2/12の設問2は、「図の2つの年を比べて、変わったところを1つ言う」タイプです。2010年は有配偶出生率の+が他を打ち消していたのに、2020年はそれが失われた。この差を結論の中心にして、問題文(所得不安・住宅難・教育費)から対策を導きます。図の数値の読み取りは、手元の過去問で確認してください 要確認
📌 このページの使い方
- 過去問集をお持ちの方:まず60分で自分の答案を書き、解答例と見比べてから解説へ
- お持ちでない方:「どういう問題か」を読めば、課題の中身が分かります
- 最後にそっくり類題(問題+原稿用紙PDF)を60分で書く
※ 著作権に配慮し、入試問題の本文・図は掲載していません。小論文に唯一の正解はなく、解答例はTMPSの一例です。大学の採点基準は公開されていないため、「採点の見立て」もTMPSの考えです。
⚠️ 問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。(迅速に確認・更新いたします)
LINEで誤りを連絡3分で分かる 2024年度の金沢医科大の小論文
- ✅ 2月12日分・13日分とも、同じ形式。課題文(と図)を読み、設問1:200字以内で要約、設問2:図と問題文をふまえて200字以内で述べる。試験時間は各60分で、過去問集には、どちらも「解答例省略」とあり、解答例は載っていません。
- ✅ 2/12の題材は中国の少子化。一人っ子政策から二人っ子政策への転換後も出生数が増えなかった理由を述べる文章。設問2は、日本の出生数の変化を要因に分けたグラフ(有配偶出生率・婚姻率・人口)を2010年と2020年で比べ、少子化の原因と対策を書きます。
- ✅ 2/13の題材は「人生前半の社会保障」。子ども・若者に向けた保障(教育を含む)がなぜ重要かを述べる文章。設問2は、各国の社会保障支出を縦軸「人生前半」・横軸「高齢者関係」に置いた図から、日本の特徴とその理由を書きます。
- ✅ 要約は「骨格→要点」、設問2は「結論→図の読み取り→問題文の根拠→対策」。どちらも200字なので、1文に1つの内容、全体で4〜5文が目安です。
- ✅ 差がつくのは、図を「どの数字と、どの比較で」読むか。図の数値を写すのではなく、2つの年や、日本と他の国を比べて、問題文の言葉と結びつけることが求められます。


60分の立ち回りマップ(1日分)
1日60分で、課題文を読み、要約と考察の2問を書きます。時間はTMPSの目安です。下書き用紙の有無など、解答用紙の形式は過去問集からは分からないため、手元の過去問や募集要項で確認してください 要確認
- 死守ライン:開始25分で、設問1の要約の下書きを終える。ここまでに終わらなければ、設問2の時間を食わないよう、要約は要点2つに絞って仕上げる。
- 損切り:うまい言い換えを探して3分以上悩まない。本文の語をそのまま使って構わない。図の細かい数字が読めなくても、「大きい・小さい」「増えた・減った」の比較で書ける。
- 初手のトリガー:課題文を読みながら、各段落の横に「何の話か」を5字で書く。設問2は、図の軸(何を縦軸・横軸にしているか)と、設問文の「条件」(2010年と2020年の比較、他国と比べた日本)に線を引く。
本番の問題 ── 2/12(中国の少子化と要因分解)と 2/13(人生前半の社会保障)
2/12 設問1課題文を200字以内で要約する(中国の少子化)
一人っ子政策の歴史と、その後も出生数が増えなかった理由を述べた文章(長めの課題文)を、200字以内で要約する設問。
- 答えるもの:課題文の内容を、自分の意見を入れずに、200字以内にまとめる
- 条件:200字以内(60分)。過去問集は「解答例省略」
- 材料:中国の人口減少のきっかけは、一人っ子政策。1960年代の飢饉と人口急増への危機感から導入され、のちに緩和(二人っ子政策)されたが、第二子は増えても、第一子を産む人がそれ以上に減って出生数は減った。背景には、出産期の女性人口の減少(構造的な要因)、高学歴化に伴う晩婚化・非婚化、将来の所得不安・住宅難・教育費・保育所の不足という社会的要因がある
