TMPS生物道場 金沢医科大(AO・推薦)生物 2025(令和8年度)
令和8年度(2025年秋実施)基礎学力テスト 総合型選抜(AO)・学校推薦型選抜 全2大問(脳と自律神経/植生と光合成)

金沢医科大学 医学部(AO・推薦)生物
2025年実施(令和8年度)解答・解説

問題文は掲載できませんが、
解説を読むだけでどんな問題かもわかる!

各設問を「どういう問題か」から説明し、自作の図解(ヒトの脳の断面模式図・光-光合成曲線・里山の植生階層図)と短文論述の採点基準まで丁寧に解説。

Sora先生
解説:Sora先生(TMPS医学館) / 更新:2026.10.21 / 読了 約18分

📌 このページの使い方

  1. 問題用紙をお持ちの方:基礎学力テスト本番を想定して目標15分で解き、答え一覧で採点してから解説へ
  2. お持ちでない方:各小問の「どういう問題か」と自作図解を読めば、問題の中身がそのまま分かります
  3. 復習と定着:解説の思考プロセスや立ち回りマップをインプットした上で、目標15分を意識して解き直し、初見時と同じスピードで再現できるか確かめる

※ 著作権に配慮し、入試問題の本文・元の図は掲載していません。問題の設定や問われている内容は、TMPSの言葉と自作図解で説明しています。設問番号(大問1(1)〜(5)、大問2(1)〜(4))および記号(ア〜ク、A〜E、①〜④、c〜g)は、本番の解答用紙との対応を示すためのものです。また、知識問題・図の読み取りには「要確認」、記述論述問題には「解答例」と明記しています。

⚠️ 問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。(迅速に確認・更新いたします)

LINEで誤りを連絡
SUMMARY

3分で分かる 金沢医科大(AO・推薦)基礎学力テストの生物

Yuiちゃん
Yuiちゃん
生物基礎の基本問題が多くて取りやすそうですけど、脳の断面図で「間脳・中脳・延髄」の場所を迷ったり、光合成曲線で「見かけの光合成速度」と「光合成速度」を逆に書いたりしそうでドキドキします…。
Sora先生
Sora先生
まさにそこが合否の分かれ目だよ!生物選択者のライバルはみんな9割〜満点を狙ってくるから、1つの用語ミスや記述のピントずれが命取りになるんだ。でも大丈夫、「脳の断面図の上から順(間脳B→中脳C→延髄D)」「光合成曲線の矢印の始点(縦軸0から=見かけ $e$、一番下の呼吸レベルから=真の光合成 $g$)」を図で押さえれば15分で確実に満点が狙えるよ!
STRATEGY MAP

基礎学力テスト80分の中の「生物15分」立ち回りマップ

時間はTMPSの目安です(4科目80分のうち、英語15分・数学25分・理科2科目35分・見直し5分、生物1科目を15分で解き切って5分貯金を作る想定)。

🧭 おすすめの解く順番(計15分:4科目の最初に生物を解くのも有効!)
大問1 (1)〜(4)(3分)→ 大問1 (5) 記述(4分)→ 大問2 (1)〜(3)(3分)→ 大問2 (4) 記述(3分)→ 記号(A〜E、①〜④)・指定用語(光補償点)の見直し(2分)
基礎学力テストの開始直後に、まず生物を15分で片づけて手堅く得点を確保してから数学・もう1科目の理科へ進むと、試験全体のメンタルが圧倒的に安定します。
ANSWERS

本番の答え一覧(採点用)

表記は大学公表の解答用紙(解答例)に対応しています。知識・図の読み取りは「要確認」、記述は「解答例」と明記しています。先に解いてから開いてください。

大問 1 の答え((1)〜(5):脳の構造と機能・要確認/解答例)

(1) ア〜エの領域記号(A〜E)と名称 / (2) オの名称 / (3) 下線部の名称(要確認)

(1) ア: B,間脳 (1) イ: D,延髄 (1) ウ: E,小脳 (1) エ: A,大脳 (2) オ: 脳幹 (3) 視床下部

(4) 体温低下時の調節:カ〜ク(キ・クは順不同・要確認)

(4) カ: 交感神経 (4) キ: 血管 (4) ク: 立毛筋

(5) 植物状態と脳死の比較説明(解答例)

【解答例】脳死は全ての脳の機能が停止するが、植物状態では脳幹の機能は維持されている。
大問 2 の答え((1)〜(4):植生と光-光合成曲線・要確認/解答例)

