 点d → 交流電源 の向きとする。必要に応じて以下の関係式を用いよ。

$\sin\left(\omega t+\dfrac{\pi}{2}\right)=\cos\omega t,\quad\sin\left(\omega t-\dfrac{\pi}{2}\right)=-\cos\omega t,\quad\cos\left(\omega t+\dfrac{\pi}{2}\right)=-\sin\omega t,\quad\cos\left(\omega t-\dfrac{\pi}{2}\right)=\sin\omega t$

問4 時刻$t$ のとき,Lの両端に加わる電圧(点cに対する点bの電位)は 25 [V] と表される。(解答番号 25)
25 の解答群
① $\omega LI_0\sin\omega t$② $-\omega LI_0\sin\omega t$③ $\omega LI_0\cos\omega t$④ $-\omega LI_0\cos\omega t$⑤ $\dfrac{I_0}{\omega L}\sin\omega t$⑥ $-\dfrac{I_0}{\omega L}\sin\omega t$⑦ $\dfrac{I_0}{\omega L}\cos\omega t$⑧ $-\dfrac{I_0}{\omega L}\cos\omega t$
問5 時刻$t$ のとき,$C_2$ の両端に加わる電圧(点dに対する点cの電位)は 26 [V] と表される。(解答番号 26)
26 の解答群
① $\omega CI_0\sin\omega t$② $-\omega CI_0\sin\omega t$③ $\omega CI_0\cos\omega t$④ $-\omega CI_0\cos\omega t$⑤ $\dfrac{I_0}{\omega C}\sin\omega t$⑥ $-\dfrac{I_0}{\omega C}\sin\omega t$⑦ $\dfrac{I_0}{\omega C}\cos\omega t$⑧ $-\dfrac{I_0}{\omega C}\cos\omega t$
問6 R,Lおよび $C_2$ からなる回路のインピーダンスは 27 [$\Omega$] である。(解答番号 27)
27 の解答群
① $\sqrt{R^2+\left(\omega L-\dfrac{1}{\omega C}\right)^2}$② $\sqrt{R^2+\left(\omega L+\dfrac{1}{\omega C}\right)^2}$③ $\sqrt{2R^2+\left(\omega L-\dfrac{1}{\omega C}\right)^2}$④ $\sqrt{2R^2+\left(\omega L+\dfrac{1}{\omega C}\right)^2}$⑤ $\sqrt{4R^2+\left(\omega L+\dfrac{1}{\omega C}\right)^2}$⑥ $\sqrt{4R^2+\left(\omega C-\dfrac{1}{\omega L}\right)^2}$⑦ $\sqrt{4R^2+\left(\omega L-\dfrac{1}{\omega C}\right)^2}$⑧ $\sqrt{4R^2+\left(\omega C+\dfrac{1}{\omega L}\right)^2}$
問7 交流電源の電圧の実効値を $V_e$ [V] に保ちながら $\omega$ を変化させたところ,あるときに,回路に流れる電流の実効値が最大となった。このときの電流の実効値は 28 [A] である。(解答番号 28)
28 の解答群
① $\dfrac{V_e}{4R}$② $\dfrac{V_e}{R}$③ $\dfrac{2V_e}{R}$④ $\dfrac{V_e}{2R}$⑤ $\dfrac{V_e}{\sqrt{2}\,R}$⑥ $\dfrac{\sqrt{2}\,V_e}{R}$⑦ $\dfrac{V_e}{3R}$⑧ $\dfrac{3V_e}{R}$
▶ 第3問 の答えと解説を見る