2/12 設問2日本の出生数変化の要因分解グラフから、少子化の原因を考察し、対策を200字以内で述べる
2つの年を比べて「何が変わったか」を見つけ、原因(結婚の減少・出産期の女性の減少・有配偶出生率の低下)と、中国の例にある結婚をためらわせる条件への対策を結ぶ設問。
- 答えるもの:5年ごとの出生数の変化(折れ線)と、その要因(棒グラフ:有配偶出生率要因・婚姻率要因・人口要因)が示された図について、2010年と2020年を比べて2020年現在の少子化の原因を考察し、問題文を参考に有効と思われる対策を述べる
- 条件:200字以内。有配偶出生率要因=結婚している女性の出生率の変化/婚姻率要因=15〜49歳の女性の婚姻率の変化/人口要因=15〜49歳の女性の人口増減
- 図(TMPSの読み取り・概算 要確認):2010年は出生数の変化がほぼゼロ。有配偶出生率の+(約17万人)が、婚姻率の-(約7万人)と人口の-(約10万人)を打ち消している。2020年は出生数が約17万人減り、有配偶出生率・婚姻率・人口の3つの要因がすべてマイナス


2/13 設問1課題文を200字以内で要約する(人生前半の社会保障)
「人生前半の社会保障」の意味と必要性を論じた文章(長めの課題文)を、200字以内で要約する設問。
- 答えるもの:課題文の内容を200字以内にまとめる
- 条件:200字以内(60分)。過去問集は「解答例省略」
- 材料:「人生前半の社会保障」とは、子ども・若者・現役世代向けの保障で、教育も含む。重要になった背景は二つ。①生活上のリスクが人生前半にも広がった(若者の失業率の高さ。かつてはリスクが退職後に集中した)、②経済格差が広がり「共通のスタートライン」が崩れている(日本は親から子への移転などで人と人の関係が固まりやすい)。さらに、若者の困窮が晩婚化・未婚化と少子化につながる。日本の社会保障は高齢者関係が約七割、教育の公的支出は少ない。世代間の配分を根本から問い直す必要がある
2/13 設問2社会保障支出の国際比較の図から、日本の特徴とその理由を200字以内で述べる
図で日本が「横軸は独・瑞と同程度、縦軸はその半分以下」という位置にあることに気づき、問題文の指摘(リスクは退職後に集中するという設計、教育・住宅の私費負担)で理由を説明する設問。
- 答えるもの:2019年度の各国の社会保障支出を、縦軸「人生前半の社会保障」(子ども関係・若者支援・雇用・住宅など)、横軸「高齢者関係(年金など)」(いずれも対GDP比)で示した図と、問題文をふまえ、他国と比べた日本の特徴と、その特徴の理由として考えられることを述べる
- 条件:200字以内
- 図(TMPSの読み取り・概算 要確認):スウェーデン・ドイツは縦軸が8〜9で横軸は約9、フランスは縦軸が7〜8で横軸は約12、イギリスは縦軸約5で横軸約6、日本は縦軸が3%台で横軸は約9、アメリカは縦軸が2〜3で横軸は約6〜7
2/13の設問2は、「図で位置を言い、問題文で理由を言う」タイプです。横軸(高齢者)が大きく、縦軸(人生前半)が小さい、つまり高齢者に偏っていると1文で言い切ってから、問題文の「高度成長期の設計」「家族・私費負担」を理由に使います。位置の読み取りは、手元の過去問で確認してください 要確認


答案の設計図 ── 要約は「骨格」、考察は「結論→図→問題文→対策」
200字は、書き出す前に字数を割り当てます。190字前後に収めると、数え間違いでも超えにくくなります。
設問1要約200字の部品
| 部品 | 字数の目安 | 書くこと | よくある失敗 |
|---|---|---|---|