(1) 土壌断面(地表から深部へ向かう順) / (2) 図1のc〜gが示すもの(要確認)

(1) 地表 ④ → ③ → ② → ① (2) c: 光補償点 (2) d: 光飽和点 (2) e: 見かけの光合成速度 (2) f: 呼吸速度 (2) g: 光合成速度

(3) アラカシの幼木・アカマツの曲線とA・Bの語句(要確認)

アラカシの幼木: B植物 アカマツ: A植物 A: 陽生 B: 陰生

(4) 林床にアカマツの幼木がみられない理由(c〜gから「光補償点」を使用・解答例)

【解答例】林床はアカマツの光補償点より光が弱く芽生えが生育できないから

※ 全問とも大学公表の解答用紙(解答例)と照合済みです。知識問題・図の読み取り・論述は機械で確かめられない部分を含むため、ルールに従いページ内に「要確認」「解答例」と明記したうえで生物学的根拠を解説しています。

採点したら → 30秒の得点診断へ
PART 1 / 目標:完答(7分)

大問1 ヒトの脳の構造と機能・体温調節・脳死と植物状態 ── 医学の基礎となる中枢神経系の完全整理

ヒトの脳の矢状断面図(A〜E)と各領域の働き、視床下部と交感神経による寒冷時の体温調節、および「脳死」と「植物状態」の脳機能の違い。

現場戦略 試験会場でのリアルな立ち回り(大問1)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標7分。(1)〜(4)の語句・記号を3分で即決し、(5)の1行論述を4分で丁寧に書き切る。
⚠️ 損切り・警戒ライン(1)は「図のA〜Eの記号」と「名称」の両方を答える指定!片方だけ書いて失点しないよう解答欄をよく確認する。
💡 初手の思考トリガー脳の断面図の中央〜下部は、上から順に「B=間脳 → C=中脳 →(橋)→ D=延髄」、後ろ側のカリフラワー状の塊が「E=小脳」!

(1)(2)(3)脳の各領域(A〜E)の識別と脳幹・視床下部 要確認(知識・図の読み取り)

📝 どういう問題か?

ヒトの脳の断面模式図(領域A〜E)と説明文を対応させ、各領域の記号・名称、生命維持に関わる領域の総称、および自律神経系・内分泌系の中枢部位の名称を答える問題(要確認)。

  • 説明文の要点: [ア]は、自律神経系と内分泌系の中枢として体温や血糖濃度などを調節する部位(=下線部)を含む。 [イ]は、呼吸や心臓の拍動を調節している。 [ウ]は、体の平衡を保ち、運動を調節する中枢である。 [エ]は、記憶や思考などの高度な精神活動の中枢である。 また、[ア]や[イ]など、生命を維持するために重要な働きをもつ領域をまとめて[オ]とよぶ。
  • (1):[ア]〜[エ]に当てはまる領域を図のA〜Eから選び記号で答え、それぞれの名称も答える。
  • (2):[オ]に当てはまる名称を答える。
  • (3):下線部(「自律神経系と内分泌系の中枢として体温や血糖濃度などを調節する部位」)の名称を答える。
【図1】大問1:ヒトの脳の断面模式図(A〜E)と各中枢の働き・脳死/植物状態の比較(TMPS作成) ① 脳の断面領域(A〜E)の位置関係 A:大脳([エ]) B:間脳([ア]) C:中脳 D:延髄([イ]) E:小脳([ウ]) ② 領域別の中枢機能と[オ]脳幹・設問(5)の対比 ・[エ]= A(大脳):記憶・思考など高度な精神活動 ・[ウ]= E(小脳):体の平衡保持・運動の調節 ・[ア]= B(間脳):視床下部(自律神経・内分泌中枢)を含む ・[イ]= D(延髄):呼吸運動・心臓の拍動の調節 ★[オ]= 脳幹(間脳・中脳・橋・延髄:生命維持の中枢) ※寒冷時:視床下部 ➔ (カ)交感神経 ➔ 皮膚の(キ)血管・(ク)立毛筋が収縮 ★設問(5) 脳死と植物状態の決定的な違い: ・脳死=全ての脳の機能が停止 ⇔ 植物状態=脳幹の機能は維持!
(TMPS作成)ヒトの脳の断面模式図(A〜E)と設問(1)〜(5)の要点整理
Yuiちゃん
Yuiちゃん
図のB・C・Dが並んでいるところを見ると、どれが間脳でどれが延髄か迷いそうです。どう見分ければ確実ですか?
Sora先生
Sora先生
大脳(A)のすぐ内側に包まれるようにある一番上がB:間脳、そのすぐ下がC:中脳、そして小脳(E)の前側で脊髄へとつながる一番下がD:延髄だよ!特に医学部入試では、「間脳の視床下部=自律神経と内分泌(体温・血糖・浸透圧)の最高中枢」「延髄=呼吸と心拍動の中枢」の2つは超頻出だからセットで完璧にしておこう!
STEP 1 (1) ア〜エの記号(A〜E)と名称の特定

