現場戦略
試験会場でのリアルな立ち回り(大問2)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標6分。(1)〜(3)を3分で埋め、(4)の理由記述を3分でまとめて見直し時間を確保する。
⚠️ 最大の罠・警戒ライン(2)の e(見かけの光合成速度) と g(光合成速度=真の光合成速度) を逆に書かないこと!縦軸 $0$ からの高さが $e$、呼吸量 $f$ を足した全体の高さが $g$。
💡 初手の思考トリガー(4)は問題文に「(2)で解答したc〜gの中から必要な用語を1つ選び、それを用いて」とあるため、「光補償点」(cの答え)という語句そのものを入れて書く!
STEP 1 (1) 森林土壌の断面順序(地表 → 深部)
森林の地表にはまず落ち葉や枝が堆積した④ 落葉層があり、そのすぐ下に土壌動物や微生物によって有機物が分解されてできた黒っぽい③ 腐植土層がある。さらに深いところには母岩が砕けてできた② 風化した岩石の層があり、最も深い部分に① 岩石(母岩)の層がある。したがって地表から深部へ向かう順は ④ → ③ → ② → ①。
STEP 2 (2) 光-光合成曲線の c〜g が示すもの
・c(光補償点):光合成による $\mathrm{CO_2}$ 吸収速度と呼吸による $\mathrm{CO_2}$ 放出速度が等しくなり、見かけの $\mathrm{CO_2}$ 吸収速度が $0$ になる光の強さ。
・d(光飽和点):これ以上光を強くしても光合成速度が増加しなくなる最小の光の強さ。
・e(見かけの光合成速度):縦軸の $0$ から曲線までの高さ(外部から実際に吸収する $\mathrm{CO_2}$ 速度)。
・f(呼吸速度):光の強さ $0$(暗黒下)での $\mathrm{CO_2}$ 放出速度。
・g(光合成速度[真の光合成速度]):見かけの光合成速度 $e$ に呼吸速度 $f$ を足し合わせた全体の高さ($g=e+f$)。
STEP 1 (3) アラカシの幼木・アカマツと A(陽生)・B(陰生)の対応
・図1において、強い光のもとでの光合成速度や光飽和点、呼吸速度、光補償点がすべて大きい[A]植物は陽生植物(A:陽生)、弱い光でも呼吸速度や光補償点が低く効率よく有機物を蓄積できる[B]植物は陰生植物(B:陰生)である。
・日本の里山において、日当たりのよい高木層を占めるアカマツは陽生植物(A植物)であり、薄暗い林床でも成長できるアラカシの幼木は陰生植物(B植物)である。
STEP 2 (4) 林床にアカマツの幼木がみられない理由(解答例)
植物が成長・生存するためには、光の強さがその植物の光補償点(c)を上回り、光合成による有機物生産量が呼吸による消費量を上回る(見かけの光合成速度が正になる)必要がある。
高木層やアズマネザサによって光が遮られた暗い林床では、光の強さが陽生植物であるアカマツの光補償点よりも弱いため、アカマツの芽生え(幼木)は有機物を蓄積できず生育できない(一方、光補償点の低い陰生植物であるアラカシの幼木は林床でも生育できる)。
🎯 大問2 (3) の答え(要確認)・(4) の解答例
アラカシの幼木: B植物アカマツ: A植物A: 陽生B: 陰生
(4)【解答例】林床はアカマツの光補償点より光が弱く芽生えが生育できないから
TMPSコーチング診断
🩺【自己診断】大問2で手が止まった人への処方箋
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eとgを逆にした
「真の光合成速度(g)=見かけの光合成速度(e)+呼吸速度(f)」の図上確認。グラフの縦軸 $0$ の線から上に出ている部分が「外から見えている吸収量=見かけ(e)」、一番下の暗黒時の放出レベルから測った全体の高さが「実際に葉緑体が行っている光合成速度(g)」です。
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陽樹・陰樹の具体例
代表的な陽樹(アカマツ・クロマツ・ススキ・シラカンバ・ケヤキ)と陰樹(アラカシ・シイ・タブノキ・ブナ・ミズナラ)は、バイオームや植生遷移とセットで即答できるように整理しておきましょう。