| 主題(骨格) | 60 | 「何について、何が起きた(言いたい)文章か」を1〜2文で(例:中国の出生数は政策緩和後も増えなかった) | 年号や歴史から書き始めて、主張が最後まで出ない |
| 要点① | 55 | 主な原因・背景(例:第一子が減った/リスクが人生前半に広がった) | 細かい数字や固有名詞まで入れて字数が足りなくなる |
| 要点② | 55 | 別の要因(例:晩婚化・住宅難/共通のスタートラインの崩れ) | 自分の意見が混ざる |
| 結び | 30 | 全体のまとめを1文(例:結婚・出産をためらわせる条件/配分の見直し) | 例を並べて、まとめがない |
設問2考察200字の部品
| 部品 | 字数の目安 | 書くこと | よくある失敗 |
|---|---|---|---|
| 結論(特徴・原因) | 40 | 設問にそのまま答える文(「2020年は〜が原因」「日本は高齢者に偏っている」) | 前置きが長く、結論が遅い |
| 理由①(図の読み取り) | 60 | 2つの年/日本と他国を比べて、変わったところ・違うところを1つ | 数字を並べるだけ/図に触れない |
| 理由②(問題文の根拠) | 45 | 問題文の言葉で理由を言う(所得不安・住宅難/退職後に集中する設計) | 一般論だけで、問題文と関係がない |
| 対策・まとめ | 45 | 原因につながる対策、または控えめなまとめ(「〜が有効だと考える」) | 言い切りすぎる(必ず解決する など) |


解答例 ── 要約と、切り口の異なる考察(TMPSの一例)
過去問集には「解答例省略」とあり解答例がないため、TMPSが作りました。模範解答ではなく一例です。要約は1本、設問2は切り口の異なる2本を並べます。どちらも「結論→図→問題文→対策(まとめ)」の骨格は同じです。 要確認
▶ 2/12 設問1(要約)の解答例
中国の出生数は、一人っ子政策が緩和され二人目が認められても増え続けず、減少に転じた。二人目を産む人は増えたが、一人目を産む人がそれ以上に減ったためである。背景には、出産期の女性人口の減少という構造的な要因と、高学歴化に伴う晩婚化・非婚化という価値観の変化がある。さらに、将来の所得への不安、住宅の高騰、教育費の上昇、保育所の不足といった社会的要因が、結婚や出産をためらわせている。
設計図の対応:主題(出生数は政策緩和後も増えず減少)→要点①(第二子は増えたが第一子がそれ以上に減った)→要点②(出産期の女性人口の減少、晩婚化・非婚化)→結び(所得不安・住宅・教育費・保育所の社会的要因)。
▶ 2/12 設問2:例A(2010年と2020年の差に注目する)
2010年は出生数がほぼ横ばいで、有配偶出生率の上昇が、婚姻率の低下と人口減少による押し下げを打ち消していた。2020年は有配偶出生率の要因もマイナスになり、出生数は大きく減った。つまり、結婚する人と出産期の女性が減る構造に、結婚した人の出生率の低下が重なったことが原因である。中国では住宅難や教育費が結婚を妨げていた。日本でも、若者への住宅や教育費の支援と、収入の安定が有効だと考える。
設計図の対応:結論(有配偶出生率の転換が原因)→理由①(2010年は+が打ち消し、2020年は3要因ともマイナス)→理由②(中国の住宅難・教育費)→対策(住宅・教育費の支援と収入の安定)。
▶ 2/12 設問2:例B(以前からある構造と、補いの喪失)
人口要因と婚姻率要因は2010年にも出生数を押し下げていたが、有配偶出生率の上昇がそれを補い、減少は表に出なかった。2020年はその補いが失われ、少子化が表面化した。つまり、結婚と出産が減る構造は以前からあったのである。問題文の中国と同様に、将来の所得不安や住宅・教育の負担が、若者を結婚から遠ざける。そのため、若者の雇用の安定と、住居・保育・教育費の支援が有効である。
設計図の対応:結論(補いが失われ、少子化が表面化)→理由①(人口・婚姻率の押し下げは2010年にもあった)→理由②(問題文の所得不安・住宅・教育の負担)→対策(雇用の安定、住居・保育・教育費の支援)。