・[ア]:自律神経系と内分泌系の中枢として体温や血糖濃度などを調節する部位(視床下部)を含むのは、図のB(間脳)。

・[イ]:呼吸運動や心臓の拍動を調節しているのは、図のD(延髄)。

・[ウ]:体の平衡を保ち、運動を調節する中枢は、図の後方にあるE(小脳)。

・[エ]:記憶や思考などの高度な精神活動の中枢は、脳全体の大部分を占めるA(大脳)。

STEP 2 (2) 生命維持に重要な領域の総称[オ]と (3) 下線部の名称

・(2)[オ]:間脳(視床下部)・中脳・橋・延髄など、生命を維持するために重要な働きをもつ領域をまとめて脳幹とよぶ(広義の脳幹には間脳を含め、狭義では中脳・橋・延髄を指すが、問題文に「[ア]や[イ]など、生命を維持するために重要な働きをもつ領域をまとめて[オ]とよぶ」と明記されているため脳幹と確定する)。

・(3) 下線部:間脳にあり、自律神経系と内分泌系の中枢として体温や血糖濃度、体液の浸透圧などを調節する部位は視床下部である。

🎯 大問1 (1)・(2)・(3) の答え(要確認)
(1) ア: B,間脳(1) イ: D,延髄(1) ウ: E,小脳(1) エ: A,大脳(2) オ: 脳幹(3) 視床下部

(4)(5)寒冷時の体温調節(カ〜ク)と「植物状態と脳死の比較」 要確認 解答例

📝 どういう問題か?

(4) 視床下部が体温低下を感知したときの放熱抑制のしくみ(カ〜ク)と、(5) 植物状態とはどのような状態かを脳の機能に着目して脳死と比較して説明する記述問題。

  • (4):「この部位(視床下部)は、体温の低下を感知すると、[カ]の働きを通して皮膚の[キ]と[ク]を収縮させ、皮膚から熱を奪われにくくする。」([キ]と[ク]の順序は問わない)。
  • (5):植物状態とはどのような状態か、脳の機能に着目し、脳死と比較して説明する(記述・解答例)。
STEP 1 (4) 寒冷時の放熱抑制メカニズム(カ・キ・ク)

間脳の視床下部が体温の低下(寒冷刺激)を感知すると、自律神経のうち交感神経(カ)の働きが高まる。交感神経の興奮によって、皮膚の血管(キ)が収縮して体表を流れる血液量が減り、同時に立毛筋(ク)が収縮(鳥肌が立つ反応)することで、体表からの放熱が抑えられ、皮膚から熱を奪われにくくなる(キとクは順不同)。

STEP 2 (5) 植物状態と脳死の比較論述(解答例)

医学・医療の基本知識として、「脳死」と「植物状態(遷延性意識障害)」は次の点で明確に区別される。

・脳死:大脳・小脳だけでなく、生命維持の中枢である脳幹を含めた全ての脳の機能が不可逆的に停止した状態(自発呼吸も消失する)。

・植物状態:大脳の高度な精神活動(意識・思考など)は失われているが、脳幹の機能は維持されている状態(そのため自力での呼吸や心拍調節などが保たれていることが多い)。

解答欄のスペースに合わせ、この2つの対比を端的に1文でまとめる。

🎯 大問1 (4) の答え(要確認)・(5) の解答例
(4) カ: 交感神経(4) キ: 血管(4) ク: 立毛筋(※キとクは順不同)
(5)【解答例】脳死は全ての脳の機能が停止するが、植物状態では脳幹の機能は維持されている。
⚠️ 大問1の罠:(4)で「寒さに対する反応だから心拍数を上げる心臓や骨格筋かな?」と迷う人がいますが、問題文の後ろに「皮膚の[キ]と[ク]を収縮させ、皮膚から熱を奪われにくくする(=放熱量の減少)」と条件が絞られています。「皮膚にあって収縮することで放熱を防ぐ2つ」は皮膚の血管と立毛筋です!また、(5)の論述では必ず設問(2)で登場したキーワード「脳幹」を入れて比較しましょう。
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】大問1で手が止まった人への処方箋