第3問 RLC回路 の答えと解説

問1
④①
  1. $S_1$ を閉じた直後は,$C_1$ に電荷がなく電圧は0なので,電源電圧 $V$ がそのまま抵抗 $2R$ にかかる。電流は $\dfrac{V}{2R}$ → 20は④。
  2. 十分時間がたつと $C_1$ の電圧が $V$ に達して充電が終わり,電流は0 → 21は①。
問2
⑤
  1. 充電が終わると $C_1$ の電圧は $V$。電気量は $Q=3C\cdot V=3CV$ → ⑤。
問3
③③
  1. $S_1$ を開くと電源と抵抗は回路から切り離される。$S_3$ を閉じると,$C_1$,L,$C_2$ が1つの輪になり,$C_1$ と $C_2$ は直列(電荷が輪をまわる)。合成容量は $\dfrac{3C\cdot C}{3C+C}=\dfrac{3C}{4}$。
  2. 周期は $T=2\pi\sqrt{L\cdot\dfrac{3C}{4}}=2\pi\sqrt{\dfrac{3LC}{4}}$ → 23は③。
  3. エネルギー保存:はじめ $\dfrac{1}{2}\cdot3C\cdot V^2=\dfrac{3}{2}CV^2$。電流が最大のとき(つりあいの電荷配分)は $C_1$ に $\dfrac{9CV}{4}$,$C_2$ に $\dfrac{3CV}{4}$ の電荷が残り,両コンデンサーの電圧が等しい。このときの静電エネルギーは $\dfrac{(9CV/4)^2}{2\cdot3C}+\dfrac{(3CV/4)^2}{2C}=\dfrac{27}{32}CV^2+\dfrac{9}{32}CV^2=\dfrac{9}{8}CV^2$。
  4. $\dfrac{1}{2}LI_{\max}^2=\dfrac{3}{2}CV^2-\dfrac{9}{8}CV^2=\dfrac{3}{8}CV^2$ より $I_{\max}=V\sqrt{\dfrac{3C}{4L}}$ → 24は③。
問4
②
  1. 電流の正の向きは b → c。コイルの両端の電圧(b の電位 − c の電位)は $V_{bc}=L\dfrac{dI}{dt}$。$I=I_0\cos\omega t$ を微分して $L\cdot(-\omega I_0\sin\omega t)=-\omega LI_0\sin\omega t$ → ②。(与えられた関係式を使うなら,$\cos\left(\omega t+\dfrac{\pi}{2}\right)=-\sin\omega t$ より,電圧は電流より位相が $\dfrac{\pi}{2}$ 進んでいる,と読める。)
問5
⑤
  1. $C_2$ の点c側の極板にたまる電荷を $q$ とする。電流の正の向きは c → d なので,正の電流は点c側から $C_2$ に流れこみ,$\dfrac{dq}{dt}=I$。$I=I_0\cos\omega t$ を時間で積分し(放電後から交流が定常になったので,定数項は0)$q=\dfrac{I_0}{\omega}\sin\omega t$。
  2. 電圧(点dに対する点cの電位)は $\dfrac{q}{C}=\dfrac{I_0}{\omega C}\sin\omega t$ → ⑤。(電圧は電流より位相が $\dfrac{\pi}{2}$ 遅れる。)
問6
⑦
  1. 抵抗の値は $2R$ なので,抵抗による電圧の振幅は $2R\,I_0$。コイルは $\omega L\,I_0$ で位相が $\dfrac{\pi}{2}$ 進み,コンデンサーは $\dfrac{I_0}{\omega C}$ で $\dfrac{\pi}{2}$ 遅れるので,この2つは逆向きに引きあう。
  2. $Z=\sqrt{(2R)^2+\left(\omega L-\dfrac{1}{\omega C}\right)^2}=\sqrt{4R^2+\left(\omega L-\dfrac{1}{\omega C}\right)^2}$ → ⑦。(抵抗の値が $2R$ であることを見落とすと①に行ってしまう。)
問7
④
  1. 電流の実効値は $I_e=\dfrac{V_e}{Z}$。$Z$ が最小になるのは,$\omega L=\dfrac{1}{\omega C}$(共振,$\omega=\dfrac{1}{\sqrt{LC}}$)のとき。そのとき $Z=2R$ なので,$I_e=\dfrac{V_e}{2R}$ → ④。

※ 類題は、本番の解き方の骨格は残しつつ、題材・数値・向きを変えて作っています(例:第1問は正八角形を正六角形に、空気くさびをヤングの実験に、第2問は円軌道の半径を$2R$から$3R$に、第3問は抵抗とコンデンサーの値と交流の位相を変えました)。解答番号1〜28のすべてを、数値シミュレーションで独立に検算しています。

CHECK

30秒 得点診断

本番の過去問、またはそっくり類題セットを50分で解いた結果を選んでください。次にやるべきことを表示します。

第1問(小問集合・5問)
第2問(ケプラーの法則と探査機)
第3問(RLC回路)
FOR PARENTS

保護者の方へ:北里大の物理で知っておきたい3つのこと

① 「小問集合+2つの大問」という出題
第1問は力学・電磁気・波動・熱から1問ずつ、第2問は天体、第3問は回路と、幅の広い範囲を50分で解く構成です。どの分野も、基本の式を使いこなす準備が得点に直結します。
② 計算は「式を先に作る」で落とさない
解答群に似た形の式が並ぶ試験です。選択肢を見て推測するのではなく、自分で式を出してから照らし合わせる習慣が、ミスを減らします。
③ 秋からは「答案を見てもらう」
理科2科目で100分という配分は、独学では直しにくい部分です。どこで時間を失ったか、第三者の目で見ると最短で伸びます。
FAQ

よくある質問

Q. 北里大学 医学部の物理2026年度は、どの順番で解くのがよいですか?

TMPSのおすすめは、第1問の小問集合を20分、第2問(ケプラーの法則と探査機)を14分、第3問(RLC回路)を16分の合計50分です。本番は理科2科目で100分なので、物理に50分を使う想定です。第1問は1問3〜4分で取り、図の読みや式の選び方に迷う問題は後回しにします。

Q. 問題文が載っていなくても、どんな問題か分かりますか?

分かります。著作権に配慮して問題本文・図は掲載していませんが、各小問の最初に「どういう問題か」として、設定・何を答えるか・解答番号の形をTMPSの言葉で説明しています。

Q. 答えは、どうやって確かめていますか?

本番の解答番号1〜28のうち、赤本で「設問省略」とされている8を除く27個を、数式処理(sympy)と数値シミュレーション(力のつりあいの連立方程式、運動方程式の数値積分、ビオ・サバールの重ね合わせ、回路の微分方程式など)の両方で独立に確かめています。図の向きの読み取りなどスクリプトでは確かめきれない箇所は、ページ内に「要確認」と明記しています。

Q. そっくり類題セットとは何ですか?

2026年度と同じ3大問・解答番号1〜28の形で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。全問の答え・解説をこのページに掲載し、本番形式の問題冊子PDF(9ページ)も無料で配布しています。

Q. 解説に誤りを見つけたらどうすればいいですか?

公式LINEからお知らせください。確認のうえ修正し、更新日を記載します。

安心安全・継続更新システム

問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。

受験生・指導者の皆様からのご指摘を真摯に受け止め、最も信頼できる過去問解説・類題ライブラリーとして随時アップデートいたします。

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