| 見るポイント(2/12設問2) | A | B |
|---|---|---|
| 書き出し | 2010年と2020年の違い | 2010年にも押し下げがあった |
| 図の使い方 | 有配偶出生率の+→-への転換 | 人口・婚姻率の「以前からの構造」と補いの喪失 |
| 問題文の使い方 | 中国の住宅難・教育費 | 中国と同様の所得不安・住宅・教育の負担 |
| 対策 | 住宅・教育費の支援、収入の安定 | 雇用の安定、住居・保育・教育費の支援 |
▶ 2/13 設問1(要約)の解答例
「人生前半の社会保障」とは、教育を含む、子どもや若者世代への保障である。重要な背景は二つある。一つは、若者の失業率が高いように、生活上のリスクが人生前半にも広がったこと。もう一つは、経済格差が広がり、共通のスタートラインが崩れていることである。日本の社会保障は高齢者関係が七割程度で、教育への公的支出も少ない。世代間のお金の配分を、根本から問い直す必要がある。
設計図の対応:主題(人生前半の社会保障とは)→要点①(リスクが人生前半にも広がった)→要点②(格差でスタートラインが崩れた)→結び(高齢者関係が約七割・教育への公的支出が少ない、配分の見直し)。
▶ 2/13 設問2:例A(高度成長期の設計と家族負担)
日本は高齢者関係の支出が対GDP比でドイツやスウェーデンと同程度に大きい一方、人生前半の支出は3%台と、その半分以下で高齢者に偏っている。理由は、高度成長期に終身雇用を前提として、リスクは退職後に集中すると考え、年金や高齢者医療を整えてきたことにある。加えて、教育や住宅の費用は家族が負担するものとされ、若い世代への公的な支援が後回しにされてきたためだと考えられる。
設計図の対応:結論+理由①(高齢者関係は独・瑞と同程度、人生前半は半分以下)→理由②(終身雇用を前提に、リスクは退職後に集中すると考えた)→まとめ(教育・住宅の家族負担)。
▶ 2/13 設問2:例B(高齢化の進行と、その帰結)
日本は高齢者関係が対GDP比で約9%とドイツ並みに高い一方、人生前半は約3%と、欧州の主要国より低く、アメリカに近い。理由は、高齢化で年金や医療の支出が増えたこと、若い世代の生活や教育は家族や企業が支えるという前提が長く続き、公的支出が増えにくかったことである。この偏りは、若者の経済的困窮や少子化を招く恐れがあり、高齢者向けと人生前半向けの配分の見直しが必要である。
設計図の対応:結論+理由①(高齢者関係は約9%で独並み、人生前半は約3%で米に近い)→理由②(高齢化による年金・医療の増加、家族・企業が支える前提)→まとめ(困窮・少子化の恐れ、配分の見直し)。
| 見るポイント(2/13設問2) | A | B |
|---|---|---|
| 図の使い方 | 独・瑞と比べて「半分以下」 | 独と同程度の高齢者関係/米に近い人生前半 |
| 理由の中心 | 高度成長期の設計(リスクは退職後に集中) | 高齢化による支出の増加と、家族・企業が支える前提 |
| 最後の1文 | 教育・住宅の家族負担 | 困窮・少子化の恐れと配分の見直し |
| 共通点 | 図の位置を言い、問題文で理由を言う | 同左 |
この2題で使える知識の整理
200字では、知識を使うのは1つまでで十分です。用語を並べるより、問題文と図の事実を根拠にするほうが評価されやすいとTMPSは考えます。要確認
| 用語 | 意味 | 答案での使いどころ |
|---|---|---|
| 一人っ子政策 | 中国で1979年ごろから導入された人口抑制策。のちに二人っ子政策へ緩和された | 2/12の設問1(出生数が増えなかった背景) |
| 有配偶出生率要因 | 結婚している女性の出生率の変化が、出生数の増減に与えた分 | 2/12の設問2(2010年と2020年の差) |