  • (1)の記号と名称 C(中脳)とD(延髄)の取り違えに注意。脳幹は上から「間脳(B)→中脳(C)→橋→延髄(D)」の順に並び、呼吸・心拍の中枢は一番下で脊髄に続く延髄(D)です。
  • (5)の記述が曖昧 医学部推薦では面接・小論文でも「脳死と植物状態の違い」が頻出です。「脳死=全脳(大脳・小脳・脳幹)の機能停止」「植物状態=大脳は機能停止(障害)だが脳幹の機能は維持」を即答できるようにしておきましょう。
PART 2 / 目標:完答(6分)

大問2 森林土壌の層構造・光-光合成曲線・里山の植生 ── 陽生植物と陰生植物のグラフ読解

森林土壌の断面構造(①〜④)、陽生植物(A)と陰生植物(B)の光-光合成曲線(c〜g)、里山におけるアカマツとアラカシの幼木の生育特性と光補償点。

現場戦略 試験会場でのリアルな立ち回り(大問2)
⏱ 目標時間 & 死守ライン目標6分。(1)〜(3)を3分で埋め、(4)の理由記述を3分でまとめて見直し時間を確保する。
⚠️ 最大の罠・警戒ライン(2)の e(見かけの光合成速度) と g(光合成速度=真の光合成速度) を逆に書かないこと!縦軸 $0$ からの高さが $e$、呼吸量 $f$ を足した全体の高さが $g$。
💡 初手の思考トリガー(4)は問題文に「(2)で解答したc〜gの中から必要な用語を1つ選び、それを用いて」とあるため、「光補償点」(cの答え)という語句そのものを入れて書く!

(1)(2)森林土壌の層構造(①〜④)と光-光合成曲線(c〜g) 要確認(知識・図の読み取り)

📝 どういう問題か?

(1) よく発達した森林土壌の断面①〜④を地表から深部に向かって観察される順に並べる問題と、(2) 光-光合成曲線(図1)の中の c〜g がそれぞれ[A]植物の何を示しているかを答える問題(要確認)。

  • (1) の選択肢:① 岩石(母岩)の層 / ② 風化した岩石の層 / ③ 腐植土層 / ④ 落葉層。これを地表から深部に向かって番号で並べる。
  • (2) 図1の構成:横軸に「光の強さ」、縦軸に「二酸化炭素吸収速度($0$ より上が吸収、$0$ より下が放出)」をとった[A]植物と[B]植物の光-光合成曲線。[A]植物の曲線について、次の5か所(c〜g)が何を示すか答える:
    ・c:曲線が横軸(二酸化炭素吸収速度 $=0$ の線)と交わる光の強さ。
    ・d:これ以上光を強くしても二酸化炭素吸収速度が増加しなくなる最小の光の強さ。
    ・e:光飽和時における、横軸(吸収速度 $=0$)から曲線までの縦幅。
    ・f:光の強さが $0$ のときの二酸化炭素放出速度(横軸から曲線の切片までの下向きの縦幅)。
    ・g:e と f を合わせた全体の縦幅($e+f$)。
【図2】大問2:光-光合成曲線の読み取り(c〜g)と里山(アカマツ・アラカシ)の階層構造(TMPS作成) ① 光-光合成曲線(A植物=陽生植物、B植物=陰生植物) 0 CO₂吸収↑ CO₂放出↓ 光の強さ ➔ A植物(陽生:アカマツ) B植物(陰生:アラカシ) c:光補償点 d:光飽和点 e:見かけ f:呼吸速度 g:光合成 ② 土壌断面(1)と里山の林床(3)(4) ★(1) 土壌の層構造(地表 ➔ 深部): ④落葉層 ➔ ③腐植土層 ➔ ②風化岩石 ➔ ①母岩 (上から順に分解が進み、最深部が母岩①!) ★(3)(4) 里山の高木層と暗い林床: ・高木層:アカマツ = A植物(陽生植物) ・林床で成長:アラカシ幼木 = B植物(陰生植物) ➔ 暗い林床はアカマツの「光補償点(c)」より光が   弱いため、アカマツの芽生えは生育できない!
(TMPS作成)左:光-光合成曲線におけるc〜gの意味 / 右:土壌断面と里山の植生遷移
STEP 1 (1) 森林土壌の断面順序(地表 → 深部)