| 婚姻率要因 | 15〜49歳の女性の婚姻率の変化が、出生数に与えた分 | 2/12の設問2(結婚が減る影響) |
| 人口要因 | 15〜49歳の女性の人口増減が、出生数に与えた分 | 2/12の設問2(出産期の女性の減少) |
| 人生前半の社会保障 | 子ども・若者・現役世代向けの保障(教育・子育て支援・雇用・住宅など) | 2/13の設問1・設問2 |
| 共通のスタートライン | 生まれた家庭の状況に左右されず、誰もが出発点をそろえられること | 2/13の設問1の要点② |
制度の細かい名称や年次、統計の数字には踏み込まず、問題文と図に書かれている事実を中心に使うと安全です。図の数値は、本番では読み取れる範囲の「大きい・小さい」「増えた・減った」で十分です。 要確認

自己診断:手が止まった人への処方箋
🩺【自己診断】小論文で手が止まった人への処方箋
- 要約が200字を超える具体例・年号・数字を先に削る。骨格(図Dの主題と結び)は残し、要点を2つに絞る
- 要約に自分の意見が混ざる「〜と考える」「〜べきだ」を使わない。「〜と述べている」の型で書く
- 図を写すだけになる数字ではなく「何と何を比べて、何が違うか」を1文で言う(2010年と2020年/日本と独・瑞)
- 対策が飛躍する図から言った原因と、対策をつなぐ。原因→対策の順で、「原因が結婚の減少なら、結婚を妨げる条件への支援」と対応させる
- 言い切りすぎる最後の1文に「〜が有効だと考える」「見直しが必要」と控えめな表現を使う
金沢医科大2024型 そっくり類題
(要約200字+考察200字・解答例つき)
2024年度の本番と同じ形式(課題文と図、設問1:要約200字以内、設問2:図をふまえた考察と対策200字以内、60分)で、題材を変えたTMPSオリジナル問題です。要約の骨格と「図から特徴を言い、問題文で対策を導く」型を確かめられます。入試問題ではありません。
印刷して本番と同じように60分で書けます(問題用紙と、200字の原稿用紙2枚)。解答・解説はこのページの下に掲載しています。
※ 金沢医科大学の入試問題ではありません。本文・設問・人物・団体(架空)はすべてTMPS医学館が作成したオリジナルで、出典のある引用ではありません。
(本文・調査結果は架空の内容についてのTMPSオリジナルです)
多くの先進国で、「理想とする子どもの数」よりも、「実際に持つつもりの子どもの数」のほうが少ない人が増えている。希望する人数を持てない理由は、お金の問題だけでなく、時間や住まいの条件など、さまざまである。
架空のC市は、3年前に、子育て世帯への家賃補助を始めた。補助を受けた世帯では、第二子を持つ割合が高くなった。しかし、保育所の待機児童が減らない地区では、同じ補助をしても、その効果は小さかった。
図は、架空のC市で、理想の子どもの数を持てないと答えた人に、その理由(複数回答)をたずねた結果である。
設問1 問題文を200字以内で要約しなさい。
設問2 図から読み取れる、希望する数の子どもを持てない理由の特徴をふまえ、問題文を参考に、有効と思われる対策を200字以内で述べなさい。
※ 解答は各200字以内(句読点・かっこも1字、段落の最初は1マスあける)。60分で書いてから、下の解答例を見てください。
▶ 類題の解答例と解説を見る
類題の解答例と解説
多くの先進国で、理想の子どもの数より、実際に持つつもりの数が少ない人が多く、背景にはお金の問題だけでなく、時間や住まいなどの条件がある。架空のC市は3年前に家賃補助を始め、補助を受けた子育て世帯では第二子を持つ割合が高まった。しかし、保育所の待機児童が減らない地区では、同じ補助でも効果は小さかった。支援は、一つだけでは効きにくく、複数の条件を整える必要がある。
TMPSの一例です(模範解答ではありません)。
図では、経済的な負担が5割を超えて最も多く、仕事との両立、住居の狭さ、保育所の不足が続く。希望の数を持てない背景には、お金だけでなく、時間と場所の制約が重なっている。問題文のC市で、待機児童の多い地区では家賃補助の効果が小さかったように、支援は単独では効きにくい。そのため、家賃補助に加えて、保育所の整備と柔軟な働き方を組み合わせて進めることが有効であると考える。
TMPSの一例です(模範解答ではありません)。
| 設計図の部品 | この解答例では |
|---|---|
| 要約:主題 | 理想の数より、持つつもりの数が少ない人が多い |
| 要約:要点① | 背景はお金だけでなく、時間や住まいの条件 |
| 要約:要点② | C市の家賃補助は第二子を増やしたが、待機児童の多い地区では効果が小さい |
| 要約:結び | 支援は一つだけでは効きにくく、複数の条件を整える必要がある |
| 考察:結論+理由①(図) | 経済的な負担が5割を超えて最多。仕事との両立、住居、保育所が続く(お金だけでなく時間と場所の制約) |
| 考察:理由②(問題文) | 待機児童の多い地区で家賃補助の効果が小さかったように、支援は単独では効きにくい |
| 考察:対策 | 家賃補助に加えて、保育所の整備と柔軟な働き方を組み合わせる |
| 考察:まとめ | 「有効であると考える」と控えめに結ぶ |
題材は変わっても、「要約は骨格→要点、考察は結論→図→問題文→対策」の型は本番と同じです。「原因を図から言い、問題文で対策につなぐ」という軸も、2/12と共通しています。
※ 類題は、本番の形式は残しつつ、題材(子どもの数の希望)・設定・数値をすべて変えています。解答例は字数をスクリプトで数え、200字以内(段落頭の空きを含めて)であることを確認しています。
30秒 得点診断
本番の過去問、またはそっくり類題を60分で書いた結果を選んでください。次にやるべきことを表示します。
保護者の方へ:金沢医科大の小論文で知っておきたい3つのこと
よくある質問
Q. 金沢医科大学 医学部の小論文2024年度は、何をどのくらい書きますか?
2024年度前期は、2月12日分と2月13日分のどちらも、課題文(と図)を読んで、設問1「200字以内で要約」、設問2「200字以内で述べる(考察)」の2問構成でした。試験時間はどちらも60分です。2/12は中国の少子化(出生数変化の要因分解グラフつき)、2/13は「人生前半の社会保障」(各国の社会保障支出の図つき)が題材でした。どちらも過去問集に解答例の掲載はありません。
Q. 問題文が載っていなくても、どんな問題か分かりますか?
分かります。著作権に配慮して問題本文・図は掲載していませんが、「どういう問題か」で、設問・条件(字数・時間)・材料の論点をTMPSの言葉で説明しています。
Q. 解答例は模範解答ですか?
いいえ。TMPSが作った「一例」です。小論文に唯一の正解はなく、設問2は切り口の異なる2本を並べて、どちらも成り立つことを示しています。大学の採点基準は公開されていないため、ページ内の「採点の見立て」もTMPSの考えです。
Q. そっくり類題セットとは何ですか?
2024年度と同じ形式(課題文と図、設問1:要約200字以内、設問2:図をふまえた考察と対策200字以内、60分)で、題材を変えたTMPSオリジナルの問題です。問題と原稿用紙のPDF(2ページ)を無料で配布し、解答例と解説はこのページに載せています。
Q. 解説に誤りを見つけたらどうすればいいですか?
公式LINEからお知らせください。確認のうえ修正し、更新日を記載します。
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受験生・指導者の皆様からのご指摘を真摯に受け止め、最も信頼できる過去問解説・類題ライブラリーとして随時アップデートいたします。
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