森林の地表にはまず落ち葉や枝が堆積した④ 落葉層があり、そのすぐ下に土壌動物や微生物によって有機物が分解されてできた黒っぽい③ 腐植土層がある。さらに深いところには母岩が砕けてできた② 風化した岩石の層があり、最も深い部分に① 岩石(母岩)の層がある。したがって地表から深部へ向かう順は ④ → ③ → ② → ①。

STEP 2 (2) 光-光合成曲線の c〜g が示すもの

・c(光補償点):光合成による $\mathrm{CO_2}$ 吸収速度と呼吸による $\mathrm{CO_2}$ 放出速度が等しくなり、見かけの $\mathrm{CO_2}$ 吸収速度が $0$ になる光の強さ。

・d(光飽和点):これ以上光を強くしても光合成速度が増加しなくなる最小の光の強さ。

・e(見かけの光合成速度):縦軸の $0$ から曲線までの高さ(外部から実際に吸収する $\mathrm{CO_2}$ 速度)。

・f(呼吸速度):光の強さ $0$(暗黒下)での $\mathrm{CO_2}$ 放出速度。

・g(光合成速度[真の光合成速度]):見かけの光合成速度 $e$ に呼吸速度 $f$ を足し合わせた全体の高さ($g=e+f$)。

🎯 大問2 (1)・(2) の答え(要確認)
(1) 地表 ④ → ③ → ② → ① (2) c: 光補償点(2) d: 光飽和点(2) e: 見かけの光合成速度(2) f: 呼吸速度(2) g: 光合成速度

(3)(4)里山の陽生植物・陰生植物と林床でアカマツが育たない理由 要確認 解答例

📝 どういう問題か?

(3) 里山の模式図(図2:高木層はアカマツ、林床ではアラカシの幼木が成長)と図1の曲線A・Bを対応させる問題と、(4) 林床にアカマツの幼木がみられない理由を(2)で答えた c〜g の用語を1つ用いて簡潔に説明する問題。

  • (3):アラカシの幼木とアカマツの光-光合成曲線はそれぞれ図1の[A]植物・[B]植物のどちらかを選び、さらに[A]と[B]に当てはまる語(陽生・陰生)を答える。
  • (4):図2の林床にアカマツの幼木がみられないのはなぜか。(2)で解答した c〜g の中から必要な用語を1つ選び、それを用いて簡潔に説明する(記述・解答例)。
Yuiちゃん
Yuiちゃん
(3)で「アラカシの幼木」と「アカマツ」の順番が、A・Bの順番と逆になっていて引っかかりそうです!
Sora先生
Sora先生
よく気づいたね!設問文でも解答用紙でも、最初は「アラカシの幼木」が先、「アカマツ」が後に並んでいるんだ。高木層をつくるアカマツは強い光のもとで盛んに光合成する陽生植物(A植物)、暗い林床でも育つアラカシ(常緑広葉樹の陰樹)は光補償点が低い陰生植物(B植物)だから、アラカシの幼木=B植物、アカマツ=A植物と落ち着いて対応させよう!
STEP 1 (3) アラカシの幼木・アカマツと A(陽生)・B(陰生)の対応

・図1において、強い光のもとでの光合成速度や光飽和点、呼吸速度、光補償点がすべて大きい[A]植物は陽生植物(A:陽生)、弱い光でも呼吸速度や光補償点が低く効率よく有機物を蓄積できる[B]植物は陰生植物(B:陰生)である。

・日本の里山において、日当たりのよい高木層を占めるアカマツは陽生植物(A植物)であり、薄暗い林床でも成長できるアラカシの幼木は陰生植物(B植物)である。

STEP 2 (4) 林床にアカマツの幼木がみられない理由(解答例)

植物が成長・生存するためには、光の強さがその植物の光補償点(c)を上回り、光合成による有機物生産量が呼吸による消費量を上回る(見かけの光合成速度が正になる)必要がある。

高木層やアズマネザサによって光が遮られた暗い林床では、光の強さが陽生植物であるアカマツの光補償点よりも弱いため、アカマツの芽生え(幼木)は有機物を蓄積できず生育できない(一方、光補償点の低い陰生植物であるアラカシの幼木は林床でも生育できる)。

🎯 大問2 (3) の答え(要確認)・(4) の解答例
アラカシの幼木: B植物アカマツ: A植物A: 陽生B: 陰生
(4)【解答例】林床はアカマツの光補償点より光が弱く芽生えが生育できないから
⚠️ 大問2の罠:(4)の記述で、誤って「光飽和点(d)」を使ってしまったり、「cより光が弱いから」と記号 c だけ書いて用語名(光補償点)を書かないミスに注意しましょう。設問文の「(2)で解答したc〜gの中から必要な用語を1つ選び」という指示は、c〜gに対する(2)の解答語句そのもの(=光補償点)を使って記述せよという意味です。

推薦入試の80分時間配分や理科2科目の記述添削、プロと一緒に仕上げませんか?無料相談で診断します。

LINEで無料学習相談を予約
TMPSコーチング診断

🩺【自己診断】大問2で手が止まった人への処方箋

  • eとgを逆にした 「真の光合成速度(g)=見かけの光合成速度(e)+呼吸速度(f)」の図上確認。グラフの縦軸 $0$ の線から上に出ている部分が「外から見えている吸収量=見かけ(e)」、一番下の暗黒時の放出レベルから測った全体の高さが「実際に葉緑体が行っている光合成速度(g)」です。
  • 陽樹・陰樹の具体例 代表的な陽樹(アカマツ・クロマツ・ススキ・シラカンバ・ケヤキ)と陰樹(アラカシ・シイ・タブノキ・ブナ・ミズナラ)は、バイオームや植生遷移とセットで即答できるように整理しておきましょう。
CHECK

30秒 得点診断

本番の過去問を15分で解いた結果を選んでください。次にやるべきことを表示します。

大問1 (1)〜(4)(脳の領域A〜E・脳幹・視床下部・体温調節)
大問2 (1)〜(3)(土壌断面・光-光合成曲線c〜g・陽生と陰生)
短文論述2題(大問1(5) 脳死と植物状態 / 大問2(4) 光補償点と林床)
あなたの到達度(3パートを同じ重みとした目安)
100%

金沢医科大学の基礎学力テスト生物で満点を狙える素晴らしい到達度です!本番でも15分以内で生物を完答し、数学やもう1科目の理科に時間の余裕を作れるよう、過去問でもう一度タイムアタックしておきましょう。

この結果をLINEで送って、個別アドバイスをもらう
FOR PARENTS

保護者の方へ:金沢医科大(AO・推薦)の生物で知っておきたい3つのこと

① 生物は「時間を貯金する」戦略科目
4科目80分の基礎学力テストにおいて、計算量の多い数学や物理・化学に時間を回すため、生物を15分で正確に解き切るスピードが合否を大きく左右します。
② 医療テーマ(脳死・自律神経)が直結
大問1の「脳の構造・視床下部・脳死と植物状態」のように、医学部入学後や2次試験の小論文・面接(MMI)に直結する医学基礎知識が毎年重視されます。
③ 短文論述はキーワードの網羅が鍵
1行〜2行の短い記述問題では、「脳幹」「光補償点」といった採点基準の核となる用語を外さずに書く練習を第三者の添削で仕上げるのが最短ルートです。
FAQ

よくある質問

Q. 基礎学力テストでは、生物に何分かけるべきですか?

英語・数学・理科2科目の計4科目で80分のため、生物(全2大問)は目標15分(大問1に7分、大問2に6分、見直し2分)で解き切り、数学やもう1科目の理科に時間を残す配分が理想です。

Q. 問題文が載っていなくても、どんな問題か分かりますか?

分かります。著作権に配慮して問題本文・元の図は掲載していませんが、各設問の最初に「どういう問題か」として、設定・何を求めるか・答え方をTMPSの言葉と自作図解で説明しています。

Q. 大問1(5)と大問2(4)の記述問題で減点されないコツは何ですか?

大問1(5)では「脳死=全ての脳の機能が停止」「植物状態=脳幹の機能は維持」という対比を明記すること、大問2(4)では設問(2)で答えた「光補償点」という用語をそのまま使って「林床はアカマツの光補償点より光が弱く芽生えが生育できないから」と書くことです。

Q. 解説に誤りを見つけたら?

公式LINE(https://lin.ee/rySzcDh)からお知らせください。確認のうえ修正し、更新日を記載します。

安心安全・継続更新システム

問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。

受験生・指導者の皆様からのご指摘を真摯に受け止め、最も信頼できる過去問解説・類題ライブラリーとして随時アップデートいたします。

LINEで誤りを報告・相談する

一緒に金沢医科大学を目指す友達にシェア 📣

🔥 次に読むならこちら

毎月先着3名・無料

金沢医科大学の生物を、
あなたの答案で攻略する

「80分4科目のどこで時間を失ったか」「短文論述のどこを直せば満点になるか」を、Sora先生があなたの答案から直接診断します。